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今回は2020年秋にリリース予定の「iPadOS 14」について、新機能やリリース日などの情報をお伝えします。
2019年秋にiPadはiOSからiPadOSになって、今まで以上に使い勝手がよくなっています。
そのため、次のiPadOS 14でどんな新機能が搭載されているか楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
気になるiPadOS 14の注目したい新機能は次の通りです。
- スクリブル機能で手書き文字がテキストとして扱える
- Macのような検索ができる「ユニバーサル検索」が搭載
- Siriや電話・FaceTimeの着信表示がコンパクトに
- アプリ内のサイドバーが一新
- AR機能で深度情報が利用可能
ここでiPadOS 14の新機能・注目機能をチェックしてくださいね!
トップ画像引用元:iPadOS14|Apple Developer
iPadOSとは
iPadOSは、名前の通りiPad専用に開発されたOSです。
iPadOSの登場まではiPhoneと同じiOSが利用されていましたが、iOS 13が登場した2019年9月からiOSとは独立しました。
歴代iPadOSの発表日とリリース日
バージョン | 発表日 | リリース日 |
---|---|---|
iPadOS 13 | 2019年6月4日 | 2019年9月25日 |
iPadOS 14 | 2020年6月23日 | 2020年秋予定 |
iPadOSとiOSの違い
iPadOSはiOSから独立しましたが、インターフェースや操作性など基本的な部分はiOSと同じです。
iPadOSとiOSとの違いは、より便利にiPadが使えるようになる独自機能があることです。
- Apple Pencilで手書きに対応
- ホーム画面にウィジェットが表示できる
- Macのサブディスプレイにできる
- よく利用するアプリをDockから簡単に開ける
- Split ViewやSlide Overでマルチタスクでアプリが開ける
- 画像やリンクをドラッグ&ドロップでアプリ間移動できる
一部の機能はiOSの時から利用できましたが、iPadOSでより使いやすくなりました。
iOSの時はスマホが大画面で使えるようになったのがiPadという感覚でしたが、iPadOSになってかなりパソコンに近付いた感じですね。
iPadOS 14の新機能
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
ここからはiPadOS 14の新機能をチェックしていきましょう。
iPadOS 14は、iOSからiPadOSになって追加された機能をより使いやすくする変更に加え、アプリやファイルを見つけやすく新機能が追加されました。
- スクリブル機能で手書き文字がテキストとして扱える
- Macのような検索ができる「ユニバーサル検索」が搭載
- Siriや電話・FaceTimeの着信表示がコンパクトに
- アプリ内のサイドバーが一新
- AR機能で深度情報が利用可能に
スクリブル機能で手書き文字がテキストとして扱える
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
iPadOS 14では、Apple Pencilでの手書きがより便利になる「スクリブル機能」が搭載されました。
スクリブル機能は、iPadのどのテキストフィールドでも手書き入力ができ、手書きした文字が自動的にテキストデータに変換されます。
Apple Pencilで手書き入力中でも、手書きNGのアプリを利用する際はキーボードやタッチ操作に切り替える必要がありますよね。
画像引用元:iPadOS 14にiPadのための新機能を搭載 – Apple (日本)
iPadOS 14からは検索バーに直接文字を入力することで検索が可能に。
手書き入力した文字は自動的にテキストに変換されるので、メッセージの送信やSafariでの検索など様々な場面で活用できます。
また、メモアプリに手書きした文字を範囲選択して、他のアプリにテキストとしてコピペできるようになります。
iPadを主にApple Pencilで操作するなら、iPadOS 14のスクリブル機能でかなり使い勝手が向上するでしょう。
ただしリリース当初は英語と中国語のみ対応です。
日本語対応が待ち望まれますね!
Macのような検索ができる「ユニバーサル検索」が搭載
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
iPadOS 14では、macOSのSpotlight検索と同じような検索機能「ユニバーサル検索」が搭載されます。
ユニバーサル検索では入力されたテキストを元に、各種アプリやアプリ内のデータ、連絡先などをまとめて検索してくれます。
- アプリが多すぎて目的のアプリが見つけられない時
- 以前のメモがすぐ見つからない時
- 名前からすぐ連絡先を表示したい時
また、よく起動するアプリを学習して予測表示してくれます。
例えばSafariを開く場合、「Sa」と入力すればトップにSafariがヒットするようになるでしょう。
MacのSpotlight検索に慣れている方やキーボードを接続して利用する方は、ユニバーサル検索は特に使い勝手のいい新機能になるのではないでしょうか。
Siriや電話・FaceTimeの着信表示がコンパクトに
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
iPadOS 14では、Siriや電話・FaceTimeの着信など、今まで全画面表示されていた通知が小さく表示されるように変更されています。
電話の通知は画面上部に、Siriを利用する際は画面右下にコンパクトに表示され、iPadの操作をほとんど邪魔しません。
一見すると地味な変更点に感じるかもしれませんが、着信やSiri利用時にそれまでの操作を中断する必要がなく使い勝手がかなり向上すると見ていいでしょう。
アプリ内のサイドバーが一新
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
iPadOS 14では、写真、ミュージック、ファイルなどのアプリ左側にある「サイドバー」が再設計されて導入されます。
今までアプリの下側にあったナビゲーションもサイドバーに集約され、コンテンツの表示エリアが大きくなります。
また、写真などのドラッグ&ドロップで他のアルバムに移動するといった操作もできるようになっています。
ちょっとした変更ではありますが、ファイル整理がしいやすくなりそうですね!
