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iPhoneといえばカメラ性能の高さも大きな魅力のひとつです。
「iPhoneさえあればもうカメラは十分」という方々も多いみたいですね。
とはいえ、iPhoneも毎年新作が登場していますし、そのたびに「過去最高のカメラ性能」などと絶賛されています。
そのため、「去年も同じことを言っていたじゃないか」と疑問に感じている方も少なくないはずです。
このページでは、歴代iPhone同士のカメラ性能、特に広角レンズを比較し、性能だけでなく価格も考慮しておすすめの機種を紹介していきます。
トップ画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
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歴代iPhone同士で広角レンズのスペックを比較
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhoneは1年ごとに新しい機種が発売されます。
そして毎年「今年のiPhoneは最高」などと言われいます。
しかし、前年までの機種とどう違うのか、前年までの機種はもう古いものとなったのか、そこについてはほとんど言及されません。
特にカメラ性能に関しては、ベンチマークスコアなどとは違い、客観的な数字で表すのが難しい部分です。
そのため、どうしても曖昧な評価で「最高」などと言われ続けてきました。
そこで今回は、最新のiPhone 11シリーズだけでなく、18年までに登場した機種にもクローズアップ。
カメラ性能、特に広角レンズの性能を比較していきます。
iPhoneは標準レンズ=広角レンズ
画角が広い「広角レンズ」では、1枚の写真に広範囲を収めることができます。
ただ、「広角レンズ」に明確な定義はありません。
近年はほとんどのスマホが画角の広いレンズを使っていることから、わざわざ広角レンズとは言わなかったり、広角レンズを標準レンズと言ったりすることがあります。
例えば、iPhone 7 Plusは「広角レンズ+望遠レンズ」のデュアルレンズカメラになっていますが、何も設定しない時に使われるのは広角レンズです。
そのため、広角レンズこそが標準レンズと言えます。
また、iPhone 7、iPhone 8、iPhone XRといったシングルレンズカメラの機種も、広角レンズを採用しています。
iPhone 11からは「超広角レンズ」という表現も登場
画像引用元:iPhone 11 – 仕様 – Apple(日本)
2019年の新型であるiPhone 11からは、広角レンズよりさらに画角の広いレンズとして、「超広角レンズ」という表現も登場しました。
iPhone 11 Proは「広角レンズ+超広角レンズ+望遠レンズ」のトリプルレンズカメラとなっています。
紛らわしいですが、「広角レンズ=標準レンズ」と考えたらわかりやすくなりますね。
歴代iPhoneの広角レンズ比較
2015~2019年に発売された歴代iPhoneの広角レンズの基本スペックを一覧にまとめてみました。
機種 | 広角レンズ画素数 | 絞り値 | 主な機能 | 発売した年 |
---|---|---|---|---|
iPhone 11 Pro | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 ナイトモード | 2019年 |
iPhone 11 | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 ナイトモード | 2019年 |
iPhone XS MAX | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2018年 |
iPhone XS | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2018年 |
iPhone XR | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2018年 |
iPhone X | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2017年 |
iPhone 8 Plus | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2017年 |
iPhone 8 | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2017年 |
iPhone 7 Plus | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2016年 |
iPhone 7 | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 光学手ブレ補正 | 2016年 |
iPhone SE | 1,200万画素 | f/2.2絞り値 | - | 2016年 |
iPhone 6s Plus | 1,200万画素 | f/2.2絞り値 | - | 2015年 |
iPhone 6s | 1,200万画素 | f/2.2絞り値 | - | 2015年 |
iPhone 6 | 800万画素 | f/2.2絞り値 | - | 2014年 |
実はiPhone 6s以降、広角レンズの画素数はずっと1,200万画素のままなのです。
次の章では、iPhoneのカメラの進化ポイントを紹介します。
画素数以外が年々ブラッシュアップされている
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
デュアルレンズになったりトリプルレンズになったりと、どんどん派手になっていくiPhoneのカメラ。
しかし、広角レンズだけに注目すると、iPhone 6sの時点でひとつの完成形ができあがっていたと見ることができます。
もちろん、それ以降は進化していないということではありません。
年々ブラッシュアップが重ねられ、白飛びや黒つぶれしにくいよう改良されています。
簡単に言えば、ユーザーが照明などを気にせず適当に撮影しても、勝手にキレイに撮れるように成長し続けているというところでしょうか。
絞り値に関しては、iPhone 6sからiPhone 7にかけて、f/2.2からf/1.8に進化しています。
【絞り値】
この数値が小さいものほど、光をたくさん取り入れることができ、キレイな写真に仕上がります。
しかし、iPhone 7以降はずっとf/1.8のまま変わっていません。
iPhone 11は、公式発表前の噂ではf/1.6に進化すると言われていたので、とても意外でした。
参考として、他社スマホとも比較してみましょう。
機種 | 広角レンズ画素数 | 絞り値 | 発売した年 |
---|---|---|---|
iPhone 11 Pro | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 2019年 |
Galaxy S10 | 1,200万画素 | f/1.5絞り値 | 2019年 |
Xperia 1 | 1,220万画素 | f/1.6絞り値 | 2019年 |
HUAWEI P30 Pro | 4,000万画素 | f/1.6絞り値 | 2019年 |
Pixel 3 | 1,200万画素 | f/1.8絞り値 | 2018年 |
一方、iPhone 11からは「ナイトモード」という新機能が加わりました。
これは暗所に特化した撮影モードで、「インテリジェントなソフトウェアとA13 Bionicが新しい広角カメラセンサーと連係」することで実現します。
レンズには大きな変化がなくても、iPhone自体のスペックが上がることで、撮影にもいい影響を及ぼすことがわかりますね。
iPhoneは「盛る」機能をつけたがらない
Androidスマホには、「美肌モード」など、被写体を「盛る」機能を搭載した機種が多く見られます。
インスタ映えなどにもってこいの嬉しい機能ですよね。
しかしiPhoneは、肌をキレイにしたり目を大きくしたりといった加工には力を入れていません。
「ありのままを撮る」ことに重きを置いているからです。
そのため、iPhoneは「ナイトモード」のような一部機能を除けば、新機能を増やすことなく今日まできたと言えます。
良くも悪くも微調整をひたすら重ねている印象ですね。
毎年似たようなレビューが多いのはこのためです。
新しいほど、高額なほど、カメラもよくなっている
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
劇的な変化や新機能よりも、細かなブラッシュアップによって年々進化しているiPhoneの広角レンズは、やはり新しくて高額な機種ほど高性能と言えます。
仕様を大きく変えない分、「むしろ前のほうがよかった」とならないのがiPhoneの強みとも言えるでしょう。
安心して買い替えることができます。
旧機種が廃れるスピードも遅い
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
新しいものほど良くなっていくiPhoneの広角レンズですが、iPhone 7からは基本スペックにほとんど変化がないことも事実です。
よって、「すごい変化」を期待して買い替えると、肩透かしを食うことになるかもしれません。
ただ逆に言えば、2016年発売のiPhone 7でもまだまだ十分ということでもあります。
新型iPhoneに興味を持つ人数は年々減っているとも言われていますが、それは「今のiPhoneで困っていないから」という理由も大きいのでしょう。
次の章では、カメラ専門評価サイトでの評価を紹介します。
歴代iPhoneのカメラ性能 専門機関による評価は?
