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iPhoneの文字入力は、慣れないうちはストレスの溜まるものかもしれません。
特にカーソルを移動させるボタンがないことに、Androidから乗り換えた方は驚くようですね。
しかしiPhoneは画面の狙った位置をタップしないとカーソルを動かすこともできないのかというと、そういうわけではありません。
むしろ慣れてくると、Androidより便利だと思える便利機能もあります。
この記事では、日常で使えるiPhoneの文字入力の便利機能を紹介していきます。
- 基本中の基本「フリック入力」
- 「空白」長押しでカーソル移動
- ユニークな「なぞり入力」
- その他「ジェスチャー機能」など
iPhoneの文字入力の基本「フリック入力」
フリック入力はAndroidでもお馴染みのものですが、ガラケーから乗り換えた方を想定して最初に説明します。
フリック入力とはボタンを何回も押さなくても、指を触れて上下左右のどれかに滑らせることで狙った文字を入力できるというものです。
例えば「あ」に指を触れると、上下左右に「い」「う」「え」「お」も表示されます。
この状態から指を離せば「あ」が、下に滑らせて離せば「お」が入力できます。
ガラケーのように「あ」を5回タップして「お」を入力するより断然早いので、いち早く慣れておくと便利です。
「フリック入力のみ」にすると便利
iPhoneでは「あああああ」などと通常では連続で入力できません。
「あ」を素早く2回押すと「い」に、3回押すと「う」になってしまうからです。
一拍置けば「ああ」と連続して入力できますが、素早く入力したい時は不便ですね。
そこで「設定」>「一般」>「キーボード」で「フリック入力のみ」をオンにすると、連続で素早く入力できるようになります。
「空白」長押しで「カーソル移動」
Androidなら、カーソル移動は画像赤枠のボタンで行なえます。
Androidのキーボード
しかし、iPhoneにはカーソル移動ボタンはありません。
そのためか、カーソルを移動させるには、画面の狙った位置をタップするしかないと思い、不便に感じている方も少なくないようです。
しかし実際はiPhoneにも、カーソルを簡単に動かす方法があります。
それは「空白」ボタンを長押しすることです。
長押しすると、キーボードが全部白紙状態になります。
そのまま指を離さずに動かしていくと、カーソルが指の動きに合わせて自由に動くのです。
これで楽々カーソル移動できます。
慣れてくると、Androidより文字入力しやすいかもしれません。
英字キーボードならスペースキーの長押し
英字キーボードでは、スペースキーの長押しでカーソル移動ができるようになります。
これはiPhoneよりiPadで重用する操作です。
英字キーボードに切り替える方法
ちなみに英字キーボードへの切り替えは、左下の地球儀マークをタップして「English(Japan)」で行います。
また「設定」>「一般」>「キーボード」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加…」から、任意のキーボードを選択肢に加えることも可能です。
旧機種には「3Dタッチ」があった
「空白」の長押しでカーソル移動ができると説明しましたが、iPhone XRより前の機種には、むしろもっと便利な機能がありました。
それが3Dタッチです。
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone XS
- iPhone XS Max
3Dタッチでは「空白」に限らず、キーボード部分をどこでもぐっと強く押したままにするとカーソル移動できるようになります。
これは明らかに「空白」長押しより便利な機能で、廃止された時は多くのiPhoneユーザーを落胆させました。
なぜ廃止されたのかというと、Apple曰く「コストがかかるわりに好評じゃなかった」からだとか。
つまり半分ユーザーのせいと言わんばかりなのですが、インターネット上では3Dタッチは非常に好評で、廃止を嘆く声が多いだけに、何だか釈然としません……。
好評なのは日本だけだったのでしょうか。
iPhoneの優れた「予測変換」
デフォルトでオンになっているiPhoneの予測変換は優秀で、例えば「あいふぉーん」などと打つと「iPhone」と自動で候補に出てきます。
「きょう」などと打てば日付が出てくる
他にもiPhoneで例えば「きょう」とか「きのう」と入力しようとすると、予測変換で日付が出てきます。
英数字で入力しようとするより断然楽です。
「ことし」とか「きょねん」でも同様のことができます。
このような例は他にもたくさんあるので、使っていると色々発見できると思います。
ユニークな「なぞり入力」
英字キーボードには、なぞり入力という一風変わった入力方法もあります。
これは最初に指を置いた位置から素早く次の文字まで移動させていくことで、一筆でまとめて文字を入力する機能です。
例えば「i」→「p」→「h」→「o」→「n」→「e」となぞっていけば、予測変換に「iphone」が出てきます。
なぞり入力の例(i→p→h→o→n→e)
ただこの機能、便利と感じるかどうかは意見が分かれるところです。
きちんと意図したように入力するのが難しく、逆に邪魔という声も少なくありません。
なぞり入力をオフにする方法
なぞり入力は設定からオフにすることもできます。
「設定」>「一般」>「キーボード」から「なぞり入力」をオフにすれば完了です。
英字の先頭を勝手に大文字にしないようにする
iPhoneは初期設定では、英字を入力すると先頭が勝手に大文字になってしまいます。
上の画像は「i」と打ちたいところが「I」と大文字になっている例です。
メールアドレスやパスワードを打つ時などいちいち鬱陶しいことが多いですね。
これは「設定」>「一般」>「キーボード」から「自動大文字入力」をオフにすることができます。
ジェスチャー機能でショートカット
iPhoneでは3本の指を使ってジェスチャーすれば、6種類のショートカットができます。
ジェスチャーの種類
項目 | ジェスチャー |
---|---|
カット | 3本指でダブルピンチ |
コピー | 3本指でピンチ |
ペースト | 3本指でピンチアウト |
取り消し | 3本指で左にスワイプ |
やり直す | 3本指で右にスワイプ |
メニュー呼出 | 3本指でタップ |
例:コピーの場合
しかし筆者自身は、この機能をまったく使っていません。
普通に「コピー」とかをタップしたほうが早いし楽です。
『「」』は「や」からフリックで入力できる
『「」』の入力方法は複数ありますが、「や」から左右にフリックすることでも入力できます。
キーボードを見ただけではわからないですよね。
「々」は「8」からフリックで入力できる
「々」の字は、次の手順で入力できます。
- 「☆123」をタップ
- 「8」から上フリック
これに気づくまで、筆者は「佐々木」と入力してから「佐」と「木」を消していました。
カーソル移動のさせ方はiPhone独自
以上、iPhoneの文字入力についてでした。
- 基本中の基本「フリック入力」
- 「空白」長押しでカーソル移動
- ユニークな「なぞり入力」
- その他「ジェスチャー機能」など
基本的にはAndroidと大きく違いませんが、カーソル移動のさせ方はそれぞれに特徴があります。
Androidはキーボードの三角ボタンを押して移動させる一方、iPhoneでは「空白」を長押しすると自由に移動させることができます。
以前のiPhoneには3Dタッチというより便利な機能もありました。しかし現在のiPhoneでは廃止されています。
何も全部の機能を使いこなそうとする必要はありません。自身に必要なものを取捨選択して便利に使いましょう。