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iPhone 12シリーズ以降のiPhoneには、「MagSafe」という機能が標準で搭載されています。
もちろん、最新のiPhone 13シリーズにもしっかり搭載されているので、機能を理解して便利に活用しましょう。
この記事では、そもそもMagSafeとは何なのかという疑問から、MagSafeでできることや注意点まで網羅的に情報をまとめています。
- iPhoneの本体背面に埋め込まれたマグネットを利用したアクセサリ規格
- iPhone 12シリーズ・iPhone 13シリーズ全デバイスに搭載
- 最大15W(miniは12W)の出力に対応
- ケースはMagSafe対応のものが必要
- 充電器側の出力も一定水準が求められる
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MagSafeとは
画像引用元:Apple公式サイト
MagSafeとは、iPhone 12シリーズ以降のiPhoneの本体背面に埋め込まれたマグネットを使った新しい規格のことです。
本体内部に搭載されているため、iPhoneからマグネットを取り除いたり、磁力をオフにしたりすることはできません。
ワイヤレス充電にも使用可能
MagSafe自体はマグネットを使用したアクセサリーの規格ですが、Qiと互換性があるワイヤレス充電規格でもあります。
これまでもiPhoneはQiによるワイヤレス充電が可能でしたが、その出力は最大7.5Wでした。
しかし、MagSafe対応のワイヤレス充電器なら、最大15Wの出力を実現可能です。
ただし、iPhone 13 miniとiPhone 12 miniは最大出力が12Wに制限されるので注意してください。
もともとはMacBookに搭載されていた
MagSafeというアイデアは、MacBookでは2006年から採用されていました。
MacBookのMagSafeは、MacBook本体とACアダプタをマグネットで接続するためのものです。
iPhoneのMagSafeとMacBookのMagSafeに互換性は今のところなく、名称とマグネットを使うというアイデア以外は別物といえます。
なお、2018年以降はMagSafeを搭載したMacBookは発売されていません。
MagSafe搭載のiPhone
2021年9月時点で販売されているMagSafeに対応したiPhoneシリーズは以下のとおりです。
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini(最大12W)
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini(最大12W)
2020年に販売されたiPhone 12シリーズ以降のiPhone全てにMagSafeが搭載されています。
miniシリーズは最大12W、それ以外は最大15Wで充電できますので、高速かつワイヤレスで充電したい人は必見です。
MagSafeでできること
画像引用元:Apple公式サイト
それではMagSafeが搭載されたことで、具体的にどんなことができるのでしょうか。
すでに発売中のアクセサリーの紹介を交えながら解説します。
- 最大出力15Wの高速ワイヤレス充電ができる
- マグネットなので位置がずれない
- ワイヤレス充電をしながらiPhoneを使える
- 専用アクセサリーが装着できる
15Wの高速ワイヤレス充電ができる
Apple Storeで4,950円で販売されている「MagSafe充電器」を使用すると、最大15Wの出力でiPhoneを充電できます。
これまでワイヤレス充電器の規格はQiで、最大7.5Wに限られている分どうしても充電時間が長いのが弱点でした。
iPhone 13/12 miniシリーズでも12W出力に対応しているので、Qiより早いのは大きなメリットです。
マグネットなので位置がずれない
本体背面内側にマグネットが搭載されているため、iPhoneと専用ワイヤレス充電器がピッタリくっつきます。
ワイヤレス充電でありがちな位置がずれて充電できていなかった、なんてトラブルを防いでくれます。
筆者はワイヤレス充電器を日頃から使っているのですが、ちょっとした拍子に位置がずれて充電がストップしてしまうことがあり困っていました。
そういう経験が一度でもあると、ずれていない時でも「ずれてないかな? 大丈夫かな?」なんて心配になり様子を見てしまうことも……。
磁力によってでずれないというのは一見すると地味な要素ですが、ずれて充電できないという致命的なトラブルを防げる重要な要素です。
ワイヤレス充電をしながらiPhoneを使える
磁力でくっついているため、ワイヤレス充電中でもiPhoneを持ち上げることができます。
これまでiPhoneをワイヤレス充電器で充電している間は、充電器の上にiPhoneをそっと置いておく必要があったため、充電するタイミングが寝る前などに限られていました。
MagSafeならマグネットでくっついているので、動かしても充電器が外れにくいのがメリットです。
充電中にiPhoneを使いたくなったときにも安心して使用できます。
専用アクセサリーが装着できる
MagSafeはアクセサリー用の規格なので、充電器以外のアクセサリーも用意されています。
例えば7,480円の「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」は、iPhoneの背面にくっつけた上でクレジットカードを入れられます。
