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トップ画像引用元:Apple公式サイト
iPhoneはPCに比べてセキュリティが高いデバイスですが、iPhoneを狙ったマルウェア・ウイルスが存在するのも事実です。
「YiSpecter」や「KeyRider」など、iPhoneがウイルスに感染したという事例もあります。
場合によっては、ウイルスに感染したかどうかは非常に判別がつきにくいこともあるため注意が必要です。
そこでこの記事では、iPhoneでウイルスに感染しているか調べる方法6つを紹介します。
有効なセキュリティ対策についても解説するので、自分のiPhoneがウイルスに感染していないか気になるヒトはぜひチェックしてみてください。
- iOS自体にスキャン機能はなく、サードパーティアプリにも存在しない
- 感染が疑われる場合はインターネットからの切断・権限の剥奪・ファクトリーリセットが有効
- 脱獄するとセキュリティレベルが大きく低下する
- アプリはApp Storeからのみインストールするのが安全
前提:iOSにはウイルススキャン機能はない
画像引用元:iOS 15 Preview – Apple
大前提として、iOSには標準でウイルス・マルウェアをスキャンして駆除するプログラムは存在しません。
iOS自体がウイルススキャンができないように設計されているため、サードパーティのセキュリティアプリを使用しても不可能です。
iPhoneのウイルス対策を考えている人は、この点を必ず覚えておいてください。
iPhoneでウイルススキャンできるのは怪しい機能・アプリ
上記の仕様を考えると、「iPhoneでウイルススキャンできる!」「ウイルスが検出されました!」と謳うアプリやWebサイトなどは怪しい機能です。
開発元がブラックボックス化することでウイルススキャンを防いでいる以上、ウイルススキャンできるアプリ・機能を信用してはいけません。
「ウイルススキャンができる」ということはブラックボックス化した部分へ侵入していることを示すため、「ウイルススキャンできる=セキュリティ侵害」といえます。
よって、「ウイルススキャンできる」と謳っているアプリ・Webサイトには、ダウンロード・アクセスしないよう注意する必要があります。
iPhoneがウイルスに感染するとどうなるのか?
次に、iPhoneがウイルスに感染するとどのようになるのかをチェックしていきましょう。
以下の現象が発生している場合、ウイルスに感染している可能性があるので注意してください。
- 情報が外部に漏洩する
- サイバー攻撃の踏み台になる
- デバイスが突然暗号化される
- 知らないうちに暗号資産のマイニングに参加させられる
- iPhoneが正常に動作しなくなる
これからひとつずつ詳しく解説するので、ぜひ一通りチェックしておいてください。
情報が外部に漏洩する
ウイルス感染でよくあるのが情報漏洩です。
知らず識らずのうちにウイルスをインストールしてしまい、連絡先などへのアクセス権限を渡してしまうと個人情報の漏洩につながります。
ウイルスをインストールしないように注意するのはもちろんですが、各アプリに渡している権限についてもこの機会に見直してみましょう。
詳しい権限の見直し方法については後述します。
サイバー攻撃の踏み台になる
ウイルスに感染したデバイスは、サイバー攻撃を行うための踏み台として利用されるケースがあります。
DDoS攻撃や不正アクセスを行うために利用される可能性があるため、ウイルス感染が疑われる場合はすぐに対処しましょう。
デバイスが突然暗号化される
不正プログラムの一種にランサムウェアというものがあり、これに感染するとデバイスが突然暗号化されてしまいます。
その上、解除するための金銭を要求するメッセージを表示するのが特徴です。
突然ホーム画面にこのようなメッセージが表示されたら、ランサムウェアに感染しているのでデバイスのファクトリーリセットなどを検討してください。
知らないうちに暗号資産のマイニングに参加させられる
不特定多数のデバイスを暗号資産のマイニングに参加させ、マイニング報酬を得ることを目的としたウイルスも存在します。
このタイプのウイルスに感染した場合、リソースの一部がマイニングに使用されて動作が重くなる可能性があるので注意しましょう。
情報漏洩やランサムウェアに比べて実害が少なく、気づきにくいタイプのウイルスです。
