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iPadシリーズの中でもiPad Airシリーズは、Pro未満で無印モデル以上の位置づけになり、無印よりワンランク上のシリーズです。
そのiPad Airには最新モデルのiPad Air 4と、その1年前に発売されたiPad Air 3の2種類が現役品として販売されています。
ですが、今購入するならiPad Air 3/4のどちらが良いのでしょうか。
それぞれのスペックや価格、デザイン等の違いを総合的に比較してみましょう。
- スペック・機能はiPad Air 4が上位互換
- 価格はiPad Air 3の方が安い
- 価格重視ならiPad Air 3がおすすめ
- 性能重視、絵を描くならiPad Air 4がおすすめ
本記事では、2022年発売の最新iPadシリーズの値段を比較してみました。 iPadは多種多様なサイズやスペックで発売されており、自分の使用目的や予算に合ったものを選ぶことができます。 ただ「イマイチどれを買ったらいいのかわから[…]
トップ画像引用元:Apple
- 1 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|発売日
- 2 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|スペック
- 3 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|価格
- 4 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|カメラ
- 5 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|本体サイズ・重さ
- 6 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|ディスプレイ
- 7 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|認証
- 8 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|カラー
- 9 iPad Air 3とiPad Air 4を比較|Apple Pencil
- 10 iPad Air 3とAir 4がおすすめな人
- 11 安さ重視ならiPad Air 3、本格的に使い倒したいならiPad Air 4
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|発売日
画像引用元:Apple(日本)
2021年でも根強い人気のiPad Air 3とiPad Air 4、発売時期を比較すると下記の通りになります。
iPad Air 3の場合、既に発売してから2年以上経過しています。
- iPad Air 3
2019年3月18日 - iPad Air 4
2020年10月23日
iPad Airシリーズは細かい時期の違いはありますが、ここ数年は毎年最新モデルが発売されており、既にiPadシリーズの常連となりました。
2021年もiPad Air 5(仮)が発売されるのではという噂もあり、既に少なからずリークやiPad Air 4との比較情報がちらほら出ているようです。
ただし、iOSデバイスはiPhone同様にソフトウェアアップデートで長く使えるのが特徴。
そのため、2年前に発売されたiPad Air 3もまだまだ現役で使えるでしょう。
既にiPad Air 3は新品の取り扱い終了
Apple公式ストアではiPad Air 3の新品は取り扱っておらず、新品を購入できる可能性があるのは在庫がある店舗購入のみに留まっています。
iPad Air 3は発売されてから2年以上経過している上、後継機のiPad Air 4も発売して半年以上経過しているので、新品の入手は困難を極めるでしょう。
その為、iPad Air 3は購入できたとしても中古品がメイン…と考えておいた方がよさそうです。
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|スペック
画像引用元:Apple
iPad Air 3とiPad Air 4のスペックを比較すると下記のようになります。
iPad Air 4はiPad Air 3の実質上位互換となります。
モデル名 | iPad Air 3 | iPad Air 4 |
---|---|---|
SoC | A12 Bionic | A14 Bionic |
ストレージ | 64GB/256GB | 64GB/256GB |
SIMサイズ | nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM |
充電ケーブル | Lightning | USB-Type C |
Wi-Fi 6対応 | × | 〇 |
最大通信速度 | 866Mbps | 1.2Gbps |
- SoCが最新モデルに換装
- 充電ケーブルがUSB-Type Cに変更
- Wi-Fi 6対応により通信速度の上昇
の3つです。
注目点としては今までiOSデバイス専用だったLightningケーブルから、Type-Cケーブルに変更されたので、今までAndroidを使っていた人でもケーブルを流用できるようになりました。
