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近年は顔認証も広まっていますが、まだまだ指紋認証(Touch ID)を好んで使っている方も多いですよね。
しかも現在、指紋認証は花粉や新型コロナウイルス対策のマスク装着時でも使えることから、改めて評価されつつあります!
そこでこの記事では、指紋認証の設定方法をiPhoneとAndroidスマホに分けて解説し、うまく動作しないときの対処法も紹介します。
- 登録は指をずらしながら行おう
- 指紋センサーボタンや指の汚れには要注意
- 濡れていても正しく動作しない
- 故障かもしれないときはすぐ見てもらうこと
iPhoneのTouch IDの設定方法
画像引用元:iPhone 8またはiPhone 8 Plusを購入する – Apple(日本)
まずはiPhoneの指紋認証「Touch ID」の設定方法を解説します。
Touch IDは、2013年発売のiPhone 5sから、2017年発売のiPhone 8/8 Plusに搭載されていました。
- iPhone X
- iPhone Xs/Xs Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro/Pro Max
2020年4月現在、最新のiPhoneにはTouch IDが搭載されていません。
そのため、まだ買い替えず、古いiPhoneを我慢して使っている方も少なくないようです。
2020年新型iPhoneでは、Touch IDの復活が濃厚であると噂されています。続報が楽しみですね。
Touch IDの設定手順
1「設定」を開く
2「Touch IDとパスコード」をタップ
3iPhoneのロック解除パスコードを入力する
4Touch IDを利用する項目をONにする
Touch IDを設定できる項目は以下の3つです。
- iPhoneのロック解除
- Apple Pay
- iTunes StoreとApp Store
オンにすることで、Touch IDでの認証が可能になり、逆に全部オフにすると、Touch ID自体を無効にできます。
また、アプリによってはTouch IDに対応しているものがありますが、それらはTouch IDを有効にした後、アプリ毎に個別設定してください。
5「指紋を追加」をタップ
これで指紋登録の画面に切り替わります。
ホームボタンに汚れがあると正常に登録できません。先に進む前にキレイにしておきましょう!
指紋は5つまで登録できます。
両手の親指と人差し指を登録しておくと便利ですよ!
6登録する指でホームボタンを触る
※ここからは文章のみの解説になります。
「指でタッチ」と表示されるので、指紋登録する指でホームボタンを触りましょう。
ホームボタンは「押さない」で触れるだけです。
iPhoneのバイブが「ブルッ」と震えたら指を離し、少し触る位置をずらしながら繰り返しホームボタンに触れましょう。
ここで触り方を変えずに同じ触り方を繰り返すと、Touch ID利用時も全く同じ触り方をしないと反応しなくなります。
7指の側面でホームボタンを触る
続いて「グリップを調整」という画面が表示されるので、「続ける」をタップします。
ここでも先ほどと同様にホームボタンを触ってください。
ただし、今度は指の側面で触るようにしましょう。
指の腹でも登録は進みますが、できるだけ側面側を登録しないとTouch ID利用時に反応が悪くなるので注意してください。
8「完了」と表示されたら「続ける」をタップ
これで指紋の登録は完了です。
他の指の指紋も登録もできます。必要に応じて作業を続けてください。
なお、登録した指紋は「指紋1」〜「指紋5」という名前で登録されます。
登録名は指紋名をタップすれば変更可能です。
「親指」や「人差し指」など、具体的な名前に変えておくとわかりやすいですよ!
また、他人の指紋を登録することも可能です。
Touch IDの動作確認は画面ロック解除がおすすめ!
