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iPhoneを新しいiOSにしたら、「不具合が出てしまった」「前の方が使いやすかった」ということはありませんか?
戻せるものなら前のiOSに戻したいですよね。
この記事では、iOSのダウングレードについて、方法やメリット・デメリットをご紹介します。
トップ画像引用元:Apple(日本)
- ダウングレードとは以前のヴァージョンに戻すこと
- ヴァージョンや端末によってはダウングレード不可能
- ダウングレードは自己責任で
- まずはAppleに連絡
ダウングレードとは
画像引用元:iOS 14 – Apple
ダウングレードとは、OSやソフトウェアのヴァージョンを以前のものに戻すことを指します。
つまり、iOSのダウングレードとは、新しいiOS15から古いiOS14などに戻すということです。
せっかく新しいOSにしたのに、わざわざ古いものに戻すダウングレードのメリットは何なのでしょうか。
また、デメリットや注意点はあるのでしょうか?確認していきましょう。
ダウングレードのメリット
基本的に、古いOSよりも新しいOSの方が便利に使いやすく改善されているものです。
しかし、新しいOSというのは開発されて間もないため、不具合が起きることもあります。
そのため、不具合のなかった前のOSダウングレードすることで不具合が解消できるといえるのです。
また、新しいOSの仕様になじめず、使い慣れた昔のOSの方が良いと感じる人もいるでしょう。
このように、以前のOSへのダウングレードには少なからずメリットがあります。
ダウングレードのデメリット・注意点
ダウングレードにはもちろんデメリットや注意点があります。
というのも、そもそもダウングレードというのがメーカーに推奨されていない行為だからです。
メーカーは常に最新のOSを使ってもらいたいと考えているので、アップデートを促し、ダウングレードは妨げるような動きをしています。
一般的に、新しいOSでは新しい機能や仕様が加えられているだけではなく、セキュリティ面も改善されていることが多いです。
具体的には、ウイルスに対する脆弱性の改善やデータ暗号化の強化などです。
ダウングレードすることで、せっかくパワーアップさせたセキュリティ機能を無駄にすることになってしまいます。
また、OSのヴァージョンが最新でないと使えないアプリもあります。
ダウングレードする場合は、リスクがあることを理解し、あくまで自己責任で行いましょう。
iOSダウングレードする方法
画像引用元:Apple releasing iOS 14.8 and iPadOS 14.8 to the public today – 9to5Mac
ここでは、どうしてもダウングレードしたい方のために、iOSダウングレードの方法をご紹介します。
公式の方法ではないため、いざという時の応急処置として自己責任で行ってください。
ここでご紹介する方法は、iOSファームウェアを利用する方法です。
パソコンとつなぐ必要があります。パソコンなしではダウングレード不可能です。
- iPhoneの準備をする
- 以前のバージョンをダウンロードする
- パソコンとデバイスを接続する
- 旧バージョンのiOSへダウングレード
手順1:iPhoneの準備をする
ダウングレードする前に、必ずiPhoneのデータのバックアップを取ってください。
LINEのようなアプリのデータ・アカウント情報も忘れないようにしましょう。
この記事では、iPhoneのバックアップをパソコンなしで取る方法を4つ解説します。 パソコンを持っている方はiTunesでバックアップを取るのが1番簡単で確実ですが、最近はパソコンなしでもiPhoneをバックアップする方法が充実してい[…]
後で復元を可能にするために、「iPhoneを探す」を必ずオフにしておいてください。
手順2:以前のバージョンをダウンロードする
パソコンでipsw.meにアクセスし、以前のヴァージョンをダウンロードします。
この見出しの画像引用元:ipsw.me
①製品を選ぶ
iPhone、iPadなど製品の種類を選んでください。(ここではiPhoneと想定しています。)
②機種を選ぶ
使っている機種を選択してください。(ここではiPhone 12を想定しています。)
③ダウンロードしたいiOSを選択する
ダウンロードしたいヴァージョンを選択してください。
(ここでは、一つ前のiOS14.8へのダウングレードを想定しています。)
赤文字で表示されているヴァージョンのOSはダウンロードできません。
ダウンロードを開始します。ファイルサイズが大きいので、少し時間がかかります。
わかりやすい場所に、わかりやすい名前を付けて保存しておくと、後で見つけるのが楽です。
手順3:パソコンとデバイスを接続する
ケーブルを使ってデバイスをパソコンに接続します。
Finder(Mac)かiTunes(Windows)を開き、概要で「iPhoneを復元」を選択します。
手順4:旧バージョンのiOSへダウングレード
先ほど手順2でダウンロードしたipsw.meのファイルを選択します。
以上でダウングレードは完了です。バックアップを取ったデータをiPhoneに戻したら、利用再開できます。
ダウングレードできない原因と対処法
画像引用元:Amazon | 【Apple認証 iOS 13/14 対応】iPad iPhone USBメモリ iDiskk
ダウングレードできない場合
ご紹介したipsw.meで、ダウンロードできないiOSへはダウングレードできません。
パソコンがない場合もダウングレードできません。
対処法は?
そもそも、ダウングレードする以外にも不具合を解消する方法があるかもしれません。
不具合が起きた時は、まずAppleに相談してみましょう。解決策を提示してくれるかもしれません。
また、不具合だけでなく、新しい仕様が気に入らない場合や不満がある場合も同様に、まずAppleに伝えることが重要です。
カスタマーから不満の意見が多ければ、仕様が以前のものに戻ることも考えられるからです。
また、しばらく待てば、不具合を解消したより新しいヴァージョンが出ることもあります。
ダウングレードにはリスクもあるため、実行する前によく考えてくださいね。
適切なiOSを使って快適Appleライフを!
新しいiOSを使って不具合が出るなら、ダウングレードも一つの手です。
ダウングレードはあくまで自己責任で、メリット・デメリットを理解した上で行ってください。
Appleに不具合や不満を知らせるのも忘れないようにしましょう。