iPhoneが正常に動作しなくなる
ウイルスに感染することで、iPhoneが正常に動作しなくなることもあります。
頻繁に再起動したり、使用中にフリーズしたり、アプリが正常に起動しなくなったりするケースも考えられるでしょう。
スペック不足や故障などのトラブルがないのにもかかわらずiPhoneの挙動がおかしい場合は、ウイルス感染を疑ってください。
iphoneのウイルス感染調査におすすめの会社:デジタルデータフォレンジック
上記のような被害が発生した時に、2次被害をなくし原因を究明するためにも、ハッキングされたiPhoneを調査することが重要です。
ウイルス感染の調査は感染状況によって状況が悪化する危険があるため、調査実績の豊富な会社に相談することをおすすめします。
今回おすすめする会社は、フォレンジック調査を専門としており、ウイルス感染調査の実績が豊富な「デジタルデータフォレンジック」です。
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iPhoneのウイルス感染が疑われる症状
iPhoneがウイルスに感染すると、機能に何らかの異変が発生する可能性が高いです。
この異変に早く気付けると、ウイルスによる被害を最小限に抑えることができるでしょう。
ここでは、iPhoneのウイルス感染が疑われる症状を解説します。
下記の症状を察知した場合はウイルスに感染している可能性が高いので、ウイルス感染調査の実績が多いフォレンジック調査会社荷相談することをおすすめします。
フォレンジック調査会社の選び方は以下の記事でも紹介しているので是非参考にて下さい。
- 勝手に再起動を繰り返す
- iPhoneの動作が不自然に重くなる
- iPhoneが遠隔操作されている
- バッテリーの消耗が激しくなった
- 偽のウイルス感染警告が届く
- 不自然に連絡先やアプリなどのデータが消失している
- 身代金を要求される
勝手に再起動を繰り返す
ウイルス感染により不正な通信が繰り返されていると、iPhoneが勝手に再起動を繰り返したり電源が消える場合があります。
ただし、機器の故障やバッテリーの劣化、アプリの不具合が原因で再起動を繰り返すこともあるので、すべてウイルスが原因というわけではないです。
ウイルス感染の心当たりがあり、不安な方は一度ウイルス感染調査の会社に相談しておけば安心です。
調査実績が豊富!おすすめできるウイルス感染の調査会社はこちら
iPhoneの動作が明らかに重くなる
普段の使用感よりも明らかにiPhoneの動作が重いと感じたら、ウイルス感染の可能性があります。
これは不正にダウンロードされたアプリなどがストレージを圧迫した結果、iPhoneの動作に悪影響を与えていることが考えられます。
ただし、iPhoneが経年劣化や水没といった機器自体の異常によって動作が重くなっていることもあるので、状況に合わせて判断することが重要です。
iPhoneが遠隔操作されている
身に覚えのない動作がiPhoneで行われているときは、外部から不正に遠隔操作されている可能性があります。
以下のような症状が発生している場合には、遠隔操作の可能性も疑いましょう。
- 覚えのないアプリがインストールされている
- データの使用量が明らかに増加している
- 通信量が大幅に増加している
- バッテリーの消耗が早い
- 不自然に熱を放出している
遠隔操作の場合は、情報漏洩や身代金の欲求といった重大な被害に発展する可能性があるため、十分に注意が必要です。
仮想通貨の採掘作業やスパムメールの踏み台といった迷惑行為の首謀者として知らない間に利用されていることもあるようです。
iPhone自体やSNSアカウントなども含めて、身に覚えのないログイン通知は許可しないようにしましょう。
もしすでに遠隔操作されている可能性がある場合には、すぐにウイルス感染調査の実績が豊富な調査会社に相談しましょう。
バッテリーの消耗が激しくなった
ウイルスに感染すると、使用していない機能を外部から操作されている可能性があるため、バッテリーの消耗が激しくなります。
ただ、経年劣化によってバッテリー自体が劣化していると、消耗が激しくなるので注意しましょう。
突然通常よりもバッテリーの消耗が激しくなった時には、なるべくそのままの状態でウイルス感染の調査会社に相談しておけば安心できます。
偽のウイルス感染警告が届く
悪質なサイトを開いたときや、身に覚えのないURLをクリックしたときに、以下のような警告が表示されることがあります。
