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iPhone 11 Proは、去年発売されたiPhone XSの後継機です。
そのため、基本的にはすべてにおいて、iPhone XSよりパワーアップしていると見ることができます。
一方のiPhone XSには、型落ちによる値下げが期待されます。
現在は一体いくらで販売されているのでしょうか。
このページでは、iPhone 11 ProとiPhone XSについて、スペックと価格の両方を比較し、今からならどっちが買いか理由と共に解説していきます。
トップ画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhone 11 Proのほうが買い!
画像引用元:iPhone 11 Pro – 仕様 – Apple(日本)
いきなり結論から入ります。
iPhone 11 ProとiPhone XSのどちらかで迷っているのであれば、iPhone 11 Proのほうが買いでしょう。
なぜなら、まずスペックでiPhone 11 Proのほうが優れていること、そして何より、iPhone XSがまだ高いからです。
むしろiPhone XSのほうが高い!?
画像引用元:機種の選択 | ソフトバンク
発売から1年が経ち、iPhone 11 Proの登場により型落ちモデルとなったiPhone XSですが、今も高価格を保っています。
iPhone 11 ProとiPhone XSの価格
販売元 | 機種 | 64GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|---|
Apple公式サイト | iPhone 11 Pro | 117,480円 | 135,080円 | 159,280円 |
iPhone XS | なし | なし | なし | |
ドコモ | iPhone 11 Pro | 126,720円 | 142,560円 | 166,320円 |
iPhone XS | 79,200円 | 83,160円 | 168,696円 | |
au | iPhone 11 Pro | 127,440円 | 144,720円 | 170,640円 |
iPhone XS | 79,920円 | 143,280円 | 168,480円 | |
ソフトバンク | iPhone 11 Pro | 127,200円 | 145,920円 | 172,320円 |
iPhone XS | - | 77,760円 | - |
※金額は2020年4月末時点での税込価格です。
ドコモではiPhone XSがだいぶ値下げされました。110,808円→79,200円です。
また、ソフトバンクでの販売価格は、iPhone 11 Proとほとんど変わりません。
auはiPhone XS 64GBのみ他のモデルより格段に安くなっています。
ドコモもそうですがiPhone XSの価格はモデルによって結構違いがあります。また、キャリアによっても価格がだいぶ違います。
iPhone XSが安いのであれば、「高いiPhone 11 VS 安いiPhone XS」という図式が成り立ちましたが、価格が肉薄しているなら、新しいiPhone 11 Proの圧勝です。
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iPhone 11 Proはどこが進化している?
画像引用元:iPhone 11 Pro・iPhone 11 Pro Max | iPhone | au
ここからは、iPhone 11 ProはiPhone XSからどこが進化したのかについて、掘り下げていきたいと思います。
iPhone 11 ProとiPhone XSのスペック比較
iPhone 11 ProとiPhone XSのスペックを比較してみましょう。
iPhone 11 Pro | iPhone XS | |
---|---|---|
SoC(≒CPU) | A13 Bionic | A12 Bionic |
本体サイズ | 144.0×71.4×8.1mm | 143.6×70.9×7.7mm |
重量 | 188g | 177g |
ディスプレイ | 5.8インチ 有機EL 2,436×1,125ピクセル (458ppi) | 5.8インチ 有機EL 2,436×1,125ピクセル (458ppi) |
アウトカメラ | 広角:約1,200万画素 超広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万 | 広角:約1,200万画素 望遠:約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,200万画素 | 約700万画素 |
メモリ容量(RAM) | 4GB | 4GB |
ストレージ容量(ROM) | 64 or 256 or 512GB | 64 or 256 or 512GB |
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水防塵 | IP68 (水深4メートルで最大30分間保護) | IP68 (水深2メートルで最大30分間保護) |
バッテリー容量 | 3,046mAh | 2,658mAh |
ボディ素材 | ステンレススチールとガラス | ステンレススチールとガラス |
カラーバリエーション | スペースグレイ シルバー ゴールド ミッドナイトグリーン | スペースグレー シルバー ゴールド |
- SoC(≒CPU)がA12 BionicからA13 Bionicに進化した
- カメラに「超広角レンズ」と「ナイトモード」が加わった
- インカメラの画素数が700万から1,200万になった
- 防水性能が向上した
- バッテリー容量が増えた
- iPhone XSより大きくて重たくなった
- トリプルレンズカメラが「気持ち悪い」?
一部デザインを除けば、iPhone XSより劣る点はありません。
これらについて、次の章からより詳しく解説していきます。
A13 Bionicによって処理性能が大幅アップ!
SoC(≒CPU)にA12 Bionicを搭載しているiPhone XSに対し、iPhone 11 Proは最新のA13 Bionicを使用しています。
この進化により、処理性能の総合力を示すAnTuTuベンチマークスコアでは、約45万点を記録するようになりました。
- iPhone 11 Pro:約45万点
- iPhone XS:約35万点
iPhone 11 Proの性能が驚異的なだけで、iPhone XSの約35万点という数値もかなり優秀です。
「超ハイスペック」といっても過言ではないでしょう。
カメラが大幅にパワーアップ!
