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本記事では、iPhoneのセキュリティ対策のために必要な設定などについて解説しています。
「iPhoneはセキュリティレベルが高い」と漠然とイメージしている人は、きっと少なくないと思います。
確かに、iPhoneのメーカーであるAppleは、「iPhoneはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています」と説明しています。
しかし、それだけで安心しきっていいのでしょうか?
ユーザーはセキュリティ対策を一切しなくても、Appleが守ってくれているから安心・安全なのでしょうか?
- ユーザーもセキュリティ対策が必要
- Appleが求めている設定などがある
- iPhoneのセキュリティレベルは非公開
- 設定だけでなくユーザーの日頃の姿勢も重要
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- 1 iPhoneにセキュリティ対策は必要?
- 2 iPhoneのセキュリティ設定おすすめ14個
- 2.1 強力なパスコードを設定する
- 2.2 Face IDまたはTouch IDを使用する
- 2.3 「iPhoneを探す」をオンにする
- 2.4 Apple IDのセキュリティを維持する
- 2.5 利用可能な場合は「Appleでサインイン」を使用する
- 2.6 「Appleでサインイン」を利用できない場合は強力なパスワードを自動生成する
- 2.7 2ファクタ認証に組み込みの認証コード機能を使用する
- 2.8 共有するAppデータおよび位置情報を制御する
- 2.9 Appのプライバシー規約を確認する
- 2.10 「メール」でのアクティビティを保護する
- 2.11 個人のメールアドレスを非公開にする
- 2.12 Safariでの閲覧アクティビティのプライバシーをよりよく理解し、悪意のあるWebサイトから自分を守るのに役立てる
- 2.13 Appのトラッキングを制御する
- 2.14 iCloudプライベートリレーでインターネットをよりプライベートに使用する
- 3 iPhoneのセキュリティを高めるアプリ3選
- 4 ユーザーの日頃の姿勢も重要
iPhoneにセキュリティ対策は必要?
画像引用元:Apple公式サイト
結論から述べますと、iPhoneにセキュリティ対策は必要です。
iPhoneだから何もしなくても安心・安全なんてことはまったくありません。
これはAppleも認めています。
Appleは「iPhoneはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています」と説明している一方で、ユーザーが自らセキュリティ対策することも求めているのです。
iPhoneはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています。組み込まれているセキュリティ機能は、あなた以外のほかの人がiPhoneおよびiCloud上のデータにアクセスするのを防ぎます。組み込まれているプライバシー機能は、あなた以外のほかの人が入手できるあなたに関する情報を最小限に抑えます。どの情報が共有され、どこで共有されるかを調整することもできます。
iPhoneに組み込まれているセキュリティおよびプライバシー機能を最大限に生かすには、以下に示す手法に従ってください:
実際にAppleが求めているセキュリティ対策については、次の章「iPhoneのセキュリティ設定おすすめ14個」で解説します。
iPhoneのセキュリティレベルは高い?
少し本題から逸れますが、そもそもiPhoneのセキュリティレベルは高いのかについても解説します。
なんとなく「AndroidよりiPhoneのほうがセキュリティレベルが高い」などとイメージしている人は多いのではないでしょうか。
しかし、実はそのようなイメージを裏付ける信用できるデータはありませんし、Appleですらそのような宣伝の仕方はしていません。本当にただのイメージです。
「iPhoneのセキュリティレベルはどれくらい高いか」や「Androidのセキュリティレベルはどれくらい高いか」、まして「iPhoneとAndroidどちらのほうがセキュリティレベルが高いか」なんて、誰にもわかりません。
iPhoneもAndroidもセキュリティに関する詳細は非公開なので、比較なんてしようがないのが現実です。
もしわかるとしたら、iPhoneとAndroidのセキュリティ担当に同時に就任する人物か、iPhoneとAndroidに同時に攻撃を仕掛ける人物くらいでしょう。
そもそもiPhoneのセキュリティレベルが一般に知れ渡っているようなら、それは相当危険な状態だといえます。
「AndroidよりiPhoneのほうがセキュリティレベルが高い」という話は、ただのイメージでしかありません。自らもセキュリティ対策を徹底する意識を持つようにしましょう。
iPhoneのセキュリティ設定おすすめ14個
画像引用元:iPhone SE – Apple(日本)
Appleはユーザーに対し、合計14個のセキュリティ対策を求めています。
その中にはすぐにできる設定もあれば、日頃の姿勢の話も含まれています。
- 強力なパスコードを設定する