- 「お使いのiPhoneがウイルスに感染しました」
- 「システムは〇つのウイルスに感染しています。」
- 「Windowsでセキュリティシステムが破損しています。」
- 「システム上で〇〇〇(〇件)が検出されました。」
これらの警告の大半が、偽物のウイルス感染警告です。
警告に促されてURLをクリックしたり、個人情報を入力してしまうと、その時点からウイルスの感染やハッキング被害を受ける可能性があります。
絶対にクリックしないようにし、もし警告画面が表示された時には何も触らずブラウザバックしましょう。
もし警告画面の指示に従ってしまった場合は、すぐにウイルス感染調査に対応している会社に依頼しましょう。
不自然に連絡先やアプリなどのデータが消失している
ふとした時に、保存していたデータが不自然に消失していることがありますが、ウイルスに感染すると、連絡先や写真・動画・アプリなどが消失することが考えられます。
電話帳やアプリに不正にアクセスされている場合には、情報漏洩や個人情報の悪用などのリスクもありとても危険です。
二次的な被害を防止するためにも、不自然にデータが消失しているときはウイルス感染を疑うべきです。
ただ、忘れているだけで過去にデータを削除している場合には被害はないので、不安な方はウイルス感染調査会社に相談することをおすすめします。
身代金を要求される(ランサムウェア)
iPhoneをウイルスによってロックし、パスワード解除と引き換えに身代金を要求するウィルスを「ランサムウェア」と呼び、世界各国で被害が多発しています。
例え身代金を支払ったとしても、パスワードを解除してもらえる保証はなく、場合によっては保存している情報を盾に二次脅迫をしてくることも考えられます。
ランサムウェアの感染被害にあった場合は、そのまま放置すると、個人情報保護法など法令違反となる可能性もありますので、「何のデータが漏えいした可能性があるか」を調査をして顧客や監督官庁に報告・開示するようにしましょう。
調査は専門会社に依頼すると、報告用の書類も作成してもらえるので、特にランサムウェア感染が疑われる場合はすぐに依頼しましょう。
iPhoneがウイルスに感染する原因
iPhoneは、セキュリティが強固な機器といわれており、普通に使用していればウイルスに感染することは少ないはずです。
これは、Appleが正規のアプリケーションでなければダウンロードすることができないように規制をかけているからです。
しかし、脱獄や悪質なサイトなどが原因で、iPhoneであってもウイルスに感染することがあります。
今回は、iPhoneがウイルスに感染する原因を詳しく紹介します。
- iPhoneを脱獄(ジェイルブレイク)した
- 安全性の低い、怪しいサイトにアクセスする
- 不審なメールに添付されているファイルやリンクを開く
- 信頼できないアプリをインストールした
- ウイルスに感染した機器と接続した
- OSが古いまま使用していた
iPhoneを脱獄(ジェイルブレイク)した
Apple社が設けている様々な制限を取り除くことを脱獄(ジェイルブレイク)といいます。
iPhoneを脱獄してしまうと、Apple Store非公認のアプリケーションをダウンロードできる代わりに本来のセキュリティの強固さが失われます。
トラブルを避けるためにはなるべく脱獄をしないようにし、どうしても必要な時はアプリケーションをダウンロードする前に信頼できるかどうかを確認しましょう。
ウイルス感染注意の警告画面が表示された
iPhoneで信頼性が低くて危険なサイトにアクセスした結果、以下のようなウイルス感染注意の警告画面が表示される可能性があります。
- 「お使いのiPhoneがウイルスに感染しました。」
- 「ハッカーに追跡されています。」
- 「Windowsでセキュリティシステムが破損しています。」
- 「誰かがあなたのiPhoneを監視している可能性があります。」
これらの警告画面は表示されるだけでウイルス感染するわけではないですが、指示に従ってアプリのインストールや個人情報の入力をしてしまうと、ウイルスに感染するリスクが高いです。
警告画面が表示された時はすぐに閉じるようにし、もしアクセスしてしまった時はすぐにウイルス感染の調査を依頼しましょう。
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不審なメールに添付されているファイルやリンクを開く
