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iPhone同士のデータ移行便利なクイックスタートですが、iPhoneの状態によってはソフトウェアアップデートが必要になります。
しかし、一部の方は今すぐインストールから進まないトラブルが発生し、ソフトウェアアップデートが終わらない場合があるようです。
そこでこの記事では、iPhoneのクイックスタートでソフトウェアアップデートが終わらない時の対処法について解説します。
このトラブルに見舞われた方は、この記事を参考に対処してください!
- 新しいiPhoneのiOSがデータ移行元より古いとアップデートが必要
- アップデートが進まなくなったらiPhoneを再起動するしかない
- iOSを最新にしてから初期化→クイックスタートと進めると回避できる
ソフトウェアアップデートが終わらない
— ゆう (@7uu_next) September 6, 2022
新しいiPhoneのiOSが古いとソフトウェアアップデートが必要
トップ画像引用元:Apple (日本)
クイックスタートはデータ移行だけでなく、iPhoneの各種設定を簡単に新しいiPhoneに移行してくれます。
その関係で、新しいiPhoneはデータ移行元のiPhoneと同じバージョンか、より新しいiOSが搭載されている必要があります。
とはいえ、iPhoneは最新iOSが搭載されて出荷されるため、多くの場合は新しいiPhoneのiOSが古いということはありません。
しかし次の例のように、新しいiPhoneのiOSが古いということが起こる可能性があります。
- お店の在庫になっている間にiOSがバージョンアップされた場合
- 中古のiPhoneを購入する場合
iOSのバージョンアップ直後にiPhoneを購入する場合や中古ショップでiPhoneを購入する場合には、ソフトウェアアップデートが必要になると思っておいた方がいいでしょう。
ソフトウェアアップデートが終わらない時の対処法
クイックスタートのソフトウェアアップデートが終わらない時は、次の手順で対処していきましょう。
- iPhoneを再起動する
- クイックスタートを利用せず初期設定を終わらせる
- 新しいiPhoneのiOSを最新にする
- 初期化してクイックスタートを利用する
要は新しいiPhoneのiOSを最新にすることで、クイックスタート利用時にソフトウェアアップデートになるのを回避するということです。
手順1:アップデート開始後はiPhoneを再起動する
すでにソフトウェアアップデートを開始して進まなくなってしまった方は、iPhoneを再起動してアップデートを中断させましょう。
ただし、ソフトウェアアップデート開始後の電源OFFは、OSが壊れてiPhoneが起動できなくなるリスクがある操作です。
万が一起動しなくなった場合は、後ほど解説する「iPhoneが起動できなくなった場合はiTunesで復元が必要」の手順でiPhoneを復元しましょう。
また、通常の電源OFF操作ができない場合には、強制的に再起動するしかありません。
強制再起動はモデルによって手順が異なるので、以下を参考にしてください。
iPhone X以降、iPhone 8、iPhone SE(第2世代)の強制再起動方法
画像引用元:iPhoneを強制的に再起動する – Apple サポート
- 音量+ボタンを押してすぐ放す
- 音量-ボタンを押してすぐ放す
- サイドボタンを長押し
- Appleロゴが表示されたらボタンを放す※
iPhone 7の強制再起動方法
画像引用元:iPhoneを強制的に再起動する – Apple サポート
- 音量-ボタンとスリープボタン(電源ボタン)を同時に長押し
- Appleロゴが表示されたらボタンを放す※
iPhone 6s、iPhone SE(第1世代)の強制再起動方法
画像引用元:iPhoneを強制的に再起動する – Apple サポート
- ホームボタンとスリープボタンを同時に長押し
- Appleロゴが表示されたらボタンを放す
手順2:クイックスタートを利用せず初期設定を終わらせる
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch を初期設定する – Apple サポート (日本)
まだアップデートを開始していない方やiPhoneの再起動ができた方は、クイックスタートを利用せず「手動で設定する」から初期設定を終わらせましょう。
最終的にクイックスタートでデータ移行するために初期化するので、Apple IDのサインインや生体認証はスキップしてしまって構いません。
手順3:新しいiPhoneのiOSを最新にする
画像引用元:iOS 15 Preview – Apple
初期設定が終わってホーム画面まで進んだら、最新のiOSにアップデートしましょう。
クイックスタートでソフトウェアアップデートが進まないiPhoneでも、以下の手順なら問題なくアップデートできます。
ソフトウェアアップデートの手順
- 設定を開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
手順4:初期化してクイックスタートを利用する
最新iOSにアップデートが完了したら、iPhoneを初期化して改めてクイックスタートを利用しましょう。
iPhoneの初期化手順
- 設定を開く
- 「一般」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
これで初期化は完了です。
iOSが最新になっているので、もうクイックスタートを利用してもソフトウェアアップデートは表示されません。
iPhoneが起動できなくなった場合はiTunesで復元が必要
今回の対処法はソフトウェアアップデート中に再起動をかけることになるので、アップデートの進行状況によってはiPhoneが起動できなくなるリスクがあります。
もしiPhoneが起動しなくなった場合は、iTunesがインストールされているパソコンに接続して工場出荷状態へ復元しましょう。
工場出荷状態への復元方法
- iPhoneをパソコンに接続する
- iPhoneをリカバリーモードにする
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch をアップデート/復元できない場合 – Apple サポート (日本)
リカバリーモードは強制再起動と同じ手順でボタンを押し、Appleロゴが表示されても手を放さないで10秒程待てば起動します。
- パソコン上で「復元」をクリック
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch をアップデート/復元できない場合 – Apple サポート (日本)
- 復元が完了するまで待つ
これでiPhoneは工場出荷状態に戻りました。
なお、工場出荷状態といってもiOSは最新バージョンがインストールされます。
復元後は問題なくクイックスタートが利用できるので、このままクイックスタートでiPhoneの初期設定を進めましょう。
クイックスタート中のソフトウェアアップデートは要注意!
今回はクイックスタートでソフトウェアアップデートが終わらない時の対処法について解説しました。
本来は簡単にデータ移行できるはずのクイックスタートですが、ソフトウェアアップデートが止まると少々面倒な対処が必要です。
- iPhoneを再起動する
- クイックスタートを利用せず初期設定を終わらせる
- 新しいiPhoneのiOSを最新にする
- 初期化してクイックスタートを利用する
クイックスタート中のソフトウェアアップデートは、必ず終わらなくなるというわけではありません。
しかし、アップデートが進まなくなってしまうと、アップデート中に再起動するというリスクの高い操作が必要になってしまいます。
これからクイックスタートを利用する方は、ソフトウェアアップデートが表示されたら実行せず、iCloudやiTunesを利用したデータ移行に切り替えた方がいいかもしれませんね。