- Face IDまたはTouch IDを使用する
- 「iPhoneを探す」をオンにする
- Apple IDのセキュリティを維持する
- 利用可能な場合は「Appleでサインイン」を使用する
- 「Appleでサインイン」を利用できない場合は強力なパスワードを自動生成する
- 2ファクタ認証に組み込みの認証コード機能を使用する
- 共有するAppデータおよび位置情報を制御する
- Appのプライバシー規約を確認する
- 「メール」でのアクティビティを保護する
- 個人のメールアドレスを非公開にする
- Safariでの閲覧アクティビティのプライバシーをよりよく理解し、悪意のあるWebサイトから自分を守るのに役立てる
- Appのトラッキングを制御する
- iCloudプライベートリレーでインターネットをよりプライベートに使用する
強力なパスコードを設定する
iPhoneのロックを解除するためのパスコードは、他人に推測されにくい複雑なものにしましょう。
「123456」や自身の生年月日などは絶対に避けてください。
パスコードの変更は「設定」→「Face ID(Touch ID)とパスコード」→「パスコードを変更」から可能です。
Face IDまたはTouch IDを使用する
Face IDやTouch IDを使えば、自分の顔や指紋でiPhoneのロックを解除することができます。
Face IDまたはTouch IDの設定は「設定」→「Face ID(Touch ID)とパスコード」→「Face IDをセットアップ(指紋を追加)」から行えます。
「iPhoneを探す」をオンにする
「iPhoneを探す」をオンにすると、紛失または盗難したiPhoneを見つけるのに役に立ちます。
これは紛失したiPhoneを他の人物が使用することを防ぐことにもなります。
「iPhoneを探す」は「設定」→「Apple ID、iCloud、メディアと購入」→「探す」からオンにできます。
Apple IDのセキュリティを維持する
Apple IDは、iCloud内のデータやApple StoreやApple Musicなどのサービスのアカウント情報にアクセスするために使われています。
自身のApple IDのパスワードを他人には教えないなど、日頃からセキュリティを維持するための行動を意識しましょう。
利用可能な場合は「Appleでサインイン」を使用する
アプリやWebサイトによっては、アカウントを簡単に設定できるように「Appleでサインイン」が用意されています。
「Appleでサインイン」ならApple IDを簡単に使用できるだけでなく、ユーザーに関する情報の共有が制限されるなど、セキュリティも提供されます。
そのため「Appleでサインイン」できるアプリやWebサイトに対しては積極的に「Appleでサインイン」するよう推奨されています。
「Appleでサインイン」を利用できない場合は強力なパスワードを自動生成する
「Appleでサインイン」できないアプリやWebサイトでは、パスワードの生成が求められることがあります。
その際、iPhoneは自動で強力なパスワードを提案してくれますので、なるべくそのパスワードを採用することが推奨されています。
2ファクタ認証に組み込みの認証コード機能を使用する
一部のアプリやWebサイトでは、2ファクタ認証が提供されています。
例えば最初にパスワードを入力した後、受信したSNSメッセージに記載された確認コードの入力を求められた経験はないでしょうか?
そのようなものを2ファクタ認証といいます。
一般的に確認コードはSNSメッセージなどで受信する必要がありますが、一部のアプリやWebサイトではiPhoneで確認コードを自動入力することができます。
その場合、アプリやWebサイトにそのための案内があるはずですので、案内に従って実行してください。
AppleはSNSメッセージなどで受信するより、iPhoneで確認コードを自動入力することを推奨しています。
共有するAppデータおよび位置情報を制御する
アプリの中には、iPhone内の情報にアクセスする権限や位置情報の共有を求めてくるものもあります。
そうすることでより便利にそのアプリを使えるようになることが多いですが、無闇に権限を与えたり位置情報を共有したりすることはセキュリティの低下にも繋がりかねません。
Appプライバシーレポートをオンにすれば、アプリに付与したアクセス権限の使用状況を確認することができます。
「設定」→「プライバシー」→「Appプライバシーレポート」から「Appプライバシーレポートをオンにする」をタップしましょう。
Appのプライバシー規約を確認する
アプリをダウンロードする前に、そのアプリのプライバシー規約を必ず確認しましょう。
アプリによってはプライバシーがほとんど考慮されていないものもあるかもしれません。
「メール」でのアクティビティを保護する
「メールプライバシー保護」をオンにすることによって、送信者はあなたの「メール」でのアクティビティを追跡することが困難になります。
「設定」→「メール」→「プライバシー保護」から「“メール”でのアクティビティを保護」をオンにしましょう。
個人のメールアドレスを非公開にする
iCloud+のサブスクリプションに登録すれば、「メールを非公開」にして個人のメールアカウントに転送する一意のランダムなメールアドレスを生成できるようになります。
