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この記事では、iPhoneの標準アプリ「ヘルスケア」の使い方を紹介します。
- iPhoneのヘルスケアって何?
- ヘルスケアで何ができるの?
- どうやって使うの?
この記事を読めば上記のような疑問が解決できて、iPhoneで手軽に健康管理できるようになりますよ。
- 自分の体調を毎日記録
- iPhoneが万歩計として機能
- 市販の体重計と連携
- Apple Watchで睡眠時間を計測
iPhoneのヘルスケアアプリとは
画像引用元:iOS – ヘルスケア – Apple(日本)
iOS 8から、「ヘルスケア」というアプリが標準で付いてくるようになりました。
iOS 8は2014年9月17日にリリースされたものです。今のiPhoneユーザーであれば、全員が使えるものと言っても過言ではないでしょう。
このヘルスケアアプリを使えば、iPhoneで自身の健康を管理することができます。
ヘルスケアアプリでできること
それではiPhoneのヘルスケアを使うと、実際に何ができるのでしょうか。
- 1日の歩数を計測
- 睡眠時間を記録
- 瞑想の時間を記録
- 身体測定値を記録
- 食事バランスを記録
- 生理周期を記録
基本的には、日々の自分の行動や体調を記録していく使い方になります。
記録することで後で振り返れたり、大きな変化に気が付きやすかったりするので便利です。
iPhoneのヘルスケアアプリの初期設定
それではヘルスケアを使う前に、アプリの初期設定を行いましょう。
- まずはiPhone画面上の「ヘルスケア」アプリをタップして起動
- 「ようこそ新しいヘルスケアAppへ」と出るので「次へ」をタップ
- iCloudをオンにするように求められるので「オンにする」をタップ
- 性別や身長などプロフィールを入力して「完了」をタップ
これで初期設定が完了しました。
また、初期設定完了後にAppleとのデータ共有を求められることがあります。
この選択はどちらでも使用には問題ありません。任意の選択をしてください。
設定を変更したい場合
身長や体重に大きな変化があれば、設定を変更したいですよね。
設定はいつでも変更可能です。
- 右上のアイコンをタップ
- 「メディカルID」をタップ
- 「はじめよう」をタップ
- 変更や追加したい設定をタップして入力
- 「完了」をタップ
誕生日や性別も変更可能
身長や体重だけでなく、誕生日や性別すらもいつでも変更できます。
- 「ヘルスケアプロフィール」をタップ
- 変更したい項目をタップ
- 「完了」をタップ
次の章からは、いよいよ実際にヘルスケアを活用する方法を紹介します。
ヘルスケアアプリで歩数を確認する方法
ヘルスケアではiPhone自体を万歩計として使い、iPhoneを持ち歩いている間の歩数を計測できます。
iPhoneにはジャイロセンサーとGPS機能も付いているので、かなり正確に歩数や移動距離も記録してくれますよ。
歩数の確認は、「アクティビティ」からできます。
アクティビティを開けば、すぐに確認できます。
特に初期設定などはいりません。勝手に計測してくれています。
アクティビティでは歩数だけでなく、歩いた距離や消費したカロリーなども同じ画面から見ることができます。
体重を管理する方法|体重計と連携
ヘルスケアは、市販の体重計と連携することもできます。
体重計で測定すると、そのデータがヘルスケアにも保存されるので便利です。
ただし、もちろん体重計がヘルスケアとの連携に対応していなければいけません。
ここでは簡単に、ヘルスケアと対応しているおすすめの体重計を紹介します。
OMRON(オムロン)体重・体組成計
画像引用元:体重体組成計 HBF-228T カラダスキャン|体重体組成計・体脂肪計|商品情報 | オムロン ヘルスケア
体重だけでなく、体脂肪率や内臓脂肪レベルなど全部で7項目を計測できる体重計です。
ただ135kg超の測定はできません。大柄な方は要注意です。
ヘルスケアとはBluetoothで接続します。
「Omron Connect」という専用アプリも存在します。
Amazon販売ページ