また、Wi-Fi 6に対応したことにより最大通信速度も上昇しているので、ネットやゲームもより楽しみやすくなったiPadといえるでしょう。
iPad Air 3とiPad Air 4のベンチマークスコアを比較
iPad Air 3とiPad Air 4をAntutu公式サイトのベンチマークスコアで比較すると、下記のような結果になります。
モデル名 | iPad Air 3 | iPad Air 4 |
---|---|---|
CPU | 135,975 | 201,264 |
GPU | 196,362 | 261,695 |
MEM | 58,451 | 84,563 |
UX | 71,640 | 94,559 |
合計スコア | 462,434 | 642,088 |
合計スコアの近似モデル | iPhone 11 (48.3万点台) | iPad Pro 3 11インチ (66.5万点台) |
特筆すべき点は、3Dグラフィックの描画に用いられるGPU。iPad Air 4は基本的なスペックのほかに、このGPU性能が大幅に向上しています。
GPUが高ければ3Dモデルを使ったゲームも滑らかな描写になるので、CPUの処理性能向上も合わせると、ヘビーな最近のゲームも快適に遊べるでしょう。
- スペックはiPad Air 4が上位互換
- ゲームを快適に遊びたいならiPad Air 4
- iPad Air 4は充電ケーブルがUSB Type-Cに変更
- 最大通信速度もiPad Air 4の方が上
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|価格
画像引用元:Apple サポート
性能の良し悪しだけでなく価格も選ぶうえで重要になります。
そこでiPad Air 3と4の価格をそれぞれ比較したのが下記結果です。
モデル名 | 価格 |
---|---|
iPad Air 3 | 56,800円~(Wi-Fi/64GB) 68,800円~(Wi-Fi/256GB) |
iPad Air 4 | 69,080円(Wi-Fi/64GB) 87,780円(Wi-Fi/256GB) |
※iPad Air 3の価格は価格.com、iPad Air 4はApple Store価格を参照
iPad Air 3は既に新品の取り扱いを中止しているので主に中古品になりますが、その代わり価格はiPad Air 3の方が安くなっています。
また、新型のiPad Airが発売されれば中古市場にiPad Air 3も4も流れてくるので、今後は価格が更に下がり安く入手できるでしょう。
なお、iPad Air 3・4には4Gが使えるセルラーモデルもありますが、こちらは若干価格が高くなるので要注意です。
- iPad Air 3は5万円台から購入可能
- iPad Air 4は7万円台から購入できる
- 価格を抑えたいならiPad Air 3
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|カメラ
画像引用元:Apple
続いて、iPad Air 3とiPad Air 4のカメラ性能を比較してみました。
スペックの時と同じくカメラ性能はiPad Air 4が3の上位互換となっています。
モデル名 | iPad Air 3 | iPad Air 4 |
---|---|---|
メインカメラ | 8MP広角カメラ (f/1.8絞り値) | 12MP広角シングルカメラ (f/2.4絞り値) |
フロントカメラ | 7MP FaceTime HDカメラ | 7MP FaceTime HDカメラ |
4Kビデオ撮影 | × | 〇 |
スローモーション撮影時画質 | 720pスローモーションビデオ対応 | 1,080pスローモーションビデオ対応 |
ただし、タブレットにカメラ性能を求める人はあまり多くない事の裏返しか、iPhoneシリーズでは複数レンズが主流に対し、iPad Air 3も4もシングルカメラとなっています。
フロントカメラ性能は同じなので、とことんカメラ性能を突き詰めたい人を除けば、iPad Air 3と4のカメラ性能に大きな違いはないといっても良いでしょう。
- メインカメラ性能はiPad Air 4が上
- フロントカメラ性能は互角
- 4Kビデオ撮影はiPad Air 4のみ対応
- スローモーション撮影もiPad Air 4の方が画質が上
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|本体サイズ・重さ
画像引用元:Apple
iPad Air 3と4の本体サイズ・重量を比較したのが下記表です。
本体サイズ・重量共に、iPad Air 3・4に大きな違いはないという結果になります。
項目 | サイズ (高さ×幅×厚さ) | 重量 |
---|---|---|
iPad Air 3 | 250.6×174.1×6.1mm | 456g |
iPad Air 4 | 247.6×178.5×6.1mm | 458g |
iPad Air 3から4になっても薄さにこだわる点は変わらず、どちらもスマホに匹敵するほどの6.1mmという薄さです。
厳密にはiPad Air 3はホームボタンがあるだけ若干縦長ですが、両モデルの本体サイズ・重量の比較は誤差レベルでしょう。
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|ディスプレイ
画像引用元:Apple
タブレットの魅力と言えば、スマホでは実現できない大きなディスプレイを搭載していることです。