Appleが公表しているスペックからは、いまいち機種間の違いが見えてこないiPhoneのカメラ。
果たしてカメラの専門家たちはどう見ているのでしょうか。
カメラ専門の世界的な評価サイト「DXOMARK」での評価をずばり見てみましょう。
機種 | メインカメラ 総合点 | 発売した年 |
---|---|---|
iPhone XS MAX | 105点 | 2018年 |
iPhone XR | 101点 | 2018年 |
iPhone X | 97点 | 2017年 |
iPhone 8 Plus | 94点 | 2017年 |
iPhone 8 | 92点 | 2017年 |
iPhone 7 Plus | 88点 | 2016年 |
iPhone 7 | 85点 | 2016年 |
iPhone 6 | 73点 | 2014年 |
iPhone 5s | 68点 | 2013年 |
※すべてのiPhoneが評価対象になっているわけではありません。また、これらは広角レンズだけでなく、カメラ全体の総合点となります。
微増ながら、年々点数が上がってきていることがわかります。
ちなみに全体の1位は、113点のSamsung Galaxy Note 10+ 5G、2位は112点のHUAWEI P30 Proでした(9月末、記事作成時点)。
iPhone 11はまだ評価対象になっていないようですが、1位に躍り出ることはあるのでしょうか。非常に楽しみですね。
2018年のiPhone XRまでが「最高クラス」と言えそう
DXOMARKでの評価を見るに、今も「最高クラス」のカメラだと断言できそうなのは、100点台に乗ったiPhone XRまでだと思います。
100点台のスマホは合計17台ありますが、90点台のものの多くは型落ちしている機種なので、最高クラスとは言い難いでしょう。
iPhone XRのコスパが最強か!?
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhoneの広角レンズという観点で評価すると、少し意外な機種が「コスパ最強」かもしれません。
それはDXOMARKで101点を獲得したiPhone XRです。
iPhone XRというと、全体的には決して評価の高い機種ではありません。
むしろ「廉価版なのに高額」などと、コスパの悪さが指摘されてきました。
カメラ性能も、iPhone XSが広角+望遠のデュアルレンズだったのに対し、iPhone XRは広角のみのシングルレンズという点で見劣りしていたはずです。
しかし、広角レンズだけを評価した場合、XRはXSと同等になります。
そして何より、iPhone XR(64GB)の価格は、Apple Storeで84,800円から64,800円に値下げされました。※表記は税抜です。
64,800円で最高クラスの広角レンズが手に入ると考えたら、ものすごいコスパの良さではないでしょうか。
「望遠レンズでは撮影しない」という方なら、シングルレンズのiPhone XRで問題ありません。
使わないレンズがついていたって意味がありませんからね。
ただしiPhone 11との差額は10,000円
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhone XR(64GB)の価格は64,800円とお手頃になりましたが、iPhone 11(64GB)は74,800円です。
その差額は10,000円に留まります。
そうなると、iPhone XRより10,000円予算を足してiPhone 11を買ったほうが、トータルで考えればお得になるかもしれません。
iPhone 11には「ナイトモード」と超広角レンズもつきます。ここは悩みどころですね。
iPhone XRかiPhone 11か悩む!
以上、歴代iPhoneの広角レンズの比較でした。
- 2015年のiPhone 6s以降、解像度は1,200万画素が続いている
- 2016年のiPhone 7以降、絞り値はf/1.8が続いている
- iPhoneのカメラには劇的な進化こそ見られないが、年々ブラッシュアップを重ねている
- iPhone XRのコスパが非常に高い
- いっそiPhone 11を買うのもアリ
iPhoneの広角レンズは、2016年発売のiPhone 7(画素数は1,200万画素、絞り値はf/1.8)以降、固定となっています。
これは、大きな変化よりブラッシュアップを年々重ねる方針だからです。
今からiPhoneを買うのであれば、iPhone XRのコスパの高さが目を見張ります。
ただ、もう10,000円出せばより進化したiPhone 11が買えるので、慎重に検討した方がいいでしょう。
判断基準は、10,000円という差額をどう受け取るかです。
高いと思うならiPhone XRを、安いと思うならiPhone 11を購入しましょう。