» Amazon | オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン
Withings(ウィジングス)スマート体重計
画像引用元:Amazon
こちらもBMI、体脂肪、体水分率、骨量や筋密度といった体重以外のことも測れるハイテク体重計です。
ヘルスケアとはWi-FiかBluetoothで接続します。
「Health Mate」という専用アプリも存在します。
Amazon販売ページ
Xiaomi(シャオミ)スマート体組成計
画像引用元:Amazon
これも体重の他、BMI、筋肉量、基礎代謝、内臓脂肪レベル、骨量、水分、体脂肪率、体型判定、ボディスコアを測定することができます。
ヘルスケアとはBluetoothで接続します。
「Mi fit」という専用アプリも存在します。
Amazon販売ページ
» Amazon | 【技適認証済】Xiaomi スマート体組成計
連携方法は体重計の説明書などを参照
ヘルスケアと連携している体重計は多岐に渡り、いずれもApple以外のメーカーが製造しています。
そのため、体重計とヘルスケアの連携方法や詳細な使い方は、体重計の説明書などで確認してください。
問い合わせ先も、Appleより体重計のメーカーの方が望ましいでしょう。
睡眠時間を管理する方法|Apple Watchと連携
ヘルスケアでは「睡眠」で睡眠時間を記録し、振り返ることができます。
- 「睡眠」をタップ
- 睡眠分析をタップ
- 「データを追加」をタップ
- 睡眠時間を入力して最後に「追加」をタップ
ただ、iPhoneだけでは睡眠時間を手打ちする必要があり、それでは実質メモを取っているに過ぎません。
しかし、Apple Watchと有料アプリを使えば、就寝中に自動でApple Watchが睡眠を計測してくれるようにもなります。
筆者は実際に「AutoSleep」というアプリを使っています。370円のアプリです。
AutoSleepの使い方
画像引用元:「AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します」をApp Storeで
AutoSleepをダウンロードすれば、後は自動的にiPhoneと連携されているApple Watchで睡眠時間が計測されます。
計測された睡眠時間はヘルスケアの「睡眠」で確認できますが、AutoSleepのアプリ内ではより詳細なことがわかります。
睡眠中の快適さもわかりやすく5段階で表示してくれます。
過去の睡眠時間も振り返ることができます。
AutoSleepを使うことで、どの日によく眠れたのか、集中できた日の睡眠時間は何時間だったかといったデータを集めることができ、生活リズムを見直すきっかけになります。
個人に合わせた設定も可能
AutoSleepの「設定」>「ウィザード」では、睡眠時間の計測の仕方を調整することができます。
ウィザードで出てくる画面を順番に解説します。
- Apple Watchをちゃんと付けてたか評価される
- Apple Watchを付けたまま計測するか選択
- 1日が終わる時間を自分で設定
- 睡眠時間以外にじっとしている時間があれば設定
- iPhoneに触れている時間を起きている時間と見なすか設定
AutoSleepダウンロードリンク
370円の有料アプリですが、それ以上の価値があります。
月額ではなく買い切りです。
血圧を管理する方法
ヘルスケアでは、日々の血圧を記録することもできます。
- 「バイタル」をタップ
- 「血圧」をタップ
- 「データを追加」をタップ
- 血圧の値を入力
- 「追加」をタップ
なお、血圧の測定をApple Watchで行うことは現在できません。
別途機器を用意して測定する必要があります。
将来的にApple Watchで血圧も測定できるようになったら嬉しいですね。
ヘルスケア内のデータを削除する方法
最後に、ヘルスケア内の全データを削除する方法を紹介します。
- 「設定」アプリを開く
- 「ヘルスケア」をタップ
- 「データアクセスとデバイス」をタップ
- 「ヘルスケア」をタップ
- 「ヘルスケアから全データを削除」をタップ
- 「削除」をタップ
ヘルスケアアプリはこんな人におすすめ!
