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契約する回線を変更したときなど、iPhoneに挿入しているSIMカードを取り出して挿し換える機会があるのではないでしょうか?
しかし、いざSIMカードを取り出そうと思っても、SIMピンが行方不明になったりなぜかSIMが抜けなくなったりすることがあります。
そこでこの記事では、iPhoneのSIMカードを取り出す方法やピンがないときに代替手段についてチェックしていきましょう。
SIMカードを取り出す方法で悩んでいる人は、ぜひ一通り参考にしてみてください。
- SIMピンがないときは代用品を使うか新たなものを購入しよう
- SIMトレイが引っかかるときは紙やフィルムで対処できる可能性あり
- どうしても取り出せないときは修理が必要
iPhoneのSIMカードを取り出す手順
最初に、iPhoneのSIMカードを取り出す基本的な手順を紹介します。
以下の方法で取り出すのが基本なので、しっかり覚えておきましょう。
- SIMピンを用意する
- iPhoneの電源を切る
- SIMトレイを本体から抜く
- トレイからSIMを外す
これからそれぞれの手順を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
手順1 SIMピンを用意する
iPhoneのSIMを取り外すためには、SIMピンが必要です。
SIMピンはiPhoneが入っていた箱のなかにあるので、探して用意しましょう。
もし、SIMピンが行方不明になっているときは代用品がいくつかあります。
代用品については後ほど詳しく紹介するので、SIMピンがみつからない人はこちらもあわせてチェックしてください。
手順2 iPhoneの電源を切る
SIMを取り外す前には、トラブルを防ぐためにiPhoneの電源を切りましょう。
iPhoneの電源を切る方法はデバイスによって異なり、具体的には以下のとおりです。
- iPhone X以降(iPhone SE 第2世代以外):サイドボタンとボリュームボタンをホールドする
- iPhone 6/7/8/SE 第2世代: サイドボタンをホールドする
- 上記以外のデバイス: トップボタンをホールドする
近年発売されたデバイスは、サイドボタンとボリュームボタン(上下どちらでもOK)をホールドすると、電源OFFスライダが表示されます。
スライダが表示されたらドラッグすれば電源をOFFにできるので、確実にOFFになったことを確認してから次に進みましょう。
手順3 SIMトレイを本体から抜く
iPhoneの電源を切ったら、SIMトレイを本体から取り出します。
SIMトレイ横に空いている穴にSIMピンを挿し、まっすぐ奥に押し込めばSIMトレイが出てくるので、まっすぐ抜き出せばOKです、
手順4 トレイからSIMを外す
SIMトレイを外せたら、トレイからSIMカードを取り外します。
取り外すときはSIM本体やトレイが曲がらないように注意してください。
新しいSIMに挿し替えるときは、そのままSIMを載せ替えてiPhoneに装着すればOKです。
SIMピンがないときの代替手段
いざiPhoneのSIMを取り出そうと思っても、SIMピンが行方不明になってSIMトレイを引き抜けなくなることがあります。
とはいえ、SIMピンが無くても代替手段がいくつかあるので慌てずに対処しましょう。
iPhoneに付属していたSIMピンがないときの主な対処法は以下のとおりです。
- 新しいSIMピンを購入する
- ゼムクリップを使用する
- 安全ピンを使用する
- 縫い針を使用する
- 画鋲を使用する
以下でそれぞれの方法について解説するので、手持ちのアイテムにあわせて適切な方法を試してください。
新しいSIMピンを購入する
最も安全かつ故障リスクが低い方法は、新しいSIMピンを購入するというものです。
SIMピンはSIMトレイの取り外し専用の工具なので、予期せぬトラブルが発生しにくいといえます。
SIMピンはECサイト等で販売されているので、一度チェックして購入してください。
ただし、SIMピンを購入すると届くまでSIMトレイを取り外せません。
契約変更などで急いで取り外す必要があるときは、他の対処法を試しましょう。
ペーパークリップを使用する
SIMピンの代用品として最もおすすめなのがペーパークリップ(ゼムクリップ)です。
AppleでもSIMピンがないときはペーパークリップを使うことを勧めているので、以下の手順で使用して取り外してください。
- ペーパークリップを加工してまっすぐにする
- SIMトレイの穴に垂直に挿す
- トレイが外れたらまっすぐ引き抜く
ペーパークリップはそのままでは利用できないので、どちらか一方の先端をまっすぐに伸ばして穴に挿入してください。
安全ピンを使用する
ペーパークリップがない場合は安全ピンでも代用できます。
安全ピンを使う場合は、針になっている部分をそのままSIMトレイの穴に垂直に挿せばOKです。
