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Appleが提供しているクラウドサービスのiCloudは、iPhone内のデータを保存することができます。
iPhoneのストレージ内の大切なデータを保存できるので重宝されているサービスです。
そこで今回は、iCloudの容量不足でiPhoneがバックアップできない時の対処法を紹介します。
- iCloudに保存するデータを選んでおく
- 使用済みバックアップサイズを減らす
- iCloud写真にある写真を削除する
- iCloud Driveのフォルダとファイルを削除
- iCloudのメッセージアプリで削除
- メールアカウントからメールメッセージを削除
- ボイスメモを削除
- 他のデバイスのデータを整理する
- iCloudの容量を有料で追加する
iPhoneのデータを保存しようとして「iCloudストレージの空き領域が不足しています」と表示される人は、ぜひ本記事をチェックしてください。
※本記事で登場する「アプリ」はAppleでよく使用される「App」のことを指します
トップ画像引用元:iCloud – Apple(日本)
icouldの容量いっぱいになってきたのどうしよかな。お金払ってまでバックアップ取りたいとも思わんしなぁ…。
ほとんど写真やし、USBに移しちゃおうかなぁ…。— 香音@趣味垢 (@kanongaku523) January 19, 2022
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iCloudでバックアップできない原因
画像引用元:iCloud – Apple(日本)
iCloudは基本的に、Apple製品(iPhoneやiPad、Mac)を使用しているユーザーが使えるデータ保存領域です。
この保存領域はインターネット上にあり、データを保存するときに自分のiPhoneやiPad、Macやパソコンのストレージ(容量)を使うことはありません。
しかし、次の場合はiCloudの容量不足でバックアップできないケースがあります。
- 保存したいデータが5GB以上になった
- 写真や動画が自動でバックアップされている
- 他のデバイスでApple IDを共有している
保存したいデータが5GB以上になった
iCloudは5GBまでなら無料で利用できます。
無料の範囲内で5GBを超えるデータを保存することはできません。
iPhoneのストレージは64GBや256GBなどで、iCloudの無料の5GBを軽く超えます。
そのため、利用方法を工夫しないと無料の範囲内の5GBをあっという間に消費してしまいます。
写真や動画が自動でバックアップされている
iCloudにはiCloud写真という、写真や動画を自動でバックアップできるサービスがあります。
この機能をONにすると、自動でバックアップが開始されます。
大切な写真や動画を守れる機能ではありますが、iCloudの容量を圧迫してしまうことが多いです。
他のデバイスでApple IDを共有している
iPhoneだけではなくiPadやMacを同じApple IDで利用すると、iCloudで使用できる容量は5GBです。
iPadやMacなど他のデバイスのデータがiCloudの容量を消費している可能性もあります。
【準備】事前に使用状況を確認しておくと便利
対処法を試す前に、現在どのくらいiCloudの容量を使っているか確かめておくと良いです。
対処法で空けたiCloud容量との比較ができます。
また、どのデータがiCloud容量を大きく消費しているのかもチェックできます。
- iPhoneで「設定」⇒「[ユーザー名]」⇒「iCloud」の順に選択
- 「ストレージを管理」をタップして詳細を確認
1の段階でiCloud容量の全体的な使用量が棒グラフで表示されます。
リストの1番上には使用量が最も多いアプリや機能が表示されます。
詳しい内容が知りたい場合は、2に進みましょう。
次の章から、iCloud容量不足でバックアップできない時の対処法を解説します。
対処法1:iCloudに保存するデータを選んでおく
iPhoneでは、iCloudに保存する機能がいつの間にかONになっていることが多いです。
インターネット上の保存領域に保存する必要がないと感じているデータは、機能をOFFにしておきましょう。
- 「設定」⇒「 [ユーザ名] 」⇒ 「iCloud」の順に選択
- 「iCloudを使用しているApp」の一覧が表示される
- 保存不要のデータをOFFにする
ボタンがスライドされて灰色ならOFF、緑色ならONの状態です。
OFFにしておくことで、余計なデータの保存を防ぐことができます。
対処法2:使用済みバックアップサイズを減らす
画像引用元:デバイス本体のストレージと iCloud ストレージの違い
前回のバックアップがiCloudの容量を大きく消費していることも多いです。
iCloudではさまざまなデータが保存されます。
対象となるデータを見てみましょう。
- アプリデータ
- デバイスの設定
- ホーム画面とアプリの配置
- iMessage、テキスト(SMS)、MMSメッセージ
- iPhone、iPad、iPod touch 上の写真とビデオ
- Appleサービスからの購入履歴(音楽、映画、テレビ番組、アプリ、ブックなど)
- 着信音
- Visual Voicemailのパスワード (バックアップ時に使用したSIMカードが必要)
- Apple Watchのバックアップ