ちなみに「ご心配なく。シールド機能があるので、クレジットカードを入れても安心です」とのこと。
スキミング防止シールドが搭載されているので情報セキュリティにも問題はありません。
2021年時点で実装されているMagSafeの磁力では難しいですが、今後は磁力を強くしてバンカーリングの装着用として応用される可能性も考えられます。
シールや接着剤などの粘着物質でくっつけるのと違い、取り外しが簡単で跡が残らないのが大きなメリットです。
MagSafeの注意点
画像引用元:MagSafe充電器 – Apple(日本)
ここまでMagSafeに関する基本的な情報と、利点を解説してきました。
今度は、注意点を紹介していきます。
- 別売の充電アダプタが必要
- ケースはMagSafeに対応しているものが必要
- 磁力が強いので近づけるものに注意
対応アクセサリを購入してから後悔しないためにも、忘れずにチェックしておきましょう。
別売の充電アダプタが必要
iPhone 13シリーズには、充電アダプタが同梱されていません。
別売りのMagSafe充電器にも同梱されていません。
iPhone 13シリーズとあわせてMagSafe充電器を購入した場合でも、充電器は別途用意しなければなりません。
MagSafe充電器に求められている出力は以下の通りです。
- 15W充電: 9V/2.22Aまたは9V/2.56A以上
- 12W充電(iPhone 12/13 miniシリーズ): 9V/2.03A以上
充電器を調達するときは、上記の出力を出せることを確認してから購入してください。
なお、9Vの電圧に対応した規格はUSB-PDなので、アダプタの端子はUSB-Cです。
充電ケーブルはUSB-C – Lightningケーブルを用意しましょう。
ケースはMagSafeに対応しているものが必要
iPhoneにケースを装着したままMagSafeを利用したいなら、MagSafe対応のケースでなければなりません。
Apple StoreではMagsSafeに対応したiPhone 12/13 シリーズのケースを販売しています。
ケース自体にも15W充電を可能にするためのNFCなどが内蔵されているので、単に磁力が通れば良いというものではありません。
MagSafeを意識すると自由にケースを選べなくなってしまいました。
対応していないケースを装着するとMagSafeを活用した充電ができなかったり充電速度が遅くなったりする可能性があります。
磁力が強いので近づけるものに注意
MagSafeが搭載しているマグネットはある程度強い磁性体です。MagSafe充電器をくっつけたまま、iPhoneを釣り糸に引っかかった魚のようにぶら下げる程度の磁力があります。
そのため、他の電子機器などに悪い影響を与える可能性に注意が必要です。
磁気カードなどを保有している場合は、iPhoneや専用アクセサリーを置く場所に気を使う必要が出てきます。
MagSafeが使えるケース
画像引用元:MagSafe対応iPhone 13 Pro Maxシリコーンケース – マリーゴールド – Apple(日本)
ここでは、AppleStoreで販売されているMagSafeに対応したiPhone 13シリーズのケースを紹介します。
2021年9月時点で販売されているケースは以下の通りです。
- シリコーンケース
- レザーケース
- クリアケース
それぞれのケースについてみていくので、好みのものを購入してください。
シリコーンケース
画像引用元:MagSafe対応iPhone 13シリコーンケース – ブルージェイ – Apple(日本)
シリコーンケースは、外側はシリコンで内側はマイクロファイバーでできています。
柔らかい素材なので持ちやすく、落下時の衝撃を和らげる効果もあるのでおすすめです。
販売価格は6,050円で、後ほど紹介するクリアケースと同額かつ最も安価になっています。
カラーラインナップも豊富なので、好みに応じて選べるのも嬉しいポイントです。
ただし、iPhone 13 mini用に比べて無印/Pro/Pro Max用はカラーが少ない点に注意してください。
レザーケース
画像引用元:MagSafe対応iPhone 13レザーケース – ダークチェリー – Apple(日本)
MagSafe対応ケースにはレザーケースも存在します。
Appleのレザーケースは質感が良く、長期間使うのに十分な耐久度があるのでクオリティを重視するならこちらがおすすめです。
ただし、販売価格が7,480円と販売されているMagSafe対応ケースの中では高価です。
価格よりクオリティや耐久性を考慮してケースを選びたい人におすすめします。
クリアケース
画像引用元:MagSafe対応iPhone 13 Pro Maxクリアケース – Apple(日本)
クリアケースは背面にMagSafe対応充電器を設置する目安になるサークルが記載されているのが特徴的です。
特徴的なデザインのケースがほしいと思っているなら、このクリアケースを選ぶことをおすすめします。
価格も6,050円と安価なので、購入しやすいのもメリットです。
MagSafeでよくある質問
画像引用元:Apple公式サイト
最後に、MagSafeに関するよくある質問をまとめました。
MagSafeを使い始めると疑問に思うことが多いので、事前にチェックして疑問を解決しておくのがおすすめです。
- iPhone 11など古い機種でも使える?
