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iPhone XSは、2018年にiPhone XRの上位モデルとして発売されたiPhoneです。
2年前のiPhoneですが、「今でもまだ使えるのだろうか?」と考えている人もいるのではないでしょうか?
そこで、iPhone XSの実機レビューから実用性をチェックしていきましょう!
デザインやスペック・性能面の特徴や、ちょっと気になるところを解説します。
この記事を読めば、型落ちで購入するかの判断に役立つかも!?
ではレビュー、いってみましょう。
トップ画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhone XS 開封の儀!中身をチェック!
「iPhone XSを中心にレビュー!」していきますが、iPhone XS Maxもゲットできたので箱の違いをまずはチェックしましょう。
iPhone XSとiPhone XS Maxはボックスのデザインが違います。カラーの違う新しいLive Photoを使用していますね。
こういった細かな違いが流石Appleといったところ。
iPhone XSの箱を捨ててしまう方は少ないと思いますが、出来るだけ綺麗な状態で保存しておきましょう。
キャリアの下取りでは箱は価格に影響しませんが、別のショップで売る場合には箱の有無が価格に影響します。
iPhone XSとiPhone X Maxのサイズ感
ボックスを開くとドーンとiPhone XSがお目見えです。
おきまりの説明書?的なものが入っています。
『Designed by Apple California』と印字されいます。
カリフォルニアのAppleでデザインしたよ!とのこと。
実はこの『Designed by Apple in California』は、Appleの20年間のデザインを記録したハードカバーのブックのタイトルです。
さまざまな製品とそれらの製作プロセスを写した450枚の写真によって、iMacからApple Pencilまでの歴史をビジュアルで語っています。
iPhone XSの付属品は?
- 説明書
- ライトニング対応イヤフォン
- 電源アダプターとコード
iPhone XSに入っているものは上記のとおりです。
説明書の中には「Appleのステッカー」とホームボタンの代わりになるジェスチャー機能の説明が入っています。
電源アダプターとコードは劣化しやすいので、毎回封入されているのは助かります。
上記画像はiPhone XSですが、iPhone X Maxも中身は同様です。
iPhone XSの進化点:デザイン
ここからはiPhone XSの実機をみながら、特徴的なポイントをみていきます。
まずはデザイン面をチェックしましょう。
注目は新色のゴールド!色味は?
今回、写真左がiPhone XS Maxのゴールド、右がiPhone XSのシルバーになります。
光の加減で随分とイメージが変わる色合いで、ゴールドというよりベージュに近い感じでしょうか。
ほんのりと薄めのカラーリングでとても上品です。
ケバケバしい金!という感じではなく、飽きのこない素敵な色味です。
女性も男性もどちらにも人気が出そうですね。
指紋がつきにくい?
iPhone XSの背面にはガラス素材が使用されています。
「ガラス素材」と聞くと、指紋が付きやすいのではないかと思ってしまうかもしれません。
実際に触ってみましたが、ゴールド・シルバーともに指紋は気にならないレベルです。
背面にガラス素材を採用したスマホは指紋が付きやすいものが多いため、これは大きなメリットといえるでしょう。
iPhone XSのサイズ感は?
本体のサイズが気になっている方も多いのではないでしょうか?
筆者が持っているiPhoneをかき集めて並べてみました。
左からiPhone 7 Plus、iPhone XS Max、iPhone XS、iPhone 6sです。
この中でもっとも大きいのはiPhone 7 Plusだったことから、iPhone Maxはディスプレイサイズに比べて随分と本体サイズを抑えていることが分かります。
具体的なサイズは、縦143.6mm × 横70.9mm × 厚さ7.7mmです。
またiPhone XSもiPhone 6sと大差ない点にも注目できるでしょう。
並べてみて気になるのはゴールドの違い。
iPhone 6sのゴールドは少し派手ですね。そしてアンテナのラインが目立ちます。
iPhone 6sの背面は金属でできているため、どうしても電波を通すためのラインが必要になるため仕方ないのかもしれません。
iPhone XSのデザインは洗練されていることが分かります。
iPhone XSの左サイドをチェック
iPhone XSの左側面はiPhone 11と全く同じです。
上部にサイレントモードに切り替えるボタン、その下にボリュームボタンが配置されています。
iPhone XSの下側は?
