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この記事では、iPhone/iPadでの、モバイルデータ通信する際の通信量を確認する方法を解説しています。
自分のモバイルデータ通信量を把握することは、通信制限の回避やプランの見直しをする上でとても重要です。
そしてiPhone/iPadならば、設定不要でアプリ別の通信量も簡単に確認できます。
一度操作を覚えたら簡単ですので、この記事を読んで操作をマスターしてください!
- 標準機能で確認できる
- アプリ別の通信量も集計してくれる
- 月ごとの確認は手動
- 外部アプリを使う手もあり
iPhone/iPadで通信量・内訳を確認する手順
それでは早速、iPhone/iPadで通信量・内訳を確認する方法をご紹介します。
操作はiPhoneでもiPadでも共通です。
手順1:「設定」>「モバイル通信」をタップ
手順2:「現在までの合計」を確認する
上の画像では、これまで36.0GBのモバイルデータ通信を行ってきたことがわかります。
集計は自動でされています。初期設定等は必要ありません。
下にスクロールしていくことでアプリ別の通信量も確認できます。
例えば上の画像では、「Gmail」は166MBのモバイルデータ通信を行ってきたことがわかります。
表示されている通信量の注意点
通信量は上で解説した方法でしっかり確認できるのですが、実は重要な注意点があります。
それは、「現在までの合計」が「いつからの集計」なのかということです。
例えば1日で1GBを使ったのか、20日かけて1GBに達したのかでは、1GBという数字への印象が大きく違います。
集計の開始日は、先ほどの画面を最下部までスクロールすれば見られます。
そして前回のリセット日時に注目してください。
上の画像では「2017/02/01」とあります。
つまり、先ほどの36.0GBというのは、2017年2月1日から今日(集計日:2020年7月8日)までの合計なのです。
0から集計し直したい場合は、「統計情報をリセット」をタップしましょう。
これで「現在までの合計」が0バイトとなりました。
文字通りゼロから集計開始です!
月ごとの通信量を確認する方法
iPhone/iPadで月ごとの通信量を確認したい場合は、毎月初めに「統計情報をリセット」しましょう。
そのまま月末までリセットをしないでいれば、月末にその月の通信量が確認できます。
そして、翌月の初めに、またリセットしましょう。
これを繰り返すことで、月ごとの通信量が毎月確認できます。
遡って確認することはできない
iPhone/iPadの標準機能では、例えば「2020年5月」などと指定して、過去の集計履歴を遡って確認することはできません。
遡って確認したい場合は、リセットの前に毎回メモを取るなどする必要があります。
通信量を確認できる外部アプリもある
画像引用元:「通信量チェッカー」をApp Storeで
iPhone/iPadの標準機能では、月ごとの通信量を確認するのは正直不便です。
また、いちいち毎月リセットしたり、メモを残したりするのは正直なところ面倒くさいですよね。
実は、これらの作業を自動で行ってくれる外部アプリが存在するのです。
ここでは代表的な例として、「通信量チェッカー」を取り上げます。
通信量チェッカーの使い方
1アプリを起動>「ここからスタート」をタップ
2アプリの特徴や使い方の画面が表示されるので、「次へ」をタップ
説明画面は7回続きます。
3注意事項を確認して「同意する」をタップ
4「×」をタップ
これで使えるようになりました。以後、集計は自動で行われます。
初期画面はこんな感じ。
「毎月7GBまで使える」ユーザーのための設定になっています。
設定を変えたい場合は、歯車のマークをタップしましょう。
請求締め日やメーターの表示、毎月使えるデータ量などを任意に設定できます。
筆者は「月末締め」「使用量表示」「毎月3.0GBまで」としました。
すると以下のように画面が変更されました。
モバイルデータ通信をすると、使用量の数字が上がっていきます。
月ごとの通信量を確認したいときは「グラフ」をタップします。
すると以下のような画面に。
矢印をタップすることで過去の月の通信量を確認することもできます。
ただし、アプリをダウンロードする前の通信量は集計されていません。
また、アプリ別の通信量までは外部アプリでは測れないのが一般的です。
そのため、iPhone/iPadの標準機能と併用して使うのがおすすめです。
1ヶ月あたりのデータ通信量の平均は?