身に覚えのないアカウントからの悪質なメールを「フィッシングメール」と言います。
フィッシングメールに添付されているファイルやリンクは危険な可能性が高いです。
- 金融機関やカード会社を装ったメール
- 大型ECサイトを装ったメール
- 金融庁など公共機関を装ったメール
URLにアクセスしてしまうと、情報を抜き出されたり、ハッキング用のウイルスがダウンロードされる危険があります。
悪質なウイルスによって、クレジットカードや各種サービスの情報が漏洩すると、不正利用される危険があるので、むやみに情報を入力しない・URLにアクセスしないようにしましょう。
不審なアプリをインストールした
アプリのインストールを促すようなメッセージが表示されることがありますが、これらは不正アプリである可能性が高いです。
不正アプリをインストールしてしまうと、アプリ側から情報がとられ足り、う委t留守に感染する可能性があります。
また、気づかぬうちに不正アプリがダウンロードされてしまっている可能性もあるため、定期的にアプリ一覧に身に覚えのないアプリがないか確認しましょう。
もしアプリをダウンロードしてしまった場合には、すぐに削除し、不安な方はウイルス感染の専門調査会社に相談しましょう。
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ウイルスに感染した機器との接続
ウイルスに感染している他の機器と接続して、データの移行などをすると、iPhoneにもウイルス感染することがあります。
iPhoneのセキュリティ体制が高いとしても、他の機器でウイルス感染の脆弱性がある場合は、接続した時点で感染する危険があるので、すべての機器で頻繁にウイルスに感染していないかをチェックしましょう。
もし他の機器経由でiPhoneがウイルス感染した時には、しっかりと感染経路の調査をしたうえで、セキュリティ体制を見直すことが大切です。
OSが古いまま使用していた
ウイルスは日々進化しているので、過去のバージョンでは対策できないものが多いです。
それらの脆弱性から、iPhoneの新しいバージョンが開発されているため、最新バージョンにアップデートしておくだけでもセキュリティ対策に役立っていることもあります。
OSが古いまま使用していると危険なんので、なるべく一番最新のアップデート状況を維持することをおすすめします。
もしウイルスに感染したような異変を感じたら、それ以上操作せずにウイルス感染の専門調査会社に依頼しましょう。
iPhoneがウイルスに感染しているか調べる方法
iPhoneがウイルスに感染する可能性がある以上、ウイルスに感染しているか確認する方法は知っておきたいところです。
しかし、前述したとおり、iPhoneではウイルススキャンはできません。
そこでここからは、安全にできるiPhoneのウイルスチェック方法を解説します。
以下の手順でチェックすることで、手持ちのiPhoneがウイルスに感染しているかある程度判断できるでしょう。
- 通信回線から遮断する
- Appライブラリを確認する
- アプリの複数立ち上げて動作状況を確認する
- ストレージ使用量をチェックする
- 本体の熱やバッテリー消費量を確認する
- 勝手に再起動しないか確認する
通信回線から遮断する
ウイルスに感染した疑いがある場合、真っ先にすべての通信回線からiPhoneを遮断してください。
ウイルスはオンライン環境で動作するものが多く、オンライン環境にある時間が長いと情報漏洩に繋がりかねません。
少しでも被害を減らすべく迅速にインターネットから遮断しましょう。具体的には、「Wi-Fiの切断」と「SIMの取り外し」を行ってください。
モバイル回線は「モバイルデータ通信」を無効化すると切断できますが、SIMを抜くほうが確実です。
Appライブラリを確認する
ウイルスのなかには、勝手にアプリをインストールして動作するものがあります。
このタイプのウイルスの場合、Appライブラリに見たことがないアプリが表示されることがあるため、一通りチェックしてみましょう。
もし怪しいアプリを見つけた場合は、起動せずにアンインストールしてください。
アンインストール後はApp Storeのダウンロードページをチェックし、問題ないアプリかどうか判断します。
アンインストールが遅れると被害が拡大する可能性があるため、疑わしいアプリは先にアンインストールしてから内容を精査しましょう。
アプリの複数立ち上げて動作状況を確認する
