
本記事では、買取価格の高いiPhoneのカラーについて解説します。
iPhoneを最終的には売却したいと考えている人は、買う段階でカラーも意識しておくと、より高い買取価格になり得ます。
もちろん機種や容量、状態にもよるといってしまえばそれまでなのですが、記事内でなるべくひとつの結論が出せるよう、条件を統一して実際の買取価格を調査しました。
- グリーン
- パープル
- ブラック
- ホワイト
トップ画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
中古で高く売れる色を調査
画像引用元:iPhone 11 – 仕様 – Apple(日本)
今回紹介するのは、メルカリでここ30日前以内(記事執筆時点)に取引のあった、iPhone 11(64GB)のカラーごとの買取価格です。
30日前以内に限定したのは、時期がずれるとiPhone 11自体の相場が変動している可能性が大きくなってしまうためです。
またカラー以外の条件がなるべく同じになるよう、検索条件には絞り込みをかけています。
- 「iPhone 11 64gb」で検索
- 「目立った傷や汚れなし」のみ表示
- 「送料込み」のみ表示
- 「売り切れ」のみ表示
ただしケースが付属してくるものはカウントしませんでした。
この条件でカラーごとに30日前以内に取引のあったiPhone 11(64GB)を5台までカウントしたところ、以下のような結果となりました。
iPhone 11(64GB)の買取価格
カラー | 1台目 | 2台目 | 3台目 | 4台目 | 5台目 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
グリーン | 65,500円 | 67,000円 | 57,200円 | 55,555円 | - | 61,313円 |
パープル | 57,000円 | 62,000円 | 58,000円 | 62,000円 | 55,000円 | 58,800円 |
ブラック | 60,000円 | 50,000円 | 60,000円 | 55,000円 | 53,000円 | 55,600円 |
ホワイト | 40,000円 | 56,000円 | 62,700円 | 50,000円 | 66,000円 | 54,940円 |
イエロー | 53,000円 | - | - | - | - | 53,000円 |
レッド | 52,499円 | 44,825円 | 53,000円 | 50,000円 | 55,555円 | 51,175円 |
平均買取価格はグリーンが断トツで高く、次点でパープルです。iPhone 11のグリーンとパープルは、パステルカラーという点でも共通しています。
無難そうなカラーのブラックとホワイトは、買取価格も無難であるといえそうです。
逆にレッドはかなり安い結果となりました。
レッドもiPhoneでは昔からお馴染みのカラーですよね。これは少しショックな人も多いかもしれません。
「パープルが人気」は本当だった
画像引用元:iPhone 11を購入 – Apple(日本)
パープルはiPhone 11から加わったカラーで、当初から人気が高いとよくいわれていました。
今回の調査からも、パープルの人気が高いのは事実と見て良さそうです。
iPhone 12が後からパープルを追加したことは、Appleもパープルが人気カラーであることを認識したからかもしれませんね。
ドコモオンラインストアでは現在、iPhone 12のパープルのみ在庫なし状態になっています。
パープルを上回るグリーンの人気
画像引用元:iPhone 11を購入 – Apple(日本)
今回の調査では、グリーンがパープルと大差をつけて高値で取引されていることがわかりました。
その理由は定かではありません。しかし高いお金を払ってでも、グリーンを購入しようとした人が複数いたことは事実です。
グリーンは30日前以内に4台しか取引がありません。このことから、そもそも中古市場にあまり出回っていないという「希少価値」に原因があるのではないかと考えました。
しかし1台しか取引のないイエローは安いことを鑑みると、希少価値だけが理由ではなさそうです。
やはりグリーンというカラー自体が魅力的なのでしょう。
グリーンはiPhone 12でも採用されました。一方、イエローは採用されていません。
iPhoneではパステルカラーが高く売れる!
以上、買取価格の高いiPhoneのカラーについてでした。
- グリーン
- パープル
- ブラック
- ホワイト
あくまでiPhone 11の場合ではありますが、グリーンとパープルが他のカラーより高く売れることがわかりました。
そういう目で見ると、iPhone 11のグリーンとパープルはパステルカラー同士でもありますね。
逆に安かったイエローとレッドは、原色(プライマリーカラー)です。
無難なカラーとされることの多いブラックとホワイトは、買取価格も可もなく不可もない位置に収まりました。
このことから、売却を意識してiPhoneを買うなら、パステルカラーを選んだほうが良いと考えられます。
逆にイエローやレッドのような原色は避けるようにしましょう。
この理屈でいうと、iPhone 11でブルーが出ていても安かった可能性が高いと思います。しかしライトブルーなら高かったかもしれませんね。
もちろん今回の結果は一例に過ぎません。
例えばiPhone 12 Proのカラーバリエーションは、「グラファイト」「シルバー」「ゴールド」「パシフィックブルー」ですから、この場合はパステルカラーか原色かで判断するのは難しいでしょう。
しかし、個人的には興味深い結果になったのではないかと思っています。
ちなみに筆者は、iPhone 11ではホワイトを、iPhone SE(第2世代)ではレッドを、iPhone 12 Proではパシフィックブルーを選んでいます。
次にiPhoneを買うときは、せっかくなのでパステルカラーを意識してみる予定です。