iPhoneでWallet(ウォレット)を使う方法|使えない時の原因や対処法も

  • 2021年7月22日
  • by.yairo

Apple Payを使用している画像

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Walletはクレジットカードやチケットを一括で管理でき、オンライン/オフライン(店舗)での支払いなどがスムーズにできるようになるiPhoneのアプリです。

iPhone7以降のモデルでは、iPhoneでもタッチ決済が利用できるようになり、Wallet(ウォレット)の活用範囲も広がりました。

今回はWalletの基本的な使い方や、Walletが使えない時の原因・対処法について解説します。

トップ画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)

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iPhoneでWalletを使う方法【事前準備編】

dカード Apple Pay

画像引用元:dカード | Apple Pay(iPhoneの方)

「Wallet(ウォレット)=お財布」は、名前の通りお財布のように使えるアプリです。

Walletアプリを利用することで、クレジットカードなどによる支払いや各種チケット・搭乗券の管理などを簡単に行えるようになります。

また、タッチ決済に対応しているiPhone 7/7 Plus以降(iPhone 7/7 Plusは日本で購入したもののみ)のモデルは、店舗での支払い時にも利用可能です。

Walletで利用できるもの

Walletでは以下のようなカード・チケットが追加できます。

Walletで利用できるカード
  • クレジットカード/デビットカード/プリペイドカード
  • 交通系ICカード(Suica、PASMO)
  • ポイントカード(Pontaカード、dポイントカード)
  • ギフトカード
  • 飛行機のフライトチケット
  • 映画やイベントの入場チケット
  • 学生証

まずはWalletにカードを追加しましょう。


クレジットカードの登録方法

今回は例として、クレディセゾンのクレジットカードを登録します。

カードによって、認証方法などが若干異なる場合もありますが、大体の流れはどのカードでも同じです。

  1. Walletアプリを開く
    iPhoneのwallet使い方説明1
  2. 右上の追加ボタン「+」をタップ
  3. 個人情報の取扱いに同意する
    iPhoneのwallet使い方説明3
  4. カード情報を読み取る(矢印部分には本来はカメラ画面が表示されます)もしくは手動で入力
    iPhoneのwallet使い方説明4
  5. 有効期限・セキュリティコードを入力
    iPhoneのwallet使い方説明5
  6. 方法を選んでカード認証を行う(クレディセゾンの場合、SMSもしくは電話発信)iPhoneのwallet使い方説明6
  7. SMSでカードの本人認証を行った場合の完了メッセージ
    iPhoneのwallet使い方説明7
  8. カードの確認が終了したら「次へ」をタップ
    iPhoneのwallet使い方説明15

Walletアプリを開いたとき、一覧に登録したカードが表示されていれば登録完了です。

交通系ICカードの登録方法

公共交通機関をよく利用する方は、Walletに交通系ICカードも登録しておくと便利です。

ただし、SuicaやPasmoなどの交通系ICカードをWalletに追加する方法は、プラスチックカードを持っていない場合と、すでに持っているプラスチックカードをWalletに追加する場合とで異なります。

新規作成の場合

  1. Walletアプリを開き、追加ボタン「+」をタップ
  2. 「交通系ICカード」から追加したいカード(Suica、PASMO)をタップ
  3. 入金したい金額を選択
  4. 画面案内に沿って新規作成

すでに持っているプラスチックカードを追加する場合

  1. Walletアプリを開き、追加ボタン「+」をタップ
  2. 「交通系ICカード」から追加したいカード(Suica、PASMO)をタップ
  3. プラスチックカード裏面に記載されているカード番号の下四桁を、「カード番号」欄に記入
  4. 記名カード・定期券を追加する場合は、カード購入時の生年月日を入力
  5. iPhoneの上部がカード中央に来るように、カードの上にiPhoneを置く
  6. 残高の転送が行われるので、完了するまで動かさない

残高の転送が完了すると、元のプラスチックカードは使えなくなります。

預り金の500円分も残高として転送されるので、カードは廃棄してしまって問題ありません。

エクスプレスカードの登録方法

エクスプレスカードとは、Touch IDやFace IDによる認証の手間を省き、より素早く利用できるカードのことです。

SuicaやPasmoなどの交通系ICカードをエクスプレスカードとしてWalletに登録しておけば、駅の改札はもちろん、コンビニでの支払いなどでもデバイスをカードリーダーにタッチするだけで決済が完了します。

特定のカードをエクスプレスカードに指定する方法は以下の通りです。

  1. エクスプレスカードとして利用したいカードをWalletに追加する(通常の追加手順と同じ)
  2. 「設定」から「WalletとApple Pay」をタップ
  3. 「エクスプレスカード」をタップ
  4. カードを選択し、Face ID・Touch ID・パスコードのいずれかで認証する