iPhone XSの下側は、Lightning端子とスピーカーがあります。
イヤホンジャックは当然ありません。スピーカー穴の数が左右で違うことが分かるでしょう。
最新のiPhone 11 Proも左右でスピーカーの穴の数が違うため、iPhone XSのデザインを踏襲しています。
ポートレートモードは後からF値を変更
iPhone XSから、ポートレートモードでのボケの調整を後から行う仕様になりました。
後からF値を調整する機能は、iPhoneシリーズで初めて搭載されたものです。
F値1.4
F値が小さいほど開放状態になりボケみが強くなります。
被写体を強調したり、一眼レフカメラのような質感の写真を撮ったりしたいときには、F値を下げるといいでしょう。
この調節機能を上手く活用すれば、味わいのある写真を撮影できます。
F値16
逆にF値が大きくなると絞りになるため、全体がはっきりします。
風景写真など、全体をはっきり写したいときはF値を大きくするのがおすすめです。
F値は画面右のメモリをスクロールして調節するため、直感的かつシンプルに操作できます。
iPhone XSの進化点:スペック
画像引用元:iPhone XSまたはiPhone XS Maxを購入する – Apple(日本)
iPhone XSはスペック面でも旧機種より進化しています。
iPhone XS | |
---|---|
ディスプレイ | 5.8インチ |
本体サイズ | 高さ:143.6 mm 幅:70.9 mm 厚さ7.7 mm |
重さ | 177g |
アウトカメラ | 1,200万画素(広角/望遠) デュアルカメラ |
インカメラ | 700万画素 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB/256GB/512GB |
CPU | A12Bionicチップ |
OS | iOS12 |
解像度 | 2,436 × 1,125 |
認識 | 顔認証 |
カラー | ゴールド・ブラック・シルバー |
iPhone XSには、2018年にリリースされたA12 Bionicを搭載しています。
このチップは発売当時の最新チップで、当時のハイエンドスマホとしてふさわしい性能を備えていたものです。
動きは滑らかで、全ての動作がサクサクしているのでストレスは感じません。
ブラウジング中にフリーズしたり、動作がカクついたりすることはありません。
2020年9月時点では2世代前のiPhoneですが、今でも動作性能に問題はなく、さまざまな用途において快適に利用できるでしょう。
iPhone XSの進化点:Face ID
iPhoneには、顔認証機能としてFace IDが搭載されています。
前代のiPhone Xより精度が上がっているとのことですが、通常のロック解除はスムーズに行えます。
ロックがかかっていることを忘れさせるスピードです。
「本当にちゃんと判別しているのか?」と疑問に思ってしまうスピードですが、登録していない顔で認証されることはなかったので誤認証で情報流出することは防げるでしょう。
気になるのは特殊な状況下での顔認識精度。以下の状況下で試してみました。
- ニット(帽子)を被っての操作→問題なくロック解除
- 眼鏡・サングラスをかけての操作→ロック解除しない場合あり
- マスクをしての操作→ロック解除不可
- 真っ暗な部屋での操作→問題なくロック解除
ニットなどの帽子類、暗闇でのロック解除は問題ないようです。
眼鏡は解除されたりされなかったり。ただしiPhone XSでは顔を2つまで登録できるので、眼鏡ありバージョンを登録しておけば問題なさそうです。
マスクは顔認証できない!
問題はマスクです。
マスクをしている場合、Face IDでロック解除するのは不可能です。
ではマスクをした状態で顔を登録しておけばよいのではと考え、実験してみました。
試してみたところ、顔の半分を覆っているので登録自体が不可でした。
マスクをするとFace IDが完全に利用できなくなるため、花粉症シーズンなどには困ってしまう可能性があります。
iPhone XSには指紋認証が搭載されていないため、指紋認証で代用することも不可能です。
Face IDは2つまで登録可能
Face IDは2つの顔を登録することが可能です。
ですから、通常の顔と眼鏡をかけた顔を両方登録することで認識レベルはぐっと上がります。
認証する度に眼鏡を掛けたり外したりする必要がないため、利便性が向上するでしょう。
また別人を2人登録することも可能です。
例えば業務用デバイスなどで2人で利用する場合、両方を登録することでiPhone XSを共用できます。
そういう使い方をするかは微妙なところですが、保険のために登録しておくのもいいでしょう。
Face IDは進化したのか?