ところで、ヘルスケアアプリはどのような人に向いているものなのでしょうか。
これまで見てきた通り、ヘルスケアアプリはユーザーの健康状態をトータルで管理するためのアイテムです。
ただ結局のところ、iPhoneでできることは基本的に「管理」だけ。体重や心拍数、血圧、睡眠時間などの情報は外部の機器を使って計測しなければなりません。
そのため、情報の精度をより高めるためには、専用のスマートウォッチやスマート体重計を購入する必要があります。
では、iPhoneのヘルスケアアプリはあまり意味のないものなのかといえば、もちろんそんなことはありません。
体重などのデータを自分で毎日入力する癖がつけられるという点だけを取っても、ヘルスケアアプリを利用する意義は十分にあるでしょう。
ここからは、ヘルスケアアプリがどのような人に向いてるのか、細かく解説していきます。
- 美容・健康目的でダイエットをしたいと考えている人
- 毎日の体調管理をしたいと考えている人
- 意識的に運動する習慣を身に付けたい人
美容・健康目的でダイエットをしたいと考えている人
美容目的に限らず、健康維持のためにダイエットをする人は今や珍しくありません。
肥満は糖尿病や高脂血症などの生活習慣病に直結する問題ですからね。
日本人は比較的細い人が多いといわれていますが、実は目に見えないだけで、内臓脂肪がたっぷりと付いている人は少なくないそうです。
ダイエットを続けていくためには、毎日の体重管理はもちろん、運動や食生活などをしっかりと整える必要があります。
そこで便利なのが、以下の項目を管理できるヘルケアアプリです。
- 体重の増減
- 1日に何歩歩いたか
- 1日に何キロ歩いたか
- 1日に何キロ走ったか
ただ漠然と運動するだけでは続きません。
「1日何キロジョギングする」「1日10,000歩」などの目標を立てやすくなるので、モチベーションの維持にも繋がりますよ。
また、専用のスマートウォッチを連携させれば、運動時にどれだけ心拍数が上がったのか=身体に負荷をかけて運動したのかもチェックすることができます。
自分の体型を客観的に判定できる
「ダイエットは体重さえ落とせば問題ない」というものではありません。体脂肪率もしっかりチェックする必要があります。
体脂肪率はスマート体重計を使ってチェックしましょう。また、スマート体重計はユーザーの身長と体重を元に肥満度もチェックしてくれます。
毎日の体調管理をしたいと考えている人
仕事や勉強などに追われていると、つい体調管理がなおざりになってしまいがちです。
体調の変化を自覚した時にはもう遅く、数日間寝込んでしまった……、という経験がある人も多いはず。
そんなことにならないように、毎日ヘルスケアアプリで体重や血圧の記録をつけましょう。
就寝時間と睡眠時間も記録できるので、生活習慣や体調の変化にいち早く気が付くことができますよ。
また、いざ体調を崩した時に、自分が一体どのような生活を送っていたのか、それまでの体調は問題なかったのか、振り返ることも可能です。
眠れていない日や睡眠時間の短い日が続いていたり、体重が徐々に減っていっていたり、血圧や脈拍が高い状態が続いていたり。このような体調の変化は、データを見れば一目瞭然です。
意識的に運動する習慣を身に付けたい人
「ダイエット目的ではないけれど、毎日運動する習慣をつけたい」と考えている人は非常に多いものです。
運動は筋肉を保つために必要なことですし、体調やメンタルの健康維持にも繋がります。
とはいえ、仕事や家事、育児が忙しくて、なかなか運動の時間が取れない人も多いですよね。
そこで、まずヘルスケアアプリを使って、日々の歩数や歩いたり走ったりした距離を計測してみましょう。
歩数のチェックはiPhone単体で可能です。他のサービスと連携する必要はありません。
iPhoneが自動的に結果を算出してくれるので、ユーザーは何も考えず、ただiPhoneを持って1日を過ごすだけで大丈夫です。
ちなみに、健康維持のためには1日10,000歩を目標にするのが良いといわれています。
iPhoneの計測結果をもとに、自分の生活習慣に合った運動目標を決めてくださいね。
心拍数も測定して負荷をチェック
ヘルスケアアプリとスマートウォッチと連携すれば、心拍数の測定など、より本格的な運動管理が可能となります。
心拍数からは、運動による身体への負荷がチェック可能です。
例えば、一般的には激しい運動ではなかったとしても、自分の心拍数が高くなっているのであれば、それは「あなたにとっては激しい運動である」ということなので、運動レベルを少し下げた方が良いでしょう。
もちろん、これを恥じる必要はありません。ワンランク下の運動に慣れてきたら、レベルを戻して再チャレンジしてみてくださいね。
このように、ヘルスケアアプリは無理のない運動習慣をつけるためにも役立つものなのです。
ヘルスケアで毎日の体調を記録しよう
以上、iPhoneの標準アプリ「ヘルスケア」の使い方についてでした。
- 自分の体調を毎日記録
- iPhoneが万歩計として機能
- 市販の体重計と連携
- Apple Watchで睡眠時間を計測
ヘルスケアアプリに自分の体の状態を記録していけば、後で振り返ったり、大きな変化に気が付きやすかったりします。
また、iPhoneには万歩計の機能もついているので、持って歩いているだけで、歩数や移動距離が自動で記録されていきます。
さらにApple Watchと「Auto Sleep」のような有料アプリも組み合わせれば、睡眠時間も自動で計測可能です。
ヘルスケアアプリを活用して、日々の健康管理に役立ててくださいね。
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