ウイルスはユーザーの見えないところで活発に動くため、他のアプリの動作が重くなることがあります。
そのため、複数のアプリを起動して普段どおりに動くかチェックしてみましょう。
動作が頻繁にカクカクしたりアプリが何度も強制終了したりする場合は、ウイルス感染を疑ってください。
ストレージ使用量をチェックする
ウイルスのなかには複雑な動作をするものもあり、ファイル容量がかなり多いものもあります。
そこで、iPhoneのストレージ使用量をチェックしてみてください。
インストールしているアプリの量や保存しているファイルの量と比較して明らかにストレージ使用量が多い場合は、ウイルス感染を疑うべきです。
本体の熱やバッテリー消費量を確認する
ウイルスにはiPhoneに大きな負担をかけるものもあり、その場合はバッテリー消費量が増加します。
ハードウェアにかかる負荷が増え、発熱するケースもあるので要チェックです。
特に負荷がかかっていない状態でバッテリー消費量が多かったり発熱したりする場合は怪しいため、一度チェックしてみましょう。
勝手に再起動しないか確認する
ウイルスに感染している場合、勝手にiPhoneが再起動するケースもあります。
ソフトウェアアップデートなどがないのにもかかわらず突然iPhoneが再起動する場合は、ウイルス感染を疑って一通りチェックしてみてもいいでしょう。
とくに、考えられる理由が見当たらないのに頻繁に再起動する場合は注意が必要です。
iPhoneのウイルス感染対策はこれ!
iPhoneでもウイルスには感染する可能性があるため、ある程度の対策を行いましょう。
そこで、ここからは特別なアプリなどがなくてもできるiPhoneのウイルス対策について解説します。
- 怪しいサイトへアクセスしない
- パソコンへの接続に気をつける
- App Store以外でアプリダウンロードしない
- 「脱獄」はしない
- アプリに渡す権限に注意する
怪しいサイトへはアクセスしない
ウイルスの感染経路としてよくあるのが、怪しいサイトへのアクセスです。
悪意を持って開設したサイトやサイバー攻撃によって改ざんされたサイトなど、感染経路になるサイトにはさまざまなものがあります。
サイトにアクセスした途端、「ウイルスが検出されました!」などのポップアップが表示され、すぐそこには「対策アプリをダウンロード」「状況を確認する」などと書かれたボタンなどが表示されるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
iPhoneに限らずPCでもよくある現象ですが、これらはウイルスもしくはマルウェアをばらまくことを目的としているサイトです。
余計な操作をせずにすぐにブラウザを閉じるようにしましょう。
パソコンへの接続は要注意
意外に不注意になりがちなのが、iPhoneとパソコンの接続です。
パソコンがウイルスに感染していた場合、端末同士を繋いだだけでウイルスに感染することがあります。
これを予防するためには、PCに搭載されているセキュリティ機能を有効にしておくことが大切です。
一例として、Windows 11には「Microsoft Defender Antivirus」と呼ばれるセキュリティ機能を搭載しています。
Microsoft Defender Antivirusは検出精度が高いため、基本的にこれを有効化しておけばサードパーティのセキュリティソフトは必要ありません。
システムをスキャンする機能もあるため、ウイルス・マルウェア感染を防ぐために定期的にスキャンを実行することをおすすめします。
App Store以外からアプリをダウンロードしない
iPhoneで利用するアプリは、App Storeからダウンロードしましょう。
セキュリティに絶対はないため確実に安全とは言い切れませんが、審査を通過したアプリが掲載されているため比較的安全性が高いといえます。
App Store以外からアプリをダウンロードすることをサイドローディングといいますが、これを利用するとセキュリティリスクが高まるので注意してください。
セキュリティを重視するならサイドローディングは利用しないのが一番です。
脱獄(Jailbrake)しない
「脱獄(Jailbrake)」とは、iOSのシステムによる制限から抜け出し、Apple非公式のアプリや機能を使えるようにすることです。
脱獄することで標準状態では使用できないアプリを使用できるようになりますが、その分セキュリティが低下します。
