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Appleが7月20日にiOS 14.7を公開しました。
iOSは数ヶ月おきにマイナーバージョンアップをして、新機能の追加や不具合の修正等を行っているため、iPhoneユーザーはアップデートが推奨されています。
当記事では、iOS 14.7の新機能や修正された不具合について解説します。
iOS 14.7にアップデートするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
iOS14.7について
画像引用元:Apple Developer
iOS 14.7では従来機能の利便性が向上するアップデートがメインで、iPhone 12シリーズがMagSafeバッテリーパックに対応するアップデートが含まれています。
- iPhone 12シリーズがMagSafeバッテリーパックに対応
- 天気・マップアプリが空気質指数に対応<
- HomePadの複数タイマー設定が音声なしにできるようになった
iPhone 12シリーズがMagSafeバッテリーパックに対応
MagSafeバッテリーパックはiPhone 12の背面に磁石で吸着して充電するバッテリーパック(11,800円)です。
MagSafeバッテリーパック単体では5Wの充電ができ、電源ケーブルを繋ぐことで15Wの充電が可能となります。
天気・マップアプリが空気質指数に対応
iOS 14.7では、天気アプリで空気質指数が表示されるようになります。
空気質指数は、一部の国・地域で採用されている大気汚染の程度を表す指標なので、iPhoneで天気と一緒に確認できるのは合理的ですね!
ただ、空気質指数は日本では利用されていないため、国内ユーザーには全く恩恵はありません。
AppleのiOS 14.7のリリースノートによると、オランダ、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、韓国で表示できるとのこと。
これら6カ国に行く機会があればチェックするといいでしょう。
HomePodの複数のタイマー設定が改善
HomePod、HomePod miniは複数のタイマー設定ができますが、iOS 14.6以前はタイマーのセットはSiriにしてもらう必要がありました。
HomePodを設置する場所や利用方法によっては、音声操作のみはかなり不便です。
しかし、iOS 14.7のホームアプリにタイマー設定が追加され、声を出さずに複数のタイマーが設定できるようになります。
声を出さずiPhoneで設定できるようになったことで、今まで以上に利便性が良くなるでしょう。
iOS14.7の対応機種
iOS 14.7はマイナーバージョンアップなので、現在iOS 14を利用している方は問題なくアップデートできます。
iOS 14.7対応iPhone
対応モデル | 発売日 |
---|---|
iPhone 6s iPhone 6s Plus | 2015年9月25日発売 |
iPhone SE(第1世代) | 2016年3月31日発売 |
iPhone 7 iPhone 7 Plus | 2016年9月9日発売 |
iPhone 8 iPhone 8 Plus | 2017年9月22日発売 |
iPhone X | 2017年11月3日発売 |
iPhone XS iPhone XR | 2018年9月21日発売 |
iPod Touch(第7世代) | 2019年5月28日発売 |
iPhone 11 iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max | 2019年9月20日発売 |
iPhone SE(第2世代) | 2020年4月24日発売 |
iPhone 12 iPhone 12 Pro | 2020年10月23日発売 |
iPhone 12 mini iPhone 12 Pro Max | 2020年11月13日発売 |
問題の修正
iOS 14.7では、以下2点の不具合修正が公式アナウンスされています。
- 一部のiPhone 11を再起動した後に、バッテリーに関する重要なメッセージが表示されない問題を解消
- Apple Musicの再生が予期せず止まる問題、プレイリストを共有するメニューオプションが表示されない問題を解消
具体的には、iPhone 11を再起動した後に、水濡れ・結露など充電開始するとバッテリー破損の可能性があるときのメッセージが表示されなくなる可能性があります。
該当する利用シーンは滅多にないでしょうが、万が一の破損を防ぐためにiPhone 11ユーザーは必ずソフトウェア・アップデートを行いましょう。
Apple Musicの不具合も解消
iOS 14.6では、一部の環境でApple Musicの再生が止まる不具合が報告されていました。
iOS 14.7では、この問題も解消したとのことです。
具体的には、ロスレスオーディオとドルビーアトモスの再生が停止する問題が解消したとのことで、問題に悩まされていた方はアップデートをおすすめします。
またプレイリスト共有に関わるメニューが表示されない問題も改善されています。
iOSアップデートする際の注意点
iOSをアップデートする際は、以下の4点を押さえておきましょう。
- 必ず電源コードに繋いでおく
- 安定したWi-Fiに接続する
- 1GB以上の空き容量を確保
- アップデートを始めると10分以上使えなくなる
必ず電源コードに繋いでおく
ソフトウェア・アップデート中にバッテリー切れを起こすと、システムが壊れてiPhoneが起動できなくなる恐れがあります。
そのため、アップデートは必ず電源に繋いで行いましょう。
安定したWi-Fiに接続する
アップデートは大容量のダウンロードを行うため、モバイル回線では実行できません。
また、通信速度が遅いとダウンロードに時間がかかってしまいます。
フリーWi-Fiは通信速度が出ないので、自宅や職場など快適にWi-Fiが利用できる場所でアップデートするようにしましょう。
1GB以上の空き容量を確保
iOSのソフトウェア・アップデートでは、数百MBのストレージ容量が必要です。
1GB以上空いていれば問題なくアップデートできますが、その後の利用を考えると少なくとも2〜3GBは空けて起きましょう。
アップデートを始めると10分以上使えなくなる
ソフトウェア・アップデートにかかる時間は端末によって異なりますが、iPhone 12でも10分程かかります。
また、自動ダウンロード設定がOFFの状態では、アップデート操作をしてはじめてダウンロードを開始します。
これらのことから、アップデートを開始すると10分程度〜数十分は利用できなくなると考えておきましょう。
仕事中や出先でアップデートすると連絡すら取れなくなるので、就寝前や休日など時間に余裕のある時にアップデートしましょう。
この記事では、iPhoneのiOSアップデートのやり方について解説しています。 iPhoneで定期的に配信されているiOSアップデートでは、不具合の改善や新機能の追加、セキュリティの強化などを行っています。 iPhoneを使うう[…]
iOS 14.7は大きな変更点なし
画像引用元:iOS 14 – Apple
今回はiOS 14.7の変更点や修正点について解説しました。
- iPhone 12シリーズがMagSafeバッテリーパックに対応
- 一部の国で空気質指数が確認できるようになった
- HomePadの複数タイマー設定が音声なしにできるようになった
- iPhone 11のバッテリー関連の問題を修正
- Apple Music関連の問題を修正
特にHomePodを利用する方なら、今まで以上に使い勝手が良くなりそうです。
またMagSafeバッテリーパックを使いたい方やApple Musicの不具合に悩んでいた方にも嬉しいアップデート内容だったと言えます。
ただ、iOS 14.7は大きな変更点やセキュリティアップデートはありませんでした。
そのため主なアップデートや不具合修正の恩恵を受けられない方は、iOS 15を待ってもいいかもしれません。
【随時更新】iOS14.7の不具合やバグの情報まとめ|対処法も解説