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2019年9月18日にリリースされたiOS13は、最新モデルが使いやすくなっただけでなく、古いiPhoneも使いやすくなったOS。
公開後に便利な機能に触れて、これまでのiOS12との違いを実感された方も多いでしょう。
特に注目される機能は下記の通りです。
- 目に優しいダークモード
- AppleArcadeで定額でゲーム遊び放題!
- Safariでのダウンロードが使いやすくなる!
- 写真アプリがより探し易くなり編集機能も強化
しかし便利な反面、様々な不具合も生じてきましたし、その後アップデートが重ねられてきました。
そこで、この記事ではiOS13になって加えられた新機能や、これまで生じてきた主な不具合と対処法をご紹介します。
また最新のiOS 14の不具合や非対応アプリの情報もbitWaveではまとめているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
iOS13の13つの新機能
画像引用元:iOS 13プレビュー – Apple(日本)
iOS13になって使えるようになった新機能をご紹介していきましょう。
- ダークモードの追加
- ホーム画面の操作変更
- バッテリー劣化低減機能の搭載
- データ通信量削減機能
- ファイルの解凍や圧縮に対応
- Apple Arcade開始とゲームの機能強化
- カメラのポートレート機能強化
- 写真の刷新でビデオ編集機能
- ミー文字の利用範囲拡大
- スクリーンショット
- ショートカット
- メールの受信拒否機能
- マップ機能の強化
- Safariの機能強化
- 新型コロナウイルス感染症接触通知システム
複数のアップデートを重ねて、さらに使いやすくなったiOS13ですが、主にこのような機能があります。
ダークモードの追加
iPhoneでもMac OSに実装されていたダークモードが利用できるようになりました。
ダークモードというのは、インターフェイスがトーンダウンすることからバッテリーの消耗を抑えたり、目に優しくなったりします。
ちなみにバッテリーの節約になるのは、有機ELディスプレイの場合で、iPhone X以降の端末です。
手動で切り替えたり、自動で切り替えたりすることも可能です。
使っているときの見た目もかっこよくなるので、使っている方も多いでしょう。
「設定」→「画面表示と明るさ」→さらにダークを選択します。
ここで、「自動」がオンになっていて、「オプション」からスケジュールすると切り替え時間の設定もできます。
時間帯に合わせてモード変更できるので、周りの明るさに合わせて画面を見やすく調整可能です。
ダークモードにすると、対応しているアプリも一括でダークモードに切り替わります。
ホーム画面のアイコン操作変更
ホーム画面でのアイコン操作が変更になっています。
ホーム画面でアプリの移動や削除の操作をするときには、アイコン長押しでサブメニュー操作になります。
アプリの削除と移動の場合には、アイコン長押しから、指を放さずにドラッグ。
基本操作が変更されているのも注意点です。
バッテリー劣化低減機能の搭載
iOS13になって充電が最適化されて、満充電状態で充電が続けられないようにされています。
最適化されたバッテリー充電機能があるので、毎日充電する時間を学習して、満充電時間が継続しないように残量の調整を自動でします。
満充電からさらに充電が継続すると、リチウムバッテリーが劣化してしまいますが、充電が最適化されました。
iPhoneはバッテリーの持ちがよいので長く使えるスマートフォンとされてきました。
それでも2年ほど経過してしまうと、どうしてもバッテリーの持ちが悪くなるのは顕著でした。
新しい最適化されたバッテリー充電なら、長くiPhoneを使う方でもバッテリーを大切にできます。
生活習慣が一定でないと、充電のタイミングが最適化されない可能性もありますが、それでもバッテリーの劣化を防ぐのによい機能です。
データ通信量削減機能
iOS13で追加された機能に、Wi-Fiでもモバイルデータ通信でも「省データモード」が選択可能です。
通信を自動で減らしてくれるので、通信データが節約されます。
自動で同期されると、便利な反面どうしてもデータを使用してしまいます。
省データモードは通信量が心配な方でも安心できる機能です。
モバイル通信で設定するには、「設定」から「モバイル通信」の「通信のオプション」で選択します。
もしそれでもデータ通信量が心配であれば、アプリごとの通信量をチェックしておきましょう。
Wi-Fiの場合には、アクセスポイントの「i」をタップして、省データモードの切り替えをします。
Wi-Fiでもテザリングやモバイルルーターと接続しているときには、省データモードにしておくとよいでしょう。
ファイルの解凍や圧縮に対応
ファイルアプリの機能が強化されています。
USBメモリーやNASの読み書きができるようになっているのが変更点です。
USBメモリーからファイルの読み書きをするには、アダプタなどを使用します。
ネットワークドライブにアクセスするには、サーバーへの接続を選択してから、サーバーのアドレスを入力します。
Apple Arcade開始とゲームの機能強化
