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もはや便利というだけでなく、生活の必需品となっているiPhone。
iPhoneのOSであるiOSには、現在でも様々な機能が追加されています。
本記事では、そんなiOSの機能の1つである「利用頻度の高い場所」という機能をご紹介。
初めて本機能を見る方は、あまりの性能に少しびっくりしてしまうかもしれません。
- ユーザーがよく利用する場所を表示する機能
- 訪問回数や日時、滞在時間まで閲覧可能
- 「利用頻度が高い場所」が記録した情報は削除できる
- 機能をオフにすれば、ユーザーの行動は記録されない
- 本機能の情報はエンドツーエンドで暗号化されている
トップ画像引用元:iOS 14 – Apple
iPhoneの「利用頻度の高い場所」とは
画像引用元:iOS 14 – Apple(日本)
「利用頻度の高い場所」とは、言葉通りユーザーがよく利用している場所のことを指します。
つまり、iPhoneはユーザーがどこに出かけているのかを知っているということです。
もっと具体的に言えば、iPhoneはユーザーの位置情報を四六時中チェックしているということになります。
では、どのような部分までiPhoneは我々の行動をチェックしているのでしょうか。詳細は下記のとおりになります。
- 基本的にユーザーの物理的な行動はすべてチェック
- 各場所の訪問回数・訪問した日時
- 集めたデータから見たお気に入りの場所など
こののとおり、iPhoneはユーザーの物理的な行動をすべてチェックしています。
もちろん、iPhoneを所持していないときや電源が入っていない場合は追跡できませんが、それ以外は基本的にずっと追跡しているのです。
他人や家族に知られたくないような場所にこっそり出入りしていたことも、iPhoneだけは知っています。
「利用頻度の高い場所」はチェックできる!
iPhoneが追跡して割り出した「利用頻度の高い場所」は、iPhoneでチェックが可能です。
これはつまり、iPhone利用者の行動履歴のほとんどをiPhone上でチェックできてしまうということ。
そのため、場合によっては非常に厄介な存在になりかねない機能と言えますね。
そこで、本記事では「利用頻度の高い場所」の削除方法をご紹介します。
「利用頻度の高い場所」の削除方法
「利用頻度の高い場所」は、かなりわかりにくい場所にあります。
- iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ
- 下にスクロールし、「プライバシー」をタップ
- 「位置情報サービス」をタップ
- 下にスクロールし、「システムサービス」をタップ
これで、「利用頻度の高い場所」に到着しました。
履歴を消去する場合は「履歴を消去」をタップ。確認でもう一度質問されるので、再度「履歴を消去」をタップすれば、すべての履歴を消すことができます。
なお、まだどのような履歴が残っているのかを見たことがない方は、一度履歴を開いてみることをおすすめします。
下の画像では3つの履歴が記録されていますね。タップして中身を見てみましょう。
履歴は地図付きで表示されます。どこに移動しているかが詳細に確認可能です。
表示されている場所をタップしてみましょう。
なんと、その場所にどのような手段で行ったのかも日時付きで表示されました。
滞在時間までしっかり記録されています。
iPhoneはここまで詳細なデータを取得しているというわけですね。
「利用頻度の高い場所」の活用法
iPhoneはユーザーの物理的な移動情報をかなり詳細に記録しています。
よく行く場所のみならず、移動手段や日時、滞在時間までキッチリ記憶しているため、これを見れば利用者の行動は丸裸状態です。
しかも、設定画面がわかりにくい場所にあるので、多くのユーザーがデフォルト設定のままiPhoneを使い続けています。
「利用頻度の高い場所」の機能は、社員・部下の監視や浮気調査に利用したり、遠出をした後に旅の思い出を振り返るために閲覧したりと、あらゆることに活用できるでしょう。
とはいえ、この機能で記録された情報は明らかに個人情報です。活用する際は十分注意してくださいね。
「利用頻度の高い場所」のプライバシー問題
ここまで詳細な情報を把握されているとなると、非常に気になるのがプライバシーです。
特に気になるのは、記録された情報をAppleは知っているのかという点。
iPhoneはAppleが開発しているものです。そのため、やる気にさえなれば、記録された行動履歴を知ることは容易なはず。
しかし、Appleは「エンドツーエンドで情報は暗号化しているため、Apple側ではこれらの情報を読み取ることができない」と説明しています。
もともと「利用頻度の高い場所」は、iPhoneが個人に合わせたサービスを提供するために搭載した機能です。
とはいえ、自分の行動を四六時中監視されているということに納得できない方は多いと思います。
やっぱりどうしても嫌だという方は、「利用頻度の高い場所」をオフにして、自分の行動履歴の記録をストップさせましょう。
「利用頻度が高い場所」はしっかり管理しよう!
本記事では、iPhoneの「利用頻度が高い場所」について解説しました。
- ユーザーがよく利用する場所を表示。訪問回数や日時、滞在時間まで閲覧可能。
- iPhoneはユーザーの物理的な移動を四六時中記録している。
- 「利用頻度が高い場所」が記録した情報は削除可能。
- 機能をオフにすれば、ユーザーの行動は記録されない。
- 本機能の情報はエンドツーエンドで暗号化されているため、Apple社の人間が閲覧することはできない。
普段からiPhoneを利用している方でも、本機能の存在を知らなかったという方は多いのではないでしょうか。
行動履歴のデータは様々なことに活用できる反面、れっきとした個人情報でもあるため、取り扱いには十分注意したいですね。
必要ならばそのままで、不要ならしっかりデータを削除するなど、状況に応じて利用してください。