「iPhoneのロックを解除」をONにしておけば、スリープ状態からの解除で動作確認ができます。
画面を消してスリープ状態にしてから、ホームボタンを押してみましょう。
このとき、パスコード入力画面が表示されることなく画面ロックが解除されたら、Touch IDは正常に動作しています。
登録した指紋を解除する場合
登録した指紋は、以下の操作で削除できます。
- 削除する指紋を選ぶ
- 「指紋の削除」をタップ
削除をタップすると、確認なしで指紋登録が解除されます。
Androidスマホの指紋認証の設定方法
次に、Androidスマホの指紋認証の方法を解説します。
説明に使う画像はAndroid 10が搭載されているPixel 3のものです。
基本的な流れはどの機種でも同じですが、画面の表示内容などは、OSのバージョンや機種によって異なる場合があります。
指紋認証の設定手順
1「設定」を開く
2「セキュリティ」をタップ
3「Pixel Imprint」をタップ(Pixel 3の場合)
4PINを入力する
PINとは、ユーザーが自分で設定した数字のパスワードのことです。
5「指紋を追加」をタップ
6登録する指で指紋認証センサーに触る
指をセンサーに当て、振動したら離します。
指を何度か離しながら、あらゆる角度から指紋を登録していきます。
7「指紋の登録完了」と表示されたら「完了」をタップ
これで指紋の登録は完了です。
他の指紋登録もできるので、必要なら続けて登録しておきましょう。
なお、登録した指紋は「指紋1」〜「指紋5」という名前で登録されます。
登録名は指紋名をタップすると変更できるので「親指」や「人差し指」と変更しておくとわかりやすいですよ!
他人の指紋を登録することも可能です。
指紋認証の動作確認は画面ロック解除がおすすめ!
指紋認証が有効かどうかは、スリープ状態からの解除で確認ができます。
画面を消してスリープ状態にしてから、指紋センサーボタンを押してみましょう
PIN入力画面などにならず画面ロックが解除されたら、指紋認証は正常に動作しています。
指紋を解除する方法
登録した指紋は、以下の操作で削除できます。
1解除したい指紋の右のゴミ箱マークをタップ
2「削除」をタップ
LINEの指紋認証の設定方法
画像引用元:コミュニケーションアプリ LINE(ライン)
スマホ利用者の大半が使っているSNSアプリ「LINE」も、指紋認証に対応しています。
指紋認証を設定しておくと、LINEを開く度に認証が必要になり、セキュリティがかなり向上します。
説明に使う画像はiPhoneのものです。
1 歯車マークをタップ
2 「プライバシー管理」をタップ
3 「パスコードロック」をONにする
4 パスコードを決めて2回入力
ここで指定するパスコードは4桁の数字です。
5 Touch IDがONになっていることを確認
Touch IDの指紋登録が済んでいると、自動的にTouch IDがONになります。
もしONになっていなければ、指紋登録を確認の上、Touch IDをONにしましょう。
Touch ID/指紋認証が動作しないときの対処法
ここからはTouch ID/指紋認証がうまく動作しない時の原因や対処法を解説します。
指紋認証がうまく反応しない場合、正しく登録したつもりでも、何か不備があった可能性が高いと言えます。
- 指紋登録時や利用時に指紋センサーボタンが汚れている
- 指が濡れている・汚れている・荒れている
- 指紋登録時に指をずらさず登録してしまった
指紋登録時や利用時にホームボタンが汚れている
指紋認証が正常に動作しない時に一番多いのが、指紋センサーボタンが汚れている状態で指紋登録・利用するケースです。
iPhoneのスペースグレイなど、ホームボタンの黒いiPhoneは汚れが目立つので判断しやすいのですが、白いiPhoneでは目で確認するのが難しいです。
指紋認証が正常に動作しない場合、指紋センサーボタンを軽く拭き取ってからやり直してみましょう。
それでも動作しない場合、登録時に指紋センサーボタンが汚れていた可能性があります。
試しに指紋登録からやり直してみましょう。
指が濡れている・汚れている・荒れている
指紋登録時・利用時に指が濡れていたり汚れていたりすると、指紋認証が正しく動作しないことがあります。
お風呂の後や洗い物の後など、指が湿っているだけで反応しないこともあるので、よく水気を拭き取ってから操作するようにしましょう。
普段から仕事などで手が汚れやすい・荒れやすい環境下にいる方は、以下の2つの方法もおすすめです。
- 手が荒れているときの指紋と荒れていないときの指紋を、両方とも登録する
- 小指を指紋登録する
手の状態別に指紋登録しておくことで、意外にもすんなりと問題が解決するかもしれません。
また、手が荒れやすい環境にいる方でも、物と触れ合う機会が少ない小指は荒れにくい傾向にあります。
そのため、小指の指紋を登録しておくのもおすすめです。
指の状態に原因がありそうな方は、ぜひこの2つの方法も試してみてくださいね!