「Apple Arcade」が開始されており、ゲーム機能が強化されているのも変更点です。
月額660円で専用のゲームが遊び放題のサブスクリプションサービス。
たくさんのゲームが遊び放題になるので、ゲーム好きにおすすめの機能です。
カメラのポートレート機能強化
カメラのポートレート機能が強化されており、ハイキー照明が追加されています。
ポートレート撮影では、ライティングコントロール機能があり、人物にたくさん照明が当たっているように処理で実現します。
美肌効果を期待できる撮影機能です。
写真の刷新でビデオ編集機能
写真編集で、回転、トリミング、自動補正ができていましたが、ほとんどのツールがビデオ編集にも対応しました。
写真のアプリから直接動画編集が可能です。
ミー文字の利用範囲拡大
ミー文字の作成のバリエーションが増えており、装飾品や選択できる項目が増えているので、自分の好みのミー文字が作成可能です。
自分の顔をモチーフにしたり、様々な表情の3Dモデルを作れます。
利用範囲も拡大しており、画像を添付できるアプリなら、メッセージ以外でも利用できます。
スクリーンショットが便利に
WEBページのスクリーンショットを撮るときに、フルページに対応しています。
これまでのスクリーンショットのときに、「フルページ」を選択するだけで、ページまるごとPDF保存できます。
ショートカット
ショートカットアプリが標準装備されるようになりました。
複数の動作を連結させて、ワンタップで行える機能です。
メールの受信拒否機能
特定の送信者からのメールを受信拒否できるようになっています。
受信拒否に設定していると、メールが届くと直接ゴミ箱に移動させたり、受信トレイに残しておいたりできます。
マップ機能の強化
マップが強化されており、Look Aroundで3D写真を楽しめます。
またカーナビを開始すると、目的地と到着予定時刻を共有する機能もあります。
待ち合わせをしているときなどに便利な機能です。
Safariの機能強化
Safariの機能が強化されており、テキストの設定がスムーズになったり、ダウンロードマネージャーが搭載されたりしています。
これまではダウンロードマネージャーがなかったので、どこに保存されたのか分からなかったり、zipファイルの解凍ができなかったりしました。
しかしダウンロードマネージャー機能が追加されたので、圧縮ファイルの解凍も問題ありません。
普段からSafariを使っている方なら、快適に使えるシーンが増える機能です。
新型コロナウイルス感染症接触通知システム
iOS13.7では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムが追加されました。
主に接触確認アプリが提供されていない国や地域で、iOS単体による接触通知が可能になったのです。
ただし日本では接触通知アプリ「COCOA」が提供されているため、COCOAのダウンロード・インストールが必要です。
COCOAが不要になるわけではないので気をつけてください。
iOS13の対応機種|iPhone・iPad
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iOS13に対応している機種は以下の通りです。
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS / XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8 / 8 Plus
- iPhone 7 / 7 Plus
- iPhone 6s / 6s Plus
- iPhone SE
- iPod touch (第7世代)
iPadは専用のOS「iPadOS」が搭載されるようになり、iPadとiPhoneでOSが異なるようになりました。
iOS13に起きた不具合まとめ
画像引用元:iPhone 11 Pro・iPhone 11 Pro Max | iPhone | NTTドコモ
iOS13にアップデートしたときに起きた不具合を見てみましょう。
- iOS13インストール中にエラー
- 電池の減りが早い
- カメラが起動しない
- メールの不具合
- LINE等のアプリ
- 再起動される
- 着信履歴に名前が表示されない
- iPhoneの設定が開かない・クラッシュする
- 圏外表示される
- キーボードの不具合
どんな不具合なのか、簡潔にご紹介します。
iOS13インストール中にエラー
そもそもアップデートしている最中にエラーになり、アップデートが完了しないものです。
フリーズしたり、Loadingの画面のまま先に進まないなどの症状があります。
電池の減りが早い
以前より電池の減りが早いと感じるケースもあります。
節約モードになっていないことが原因のケースもあります。
カメラが起動しない
カメラアプリをタップしても、機能せずに画面が真っ暗のままになることもあります。
もしくはカメラがぼやけてしまう状態になります。
メールの不具合
アップデートしてからメールが受信できなくなったというケースもあります。
LINE等が動かない
LINEなどのアプリが動かないという不具合もありました。
通知が来ないという不具合もありました。
再起動される
アップデートしてから、再起動が連続されて実施されるという不具合です。