携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2018年9月時点)によると、日本国内のスマホユーザーの1ヶ月あたりのデータ通信量は以下の通りでした。
- スマホの月間データ通信量:平均 5.70GB、中央値 3.00GB
- 1日のスマホ平均利用時間(通話除く):平日112分、休日132分
全体の割合としては、1GBが23.8%、2GBが19.8%、3GBが14.2%でした。
月に1GBしか使わない人が全体の5分の1を占めているのは、ちょっと意外ですよね。また、約75.2%の人が5GBまでに収まっています。
つまり、多くの人は毎月のデータ利用量が5GB未満であるということです。
みんなはスマホで何をしているのか
世間一般的なスマホの利用用途の割合は、平均すると以下のとおりです。
- インターネット検索・情報収集:198分(24.1%)
- メール・メッセージの送受信:142分(17.3%)
- ゲーム:115分(13.9%)
- SNS:106分(12.8%)
- 動画視聴:83分(10.0%)
- 音楽視聴:42分(5.0%)
- カメラ撮影(写真撮影):32分(3.9%)
スマホの用途としては、この7種類がほとんどを占めているようです。
そして、これらのうちカメラ撮影以外のすべての行為にデータ通信が発生します。
iPhone/iPadの通信量を節約するには
通信量の確認方法が分かっても、節約方法を知らなければあまり意味がありませんよね。
そこで、iPhone/iPadの通信量を少しでも節約するためのヒントをご紹介いたします。
- 自宅のWi-Fiを利用する
- データをWi-Fiでダウンロード
- スマホの料金プランを変更する
- ポケットWi-Fiを利用する
- iPhone/iPadの設定を変更する
自宅のWi-Fiを利用する
自宅にWi-Fi環境がある場合は、これを有効活用しましょう。
Wi-Fiを使ってデータ通信を行えば、月に使えるデータ量が無制限になります。通信量や料金を気にする必要はありません。
自宅にいる間は、スマホ回線でのデータ利用はできるかぎり避けるようにしましょう。
データをWi-Fiでダウンロード
音楽や動画をたくさん楽しみたい方は、自宅のWi-Fiを使ってデータをダウンロードしておくと便利です。
データさえダウンロードしておけば、外出中でも「オフライン再生」機能を使ってコンテンツを楽しめます。
自宅にWi-Fiがない場合は、ちょっとだけ公衆のWi-Fiスポットを利用させてもらいましょう。
ただし不正なツールを利用してデータをダウンロードするのは厳禁です。
Spotifyなど、コンテンツのダウンロードに対応しているサイトからダウンロードするようにしましょう。
また高音質・高画質の設定で何本もダウンロードするのは、他のユーザーの迷惑になってしまう可能性があるため注意してくださいね。
スマホの料金プランを変更する
大手キャリアや格安SIMで提供しているデータ無制限プラン・大容量プランの契約も視野に入れてみましょう。
これらのプランは高額ですが、毎月のようにデータの追加購入を行っている場合は、プラン変更したほうが割安になります。
また、こういったプランには、さまざまな特別サービスが付いていることもあります。
例えば、ソフトバンクで50GBまで利用できる「メリハリプラン」(月額7,480円/50GB)では、YouTubeなど一部の対象サービスでデータ消費量がカウントされません。
つまり、データ量を気にすることなく、いくらでも動画を視聴できるということです。
ポケットWi-Fiを利用する
「自宅に光回線のWi-Fiを設置したいけど、工事とか大変そう」「今すぐWi-Fiを用意しないといけない!」という方にはポケットWi-Fiがおすすめです。
ポケットWi-Fiには色々なものがありますが、今から契約するなら、人気沸騰中のギガWi-Fiでしょう。
ギガWi-Fi
画像引用元:【公式】ギガWi-Fi クラウドで世界中無制限ポケットWiFi
ギガWi-Fiは、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応しているクラウドSIMのポケットWi-Fiです。
データ容量は無制限。月額は3,250円です。ルーターは無料でレンタルできます。
「3日間で10GBまで」といった日数による制限もありません。
スマホの料金プランは安いものを契約し、できるだけギガWi-Fiを使ってデータ通信するように心がければ、毎月のデータ量を大幅に節約できますよ。
どこよりもWiFi
画像引用元:【公式】どこよりもWiFi|無制限のWiFiルータ
ギガWi-Fiのほかに、どこよりもWiFiもおすすめです。
ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応しており、データ容量無制限プランは月額は3,380円~です。
また契約期間の縛りがないプランもあります。
短期で利用してみたいという方にもおすすめできるポケットWi-Fiです。
iPhone/iPadの設定を変更する
端末の設定を変えることでも、データ通信量の節約に繋げることができます。
以下の設定は、すべてiPhone/iPadの「設定」画面が行えるので、ぜひ試してみてくださいね。
- アプリのモバイルデータ通信を切る
- 自動ダウンロードをオフにしておく
- Appのバックグラウンド更新はWi-Fi利用時だけにする
- メールの画像を自動で読み込ませない
- 位置情報サービスの設定を変える
アプリのモバイルデータ通信を切る
モバイルデータ通信をストップしたいアプリを選んで設定しましょう。
設定後、そのアプリは一切モバイルデータ通信ができなくなります。
もちろん設定画面から元の状態に戻すことも可能です。
自動ダウンロードをオフにしておく
「自動ダウンロード」がオンになっていると、例えばiPadで購入したコンテンツをiPhoneにも自動でダウンロードしてくれます。
しかし、iTunesとApp Storeの自動ダウンロードが不要な方は、機能をオフにしておきましょう。
便利な機能ではありますが、知らないうちに大量のデータ通信が発生するリスクもあります。
Appのバックグラウンド更新はWi-Fi利用時だけにする
アプリの中には、バックグラウンドで勝手に更新を始めてしまうものもあります。
「設定」から、モバイルデータ通信中にバックグラウンド更新しないようにしておきましょう。
メールの画像を自動で読み込ませない
受信したメール内に画像が添付されていた場合、画像のダウンロード時にモバイルデータ通信が発生します。
設定を変更して、勝手に画像が読み込まれないようにしておきましょう。
位置情報サービスの設定を変える
Googleマップなどで利用する位置情報サービスは、とても便利なものですが、やはりモバイルデータ通信が発生してしまいます。
必要なとき以外は、位置情報サービスを使わないよう設定しておきましょう。
通信量を確認して、節約やプランの見直しに役立てよう
以上、iPhone/iPadのモバイルデータ通信量を確認する方法についてお伝えしました。
- 標準機能で確認できる
- アプリ別の通信量も集計してくれる
- 月ごとの確認は手動
- 外部アプリを使う手もあり
通信量とアプリ別の内訳は、iPhone/iPadの標準機能で簡単に確認できます。
ただし、月ごとなど期間を区切って集計するには、その都度リセットをかけなければなりません。
そして例えば「2020年5月」などと指定して遡って確認することはできません。
外部アプリの中には、月ごとの集計を自動でしてくれるものもあるので、それらと併用して確認するのもおすすめです。