正直なところ微妙です。
通常の場合でもロック解除できないときもあり、まだまだ進化の余地がありそうに感じます。
指紋認証も汗などに弱いという欠点があったため、これは好みといった感じでしょうか。
速やかにロック解除したいときにうまく解除できず、ストレスになる可能性もあります。
iPhone XSのカメラ
iPhone XSのカメラはiPhone Xと同じ配置になっていますが、多少位置が違うようです。(ほんのちょっとです)
iPhone 11シリーズの通称タピオカカメラと比較すると、控えめなデザインです。
ただし、カメラ部分の出っ張りは存在しているため、背面を下にしてデスクの上などに置くとガタつくので注意しましょう。
今回からポートレートモードが進化し、後からF値(簡単にいうと「ぼけ」)を変えられるようになりました。
iPhone XSのポートレートモードで撮影
iPhone 7 Plusのポートレートモードで撮影
画角が違う!
とお叱りをうけそうですが、iPhone 7 Plusのポートレートモードでは接写がとても難しいんです。
被写体との距離をある程度とならなければポートレートモードとして認識されません。
その点、iPhone XSなら接写もしやすく、自由にとって後からいくらでもボケみを調節できます。
これはiPhone XSが進化したポイントといえるでしょう!
F値を自由に選べるのはすごく便利。
ポートレートモードを多用して写真を撮りたいと考えている人にとってはおすすめです。
なお、iPhone 11シリーズにも後からF値を調節する仕組みは受け継がれています。
ミラーレス一眼レフで撮影
おまけとして、筆者愛用のFUJIFILMのミラーレスで撮影したのが上の写真です。
もしかして、あまり差がない…。
iPhone XSのカメラはとても優秀です。
カメラに強いこだわりがないのであれば、iPhone XSのカメラで満足できるでしょう。
iPhone XSの進化点:ディスプレイの美しさ
iPhone XSのディスプレイには解像度2,436 × 1,125の5.8インチ有機ELディスプレイを採用しています。
近年発売されたiPhoneシリーズと解像度、ディスプレイサイズを比較すると上記のとおりです。
デバイス | 解像度(px) | サイズ(inch) |
---|---|---|
iPhone XS | 2,436 × 1,125 | 5.8 |
iPhone 11 Pro Max | 2,688 × 1,242 | 6.5 |
iPhone 11 Pro | 2,436 × 1,125 | 5.8 |
iPhone X | 2,436 × 1,125 | 5.8 |
iPhone XR | 1,792 × 828 | 6.1 |
最新モデルと比較すると、iPhone 11 Proと同等であることがわかります。
ここ数年は、5.8インチクラスのiPhoneであれば2,436 × 1,125が標準的といえるでしょう。
ですが、iPhone 8などからの機種変更や乗り換えの場合、美しさの違いを実感できます。
iPhone 8以前を利用している人で、お得に購入したいと考えているならiPhone XSは魅力的な選択肢です。
- OLEDとも呼ばれ薄型化しやすく、消費電力や視野角、応答速度などの面でも液晶と比べて有利なディスプレイ
iPhone XSとiPhone 7 Plusのディスプレイの違い
iPhone XSとiPhone 7 Plusのディスプレイの違いは上の写真をみれば一目瞭然です。
輝度はどちらもMAX状態。
やはりiPhone XSの方がディスプレイが明るく、白は白らしく美しいことがわかります。
個体差もあるので一概にはいえませんが、iPhone 7 Plusは黄色く濁っています。
OLEDの特性であるコントラストの高さや、黒の再現度が高いことによって画質が向上しているといえるでしょう。
クリアな映像を楽しみたいと考えているならiPhone XSを選択する価値があります。
表示領域にも注目
- iPhone XS: 5.8インチ
- iPhone 7 Plus: 5.5インチ
- iPhone 11 Pro Max: 6.5インチ
- iPhone 11: 6.1インチ
- iPhone 11 Pro: 5.8ンチ
- iPhone SE(第2世代): 4.7インチ
端末の大きさは、iPhone 7 Plusが大きく重いのです。
ところがディスプレイサイズはiPhone XSが大きいという逆転現象が。
ホームボタンをなくした分、ディスプレイ面が大きくなっています。
上記の写真を見ても小さいはずのiPhone XSの表示領域の広さが窺えます。
PCでもベゼルレスディスプレイが流行っています。
また、視野角も断然iPhone XSが上でした。
せっかくなのでその他のiPhoneシリーズとディスプレイサイズを比較してみましたが、その結果は上記の表のとおりです。
小型がウリのiPhone SE(第2世代)を除くと、iPhone 11 Proと並んで小型のスマホといえるでしょう。
iPhone XSの進化点:電池が切れてもApple Pay!