画面が暗転してから、ロゴが表示されて復帰したり、ロゴは表示されずに復帰するなど、複数の不具合パターンがありました。
着信履歴に名前が表示されない
アップデートしてから、着信履歴のバグで名前が表示されないというケースもありました。
かかってきたはずの電話の履歴に名前が表示されない不具合です。
iPhoneの設定が開かない・クラッシュする
iOS13.2.3で起きた不具合に、設定が開かないというものがあります。
設定アプリを開いても、数秒で落ちてしまいます。
圏外表示される
アップデート後に圏外表示される不具合もあったようです。
モバイルデータ通信のアップデートに失敗したという表示がされます。
キーボードの不具合
言語リストから日本語が消えてしまったり、ローマ字入力できなかったりする不具合です。
iOS13で不具合が起きた場合の対処法
画像引用元:Apple(日本)
iOS13で不具合が起きたときの、症状別の対処法を見ていきましょう。
最新バージョンではトラブルが起きることは少ない可能性が高いです。
しかしバージョンが古いのであれば、下記の方法を試してみましょう。
iOS13インストール中にエラー
すでに安定して接続できるネットワークにつながっているなら、強制再起動をします。
アップデートファイルを削除してから、再度iOSアップデートしていきます。
インストール中にフリーズしていると、先に進めないので強制再起動を試しましょう。
電池の減りが早い
電池の減りが早いときには、節電モードになっているか確認します。
アップデートのときに、モードが変更されていることもあるので、再度チェックしておきましょう。
カメラが起動しない
カメラが起動しないときには、一度カメラアプリの削除、再インストールができます。
もしくは端末の再起動も試してみましょう。
最新のバージョンになっているか確認してみて、それでもだめであれば初期化を試してみます。
メールの不具合
メールの不具合が発生しているときには、ネットワークトラブルの可能性もチェックしておきましょう。
Wi-Fiに正しく接続されておらず、不具合のような症状が見られることもあるからです。
端末の再起動などを試してみたり、ネットワークの接続状況をチェックします。
LINEなどのアプリの不具合
アプリが起動しなかったり、落ちてしまったりするときは、アプリのアップデートをしてみましょう。
またインストールしているiOSのバージョンが最新のものかもチェックしておきましょう。
再起動される
特定のアプリを起動したときに再起動されるのであれば、そのアプリを再インストールします。
画面が暗転してからロゴが表示される場合は、ストレージの整理ができます。
容量を圧迫していないかをチェックして、不要なアプリは削除していきましょう。
着信履歴に名前が表示されない
着信履歴に名前が表示されない場合には、端末の再起動を試します。
さらに新しいバージョンのiOSにアップデートします。
iPhoneの設定が開かない・クラッシュする
設定が開かなかったり、クラッシュしたりするときには、PCからのバックアップと復元が対処法になります。
特定のアプリがインストールされていると、設定がクラッシュする症状も確認されています。
アプリの再インストールを試してみれるでしょう。
圏外表示される
圏外表示されてしまう場合には、まずはiPhoneの再起動を試しましょう。
その後、「設定」から「モバイルデータの通信」をタップして、4Gをオンにするをタップしてオフにします。
3G回線に切り替えてみて試すこと、さらに機内モードの切り替えをオンオフして様子を見ましょう。
キーボードの不具合
日本語を改めてキーボードに追加します。
またキーボードの「自動修正」をオフにしてみて、様子を見てみましょう。
またキーボードの変換学習をリセットさせるのも、良い方法です。
iOS13のリリース日・アップデート一覧
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iOS13がリリースされてから、どのようなアップデートがされてきたのか、ご紹介します。
iOS13のアップデート一覧
OSバージョン | アップデート日 |
---|---|
iOS 13 | 2019年09月19日 |
iOS 13.1 | 2019年09月24日 |
iOS 13.1.1 | 2019年09月27日 |
iOS 13.1.2 | 2019年09月30日 |
iOS 13.1.3 | 2019年10月15日 |
iOS 13.2 | 2019年10月28日 |
iOS 13.2.2 | 2019年11月7日 |
iOS 13.2.3 | 2019年11月18日 |
iOS 13.3 | 2019年12月10日 |
iOS 13.3.1 | 2020年1月28日 |
iOS 13.4 | 2020年3月24日 |
iOS 13.4.1 | 2020年4月7日 |
iOS 13.5 | 2020年5月20日 |
iOS 13.5.1 | 2020年6月1日 |
iOS 13.6 | 2020年7月15日 |
iOS 13.6.1 | 2020年8月12日 |
iOS 13.7 | 2020年9月1日 |
約1年の間に、これほどのアップデートがされてきました。