- 普通のワイヤレス充電器としては動く?
- 有線充電とどっちが速い?
- 充電中に熱くなるけど大丈夫?
- Androidデバイスと2台持ちしているけど両方に使える?
Q1 iPhone 11など古い機種でも使える?
MagSafeは、iPhone 12シリーズまたはiPhone 13シリーズの本体背面に埋め込まれているマグネットです。
iPhone 11以前には埋め込まれていないので、古い機種では使えません。
iPhone 12シリーズ以降のデバイスを選ばない限り、MagSafeを使った高速充電は不可能です。
ただし、iPhone 11以前のQi対応のiPhoneならQi充電器として使えます。
Q2 普通のワイヤレス充電器としては動く?
MagSafe充電器は、iPhone 8以降およびワイヤレス充電ケーブル付きモデルに対してはQi充電器として使えます。
ただし磁力で正確に装着できるのは、現時点ではiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズのみです。
iPhone 11以前のデバイスに使用する場合は、位置がずれないように注意してください。
MagSafe充電器の良さを最大限活かすなら、iPhone 12シリーズまたはiPhone 13シリーズを使うことをおすすめします。
Q3 有線充電とどっちが速い?
iPhone 12以降のデバイスは、有線充電の場合は20Wに対応しています。
MagSafeは最大15Wなので、有線充電のほうが高速で充電可能です。
急ぐときは有線充電、利便性を重視するときはMagSafeと使い分けましょう。
Q4 充電中に熱くなるけど大丈夫?
MagSafeは15W出力とワイヤレス充電としては高出力なので、ある程度熱くなるものです。
極端に熱くなっていない限り問題はありません。
もし、触れないほど熱くなったり異音が発生したりする場合は故障が疑われるので注意してください。
Q5 Androidデバイスと2台持ちしているけど両方に使える?
iPhone 12シリーズまたはiPhone 13シリーズにはMagSafe充電器として、AndroidデバイスにはQi充電器として使用できます。
充電速度には出力の差がある分違いが出ますが、ワイヤレス充電器としては問題なく使えるのでぜひ活用してください。
iPhone 13シリーズを購入するならMagSafeを活用しよう
今回は、iPhone 13シリーズに搭載されているMagSafeについて詳しく紹介しました。
Qiより高速でずれにくく、ワイヤレス充電をメインの充電手段として活用したい人におすすめです。
MagSafeを使うときに覚えておきたいポイントをまとめて振り返ると以下のとおりです。
- iPhoneの本体背面に埋め込まれたマグネットを利用したアクセサリ規格
- iPhone 12シリーズ・iPhone 13シリーズ全デバイスに搭載
- 最大15W(miniは12W)の出力に対応
- ケースはMagSafe対応のものが必要
- 充電器側の出力も一定水準が求められる
最新のiPhone 13シリーズなら、どのデバイスでも本体背面にマグネットが埋め込まれています。
専用のワイヤレス充電器やレザーウォレットをくっつけて、iPhone 13シリーズをより便利に使いましょう。
今後は別のアクセサリーが出てくる可能性も十分に考えられるので、ぜひ定期的にチェックしてみてください!