では、iPad Air 3と4のディスプレイを比較してみましょう。
モデル名 | iPad Air 3 | iPad Air 4 |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 10.5インチ | 10.9インチ |
ディスプレイタイプ | Retinaディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
画像解像度 | 2,224×1,668px 264ppi | 2,360×1,640px 264ppi |
特に大きな変化はiPad Air 4のディスプレイサイズで、本体サイズこそ大きな違いはありませんが、ホームボタンを廃止してスペースが空いたので、同じサイズでありながら0.4インチ分のサイズを上げています。
また、画像解像度もiPad Air 4の方が上がったので、iPad Air 4の方が大画面でダイナミック且つ美麗な映像を楽しめるでしょう。
- iPad Air 4の方が0.4インチ大きい
- 画面解像度もiPad Air 4の方が上
- 大画面・高画質を求めるならiPad Air 4
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|認証
画像引用元:Apple
iPad Air 3と4の認証方法を比較すると、どちらもTouch IDによる指紋認証のみ対応しています。
明確な違いは、指紋認証センサーの搭載箇所になります。
- iPad Air 3:ホームボタン
- iPad Air 4:トップボタン
iPad Air 3はiPhone 8やiPhone SE(第2世代)と同じく、ホームボタンに搭載された指紋認証センサーでロック解除・認証を行います。
iPad Air 4はホームボタンが廃止されたものの、本体上部に配置された電源ボタン(トップボタン)に指紋認証センサーを搭載しており、ここに指を置いてロック解除・認証する流れです。
iPhoneを始めとするスマホではフロントカメラを使った顔認証が主流です。
しかし、タブレットは重量があり認証の度に都度持ち上げるのはユーザーの負担となるのでiPad Airシリーズでは搭載していません。
- どちらも対応しているのは指紋認証のみ
- 指紋認証センサーはiPad Air 3はホームボタンに搭載
- iPad Air 4から電源のトップボタンにセンサーを搭載
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|カラー
トップ画像引用元:Apple
タブレットは大きいが故に、色の豊富さも比較する大きなポイントです。
iPad Air 3と4のカラーバリエーションを比較すると下記の通りです。
モデル名 | カラー |
---|---|
iPad Air 3 | スペースグレイ / シルバー ゴールド |
iPad Air 4 | スペースグレイ / シルバー ローズゴールド / グリーン スカイブルー |
基本のスペースグレイ・シルバーはどちらもあり、ゴールドとローズゴールドも色の違いは顕著ではないので、この3色で良いならiPad Air 3を選ぶのも悪くありません。
また、本体は覆うカバーで保護するならカラーは目立たなくなるので、グリーン・スカイブルーが欲しいか否かで判断基準としての価値は大きく変わるでしょう。
iPad Air 3とiPad Air 4を比較|Apple Pencil
画像引用元:Apple
iPad Air 3もiPad Air 4もApple製のデジタルペン「Apple Pencil」に対応していますが、どの世代のApple Penicilに対応しているかで違いがあります。
- iPad Air 3:第1世代対応
- iPad Air 4:第2世代対応
Apple Pencilは第1世代・第2世代共にデジタルペンとして優秀ですが、比較してみると細かい機能に違いあり、総合的には第2世代のApple Pencilの方が優秀です。
「Apple Pencilで絵を描く目的でiPad Airを購入する人」、スペックや出来る機能の多さにこだわるなら第2世代Apple Pencil対応のiPad Air 4を選ぶと良いでしょう。
ただし、第1世代のApple Pencilも悪くないので「本腰を入れて絵を描くわけではない人」なら、価格の安い第1世代Apple Pencil対応のiPad Air 3で妥協するのも悪くありません。
Apple Pencil第1世代と第2世代の違いとは
Apple Pencil第1世代から第2世代では、以下の変更点が加えられています。
- 長さが約10mm短くなった
- 表面がマット加工に変化
- 形状が円柱+平面になり転がらなくなった
- iPad本体側面にくっつけて充電可能
- よりスムーズな書き心地に進化
- ペンと消しゴムを瞬時に切り替えるダブルタップ機能
第1世代から第2世代に進化した際に、置いても転がらない形状に変更したりiPad本体側面で充電できる等、絵を描く人向けに使い勝手を向上させています。
特にペンと消しゴム機能を瞬時に切り替える「ダブルタップ機能」などは、第2世代のApple Pencilならではの機能です。
iPadで絵を描くイラストレーターも増えているので、本格的に絵を描きたいなら第2世代Apple Pencil+iPad Air 4はおすすめの組み合わせになるでしょう。
- iPad Air 3は第1世代のApple Pencil対応
