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2022年3月8日に行われたAppleのイベント「Peek Performance」で、iPhone SE3が発表されました。
安価にiPhoneを購入したい人や指紋認証(Touch ID)を必要とする人など、iPhone SE3の購入を検討している人も多いのではないでしょうか?
日常利用する上で気になるのがバッテリー容量と持ち時間です。
バッテリー容量はデバイスを使用できる時間に直結し、利便性に影響します。
この記事では、iPhone SE3のバッテリー容量や電池持ちについて解説します。
「小型デバイスだからバッテリー持ちが心配だ」「iPhone SE(第2世代)よりバッテリー持ちはよくなっているのだろうか」と考えている人は必見です。
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- バッテリー容量はiPhone SE(第2世代)とほぼ同じ
- 連続ビデオ再生時間は15時間と短い
- A15 Binonicや5G通信がバッテリー消費を増大させる
トップ画像引用元:iPhone SEを購入 – Apple(日本)
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iPhone SE3のバッテリー容量は?
画像引用元:Apple – iPhone SE3
Peek PerformanceではiPhone SE3のバッテリー容量および具体的な稼働時間は発表されませんでした。
iPhoneシリーズはバッテリー容量が公式では非公開になっているため、これはいつも通りと言えます。
発表ではバッテリー持ちを改善するとしていたものの、劇的な改善は見込めません。
筐体はiPhone SE(第2世代)と同様
iPhone SE3は、2020年に発売されたiPhone SE(第2世代)の筐体をそのまま利用してSoCをA15 Bionicにアップデートしたデバイスです。
加えて5Gに対応するためのアンテナも搭載しています。
指紋認証を引き続き搭載するなどの嬉しいメリットもありますが、筐体が変わらないということは内部の設計を大きく変更できません。
したがって、バッテリーの設計も同程度になるでしょう。
iPhone SE(第2世代)のバッテリー容量は1,821mAh
iPhone SE(第2世代)のバッテリー容量は1,821mAhです。
iPhone SE3も同じ筐体を使用しているため、バッテリーも同程度の容量になっていると見込まれます。
内部設計を大きく変更できない都合上、大幅な容量UPには期待できないでしょう。
iPhone SE3のスペック
iPhone SE3(第3世代) | |
---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ 液晶ディスプレイ |
解像度 | 1,334 x 750 |
本体サイズ | 高さ:138.4mm 幅:67.3mm 厚さ:7.3mm |
重さ | 144g |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
バッテリー | 非公表 |
RAM | 4GB(非公表) |
ROM | 64GB・128GB・256GB |
CPU | A15 Bionicチップ |
認証 | 指紋認証 |
カラー | ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED |
ネットワーク | 5G対応 |
充電 | 18W急速充電対応 |
詳細 | iPhone SE(第3世代)実機レビュー |
iPhone SE3の電池はどれくらいもつ?
画像引用元:Apple – iPhone SE3
iPhone SE3が発表されたときに、「バッテリー持続面を改善した」と紹介していたため、容量が変わらなくても稼働時間が延びているのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、こちらも過度な期待は禁物です。
公称ビデオ再生時間はiPhone SE(第2世代)より2時間長い
Appleでは公式にバッテリー稼働時間を測定する指標として、ビデオ再生時間を掲載しています。
公式発表ではiPhone SE3のビデオ再生時間は最大15時間となっており、これはiPhone SE(第2世代)の13時間より2時間延びています。
しかし、これはバッテリー持ちが悪いと評判のiPhone 12 miniと同程度で、iPhone 13 miniよりも短い数値です。
大幅な改善は見込めない
連続ビデオ再生時間からもわかる通り、iPhone SE3のバッテリー持ちについては大幅な改善は見込めません。
OSをはじめとしたソフトウェア面のチューニングによって多少の改善は見られたものの、根本的な増量ができない限り大きくバッテリー稼働時間が大きく延びることはないでしょう。
バッテリー消費が増える要素もあり
一方で、iPhone SE3にはバッテリー消費が増える要素もあります。