iCloud+とは、月額130円~1,300円の有料サービスです。
- 50GBプラン:130円
- 200GBプラン:400円
- 2TBプラン:1,300円
「設定」→「Apple ID、iCloud、メディアと購入」→「iCloud」→「ストレージプランを変更」からiCloud+にアップグレードできます。
Safariでの閲覧アクティビティのプライバシーをよりよく理解し、悪意のあるWebサイトから自分を守るのに役立てる
iPhoneの標準ブラウザであるSafariは、Webサイト間の移動時にトラッカーに追跡されるのを回避するのに役立ちます。
プライバシーレポートを確認すれば、現在アクセスしているWebサイトで阻止されたトラッカーの概要を表示することができるためです。
トラッカーの概要によっては、そのWebサイトが悪意のあるものと判断することもできるかもしれません。
プライバシーレポートはSafariの「ぁあ」→「プライバシーレポート」から確認できます。
Appのトラッキングを制御する
iPhoneではアプリごとにトラッキングを許可したり拒否したりすることができます。
なるべく拒否することがセキュリティの観点からは無難だといえます。
設定の変更は「設定」→「プライバシー」→「トラッキング」からまとめてまたはアプリごとに行えます。
iCloudプライベートリレーでインターネットをよりプライベートに使用する
iCloud+のサブスクリプションに登録すれば、iCloudプライベートリレー(ベータ版)を使用することができます。
これにより、Webサイトやネットワークプロバイダがユーザーに関する詳細なプロフィールを作成するのを防ぐことができます。
iCloud+とは、月額130円~1,300円の有料サービスです。
- 50GBプラン:130円
- 200GBプラン:400円
- 2TBプラン:1,300円
「設定」→「Apple ID、iCloud、メディアと購入」→「iCloud」→「ストレージプランを変更」からiCloud+にアップグレードできます。
iPhoneのセキュリティを高めるアプリ3選
画像引用元:「ノートン 360」をApp Storeで
パソコン用の有名なセキュリティ対策ソフトを開発している各社が、iPhone向けのセキュリティ対策アプリも提供していますので、それもご紹介します。
- ノートン 360 モバイル セキュリティ
- ウイルスバスター モバイル
- マカフィー モバイル セキュリティ
ただし、iPhoneのセキュリティレベルなんて誰にもわからないことと同様、これらのアプリのセキュリティレベルも誰にもわかりません。
これらのアプリをダウンロードさえすればユーザーはセキュリティ対策に気を使わなくてよくなるというわけではないので、お気をつけください。
これらのアプリ+ユーザー自身がセキュリティ意識を持つことが大切です。
ノートン 360 モバイル セキュリティ
画像引用元:「ノートン 360 モバイル セキュリティ」をApp Storeで
ノートン 360 モバイル セキュリティは、NortonLifeLock, Inc.が提供するセキュリティ対策アプリです。
「強力な多層防御機能と受賞歴のあるモバイルセキュリティをAppleデバイスに提供します」とのことです。
App Storeでは5点満点で4.4点を獲得しています。
ウイルスバスター モバイル
画像引用元:「ウイルスバスター モバイル」をApp Storeで
ウイルスバスター モバイルは、Trend Micro Incorporatedが提供するセキュリティ対策アプリです。
「巧妙化する脅威からあなたの大切なプライバシーやデバイスを守る、総合セキュリティアプリ」とのことです。
App Storeでは5点満点で4.3点を獲得しています。
マカフィー モバイル セキュリティ
画像引用元:「マカフィーセキュリティ:VPNとプライバシー」をApp Storeで
マカフィー モバイル セキュリティは、McAfee, LLC.が提供するセキュリティアプリです。
「オンラインセキュリティとモバイルセキュリティで最も信頼されているマカフィー」とのことです。
App Storeでは5点満点で4.0点を獲得しています。
ユーザーの日頃の姿勢も重要
以上、iPhoneのセキュリティ対策のために必要な設定などについてでした。
- ユーザーもセキュリティ対策が必要
- Appleが求めている設定などがある
- iPhoneのセキュリティレベルは非公開
- 設定だけでなくユーザーの日頃の姿勢も重要
iPhoneのメーカーであるAppleは「iPhoneはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています」と説明していますが、ユーザーは何もしなくても安心・安全というわけではありません。
Appleはユーザーに対してもセキュリティ対策を求めています。
本記事ではその内容も解説いたしました。
「セキュリティが万全になる設定やアプリ」なんて魔法じみたものは決して存在しません。
設定の見直しなどが重要なのはもちろんですが、それと同じくらいユーザーの日頃の姿勢も重要であることが、Appleがユーザーに求めるセキュリティ対策から伺えます。
「iPhoneはセキュリティレベルが高い」という漠然としたイメージは一旦捨ててください。自身でもセキュリティ対策を行う意識を持つことが大切です。