なお、エクスプレスカードは以下のような仕様になっています。

エクスプレスカードの仕様
  • Walletに最初に追加した交通系ICカードは、自動的にエクスプレスカードとして登録される
  • 決済カード1枚と交通系ICカード1枚がエクスプレスカードとして登録できる
  • 決済カードと交通系ICカードの両方に対応している交通機関で利用した場合、交通系ICカードが自動選択される

パスの追加方法

搭乗券やイベントチケットをはじめとする「パス」の登録方法です。

以下のような操作を行ったとき、「Walletにパスを追加」よう求められることがあります。

Walletパス追加のタイミング
  • Wallet対応Appや公式サイトからチケット購入
  • 交通系ICカード(Suica、PASMO)
  • チケット購入を知らせるメールやメッセージの開封
  • SafariなどのWebブラウザ上でのチケット購入
  • AirDropでのチケットの共有
  • QRコード・バーコードでのチケットの読み取り

ここで「追加する」を選択すると、搭乗券チケットがWallet上に追加されます。

Walletアプリを開いたとき、画面下半分に表示されるのがパスの一覧です。この一覧では、並び替えや削除などの管理が行えます。

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iPhoneでWalletを使う方法【支払い編】

クレジットカード

Walletアプリを開くと、登録済のカードが一覧表示されます。

カードをタップすることで、直近の利用金額の確認が可能です。


登録したカードを支払いに利用する方法

オンラインショッピングなどで、Apple Payを使ってカード払いするときの手順は以下の通りです。

  1. 支払いのタイミングで「Apple Pay」ボタンをタップ
  2. 請求先、配送先、連絡先の情報が正しいかを確認
  3. 別のカードを利用したい場合は、「次へ(>)」のアイコンを選択
  4. Face IDを搭載している場合:サイドボタンをダブルクリックし、Face IDまたはパスコードで認証。
    Face ID非搭載の場合iPhon:Touch ID またはパスコードで認証。
  5. 支払いが正常に完了したことを「完了」という文字とチェックマークで確認する

店舗でApple Payを使って支払いする方法

店舗での支払い時にApple Payを利用する際は、まず店員さんにiDかQUICPayのどちらを使うのか伝えてください。

iDとQUICPayのどちらに対応しているのかは、カードによって異なります。Walletに表示されているカードのロゴで確認しましょう。

なお、支払いは基本的に「メインカード」に設定されているカードで行われます。

他のカードを使いたい場合は、メインカードが表示されている画面をタップし、他のカードに切り替えてください。

Face ID 搭載の iPhone の場合

  1. サイドボタンをダブルクリックして、Face IDまたはパスコードで認証
  2. iPhoneの上部をレジの非接触型リーダーにかざす
  3. 「完了」と表示され、チェックマークが確認できれば支払い完了

Face ID 非搭載のiPhoneの場合

  1. iPhone本体の上部をレジの非接触型リーダーにかざす
  2. Touch IDまたはパスコードで認証
  3. 「完了」と表示され、チェックマークが確認できれば支払い完了

メインカードの設定を変えるには

通常、Walletに一番最初に追加したカードが「メインカード」として扱われます。

後から追加したカードをメインカードに指定したい場合は、メインカードの変更を行いましょう。

  1. 「設定」の「Wallet と Apple Payをタップ」
    iPhoneのwallet使い方説明11
  2. 「支払い設定」の「メインカード」をタップ
    iPhoneのwallet使い方説明12
  3. 一覧からメインカードにしたいカードを選択
    iPhoneのwallet使い方説明13
  4. メインカードが変わっていれば完了
    iPhoneのwallet使い方説明14

なお、メインカードの切り替えはWalletアプリの画面上でも行えます。こちらの方が操作は簡単です。

  1. 画面上、一番前に表示されているカードがメインカード
  2. メインにしたいカードを長押しし、浮きあがってきたら前面に移動させる
    iPhoneのwallet使い方説明9
  3. 「~がメインカードになりました」と表示されれば完了
    iPhoneのwallet使い方説明10

パス(チケット)の利用方法

パス(チケット)をWalletに登録しておくと、以下の操作ができるようになります。

Walletに追加したパスでできること
  • パスの情報の表示
  • 発行元からのアップデートの受信
  • 時間・場所に応じて、ロック画面に候補として表示
  • メールやメッセージを使ってパスを共有