それが「5G対応」と「A15 Bionic搭載」の2つです。
この2つは、バッテリー持ちを考える上で欠かせない要素なので、ここで詳しくチェックしておきましょう。
5G対応によるバッテリー持ちへの影響
5G通信は4G通信より転送速度が速く、一定時間に送受信できるデータ量が多いという特徴があります。
転送速度は利便性に直結する部分ですが、これが速くなったことによってバッテリー消費が激しくなるのがデメリットです。
5G通信で動画ストリーミングサービスを使用するなど、継続的に大容量通信が発生する環境で使用するとバッテリー持ちが悪くなるので注意してください。
A15 Bionic搭載によるバッテリー持ちへの影響
A15 BionicはiPhone 13シリーズに搭載されているSoCで、非常にスペックが高いのが特徴です。
SoCはスペックが高ければ高いほど消費電力が多くなるという特徴があります。
そのため、ハイスペックかつバッテリー容量が少ないiPhone SE3にとってバッテリー持ちは大きな懸念材料です。
2023年時点ではハイスペックで小型、なおかつバッテリー持ちがいいデバイスを実現するのは非常に難しいことを覚えておくといいでしょう。
iPhone SE3のバッテリー容量を他機種と比較
画像引用元:iPhone SEを購入 – Apple(日本)
最後に、iPhone SE3のバッテリー容量をほかのiPhoneシリーズのデバイスと比較してみましょう。
iPhone 12シリーズ・iPhone 13シリーズ・iPhone SE(第2世代)と比較したときの一覧は下記のとおりです。
デバイス | バッテリー容量 | 目安 ※最大ビデオ再生時間 |
---|---|---|
iPhone SE3 | 未計測 ※予測: 1,821mAh | 15時間 |
iPhone SE(第2世代) | 1,821mAh | 13時間 |
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh | 28時間 |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh | 22時間 |
iPhone 13 | 3,227mAh | 19時間 |
iPhone 13 mini | 2,406mAh | 17時間 |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh | 20時間 |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh | 17時間 |
iPhone 12 | 2,815mAh | 17時間 |
iPhone 12 mini | 2,227mAh | 15時間 |
iPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズに比べて大幅に容量が少ないことがわかります。
iPhone 8の筐体を流用しているため設計自由度が限られ、バッテリーの大容量化が難しくなっていると考えられます。
大容量バッテリーを搭載したiPhone 12 Pro MaxやiPhone 13 Pro Maxと比較すると半分以下になっているため、バッテリー持ちを何よりも重視する人にはあまりおすすめできません。
実使用時間(連続ビデオ再生時間)もiPhone 13 Pro Maxの28時間に比べるとiPhone SE3は大幅に短くなっています。
したがって、iPhone SE3はバッテリー持ちよりもTouch IDやホームボタン、16:9ディスプレイに魅力を感じる人におすすめのデバイスです。
iPhone SE3のバッテリー容量・持ち時間はiPhone SE(第2世代)とほぼ同じ
画像引用元:iPhone SEを購入 – Apple(日本)
2022年3月8日に発表されたiPhone SE3のバッテリーについて解説しました。
2022年3月9日時点で正式な容量は判明していませんが、iPhone SE(第2世代)の筐体をそのまま使用しているため、バッテリーに関する設計を大幅に変更するのが難しくなっています。
そのため、iPhone SE(第2世代)と同程度のバッテリーを搭載していると考えられ、劇的にバッテリー持ちが改善することは見込めません。
- バッテリー容量はiPhone SE(第2世代)とほぼ同じ
- 連続ビデオ再生時間は15時間と短い
- A15 Binonicや5G通信がバッテリー消費を増大させる
小型筐体の中にハイスペックなチップと5G通信用アンテナを詰め込んでいるため、バッテリー持ちが大きく向上しているとは考えにくいでしょう。
連続ビデオ再生時間が15時間でiPhone SE(第2世代)より2時間長くなっていますが、実際に使用する上でこれが大きな差になる可能性は低いといえます。
したがって、iPhone SE3はバッテリー持ちを重視する人にはやや不安の残る端末です。
一方でTouch IDやホームボタンに価値を感じる人にとってはとてもおすすめのデバイスなので、該当する人はぜひiPhone SE3の購入をご検討ください!