
オンラインショップなら機種変更がお得
iPhone 11は防水性能に優れた人気のiPhoneですが、お風呂や海などでも使えるのか気になりますよね。
そこで今回は、iPhone 11も防水の程度を確認し、実際にどの程度水まわりで使えるのか調べてみました。
あわせて万が一水没してしまった時の対処法についても解説していくので、是非参考にしてください。
- 等級はIP68
- 水深最大4mに最大30分間浸けるテストにもクリア
- あくまで常温の水でテストをしているのでお湯や海水、水圧が強いシャワーなどは注意
※本記事中の価格は全て税込み表示
トップ画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iPhone 15はauオンラインショップで!
- iPhone下取りで最大74,800円相当還元
- 24時間予約可能
- 自宅で受け取れる
iPhone 11の防水性能は?
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
iPhone 11の防水性能はどの程度のものでしょうか。
まず防水性能を確認する時によく見るIP68などの表記を解説しましょう。
防水性能IPとは?
防水や防塵のスペックを調べると、「IP68」や「IP67」という表記を目にすることが多いです。
これは防水・防塵のレベルを表しているものです。
防水・防塵のレベルを示す規格にはいくつかの種類があります。
iPhone 11ではIEC規約という国際規約でテストされているとのことです。
このIEC規格は最も一般的な規格で、ほとんどのスマホやデジカメがこの規約に基づいて防水レベルを表記しています。
では、このIPというのはどのような意味があるのでしょうか。
IP◯◯の見方
「IP」の後ろに続く2つの数字には、それぞれ意味があります。
例えば、「IP68」と記載されている場合、「6」は防塵のレベルを表し、「8」は防水のレベルを示しています。
防塵レベル
機器本体が耐えられる塵のレベルです。
レベル | 防塵保護サイズ |
---|---|
0 | なし |
1 | 50mm以上 |
2 | 12.5mm以上 |
3 | 2.5mm以上 |
4 | 1mm以上 |
5 | 粉塵 |
6 | 全て |
防水レベル
機器本体の防水性能を表しています。
レベル | 内容 |
---|---|
0 | 対応なし |
1 | 重力に落下する水滴を受けても影響なし |
2 | 15度以内の向きで傾いた状態で、 重力に落下する水滴を受けても影響なし |
3 | 鉛直より60度以内で 水滴が噴霧状に落ちても影響なし |
4 | あらゆる方向からの 水飛沫を受けても影響なし |
5 | 勢いのある水流を当てても影響なし |
6 | 強い勢いのある水流を受けても影響なし |
7 | 水圧が一定の状態で 30分水に浸かっても影響なし |
8 | 連続的な水中でも影響がない |
では、iPhone 11はどの程度防水性能があるのでしょうか。
iPhone 11の防水性能
iPhone 11の防水性能は「IP68」で、前モデルのiPhone XSと同じ等級です。
ちなみにiPhone XRと、iPhone X以前に発売されたiPhoneの防水性能はIP67です。
よって現在発売されているiPhoneの中で最強の防水性能を備えています。
- 等級はIP68
- 水面下でも利用できる程度の防水性能が備わっている
- 水深最大4mに最大30分間浸けるテストにもクリア
- あくまで常温の水でテストをしているのでお湯や海水、水圧が強いシャワーなどは注意が必要
ちなみに最近発売されたiPhone SE(第2世代)はIP67で、iPhone 11よりも防水耐性がありません。
防水にこだわるのであればiPhone 11を選ぶべきでしょう。
iPhone 11が水没した時の故障と対処方法は?