利便性とセキュリティがトレードオフの関係にあることを意識し、脱獄するかどうか判断してください、
アプリに渡す権限に注意する
iPhoneのアプリはサンドボックスで動作するため、手動でアクセス権限を渡さなければアプリの管理領域を超えて影響を及ぼせません。
したがって、ウイルスであっても権限がなければ何もできないのが基本です。
しかし、手動で個人情報などへのアクセス権限を渡してしまうと、情報漏洩の原因になります。
一般のアプリを装ったウイルスなども存在するため、大量の権限を要求してくるアプリやアプリの動作に関係ないと思われる権限を要求してくるアプリには注意しましょう。
怪しいと思ったら権限を渡さないことが重要です。
ウイルスに感染した可能性がある場合の対処法
画像引用元:Apple公式サイト
最後に、ウイルスに感染した可能性がある場合に有効な対処法をチェックしていきましょう。
真っ先にインターネットから切断した上で、以下の対処法を試してみてください。
- iPhoneを再起動する
- 怪しいアプリのアクセス権限を剥奪する
- iPhoneをファクトリーリセットする
1つずつ詳しくチェックしていきましょう。
iPhoneを再起動する
ウイルスによってはiPhoneを再起動するだけで復旧するものもあります。
そのため、まずは一度iPhoneを再起動してみてください。
再起動した上でデバイスの挙動を確認し、まだおかしい場合は次以降の対処法に進みます。
怪しいアプリのアクセス権限を剥奪する
ウイルスであると疑われるアプリが明確な場合は、最初にアクセス権限を剥奪しましょう。
情報漏洩を防ぎたい場合の手順は以下の通りです。
- 設定アプリを起動する
- 「プライバシー」をタップする
- 「連絡先」をタップする
- 権限を剥奪したいアプリのスイッチをOFFに切り替える
上記の手順でスイッチをOFFにすると、そのアプリは連絡先にアクセスできなくなります。
写真やカメラなどへのアクセス権限がついている可能性もあるため、一通りチェックするといいでしょう。
どのアプリがウイルスか判断できない場合は、一旦すべてのアプリの権限を削除するのもひとつの方法です。
アクセス権限を剥奪することで被害の拡大を防止できるので、その状態でアプリの精査およびアンインストールを進めましょう。
なお、アプリのアクセス権限を剥奪する手順は以下の通りです。
ここでは「連絡先」へのアクセス権を剥奪することを例に画像で手順を説明します。
手順1:設定アプリをタップして起動する
手順2:「プライバシー」をタップする
手順3:「連絡先」(アクセス権限を設定したいアプリ)をタップする
手順4:アクセス権限を剥奪するアプリのスイッチをオフにする
iPhoneをファクトリーリセットする
ウイルスが疑われるアプリをアンインストールしても挙動がおかしい場合は、iPhoneのファクトリーリセットを検討しましょう。
ファクトリーリセットするとiPhone内のデータが失われますが、情報漏洩よりはいいでしょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 設定アプリを起動する
- 「一般」をタップする
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
- 下にスクロールして「続ける」をタップする
- 「今すぐ消去」をタップする
- パスワードを入力して認証する
- 「すべて消去」をタップする
ファクトリーリセットが完了すると、初期設定に戻るのでiPhoneを再設定してください。
eSIMの設定などもすべてリセットされるため、必要な情報はあらかじめチェックしておきましょう。
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iPhoneもコンピュータの一種である都合上、ウイルスやマルウェアの驚異からは逃れられません。
そのため、ウイルスに感染しているかチェックする方法や駆除する方法を覚えておくことは大切です。
今回チェックした以下のポイントは特に重要なので、今一度確認しておいてください。
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どうしてもウイルス感染が気になる場合は、自分で感染をチェックすることもできます。
今回紹介したウイルス対策をしっかり行って、快適にiPhoneを利用しましょう。