指紋登録時に指をずらさず登録してしまった
指紋登録は、少しずつずらしながら登録することが大切です。
登録時は、指紋を正しく読み取るために何度も指紋センサーボタンに触れますよね。
このとき、全く指をずらさないでボタンを真っ直ぐに触り続けていた方は要注意です。
指紋認証を利用するときも、全く同じ触りかたをしないとロックが解除されなくなります。
人の感覚は曖昧なもので、いつもと全く同じように触れているつもりでも、微妙にズレが生じるものです。
しっかりずらしながら登録することで、どんな触り方でも反応してくれるようになります。
指をずらすときは、思い切って大胆にずらしてください。
ずらしすぎて正しく登録できないときは、ちゃんとスマホがその場で注意してくれます!(機種によるかもしれませんが……)
指紋認証がONにできない・指紋登録画面でも反応しない場合
稀ではありますが、指紋センサーボタンの故障などが原因で、そもそも指紋登録すらできない状態になることがあります。
例えばiPhoneであれば、「iPhoneのロックを解除する」などの項目が全てグレー表示になり、選択できなくなることも。
これはシステムの異常ではなく、iPhoneのホームボタンに異常がある場合に起こり得ます。
- ホームボタンのTouch IDセンサーが故障
- 基盤の故障
- 落下等でホームボタンが割れている場合
Touch IDのセンサーだけが故障している場合、その他の動作に問題が出ることはありません。
しかし、内部の基盤に異常がある場合、放っておくとiPhoneが突然動かなくなる可能性もあります。
これはユーザー側で判断するのは非常に難しい部分です。
Touch IDがONにできない・指紋登録が反応しない場合は、すぐAppleのサポートに連絡して修理を受けましょう。
iPhoneの修理代金
Touch ID絡みでiPhoneを修理に出す場合、「その他の修理」に該当します。
修理代金は、iPhoneのモデルと、AppleCare+への加入の有無などで変わります。
機種 | 修理代金 |
---|---|
iPhone XS Max iPhone 11 Pro Max | 64,800 円 |
iPhone XS iPhone X iPhone 11 Pro | 59,800 円 |
iPhone XR iPhone 11 | 43,800 円 |
iPhone 8 Plus | |
iPhone 8 | 37,800 円 |
iPhone 7 Plus | |
iPhone 7 | 34,800 円 |
iPhone 6s Plus | 35,800 円 |
iPhone 6s | 32,800 円 |
iPhone 6 Plus | 35,800 円 |
iPhone 6 | 32,800 円 |
iPhone SE iPhone 5s iPhone 5c | 29,400 円 |
決して安くはないので、機種によっては修理するより買い直したほうがいいかもしれません。
ただ、iPhone X以降の新型はTouch ID非搭載なので、要注意してください。
なお、2020年4月現在、Touch IDを搭載している1番新しいiPhoneは、2017年発売のiPhone 8/8 Plusです。
しかし、iPhone 8 Plusは、ドコモ・au・ソフトバンクの公式オンラインショップではすでに販売していません。入手は困難です。
Touch ID/指紋認証の設定方法と利用できないときの対処法まとめ
以上、Touch ID/指紋認証についてでした。
- 登録は指をずらしながら行おう
- 指紋センサーボタンや指の汚れには要注意
- 濡れていても正しく動作しない
- 故障かもしれないときはすぐ見てもらうこと
設定方法は一度覚えれば難しいものではありませんし、うまく動作しない原因も「指が汚れている」など単純な場合が多いです。
登録は何度でもやり直せるので、少しでも引っかかるところがあればやり直してみましょう。
しかし、どれだけ気をつけてみても動作しない場合は、スマホの故障を疑ってみてください。
故障していた場合、ユーザー側でできることは何もありません。
修理に出すか、いっそ買い直すのが良いでしょう。
上の写真は、指紋認証を搭載したAndroidスマホ「Galaxy Note10+ スターウォーズエディション」です。
2020年新型iPhoneでは、Touch IDの復活が濃厚であると噂されています。
もっともまだ噂だけで、Appleは何も言っていません。
しかし、GalaxyなどライバルのAndroidスマホを意識するなら、iPhoneも画面内指紋センサーを搭載するのではないでしょうか。