上記の情報がiPhoneにあると自動的にiCloudにバックアップが作成されます。
新しい情報が次々にバックアップされたり、使わないアプリもコピーされたりするため、自分でバックアップを整理しないとiCloudの容量がどんどん減ってしまいます。
そのため、iCloudで使われているバックアップのサイズを減らすことは容量不足解消に役立ちます。
バックアップのサイズを減らす手順
ここでは、バックアップの必要がないアプリの個別設定と、バックアップを削除する方法の2つを紹介します。
- iPhoneで「設定」⇒「[ユーザ名]」⇒「iCloud」の順に選択
- 「ストレージを管理」⇒「バックアップ」の順にタップ
- 使っているデバイスの名前「このiPhone」をタップ
- バックアップの必要がないアプリをOFFにする
- 「オフにして削除」を選択
「オフにして削除」をして削除を確定させると、対象アプリのバックアップがiCloudで停止されます。
また、バックアップされていた対象アプリの情報もiCloudからすべて消去されます。
- 「設定」⇒「[ユーザ名]」⇒「iCloud」の順に選択
- 「ストレージを管理」⇒「バックアップ」の順にタップ
- バックアップを削除したいデバイスの名前をタップ
- 「バックアップを削除」⇒「オフにして削除」の順にタップ
上記を実行すると古いバックアップや既に使用していないデバイスのバックアップが削除できます。
例えば、以前使っていたiPhoneのバックアップ情報が残っているなら、削除しておくとiCloudの容量を空けられます。
ただし、バックアップを削除するとiCloudのバックアップ自体もOFFになります。
そのため、バックアップを再開させたいなら、iCloudのバックアップをONに直してください。
対処法3:iCloud写真にある写真を削除
画像引用元:iCloud 写真を設定・使用する
iCloud写真はiPhoneの写真アプリと連携させて、写真や動画をiCloudに保存できるサービスです。
iCloud写真を現在利用している人は、不要な写真を削除するとiCloudの容量を空けることができます。
- 写真アプリを開く
- 画面下部の「写真」をタップ
- 「選択」をタップ
- 削除する写真または動画を1つ以上選択
- 「削除ボタン 」をタップ
- 「写真を削除」をタップ
iCloud写真をOFFにする
写真や動画がiCloudの容量を消費するのが気になる人は、iCloud写真を個別にOFFにしましょう。
- 「設定」⇒「[ユーザ名]」の順に選択
- 「iCloud」をタップ
- 「写真」をタップ
- 「iCloud写真」をOFF
上記の設定を行うと、写真や動画が勝手にバックアップされるのを防げますよ。
対処法4:iCloud Driveのフォルダとファイルを削除
画像引用元:iCloud Drive を設定する
iCloud Driveに保存しているフォルダやファイルを削除すると、iCloudの容量を空けられます。
次の方法を試してみましょう。
- ファイルアプリを開いて「ブラウズ」をタップ
- 「場所」から「iCloud Drive」をタップ
- 「詳細ボタン」をタップして「選択」をタップ
- 削除したいフォルダやファイルを選択
- 「削除ボタン」をタップ
- 「場所」⇒「最近削除した項目」の順に選択
- 「詳細ボタン」をタップして「選択」をタップ
- 削除したいファイルを選択
- 「削除ボタン」をタップ
- 確認のため「削除」をタップ
対処法5:iCloudのメッセージアプリで削除
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch でメッセージ App を使う
iCloudでメッセージを保管している場合、iCloudの容量を消費します。
不要になったテキストメッセージと添付ファイルを削除しましょう。
- メッセージスレッドで、削除したいメッセージの吹き出しや添付ファイルを探す
- 対象の吹き出しや添付ファイルをタッチしたまま長押し
- 「その他」をタップ
- 「削除ボタン」をタップ
- 「メッセージを削除」をタップ
- スレッド内のすべてを削除するなら左上にある「すべて削除」をタップ
- メッセージチャットを開く
- 画面の上部に表示されている連絡先の名前をタップ
- 「情報アイコン」をタップ
- 「写真」セクションで「すべて表示」をタップ
- 「選択」をタップして削除したい画像をタップ
- 「削除」をタップ
- 削除したいスレッドを左にスワイプ
- 「削除」をタップ
- 確認のためもう1度「削除」をタップ
対処法6:メールアカウントからメールメッセージを削除
iCloudのメールアカウントからメールメッセージ自体を削除することも、iCloudの容量を増やす方法です。
次の手順を参考にしてください。
- メッセージの上を左にスワイプして、対象のメッセージを削除
- 「メールボックス」を表示して「ゴミ箱」フォルダを選択
- 各メッセージを左にスワイプして削除
- 「編集」をタップ
- 「すべてを選択」をタップ
- 「削除」をタップ
- 確認のため「すべて削除」をタップ
対処法7:ボイスメモを削除
画像引用元:ボイスメモ App を使う
iCloudのボイスメモで音声録音した内容がある場合は、不要なものを削除しましょう。
次の手順を参考にしてください。
- 「削除ボタン 」をタップ
- 「最近削除した項目」を開く
- 「編集」をタップ
- 「すべて削除」またはボイスメモを選択して「削除」をタップ
対処法8:他のデバイスのデータを整理する
画像引用元:iCloudとは?