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
iPhone 11 Proの一番のセールスポイントはカメラといっても過言ではありません。
iPhone XSでは広角+望遠だったデュアルレンズが、広角+超広角+望遠のトリプルレンズになりました。
- iPhone 11 Pro:広角レンズ+超広角レンズ+望遠レンズ
- iPhone XS:広角レンズ+望遠レンズ
超広角レンズが加わったことで、より広い画角の撮影が行えるようになっています。
また、暗所に特化した「ナイトモード」という機能も新登場。
これにより、暗い場所でもよりはっきりと撮影することができるようになりました。
ナイトモードによる暗所撮影(右)
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
自撮りなどに使うインカメラも、iPhone 11 Proで進化しています。
- iPhone 11 Pro:1,200万画素
- iPhone XS:700万画素
インカメラの画素数はメインカメラと変わりません。
つまり、iPhone 11 Proでは自撮りもメインカメラ並にキレイに撮れるということです。
防水性能も向上している
iPhone XSの時点で、防水性能はIPX8という最高の保護等級でした。
しかし、Appleの説明によると、iPhone 11 Proではさらに向上していることがわかります。
- iPhone 11 Pro:「水深4メートルで最大30分間保護」
- iPhone XS:「水深2メートルで最大30分間保護」
水深2メートルまでの保護から水深4メートルまでの保護になっているのです。
使っていて差を感じる機会はほとんどないかもしれませんが、「向上している」という事実はより安心感を与えてくれますよね。
バッテリー容量が増えた
Appleはバッテリー容量を公開していません。
しかし、外部の分析によって、iPhone 11 ProではiPhone XSよりもバッテリー容量が増えていることが確認されました。
- iPhone 11 Pro:3,046mAh
- iPhone XS:2,658mAh
バッテリー容量が増えるということは、その分だけバッテリーが長持ちするということです。
デザインはiPhone XSのほうがよかった?
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
スペックではiPhone XSを上回っているiPhone 11 Proですが、外観については発売前から批判や敬遠する声が相次いでいました。
トリプルレンズが「気持ち悪い」「怖い」?
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
iPhone 11 Pro独自のトリプルレンズの配置については、かなり悪く言われています。
3つのレンズが寄り添っているデザインに、拒絶反応を示す方が少なくないようです。
iPhone 11 Proの画像が公開された直後から、「タピオカ」や「蓮の実」のようで気持ち悪いという感想が続出していました。
また、人気アニメ「ボトムズ」に出てくるロボットのようだと揶揄する声も……。
装甲騎兵ボトムズの「スコープドッグ」
画像引用元:Amazon | 装甲騎兵ボトムズ 1/20 スコープドッグ レッドショルダーカスタム | プラモデル 通販
中には「ジョブズだったらこんなデザイン採用しなかった」と、元CEOの故スティーブ・ジョブズ氏を引き合いに出して嘆くユーザーもいました。
確かにGalaxy S10やXperia 1のトリプルレンズと比べても、iPhone 11 Proのものは独特の存在感を放っていますよね。
Galaxy S10のトリプルレンズカメラ
画像引用元:Galaxy S10(ギャラクシー エステン)SCV41 | スマートフォン(Android スマホ) | au
Xperia 1のトリプルレンズカメラ
画像引用元:Xperia 1 SO-03L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ
次の章では、引き続きiPhone 11 Proの残念な点を挙げます。
iPhone XSよりも大きくて重たくなっている
iPhone 11 ProはiPhone XSと同じ5.8インチディスプレイでありながら、本体サイズも重量も増しています。
- iPhone 11 Pro:144.0×71.4×8.1mm・188g
- iPhone XS:143.6×70.9×7.7mm・177g
贅沢を言うなら、よりコンパクトに、最低でもiPhone XSのサイズを維持していてほしかったところです。
この点については、劣化していると指摘されても仕方ないかもしれません。
iPhone 11 Proのスマホケースおすすめ9選|iPhone XSのカバーは使える?それでも買いなのはiPhone 11 Pro
画像引用元:iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxを購入 – Apple(日本)
iPhone 11 Proの残念な点も挙げましたが、それでも最初の結論は揺らぎません。
iPhone XSは今も価格が高いので、今からiPhone XSを買うくらいならiPhone 11 Proを買いましょう。
スペックよりも見た目や持ちやすさを重視したいならiPhone XSもありですが、型落ちした機種に最新機種と同じくらいのお金を払うのはかなりもったいないです。
iPhone XSの価格が下がらないのはAppleの戦略?
近年のiPhoneは、新しい機種が出たからと言って、旧機種が値下げされるとは限らなくなっています。
それは、Appleが値下げよりもディスコンを選択するからです。
例えば、iPhone XSはすでにApple Storeで販売されていません。
iPhone XSを値下げしたらiPhone 11 Proが売れなくなると踏んだためでしょう。
値下げして売るのではなく、売るのをやめる。
これがAppleの戦略で、iPhone Xでも同じ手法が使われました。
ただiPhone XRやiPhone 8のような廉価モデルだと、値下げして販売を続ける傾向にあります。
最高級品とその他とで扱いが分かれているのが大きな特徴です。
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iPhone 11 Proで最先端を体験しよう!
以上、iPhone 11 Pro VS iPhone XSでした。
- iPhone 11 ProはiPhone XSの後継機
- 基本的にすべてのスペックでiPhone 11 Proが上回っている
- iPhone XSの価格は高いまま
- iPhone 11 Proを買うのがおすすめ
- デザインはiPhone XSのほうがいい面も
iPhone XSの価格はiPhone 11 Proとさほど変わりません。
しかも、iPhone XSの後継機にあたるiPhone 11 Proは、基本的にすべてにおいてiPhone XSのスペックを上回っています。
本体のデザインや重量については、好みが分かれるところではありますが、総合的にはiPhone 11 Proの方が圧倒的におすすめです。
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