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iOS15から追加された「集中モード」は、iPhone側で連絡や通知などを制御して、集中できる環境をつくれる魅力的な機能でiOS16でも進化しています。
しかし、どんな特徴があるのか、どうやって使えばいいのかわからない人もいるでしょう。
この記事では、集中モードの特徴や使い方を解説します。
基本的なオンオフのやり方から注意点まで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- 集中モードは連絡・通知を来ないようにできる
- 集中モードのモードはカスタマイズができる
- 集中モードはホーム画面とロック画面、設定アプリで設定できる
- 集中モードは自動オンオフができる
- 集中モードで本名がバレない方法は3つある
トップ画像引用元:iOS 16 Preview – Apple
iPhoneの『集中モード』とは
画像引用元:Apple
集中モードとは、名前のとおり集中できる環境をつくるための機能です。
電話やメールの連絡、LINEなどのSNSやアプリの通知が来ないように設定できます。
- 連絡・通知を制御する
- デフォルトで数種類のモードが用意されている
- モードのカスタマイズができる
- 目的別に設定できる
- 場所・時間・アプリで自動オンオフができる
おやすみモード・睡眠・仕事など数種類のモードが用意され、新規作成や自分好みにカスタマイズすることも可能です。
仕事や勉強に集中したいときはSNSやアプリの通知をオフに、プライベートでは仕事の通知をオフにするなど、目的に応じて設定することもできます。
また、時間や場所、アプリを設定して、自動的にオンオフを切り替えることも可能です。
スマホ依存から脱却したい人に、また連絡や通知が気になり、仕事や勉強に集中できない人にとって役立つ機能でしょう。
iPhoneで集中モードをオン/オフにする方法
iPhoneで集中モードを設定する場合、以下の2種類の方法があります。
- ホーム画面から設定する
- 設定アプリから設定する
これらの方法について、1つずつ見ていきましょう。
ホーム画面から設定する
ホーム画面から設定するには、コントロールセンターを利用します。
- コントロールセンターを開く
- 「集中モード」をタップ
- 好みのモードをタップする
- 「次へ」をタップする
- 通知を許可する連絡先を選ぶ
- 「完了」をタップする
- 「許可された連絡先」の設定
- 好みのグループを選択して設定する
- 「許可」をタップ
- 通知許可の設定
- 「完了」をタップ
手順1:コントロールセンターを開く
ホーム画面右上の充電アイコン付近から下にスクロールしましょう。
手順2:「集中モード」をタップ
各種、設定項目が表示されるので「集中モード」をタップします。
手順3:好みのモードをタップする
以下の画面が表示されるので、お好みのモードをタップすると集中モードが利用できます。
再度タップすると、オフに切り替えられます。
また、モード名の下に「始める」と表示されているモードは、利用するには設定を済ませる必要があります。
ここでは、「仕事」モードをタップします。
手順4:「次へ」をタップする
仕事モードの特徴が表示されるので「次へ」をタップします。
手順5:通知を許可する連絡先を選ぶ
仕事モードがオンのときに、通知を許可する連絡先を個別に選択できます。
通知を許可する連絡先を個別に設定したいときは、追加をタップします。
iPhoneに登録している連絡先の一覧が表示されるので、通知を許可したい名前の左側にある◯をタップして選択します。
一度に複数の連絡先を選択することも可能です。
手順6:「完了」をタップする
青のチェックマークが表示されたら、右上の「完了」をタップすると選択完了です。
手順7:「許可された連絡先」の設定
「許可された連絡先」に、選択した名前が表示されます。
削除したい場合は、各アイコンの左上の⊖マークをタップすると個別に削除できます。
「許可された連絡先」の右上に表示されているすべて削除をタップすれば、選択した連絡先を一度に削除できます。
また、すべての人やよく使う項目など、一定のグループで通知の設定をしたいときは、「その他の人」の項目をタップします。
設定していない場合は、着信・すべての人と表示されています。
手順8:好みのグループを選択して設定する
好みのグループを選択して設定します。
手順9:「許可」をタップ
各種、項目を設定したら許可をタップします。
手順10:通知許可の設定
仕事モードがオンのときに、通知を許可するアプリを個別に設定できます。
個別に設定する方法は、連絡先と同様です。
ここではアプリを設定していないため、「随時通知だけを許可」と表示されていますが、アプリを設定すると「許可」に変わります。
各アプリの設定が済んだら、許可(ここでは随時通知だけを許可)をタップします。
手順11:「完了」をタップ
連絡先とアプリの設定が済んだら、最後に、完了をタップすると設定したモードが利用できます。
設定アプリから設定する
設定アプリから、以下の手順で集中モードを設定できます。
- ホーム画面の設定アプリをタップ
- 「集中モード」をタップ
- 好みのモードを選択
- 必要に応じて設定を行う
手順1:ホーム画面の設定アプリをタップ
設定アプリを使用して、集中モードを利用するときはホーム画面の設定アプリをタップします。
手順2:「集中モード」をタップ
設定画面で、集中モードをタップします。
手順3:好みのモードを選択