まっすぐ奥に押し込めばSIMトレイが外れるので、そのまま抜いてSIMを交換しましょう。
ただし、安全ピンを使う場合は先端が指などに刺さらないように十分に注意してください。
縫い針を使用する
縫い針をSIMピンの代用品として使用することも可能です。
縫い針もそもまま使用できて加工する必要はありません。
ただし、太さによっては奥まで挿入できず、SIMピンの代わりにならないことがあります。
SIMトレイの穴に上手く挿入できない場合は、太さが違う縫い針を使用するか別の方法に切り替えてください。
画鋲を使用する
画鋲をSIMピン代わりに使える可能性もあるので、近くに画鋲があるなら使えるかどうか試してみましょう。
ただし、画鋲は針の直径が大きいのでSIMトレイの穴に入らないことがよくあります。
無理やり挿入すると故障や別のトラブルの原因になるため、入らない場合は無理に押し込まないようにしてください。
複数種類の画鋲がある場合は、どれかが適合する可能性があるので一通り試しましょう。
SIMトレイが抜けなくなる原因
正しい方法でSIMトレイをiPhoneから取り外そうとしても、なぜかSIMトレイが抜けないことがあります。
トレイが抜けないとSIMを交換できないため、契約変更した場合などは困ってしまいます。
手持ちのiPhoneのSIMトレイが抜けなくなる主な原因には以下のようなものがあります。
- SIMが内部構造に引っかかる
- SIMが曲がっている
- SIMトレイが曲がっている
原因によってはユーザー側で対処することも可能です。
具体的な対処法については後述するので、SIMトレイが抜けなくなって困っている人はぜひチェックしてみてください。
SIMトレイが抜けないときの対処法
ここからは、iPhoneのSIMトレイが抜けない場合の対処法を紹介します。
紹介する対処法の一覧は以下のとおりです。
- SIMトレイの隙間に紙やフィルムを挿入する
- iPhoneを修理する
最悪の場合はiPhoneを修理する必要があります。
自分でできる対処法を試しても改善しない場合は、症状が悪化する前に修理を検討してください。
SIMトレイの隙間に紙やフィルムを挿入する
内部でSIMがずれていたりトレイが曲がっていたりすることが原因でSIMを取り出せない場合があります。
この場合は、SIMトレイと本体の隙間に紙やラミネートフィルムなどの薄いものを入れれば取り出せるようになる可能性があるので試してみてください。
具体的な手順は以下のとおりです。
- SIMピンをトレイの穴に挿して押し込む
- SIMトレイを出せるところまで引っ張る
- SIMトレイ上部の隙間に紙やフィルムを挿入する
- ゆっくりSIMトレイを引き抜く
手順2でSIMトレイを引っ張るときは、破損を防ぐためにも無理に引っ張らないようにしてください。
引っかかりを感じたら引っ張るのをやめ、手順3に移りましょう。
手順3では、紙やフィルムをゆっくり奥まで挿入します。
途中で引っかかりを感じてそれ以上入らなくなったら、ゆっくりトレイを引き抜けばOKです。
この方法でもトレイを取り出せない場合は、無理に取り出さずに次の手順に進みます。
iPhoneを修理する
前述した方法でSIMトレイを取り出せない場合は、無理に取り出すとトレイや本体が破損するのでそのまま修理に出すのがおすすめです。
iPhoneの修理はApple Store/Appleリペアセンター/Apple正規サービスプロバイダで取り扱っているので、修理を依頼してください。
SIM本体の破損や症状の悪化を防ぐためにも、自分でかいけつできないと判断したらすぐに修理を依頼するのがおすすめです。
SIMピンがなくなっても落ち着いて対策しよう
iPhoneを買い替えたり契約している回線を変更したりしたときは、SIMの挿し替えが必要です。
しかし、いざ挿し替えようと思ってもSIMピンがなかったりSIMトレイが抜けなかったりすることがあります。
もし、SIMを取り出すときにトラブルに見舞われたときは、落ち着いて対処することが大切です。
特にSIMピンが行方不明になる現象はよくありますが、その場合は以下のもので代用できます。
- ペーパークリップ
- 安全ピン
- 縫い針
- 画鋲
これらのアイテムでSIMトレイを取り出せるか試し、もし無理なら新しいSIMピンを購入してください。
ほかにも、トレイが途中で引っかかる現象も発生しがちです。
この場合は以下の手順で取り出せることがあるので、一度試してみてください。
- SIMピンをトレイの穴に挿して押し込む
- SIMトレイを出せるところまで引っ張る
- SIMトレイ上部の隙間に紙やフィルムを挿入する
- ゆっくりSIMトレイを引き抜く
この方法を試しても抜けない場合は、無理に抜こうとするとiPhone本体やSIMが破損する可能性があります。
無理に自分で対処しようとせずに、Appleリペアセンターなどに修理を依頼しましょう。
SIM交換時にトラブルが発生したときは、慌てず落ち着いて対処することが大切です。
また、根本的にトラブルを防ぐのに役立つeSIMを利用した契約もぜひ検討してみてください。