- iPad Air 4は第2世代のApple Pencil対応
- 第2世代のApple Pencilの方が機能が充実
- 絵を本格的に描きたいならiPad Air 4の方がおすすめ
iPad Air 3とAir 4がおすすめな人
画像引用元:Apple
ここまでiPad Air 3と4の違いやスペック面を比較してきましたが、最終的にどちらをおすすめできるかは購入する人の目的次第になります。
そのため、どちらがいいとは一概にはいえません。
この章では、それぞれのiPad Airがどのような人におすすめかを解説していきます。
iPad Air 3がおすすめな人
iPad Air 3はiPad Air 4と比較するとスペックや機能面で劣るものの、5万円台で購入できるタブレットと考えると決して悪いスペックではありません。
タブレットを安く購入したい人や、タブレットで絵を描くのに挑戦したいという人が手を出すには、おすすめのタブレットになります。
「本格的なクリエイト活動するならiPad Proだけど、1台10万円を超すiPad Proはちょっと予算が…」という人にはiPad Air 3を選ぶのも良いでしょう。
価格を安く抑えたい人
iPad Air 3は2021年夏時点で5万円台で購入できるタブレットなので、価格が安くてスペックもそこそこあるタブレットが欲しい人におすすめです。
スペック自体はiPhone 11級はありますし、Apple Pencilも第1世代に対応しているので、動画やネットサーフィンを楽しんだり絵を描くことは可能です。
また、iPad Airシリーズは中古市場でも値崩れしにくく、下取り時もそれなりの価格になるので、コスパ面では優秀なタブレットと言えるでしょう。
趣味で絵を描くアマチュアイラストレーター
iPad Air 3はApple Pencil(第1世代)に対応しているので、タブレットで絵を描くのに挑戦したいアマチュアイラストレーターにおすすめです。
第2世代のApple Pencilには対応していませんが、絵を描くだけなら第1世代でも実用に耐えうるので、使い勝手を試すには向いています。
Apple Pencil(第1世代)に物足りなくなったり、本腰を入れて活動し始めるなら、その時に第2世代対応のiPad Air 4に手を出すと良いでしょう。
iPad Air 4がおすすめな人
iPad Air 3と比較してiPad Air 4がおすすめな人は「大画面のタブレットでゲーム・動画をとことん楽しみたい人」「プロのイラストレーター・クリエイター」です。
iPad Air 4はiPad Air 3より価格が高いものの、スペックや機能面で上位互換でApple Pencilも最新の第2世代に対応しています。
予算に余裕があるなら基本的にiPad Air 4を選んだ方がベターと言えるでしょう。
iPadでゲーム・動画を楽しみたい人
iPadでゲーム・動画を楽しみたい人には、iPad(第8世代)やiPad Air 3よりスペックが高く画面が大きいiPad Air 4がおすすめです。
iPad Air 4以上のスペック・画面には11インチiPad Pro(第3世代)がありますが、こちらはWi-Fiの最安値モデルでも最低94,800円台となり、お財布への負担はかなり重くなります。
そこそこの値段で大画面を搭載しつつゲームも楽しめるタブレットが欲しい!という人にはiPad Air 4を選ぶのが良いでしょう。
プロのイラストレーター・クリエイター
プロのイラストレーターやクリエイターには、Apple Pencil(第2世代)に対応したiPad Air 4を選ぶのがおすすめです。
Apple Pencil(第2世代)は第1世代と比較すると、イラストレーター向けに進化しているので、プロとして仕事に使うなら第2世代のApple Pencilに対応したiPad Air 4の一択になります。
Apple Pencil(第2世代)は11インチ・12.9インチiPad Proにも対応していますが、前者は94,800円から、後者は129,800円~とお高めです。
iPad Air 4ならApple Pencil(第2世代)に対応しつつ69,800円と入手しやすいので、絵描きの環境にあまりお金を注げない人にもおすすめです。
安さ重視ならiPad Air 3、本格的に使い倒したいならiPad Air 4
画像引用元:iPad Air – Apple(日本)
iPad Air 3とiPad Air 4を単純にスペックで比較すると、iPad Air 4が上位互換になるので予算に余裕があるならiPad Air 4を選ぶのが無難です。
両者の見た目こそ大きな違いはありませんが、処理性能の向上やApple Pencil(第2世代)への対応など、本格的に使い倒したいならiPad Air 4がおすすめになります。
ただし、価格を重視する人には中古で購入できるiPad Air 3の方が安く入手できますし、型落ちモデルとは言えどもiPad Air 3は現役で使えるスペックを持っています。
第2世代Apple Pencilに興味が薄い人、どのタブレットを選んだら良いか分からない人には、iPad Air 3を選ぶのも悪くない選択でしょう。
- スペック・機能はiPad Air 4が上位互換
- iPad Air 4はApple Pencil(第2世代)対応
- 価格はiPad Air 3の方が安い
- iPad Air 3はApple Pencil(第1世代)対応
- 価格重視ならiPad Air 3がおすすめ
- 性能重視、絵を描くならiPad Air 4を選ぼう