各モードの中から、お好みのモードを選択できます。
また、モード名の右側に設定が表示されているモードは、前に設定をする必要があるモードです。
ここでは、おやすみモードを選択します。
手順4:必要に応じて設定を行う
「おやすみモード」右のスライダーをタップして点灯させるとオンになります。
オフにしたいときは、スライダーをタップして消灯させてください。
この画面では、オンオフ以外にも連絡先やアプリの個別設定など、詳細な設定ができます。
集中モードの便利な使い方
画像引用元:Apple公式サイト プレスリリース
ここからは、集中モードの便利な使い方を紹介します。
- 「集中モード状況を共有」の設定方法
- ホーム画面の設定方法
- ロック画面の設定方法
- オートメーションの設定方法
それぞれの設定方法について、1つずつ見ていきましょう。
「集中モード状況を共有」の設定方法
集中モードには、自分がメッセージなどの通知を受け取らない設定にしていることを相手に通知する機能があります。
状況を共有していることで、返信を待つ相手を安心させることができるため便利です。
デフォルトでこの機能はオンになっているため、共有をオフにする方法を解説します。
設定アプリを使用して、共有をオフにしたい集中モードを選択します。
オプションの「集中モード状況」をタップします。
「集中モード状況を共有」右のスライダーをタップしてオフにします。
グレーになったら共有のオフは完了です。
ホーム画面の設定方法
集中モードでは、使用中に表示されるホーム画面の設定ができます。
集中モード用のホーム画面を作っておけば、SafariやSNSなどつい開いてしまうようなアプリを表示させないことも可能です。
設定アプリから集中モードに進み、いずれかのモードを選択します。
オプションにあるホーム画面をタップします。
ページをカスタマイズの右にあるスライダーをタップしてオンにします。
iPhone内にあるホーム画面が表示されるので、好みのホーム画面を選択します。
複数選択することも可能です。
選択したら、右上の完了をタップして設定完了です。
ロック画面の設定方法
集中モードでは、使用中に表示されるロック画面の設定ができます。
ホーム画面と同様、集中するための環境を整えることができて便利な機能です。
設定方法はホーム画面と同様「画面をカスタマイズ」からロック画面を選択します。
その後好みのロック画面を選択して「完了」を押せば設定完了です。
オートメーションの設定方法
集中モードでは、時間・場所・アプリを設定すると、自動的にオンオフの切り替えが可能です。
設定アプリから、集中モードのいずれかのモードを選択します。
ここでは、おやすみモードを選択しています。
画面の下部にあるスケジュールまたはオートメーションを追加をタップします。
新規オートメーションが表示されるので、時刻・場所・Appから設定したいものを選択します。
時間で集中モードを自動的にオンオフしたい場合は、新規オートメーションで「時刻」をタップします。
スケジュールの右のスライダーをタップしオンにします。
時刻と繰り返しを設定すると、設定した曜日・時間になると自動的に集中モードがオンオフされます。
場所で自動的にオンオフは、指定の場所に着いたら集中モードがオンに、その場所から離れるとオフになります。
よく行く図書館やカフェなどを設定しておくと、その都度設定する必要がないので便利です。
場所で自動的にオンオフをしたい場合は、新規オートメーションで「場所」をタップします。
「検索または住所を入力」に、場所の名前や住所などを入力します。
検索結果が一覧表示されるので、その中から指定したい場所を選択します。
最後に右上の完了をタップすると、設定完了です。
そして、アプリで自動的にオンオフは、指定のアプリを開くと集中モードがオンになる設定です。
指定のアプリで自動的にオンオフするには、新規オートメーションで「App」を選択します。
iPhoneにインストールされているアプリの一覧が表示されるので、設定したいアプリを選択するだけです。
iPhoneの集中モードを使う際の注意点
画像引用元:Apple公式サイト プレスリリース
集中モードは、連絡や通知を制御して集中できる環境をつくれる便利な機能です。
しかし、利用する際には注意するべきポイントがあります。
- 運転モードが自動でオンになることもある
- アプリの利用制限ができない
- 集中モードを使っているのが相手にバレる
- 本名が相手にバレる
運転モードは要注意
集中モードは、時間や場所などを設定するとオンオフを自動で切り替えられます。
しかし、運転モードは、iPhone側がユーザーが運転していると判断すると自動的にオンに切り替わる設定です。
iPhone側が今は連絡・通知はしないほうがよいと判断した場合、連絡が来ていることに気づけない可能性があります。
急ぎの連絡に気づけないといった事態にならないように、各モードの設定をしっかりと把握しましょう。
アプリの利用制限ができない
集中モードがオンのときは、アプリの利用制限の設定ができません。
子どもがiPhoneを使用するときなど、特定のアプリを利用できないようにしたいこともあるでしょう。
アプリの利用制限を設定したい場合は、集中モードがオンになっていないかしっかり確認しましょう。
本名が相手にバレる
「集中モード状況を共有」をオンに設定している場合、本名を知られたくない相手にバレてしまう可能性があります。
メッセージアプリを使ってメッセージを送ると「〇〇さんは、通知を受け取らないようにしています」と相手に送られます。
この〇〇さんは、iPhoneに登録している名前と連動しています。
