iPhoneのクイックスタートができない|考えられる原因と対処法

  • 2023年9月11日
  • by.araki

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー8

この記事では、iPhoneのクイックスタートができない原因と対処法について解説します。

クイックスタートはiPhone同士を近づけるだけでデータ転送ができる非常に便利な機能です。

しかし、特定の条件を満たしていないと使うことができません。

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クイックスタートできない主な5つの原因

クイックスタート

画像引用元:クイックスタートを使って新しい iPhone、iPad、iPod touch にデータを転送する – Apple サポート

iPhoneのクイックスタートができない原因は、そこまで多岐に渡るものではありません。

主な原因としては5つ考えられます。

クイックスタートできない主な原因
  • 転送先のiPhoneが工場出荷時の状態でない
  • どちらかのiPhoneがiOS 12.4以降でない
  • 転送元のiPhoneがBluetoothオフになっている
  • 転送先のiPhoneのストレージが足りない
  • iPhoneが故障している

原因1:転送先のiPhoneが工場出荷時の状態でない

iPhone 12 mini
初めてクイックスタートする人に多いミスが、新しく購入した転送先のiPhoneの初期設定をすでに済ませてしまい、工場集荷時の状態でなくなっていることです。

クイックスタートは、転送先のiPhoneが工場出荷時の状態でないとできません。

もしすでに初期設定を済ませてしまったのであれば、リセットして工場出荷時の状態に戻しましょう。


この原因の対処法

以下の手順でiPhoneを工場出荷時の状態に戻せます。

  1. 「設定」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処01
  2. 「一般」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処02
  3. 「リセット」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処03
  4. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処04
  5. iCloudにバックアップを作成する必要がないなら「続ける」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処05
  6. 問題ないなら「今すぐ消去」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処06
  7. パスコードを入力して完了
    クイックスタートできない原因に対処07

クイックスタートでデータ転送するなら、iCloudにデータをバックアップする必要はないと思います。

原因2:どちらかのiPhoneがiOS 12.4以降でない

iOS 13

画像引用元:iOS 13 – Apple(日本)

クイックスタートは、両iPhoneがiOS 12.4以降である必要があります。

iOS 12.4以降には、2013年に発売されたiPhone 5s以降の機種が対応しています。

iPhone 5sより古い機種を使っている場合クイックスタートは使えません。


この原因の対処法

もしiPhone 5s以降の機種でiOS 12.4以降にアップデートしていないなら、アップデートしましょう。

  1. 「設定」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処01
  2. 「一般」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処02
  3. 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処08

iOS 12.4以降でないならアップデートの案内がありますので、画面に従って「ダウンロードとインストール」からアップデートを行ってください。

転送先のiPhoneをアップデートした後は、リセットで工場出荷時の状態にしましょう。

原因3:転送元のiPhoneがBluetoothオフになっている

Bluetooth

画像引用元:Bluetooth – Wikipedia

クイックスタートはBluetoothがオンの状態でないとできません。

転送先のiPhoneは工場出荷時の状態で問題ありませんので、転送元のiPhoneのBluetoothがオフになっていないか確認しましょう。


この原因の対処法

転送元のiPhoneのBluetoothがオフになっているのならオンにします。

  1. 「設定」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処01
  2. 「Bluetooth」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処09
  3. 「Bluetooth」のスイッチをオンに変更
    クイックスタートできない原因に対処10

原因4:転送先のiPhoneのストレージが足りない

クイックスタートできない原因に対処11
クイックスタートが始まっても、転送先のiPhoneのストレージが足りなければデータの転送まではできません。

例えば転送先のiPhoneのストレージは64GBなのに、転送元には100GBもデータがあるような場合です。

転送元のiPhone内のデータ量は以下の手順で確認できます。

  1. 「設定」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処01
  2. 「一般」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処02
  3. 「iPhoneストレージ」をタップ
    クイックスタートできない原因に対処12

この原因の対処法

転送先のiPhoneにも収まるくらいまで、転送元のiPhoneのデータを削除しましょう。

画像などをiCloud等にバックアップしたり、パソコンのHDDやSSDに移したりする手もあります。

クラウドサービスならスムーズな移行も可能なので、検討してみるといいでしょう。

原因5:iPhoneが故障している

アイフォン画像

ここまであげたことが原因ではないのなら、iPhoneが故障しているのかもしれません。

iPhoneの故障は誰にでも起こり得るトラブルです。


この原因の対処法

Appleか正規サービスプロバイダにiPhoneを診断してもらい、必要ならば修理しましょう。

AppleCare+ for iPhoneに加入していれば料金は12,900円です。

そうでなければ、料金は機種によって異なります。

iPhoneの修理料金
  • iPhone 12 Pro Max:71,280円
  • iPhone 12 Pro:65,780円
  • iPhone 12:52,580円
  • iPhone 12 mini:47,080円
  • iPhone 11 Pro Max:71,280円
  • iPhone 11 Pro:65,780円
  • iPhone 11:47,080円
  • iPhone XS Max:71,280円
  • iPhone XS:65,780円
  • iPhone XS Max:65,780円
  • iPhone X:47,080円
  • iPhone XR:47,080円
  • iPhone 8 Plus:47,080円
  • iPhone 8:40,040円
  • iPhone 7 Plus:40,040円
  • iPhone 7:36,0800円
  • iPhone 6s Plus:39,380円
  • iPhone 6s:35,970円
  • iPhone 6 Plus:39,380円
  • iPhone 6:35,970円
  • iPhone SE(第 2 世代):33,440円
  • iPhone SE:33,440円
  • iPhone 5s:33,440円

また、Apple製品限定保証またはAppleCare+の保証対象だと認められれば無料で対応してもらえます。

転送先のiPhoneは初期設定しないこと!

以上、iPhoneのクイックスタートができない原因と対処法についてでした。

クイックスタートできない主な原因
  • 転送先のiPhoneが工場出荷時でない
  • どちらかのiPhoneがiOS 12.4以降でない
  • 転送元のiPhoneがBluetoothオフになっている
  • 転送先のiPhoneのストレージが足りない
  • iPhoneが故障している

初めてクイックスタートする人にもっとも多いミスが、新しく購入したiPhoneの初期設定を先に済ませてしまっていることです。

その場合はiPhoneをリセットして、工場集荷時の状態にしてください。

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。