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iPhoneの寿命はおよそ3年と言われますが、3年前の機種といえばiPhone 7です。
この機種を現在使用している方の中には、機種変更をお考えの方も多いのではないでしょうか?
そして、買い替えの候補に真っ先に上がるのは、最新iPhoneである「iPhone 11」のはず。
今回は、そんなiPhone 11とiPhone 7を比較し、iPhone 11がどこまで進化したのかを徹底解説します。
トップ画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iPhone 11とiPhone 7のスペックの差
まずは、両者のスペックを比べてみましょう。
項目 | iPhone 7 | iPhone 11 |
---|---|---|
本体サイズ | 高さ:138.3 mm 幅:67.1 mm 厚さ:7.1 mm | 高さ:150.9 mm 幅:75.7 mm 厚さ:8.3 mm |
重さ | 138g | 194g |
SoC | A10 Fusion | A13 Bionic |
OS | iOS13 | iOS13 |
ストレージ | 32GB 128GB | 64GB 128GB 256GB |
メモリ | 2GB(実測値) | 4GB(実測値) |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina 1,334 × 750 | 6.1インチ Retina 1,792 × 828 |
メインカメラ | シングル 12MPカメラ | デュアル 12MPカメラ |
インカメラ | 7MP | 12MP |
バッテリー | 1,960mAh | 3,110mAh 高速充電対応 ワイヤレス充電 |
では上表を元に、両者で大きく違う点を見ていきます。
カメラ機能はiPhone 11で大幅に進化
両者に搭載されている機能で最も差が出ているのがカメラ機能です。
iPhone 7はレンズが1つのシングルカメラですが、iPhone 11はレンズが2基搭載されたデュアルカメラ。
たった1つのレンズの違いが、撮影では大きな差となって現れます。
人物撮影に大きな差が出るポートレート撮影
ポートレート撮影とは、被写体の中心となる物体に焦点を合わせ、背景をぼかすことで、より被写体を際立たせる撮影機能の事です。
特に人物を撮影する際に有効と言われており、ただ普通に撮影した場合と比べても、写真の表情が全く違います。
上の2つの画像は共にiPhone 11で撮影したものですが、上は通常モード、下はポートレートモードで撮っています。
まったく同じ画角から撮影したのですが、ポートレートモードの方は背景がぼけることで、被写体の表情がより際立っていますね。
これは人物を撮影した場合により顕著になるため、子供や友人などを被写体とする撮影が多い方には、非常におすすめの機能です。
超広角レンズで広い画角を確保!
iPhone 11には超広角レンズが搭載されています。
上は標準レンズ、下が超広角レンズで撮影した写真です。どちらも同じ場所から撮影しています。
写真を比べると、超広角レンズでは全ての花を撮影できているのに対し、標準レンズでは一部の花しか撮影できていません。
このように、超広角レンズは標準レンズに比べ、画角を広く取ることができるのです。
このレンズを使えば、狭い場所での集合写真なども、十分な画角で撮影することができますよ。
夜でもきれいに撮影できるナイトモード
iPhone 11には、光が少ない夜間などでもきれいな写真が撮れる「ナイトモード」が搭載されています。
上の2枚の写真は、全く同じ地点から同じ物を撮影しています。上が通常撮影、下がiPhone 11のナイトモードで撮影した写真です。
上の写真は何を撮影したのか全くわかりませんが、下の写真ではしっかりと被写体が撮影されていますね。
このように、ナイトモードを持つiPhone 11なら、光が極端に少ない場所でもしっかりと被写体を捉えた写真を撮ることができますよ。
iPhone 11は手ブレ補正が非常に優秀!
これは上表のスペックには出てきていませんが、iPhone 11は手ブレ補正が非常に優秀です。
例えば、スマホを持ったまま歩きながら動画を撮影すると、歩行の上下運動がその動画にも反映されてしまいます。
上下に激しく動く動画は、ずっと見ていると画面酔いしてしまうほど気持ちの悪いもの。
しかし、iPhone 7で動画を撮影すると、どうしてもそのような画面揺れが発生してしまいます。
ところが、iPhone 11なら同じように撮影しても、強力な手ブレ補正機能が歩行の上下運動を吸収してくれるのです。
撮影した動画を見ても、まるで乗り物の上から撮影したかのごとく、横方向だけに滑らかに動きます。
これは写真でも同様で、カメラ初心者が撮影してもほとんど手ブレは起きません。
このように、iPhone 11には強力な手ブレ補正機能が付いているため、写真や動画撮影をより楽しむことができますよ。
SoCの処理能力
iPhone 7はiPhone 11の3世代前の機種です。
スマホを利用する上で、処理能力は非常に重要な要素の1つ。
ユーザーにストレスを与えることなく、アプリをサクサク動かすためには必須の能力です。
iPhone 11とiPhone 7は3世代も離れているため、このSoCの処理能力は全く違います。
項目 | iPhone 7 | iPhone 11 |
---|---|---|
シングルコア | 745 | 1,320 |
マルチコア | 1,328 | 3,328 |
上表は、SoCの処理能力を数値化する「Geekbench5」アプリで両者を測定した結果です。