画像引用元:Apple(日本)
iPhone 7から利用可能になったApple Pay。
とても便利なのですが、電源が切れてしまうと全く使い物になりませんでした。
ところが、iPhone XSからは電源が切れてもApple Payが利用できるようになっています。
電池の残量を気にせずに電車に乗れるのは心強い進化です。
ただし、FeliCaチップに電力を供給しなければならない都合上、バッテリーが完全に放電すると使えなくなるでしょう。
とはいえ、バッテリーが切れたまま長時間放置するなどしない限り起こりにくい現象です。
iPhone XSを最安にするテクニック
最後に iPhone XSの価格と最安に機種変更するテクニックをご紹介します。
Apple Store及び各キャリアでのiPhone XSの販売状況と価格は下記のとおりです。
iPhone XSの価格
上段: 64GB 中段: 256GB 下段: 512GB | 価格 |
---|---|
Apple | 販売終了 販売終了 販売終了 |
ドコモ | 販売終了 販売終了 販売終了 |
au | 販売終了 販売終了 販売終了 |
ソフトバンク | 販売終了 販売終了 販売終了 |
楽天モバイル | 取扱なし 取扱なし 取扱なし |
OCNモバイルONE | 100,540円 115,170円 取扱なし |
mineo | 106,920円 122,232円 取扱なし |
なおApple Store・ドコモ・au・ソフトバンクではすでに販売終了しており、楽天モバイルでは元々iPhoneを取り扱っていません。
したがってこれからiPhone XSを購入するなら、MVNOのセット販売を利用するか中古を調達する必要があるでしょう。
SIMフリーのiPhoneを購入するのも一つの手かもしれません。
ここでは、以下のテクニックを紹介するので、フル活用してお得に購入してください。
- iPhone XSを取り扱っているMVNOに乗り換える
- 中古のiPhone XSを購入する(最安購入したいなら必見)
それぞれの方法について詳しくみていきましょう!
テクニック1:iPhone XSを取り扱っているMVNOに乗り換える
iPhone XSを取り扱っているMVNOは下記の2つです。
- OCNモバイルONE
- mineo
いずれのMVNOも64GB版と256GB版の2種類のみの取り扱いで、512GB版は取り扱っていません。
ONCモバイルONEのほうが安く販売されているので、MVNOへのMNPを検討しているならセット購入するのもいいでしょう。
iPhone XSをお得に購入できるだけでなく、通信料金も抑えられるので一石二鳥です。
ただmineoでもiPhone XSをお得に購入できる方法はあるため、キャンペーンなどを見比べてみるのもアリです。
テクニック2:中古のiPhone XSを購入する
iPhone XSは名機として知られているため、中古市場には数多く出回っています。
中古であっても動作確認済みのものであれば、問題なく利用できるでしょう。
なお、上記で紹介したOCNモバイルONEは中古のiPhone XSを販売しており、価格は53,020円~です。
お得にiPhone XSを購入したいなら、中古を探してみるのもいいでしょう。
中古スマホ販売店やECサイトなどでも多数販売されています。
iPhone XSを最安で購入したいなら中古をさがしてみましょう!
iPhone XSレビュー|最強スペックの最先端機種はデザインも最高のまとめ
- まだまだ現役で使用できるハイスペックスマホ
- ゴールドの色味が上品で素敵
- Face IDはまだ進化できる!?
- カメラ・ディスプレイはスマホ史上最高!
- 電池が切れてもApple Payが利用可能!
以上のようにiPhone XSは2020年時点でもまだまだ現役で活躍してくれる名機であることがわかります。
MVNOのセット販売価格は高価ですが、中古であればリーズナブルな価格で入手できるのも嬉しいポイントです。
またiPhone XSも良いですが、この機会に2020年おすすめのiPhoneもチェックしてみてください。
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