セキュリティパッチやアップデートに伴う不具合なども解消されてきました。
もし不具合が発生しているのであれば、最新バージョンがインストールされているか、再度確認してみるとよいでしょう。
iOS13とiOS12の違い
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iOS13になって、これまでのiOS12とは大きく異なる機能が装備されています。
どのような相違点があるのか、主な変更点をピックアップしてご紹介しましょう。
パフォーマンスアップで旧モデルも高速化
iOS12と比較して、高速化されている部分が多くあります。
- アプリ起動速度が最大2倍
- Face IDの認証が30%高速化
- アプリのダウンロードサイズが最大半分
例えば、Face IDが30%高速化されていることやアプリのダウンロードサイズの削減は、普段の使用のときに恩恵にあずかりそうなポイント。
アプリの起動が早くなるのも、使い勝手が向上しそうですね。
Apple IDでサインインする
アプリやWebサイトのログインに、Apple IDが利用できるようになりました。
ログインするときに生体認証を使えるようになったので、ログイン操作が簡単になりました。
Googleアカウントなどでログインしていた方も、Apple IDも選択できるようになったので、よりログインが簡単ですね。
QuickPath
QuickPathは入力したい文字を順番になぞっていくと、候補の単語が表示される機能です。
例えば「i」→「p」→「h」となぞっていけば、変換候補に「iPhone」と表示されます。
日本語では対応していないですが、外国語キーボードを使うシーンがあるなら、非常に便利な機能です。
慣れれば入力速度がかなり高速になりますよ。
テキスト選択等の編集
テキスト編集機能が強化され、快適に使用できるようになりました。
例えば、画面をタップしたままスワイプするとテキスト選択できます。
iOS12まではテキストを選択するのに、2回タップしなければいけなかったので不便でした。
さらに住所や電話番号なども、自動選択できるようになったので、必要事項のコピペが手間でした。
テキスト入力が便利になったことで、iPhoneでテキスト入力するシーンのストレスが軽減されますね。
App Storeのダウンロード制限撤廃
App Storeで配信されるアプリのダウンロード制限がなくなりました。
200MB以上のアプリはモバイルデータ通信ではダウンロードできませんでした。
しかしWi-Fi環境がない場合でも、気軽にダウンロードできるようになりました。
注意点として、一部の大容量アプリの場合には、速度制限がかかるほどのデータ容量のことがあります。
アプリのサイズをチェックしてからダウンロードするようにしましょう。
ファイルアプリが強化
ファイルアプリが強化されて、使い勝手が橋上しています。
- ダウンロードフォルダでSafariのダウンロードやメール添付ファイルを一元管理
- SDカードや外付けHDD等の外部メモリに対応
- iCloud Driveのフォルダ共有機能
- zipファイルの解凍・圧縮に対応
ファイルアプリから外部メモリも操作できるようになり、ファイルの移動が便利です。
zip形式の圧縮ファイルにも対応しているので、圧縮されたデータを受信したときでも開けます。
充電中のバッテリー劣化を抑える機能
リチウムイオンバッテリーは、100%充電されている状態で、充電を続けると劣化速度が速まる傾向があります。
そこで、iOS13では充電タイミングを学習して、充電されたまま放置される時間帯は充電量をコントロールします。
バッテリーの劣化を遅らせることができる機能ですので、長くiPhoneを使いたい方にぴったりの機能です。
iOS13で脱獄はできるのか
画像引用元:iPhone 8 64GB
結論からいうと、iOS13でも脱獄することは可能です。
Apple Store非公認のアプリをダウンロードしたり、自由にカスタマイズしたりできます。
もちろんメリットだけでなく、デメリットもあります。
- リンゴループになるリスク
- セキュリティが脆弱になる
- バッテリーの消耗が早い
- サポートが受けられない
異常があったり、トラブルがあったりしたときに、サポートが受けられなくなるのはかなり痛手です。
何もできなくなる文鎮化のリスクもゼロではないうえ、自分ですべて解決する必要があります。
今はiOSも便利になってきているので、あえて脱獄させる必要もないでしょう。
リスクも高いことから、脱獄はおすすめできません。
iOS13で便利に使おう
iOS13にアップデートされてから、これまで手間だった部分も解消されており、iPhoneの利便性が高くなっていますね。
注目機能をチェックしてみると、以下のものです。
- 目に優しいダークモード
- AppleArcadeで定額でゲーム遊び放題!
- Safariでのダウンロードが使いやすくなる!
- 写真アプリがより探し易くなり編集機能も強化
他の機能も改善されているので、iPhoneがますます便利になっています。
iOS13になって複数の不具合も報告されていますが、複数のアップデートもされています。
もし「調子がおかしいかも?」と思ったなら、最新版がインストールされているかチェックしておくとよいでしょう。