iPhone 11はiPhone 7に比べて、マルチコアでは2.5倍以上の処理性能を持っていることになります。
これが最も顕著に現れるのは、処理の重いゲームアプリを利用しているときです。
現在リリースされているゲームアプリを遊んでみると、iPhone 7では処理が重い場面で動作にカクツキが発生しますが、iPhone 11ではほぼ皆無でした。
バッテリー容量と充電方式
両者のバッテリー容量を比べると、実に1,000mAh以上の差があります。
最もバッテリーを消費するとされる動画の連続再生時間を比較しても、差は明らかです。
- iPhone 7:連続13時間
- iPhone 11:連続17時間
また、iPhone 11は高速充電に対応しています。
バッテリーがゼロに近い状態から充電しても、30分で5割、1時間で8割程度まで充電可能です。
ふとスマホを見るとバッテリー残量が危うい…、というのはよくあること。
外出時間が迫っているときは、かなり気分が落ち込みますよね。
しかし、高速充電があれば、たった30分で半分まで回復します。
バッテリー関係で頻繁にストレスを抱えることはなくなるでしょう。
ディスプレイとストレージ
iPhone 7とiPhone 11は共に液晶ディスプレイです。
しかし、iPhone 7が4.7インチ、iPhone 11が6.1インチとサイズは全く違います。
スマホで動画やゲームアプリをよく利用する方は、iPhone 11を使えば迫力の大画面で楽しむことができるでしょう。
また、ストレージの最小容量も、iPhone 11はiPhone 7のおよそ2倍の64GBです。
- iPhone 11は超広角レンズを含む2つのレンズを搭載
- iPhone 11はiPhone 7に比べて、およそ2.5倍の処理性能
- iPhone 11のバッテリー容量はiPhone 7の約1.5倍
- iPhone 11のディスプレイは6.1インチと大画面サイズ
iPhone 11の価格は?
画像引用元:iPhone 11 | iPhone | NTTドコモ
iPhone 7とiPhone 11の性能比較では、両者には様々な違いがありました。
iPhone 11はiPhone 7の3世代も後の機種ですから、それは当然とも言えます。
しかし、iPhone 11にはもう1つ大きな利点があるのです。
本体価格の比較
契約種別 | ドコモ ※1 | au ※2 | ソフトバンク ※3 |
---|---|---|---|
iPhone 11 (64GB) | 58,080円 (2,420円 ×24回) | 60,480円 (2,520円 ×24回) | 54,000円 (2,250円 ×24回) |
iPhone XS (64GB) | 124,344円 (5,181円 ×24回) | 83,040円 (3,460円 ×24回) | 71,520円 (2,980円 ×24回) |
iPhone X (64GB) | 取扱いなし | 124,128円 (5,172円 ×24回) | 71,520円 (2,980円 ×24回) |
iPhone 8 (64GB) | 58,512円 (2,438円 ×24回) | 58,320円 (2,430円 ×24回) | 41,040円 (1,710円 ×24回) |
購入 |
※1 スマホおかえしプログラム適用時(iPhone 8除く)
※2 アップグレードプログラムNX適用時(iPhone X、iPhone 8除く)
※3 トクするサポートプログラム適用時
2020年2月時点でのドコモ・au・ソフトバンクのiPhoneの価格は表のとおりです。
iPhone 11は最新機種にもかかわらず、型落ちであるはずの過去の機種と比べてもかなり安いですよね。
これは、iPhone 11が非常にコスパにこだわった機種だからです。
スマホの高騰化に待ったをかけたiPhone 11
「iPhone」と言えば、優れたデザインや高性能、そして「本体価格が高い高級品」というイメージがあります。
事実、2018年までに発売された機種は、ほぼ全ての機種が発売された年を代表する高価格機種ばかりです。
しかし、2019年に発売されたiPhone 11は、メイン機種としては初めて「コスパ」に重点を置いた機種となりました。
結果、ユーザーに必要とされている機能だけを充実させることで、大幅な低価格化を実現。
性能だけでなく価格でも勝負できる高コスパ機種となったのです。
なお、iPhone 11はiPhone 8と同程度の価格ですが、性能は全くと言っていいほど違うため、iPhone 11は非常にお得と言えます。
iPhone 11は性能・価格共に優れた高コスパ機種
今回は、iPhone 7とiPhone 11の機能について比較しました。
- iPhone 11にはポートレート撮影やナイトモード搭載
- iPhone 11はiPhone 7のおよそ2.5倍の処理性能
- iPhone 11のバッテリー容量はiPhone 7の約1.5倍で高速充電対応
- iPhone 11のディスプレイは6.1インチと大画面サイズ
- iPhone 7の最小ストレージ容量は32GBで、iPhone 11は64GB
iPhoneの寿命はおよそ3年と言われているため、iPhone 7をお使いの方は機種変更をお考えの方もいるでしょう。
そんなとき真っ先に候補に上がるのは、iPhone 7の後継機種ではないでしょうか。
iPhone 11は、後継機種の中でも断トツの性能とコスパを誇ります。
特別なこだわりがない限り、iPhone 11への機種変更はほぼ最適解と言えるレベルですので、iPhone 7をお使いの方はぜひiPhone 11をご検討ください。