そのため、連絡先で登録している名前を本名にしている人は、メッセージを送ってくる相手に本名がバレる可能性があります。
本名を知られたくない相手がいる人は、後述する方法を試してみてください。
iOS15の集中モードで本名をバレないようにする方法
画像引用元:Apple公式サイト プレスリリース
ここでは、集中モードの使用中に、相手に本名をバレないようにする方法を紹介します。
本名をバレないようにする方法は、以下の3つです。
- 集中モードの共有をオフにする
- 共有できるアプリをオフにする
- 設定アプリから名前を変更する
集中モードの共有をオフにする場合は、「集中モードを使っているのが相手にバレる」で紹介した手順を参考にしてください。
共有できるアプリをオフにする
共有できるアプリをオフにするには、設定アプリを起動します。
設定アプリを開いたら、プライバシーをタップします。
下にスクロールして、集中モードをタップします。
共有可能なアプリの一覧が表示されます。
メッセージアプリなど、相手に本名がバレる可能性のあるアプリをオフにすれば完了です。
設定アプリから名前を変更する
iPhoneに登録している名前を変更することでも、集中モードの使用中に、相手に本名をバレないようにできます。
iPhoneで設定する名前は本名でなくても登録可能です。
把握・管理できるならイニシャルやニックネーム、英語表記でも構いません。
そのため、外部に本名を知られないようにするためには、iPhoneに登録する名前自体を変更するのがおすすめです。
登録している名前を変更するには、設定アプリを起動します。
1番上の自分の名前が表示されている部分をタップしてください。
「名前、電話番号、メール」をタップします。
表示されている名前の部分をタップします。
名前の入力画面が表示されるので、ニックネーム・イニシャルなど、しっかり把握・管理できる名前に変更してください。
「完了」を押したら名前の変更は完了です。
最後に「集中モードを使っているのが相手にバレる」で紹介した手順で、「集中モードの状況」画面を開きます。
「共有する内容」に表示されている、〇〇さんが変更した名前になっているか確認しましょう。
『おやすみモード』『マナーモード』とは何が違う?
画像引用元:iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxを購入 – Apple(日本)
集中モードと勘違いされる機能に「おやすみモード」と「マナーモード」があります。
これらの機能には、以下のような特徴があります。
- 集中モード:シーンにあわせて通知をカスタマイズできる
- おやすみモード:就寝中の通知を制限できる
- マナーモード:通知音をバイブレーションに変更する
おやすみモードは就寝中の通知を制限できる機能でしたが、集中モードでは就寝中に加えて仕事中、運転中など、シーンにあわせて通知をカスタマイズできます。
マナーモードはあくまでも通知音をバイブレーションに変更する機能であるのに対し、集中モードは通知そのものを遮断できるのがポイントですね。
集中モードでよくある質問
画像引用元:Apple公式サイト
集中モードについて、よくある質問は以下の通りです。
- 時通知って何?
- 集中モードにすると相手に通知はいく?
- 「通知を受けとらないようにしています」の意味は?
これらの質問について、1つずつ解説します。
即時通知って何?
即時通知は、「集中モード」で特別扱いされる通知のことです。
集中モードでは届いた通知は指定した時刻まで知らされませんが、即時通知が有効なアプリは例外としてただちに通知されます。
仕事など、重要な通知が来るアプリだけ即時通知をオンにすることで、重要な通知を見逃さずに済みます。
集中モードにすると相手に通知はいく?
集中モードは、デフォルトで「集中モード状況を共有」がオンに設定されています。
そのため、相手に連絡や通知が来ないように設定していることがバレる可能性があります。
共有した相手が連絡を送ると、「〇〇さんは、通知を受け取らないようにしています」という通知が送られてしまいます。
相手に不快な思いをさせたくない場合は、「集中モード状況を共有」をオフにしましょう。
「通知を受けとらないようにしています」の意味は?
LINEなどのチャット欄に表示される「通知を受け取らないようにしています」のメッセージは、相手が集中モードをオンにしている場合に表示されます。
「通知を受けとらないようにしています」と通知された場合は「この人は今集中しているんだな」と思えばOKです。
iPhoneの集中モードでスマホ依存から脱却しよう
画像引用元:iOS 16 Preview – Apple
iPhoneの集中モードは、連絡や通知を制御して集中できる環境をつくれる魅力的な機能です。
スマホ依存からの脱却にも役立つ機能でしょう。
- 集中モードは連絡・通知を来ないようにできる
- 集中モードのモードはカスタマイズができる
- 集中モードはホーム画面と設定アプリで設定できる
- 集中モードは自動オンオフができる
- 集中モードで本名がバレない方法は3つある
モードのカスタマイズから、時間や場所、アプリなどを指定して自動オンオフが可能と、シーンや好みに合わせた使い方ができます。
ただし、集中モードには本名がバレる・必要な連絡に気づけないなどの注意点があります。
そのため、しっかりと注意点を把握して、各モードの特徴を知ったうえで集中モードを使用しましょう。
iPhoneの連絡や通知が気になって、仕事や勉強に集中できない人は、ぜひ集中モードを使って集中できる環境を整えてください。