会場には、Walletに表示される二次元コードで入場することができます。バッグから紙のチケットを取り出す必要はありません。

iPhoneのWalletが使えない時の対処法

まず、Walletアプリが利用できない根本的な原因として、以下の2つがあげられます。

Walletを使えない根本的な原因
  • 国や地域によって使えない場所がある
  • デバイスによって使えないものがある

日本国外にいたり、古いモデルのiPhoneを使っていたりする場合は、その地域やiPhoneがWalletに対応しているか確認してみてください。

カードの追加ができないときの対処法

カードを追加する「+」ボタンが表示されない場合は、地域設定が間違っている可能性があります。

以下の手順で地域設定を確認してみましょう。

  1. 「設定」の「一般」をタップ
  2. 「言語と地域」をタップ
  3. 「地域」をタップ
  4. 正しい地域(「日本」)を選択して「完了」をタップ

地域設定が正しいにもかかわらずカードの登録ができない場合は、以下のことを試してみてください。

カードが登録できないときの対処法
  • カードの発行元を確認する
  • iPhoneを再起動する
  • iOSを最新バージョンにアップデートする

なお、交通系ICカードは一度に1台のデバイスにしか登録できません。

例えば手持ちのSuicaをiPhoneに登録した場合、そのSuicaを他のiPhoneやApple Watchなどに登録することはできないということです。

すでに他のデバイスに登録済の交通系ICカードを新たに登録したい場合は、以下の方法で「転送」を行う必要があります。

  1. iPhone AのWalletアプリ上で、転送したい交通系ICカードをタップ
  2. 右上の詳細ボタン「…」から「このカードを削除」をタップ
  3. 新しいiPhone BでWalletアプリを開き、iPhone Aで削除したカードを「交通系ICカード」に追加する

支払いにWalletが使えなかったときの対処法

店舗での支払い(QUICPay、iD)で、なぜかWalletが使えなかったときは、以下のことを確認しましょう。

店舗で使えなかったときの確認ポイント
  • そのお店にApple payのロゴマークがあるか
  • iPhone 7以降もしくはApple Watch Series 2以降のモデルか
  • Apple IDでサインインできているか

Apple payのロゴマークがないお店では、支払いにWalletを使うことはできません。

また、店舗での支払いにWalletを使えるのは、iPhone 7以降もしくはApple Watch Series 2以降の端末です。

お店や端末に問題がない場合は、Apple IDでログインできているかを確認してみてください。

iPhoneでWalletを使うときの注意点

iPhoneでWalletを利用する際は、以下3点に注意してください。

Wallet利用時の注意点
  • 登録カードの枚数制限
  • エクスプレスカードを利用する際は、iPhoneのバッテリー不足に気を付ける
  • iPhoneの紛失

1つずつ見ていきましょう。

登録カードの枚数制限

Walletに登録できるカードの枚数は決まっています。

Walletに登録できるカード枚数上限
  • iPhone 8やiPhone 8 Plus 以降の機種では12枚まで
  • iPhone 7以前の機種では8枚まで

上限枚数を超えてしまう場合は、登録済のカードを削除する必要があります。

iPhoneのバッテリー不足

SuicaやPASMOをエクスプレスカードとして交通機関で利用するには、目的地に到着するまでiPhoneのバッテリーが切れないよう注意する必要があります。

エクスプレスカードはスリープ状態でも利用でき、ネットワークに接続している必要もありません。

しかし、iPhoneのバッテリーが切れてしまうと決済できません。

万が一、バッテリーが切れてしまった場合は現金で支払ってください。

予備電力機能付きエクスプレスカード

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルは、iPhoneがバッテリー不足になっても最大5時間までは、予備電力でエクスプレスカードが使えるようになっています。

iPhoneを紛失してしまったら

iPhoneを紛失したときは、Apple Payの使用を一時的に停止するか、カード情報を削除する必要があります。

たとえiPhone本体が手元になくても、インターネットにアクセスできる端末さえあれば、遠隔操作が可能です。

遠隔操作は、Apple IDのアカウントページもしくは「iPhoneをさがす」アプリから行えます。

ただし、後者の方法は、紛失したiPhoneの「iPhoneを探す」アプリが有効になっていなければ利用できません。

Apple ID のアカウントページから操作する方法

  1. iCloudにアクセス
  2. 紛失したiPhoneで利用していたApple IDにログイン
  3. 「デバイス」セクションで該当のデバイスをクリック
  4. ポップアップ画面が表示されたら、Apple Payセクションで「削除…」または「すべてを削除」をクリック

「iPhoneを探す」アプリから操作する方法

  1. 別のApple製デバイスから「iPhoneを探す」アプリを開く
  2. 紛失したiPhoneを紛失としてマークする

Walletを活用して日々の暮らしをスムーズに

アイフォン画像
Walletは名前の通り、財布代わりに使えるアプリです。

しかも、通常のお財布とは違い、カードをたくさん追加しても物理的に嵩張ることはありません。

iPhoneに最初から入っているインストールされているため、「アイコンに見覚えはあったけど使っていなかった」という人も多いのではないでしょうか。

ぜひWalletを活用して、iPhoneをより便利に使ってくださいね。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
ライター歴8年。長年iPhoneを愛用していましたが、セールを機にOPPO Reno5 A(Y!mobile)に機種変し、久々のAndroidに。音楽・映画が好きでサブスクは複数併用しています。