AR機能で深度情報が利用可能に
画像引用元:iPadOS 14| Apple Newsroom
iPadOS 14と共に発表された開発者向けのARKit 4で、従来のAR機能に加えて高性能な深度情報が利用できるDepth APIが提供されます。
今までのARは埋め込んだオブジェクトが下手な合成写真のように浮いて見えることが多くありましたが、Depth APIを活用すると違和感なく溶け込ませることができるようです。
- オンラインショッピングで正確な身体情報を元にバーチャル試着
- 部屋の壁紙を張り替える前にARで試す
特にネットショップのアプリでDepth APIが利用できれば、服や家具を買った後に後悔することが激減しそうですね。
その他の注目したい新機能
ここまで紹介した新機能以外にも、iPadOS 14には細かな新機能が搭載されます。
- Siriがネット上のあらゆる情報を駆使して回答してくれるようになる
- マップで自転車向けに道の勾配・階段を考慮した経路案内やEV車用の経路案内を追加
- ホームアプリでオートメーションの提案やデバイスの顔認識が利用できる
- Safariにプライバシーレポート機能やウェブページ全体の翻訳機能を追加
- アクセシビリティで特定の周波数を増減できるヘッドフォン調整機能を追加
自転車向けの経路案内は、最短距離だけではなく勾配の少ない経路を選ぶといった使い方ができるでしょう。
また、ホームアプリを上手に使えば、普段帰宅する時間の直前に空調や照明を付けておくなど毎日をより快適にできそうですね。
iPadOS 14の対応機種
画像引用元:iPad Pro – Apple(日本)
続いてiPadOS 14の対応機種を見ていきましょう。
iPadOS 14は、iPadOS 13と同じiPadが対応しています。
iPadOS 14の対応機種
対応モデル | 発売日 |
---|---|
iPad Air 2 | 2014年10月16日発売 |
iPad mini 4 | 2015年9月20日発売 |
12.9インチiPad Pro (第1世代) | 2015年11月11日発売 |
9.7インチiPad Pro | 2016年3月31日発売 |
iPad(第5世代) | 2017年3月24日発売 |
10.5インチiPad Pro 12.9インチiPad Pro (第2世代) | 2017年6月5日発売 |
11インチiPad Pro (第1世代) | 2017年6月5日発売 |
iPad(第6世代) | 2018年3月28日発売 |
12.9インチiPad Pro (第3世代) | 2018年11月7日発売 |
iPad mini(第5世代) iPad Air(第3世代) | 2019年3月18日発売 |
iPad(第7世代) | 2019年9月11日発売 |
11インチiPad Pro (第2世代) 12.9インチiPad Pro (第4世代) | 2020年3月25日発売 |
かなり前のiPadでも対応できるので、最新モデルを購入する予定のない方もアップデートを検討してもいいかもしれませんね!
ただし、Apple Pencilを利用したい方はApple Pencil対応のiPadが必要です。
現在Apple Pencilが対応しているiPadのモデルは次の通りです。
Apple Pencilの対応iPad
対応モデル | 対応する Apple Pencil |
---|---|
12.9インチiPad Pro (第1世代) | 第1世代 |
9.7インチiPad Pro | 第1世代 |
10.5インチiPad Pro | 第1世代 |
12.9インチiPad Pro (第2世代) | 第1世代 |
11インチiPad Pro (第1世代) | 第2世代 |
iPad(第6世代) | 第1世代 |
12.9インチiPad Pro (第3世代) | 第2世代 |
iPad mini(第5世代) | 第1世代 |
iPad Air(第3世代) | 第1世代 |
iPad(第7世代) | 第1世代 |
11インチiPad Pro (第2世代) 12.9インチiPad Pro (第4世代) | 第2世代 |
iPadOS 14は2020年秋リリース予定
今回は、2020年秋にリリース予定のiPad用最新OS「iPadOS 14」について解説しました。
iPadOS 14で押さえておきたい新機能を改めてまとめると次の通りです。
- スクリブル機能で手書き文字がテキストとして扱える
- Macのような検索ができる「ユニバーサル検索」が搭載
- Siriや電話・FaceTimeの着信表示がコンパクトに
- アプリ内のサイドバーが一新
- AR機能で深度情報が利用可能に
iPadOS 14は2020年秋リリース予定です!
iPadOS 14にアップデートすると、今まで以上に検索やApple Pencilの利便性が向上し、ますますiPadが手放せない必須アイテムになりそうですね!
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