iPhoneと同じApple IDをiPadやMacでも利用しているなら、それぞれのデバイスでiCloudのデータを整理するのも良い方法です。
iPadの場合は、iPhoneと同じ方法でデータを削除できます。
Macの場合は、少しやり方が異なります。
MacでiCloudの容量を管理する方法を例として見てみましょう。
- Macにて、アップルメニュー⇒「システム環境設定」を選択
- サイドバーで「iCloud」を選択
- 「Apple ID」でログイン
- iCloudの設定画面で「管理」をクリック
- iCloudを使用中のアプリが一覧で表示
- 不要なデータのアプリを選択
- 「〇〇を削除」をクリック
- 注意事項を確認して「削除」をクリック
- 「終了」をクリック
対処法9:iCloudの容量を有料で追加する
画像引用元:iCloud+ にアップグレードする
iCloudは料金を支払うと、無料の5GBよりも容量を増やせます。
有料版は「iCloud+」という名称で、サブスクリプションサービスです。
項目 | 50GB | 200GB | 2TB |
---|---|---|---|
iCloudプライベートリレー(ベータ版) | 〇 | 〇 | 〇 |
メールを非公開 | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタムメールドメイン | 〇 | 〇 | 〇 |
HomeKit セキュアビデオのサポート | 1台 | 最大5台 | 台数無制限 |
家族で全部共有 | 最大5人まで | ||
月額 | 130円 | 400円 | 1,300円 |
サブスクリプションサービスなので、毎月費用が発生します。
1番少ない容量でも50GBなので、iCloudに保存できるデータがかなり増やせますよ。
今まで紹介した対処法を試してもiCloudの容量が増えにくい人や、バックアップされているデータの削除が手間に感じる人は、iCloud+を検討するのも良いでしょう。
iCloud+にアップグレードする方法
では、iPhoneからiCloud+にアップグレードする方法を見てみましょう。
- iPhoneで「設定」⇒「[ユーザ名] 」⇒「iCloud」の順にタップ
- 「ストレージを管理」をタップ
- 「ストレージを管理」がない場合、「iCloud ストレージ」をタップ
- 「さらに容量を購入」または「ストレージプランを変更」をタップ
- プランを選択し、画面に表示される手順に沿って手続き
- iCloud+にアップグレードが完了
番外編:Wi-Fiの安定や起動中のアプリの終了
iCloudの容量不足以外でも、バックアップが上手くいかないケースがあります。
それが、Wi-Fiの安定や起動中アプリがある場合です。
Wi-Fiの安定を確認する
iCloudはインターネット上の保存領域のため、バックアップにはネットの接続が必須です。
iCloudの容量があるのにバックアップできない場合は、ネットの接続環境が良くない可能性があります。
iCloudへのバックアップはWi-Fiの安定が必要です。
「バックアップが遅い」、「いつまでも終わらない」と感じる人は、iPhoneに接続しているWi-Fiの環境を確かめてください。
また、次の方法でWi-Fiの接続を安定させましょう。
- iPhoneのWi-FiボタンをON/OFF切り替えてみる
- iPhoneを再起動する
- Wi-Fiルーターを再起動する
上記3つの方法も試して、バックアップ環境を整えてください。
起動中のアプリを終了させる
iPhoneで起動中のアプリが多い場合、バックアップが上手くできないことがあります。
起動中のアプリが多いほどiPhoneの動作が遅くなるので、バックアップするときはアプリを全て終了させておくと良いです。
iCloudの容量不足を解消しよう!
画像引用元:iCloud – Apple(日本)
iCloudの容量が不足でiPhoneがバックアップできない時の対処法を9つ紹介しました。
もう1度ポイントをまとめます。
- 原因は無料で提供される5GBを使い切っているから
- iCloudに保存するデータを選んでおくと、容量の消費を抑えられる
- 前回のバックアップデータを削除すると空容量が増やせる
- 写真や動画は自動バックアップをOFFにしておく
- iCloud Driveのフォルダとファイルを整理する
- 不要なメールメッセージやボイスメモを削除する
- 同じApple IDを使用しているiPadやMacのデータを整理する
- iCloud+にアップグレードするとiCloudの容量を大量に追加できる
iCloudの容量不足を解消する対処法は9つあります。
1つずつ実行すると、空容量が増えてiPhoneのデータを新しく保存することが可能です。
バックアップの整理やデータの削除が手間だという場合は月額130円~のiCloud+に加入するのも良いでしょう。
今回紹介した対処法で、iCloudの容量を増やしてiPhoneの大切なデータを守ってくださいね。