画像引用元:iPhone 11 製品情報 _ ソフトバンク
次に、iPhone 11が水没した時にどのような対処をすれば良いのか解説していきます。
基本的にはどんな状態の水没でも、水分を拭き取って完全に乾かすというのは同じです。
- iPhone 11の電源を落とす
- iPhone 11のアクセサリー類を全て取り外す
- 表面の水分をしっかりと拭き取る
- SIMカードを抜く
- 高温多湿・直射日光を避けて完全に乾くまで放置
- 完全に乾いたらデータのバックアップ
- 故障の症状がある場合は修理を検討
下記にて乾燥させることに言及があった場合は、上記の手順を試してみてください。
なお、状況によっては乾かすだけでなく水で洗う必要もあります。
ここではシチュエーション別にどのような対処をすれば良いのか紹介します。
よくある故障
まず、水没すると高頻度で発生しがちな故障についてです。
スピーカーや充電口など、内部が露出しているパーツは水没の影響を受けやすいので注意が必要です。
スピーカー
スピーカーに水が入ってしまうと、音割れやノイズ、音が出ないなどの症状が出てしまう可能性が非常に高いです。
水没させてしまった時は、速やかにiPhone 11の電源を落とします。
そして、直射日光の当たらない風通しの良い場所にiPhone 11を置き、完全に乾くまで放置してください。
早く乾燥させたいからと言って、ドライヤーなどの熱を加えるのは新たな故障の原因となります。
内部の水分が完全になくなれば症状がなくなる可能性が高いで。
万が一直らない場合は修理も検討しましょう。
充電口
水没すると、充電口の中まで水が浸入することが多いです。
水が入った状態で充電ケーブルを差し込むとショートすることがあります。
よって充電口が濡れてしまった場合は、必ず最低5時間程度は充電器やイヤフォンを使わないようにしてください。
これはAppleでも明記されています。
濡れた状態で充電口を使うアクセサリーを使用してしまうと破損する恐れがあります。
この場合も前章と同様に、スマホの電源を落とし完全に乾くまで放置するようにしましょう。
お風呂で水没したとき
お風呂程度の深さなら浸水しても数値上は問題ありません。
ただし防水テストは基本的に常温の水で行われるので、お湯など温度が高い水では影響が異なります。
そしてお風呂で気をつけなければいけないのは石鹸やシャンプーなどの混入や、水圧が強いシャワーなどです。
お風呂に水没した場合も完全に乾くまで電源を落として放置することが基本です。
ただし万が一洗剤が混入している可能性が高い場合は一度水洗いをしてください。
- 電源を落とす
- シャンプーや石鹸が付着している場合は水道水で洗う
- 水分を拭き取って乾かす
- 異常があれば修理に出す
一度完全に乾かした後に不具合や気になる点がないか確認し、もし故障の症状がある場合は修理も考えましょう。
トイレに落としたとき
トイレに持ち込んでうっかり落としてしまうというケースも非常に多いです。
基本的にやることはこれまでと変わらず、iPhone 11を完全に乾かすことに専念しましょう。
ただ、トイレに落とすとなると気になるのは衛生面ですよね。
完全に乾いた後に消毒用のアルコールで全体を拭くことは可能です。
ただしアルコールでiPhoneが故障するかもしれません。
消毒用アルコールの使用は、あくまで自己責任です。
海水に落としたとき
普通の水道水であれば完全に乾いたら使えるというケースが多いですが、海ではそうはいきません。
等級のテストが常温の水で行われているように、同じ深さに浸水したとしても、海水ではiPhone 11にかかる負担が大きく異なります。
また海水は塩分を含み雑菌も多く、iPhone 11の内部が腐食してしまう可能性が高いです。
そのためまず水道水で洗って海水を落とすことになります。
海水を洗い落としたら上記の手順と同じように乾燥させてください。
ただ水洗いしただけでは内部の海水が完全に落ちているかわかりません。
海水に落としてしまった場合はiPhoneが正常に動くかどうかに拘らず、修理に一度出すことをおすすめします。
- スピーカー・充電口が濡れた
電源を切って完全に乾くまで放置 - お風呂に落とした
完全に乾くまで放置・操作に異常がある場合は修理 - トイレに落とした
完全に乾くまで使わない・衛生面が気になる場合は自己責任で消毒を - 海に落とした
水道水で海水を洗い落して乾燥させて修理に出す
iPhone 11の水没故障、補償は効く?
画像引用元:iPhone 11 – Apple(日本)
次に、iPhone 11が水没した時にメーカーやキャリア、Appleの保証は適用できるのかという点について言及していきます。
結論から言うと、水没は顧客過失の故障と見なされます。
よって有料の保証オプションに加入していなければ修理費を満額支払わないといけません。
そのため、不安な人は有料の保証オプションに入ることをおすすめします。
ただし「購入後1ヶ月以内」など、保証オプションに加入できる期限が決まっているので注意して下さい。
メーカー保証は対象外
新しく購入したスマホはiPhoneに拘らず、大体1年程度のメーカー保証がついています。
1年間であればメーカーの保証が適用され無償修理が可能ですが、問題なのはその条件です。
メーカー保証はあくまで「自然に発生した故障のみ」に対応しています。
雨が降っている中iPhoneを使った・手が滑って水の中に落としてしまったような顧客過失のある水没故障は保証対象外となります。
そのため、キャリアの有料保証オプションやApple Care+などに加入していないと修理費が満額発生するので、かなり高額になる恐れがあります。
各キャリアでの水没補償は?
各キャリアで利用できる水没補償についてまとめました。
3大キャリアの水没保証
項目 | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
オプション料金 | 825円~1,100円 | 979円~1,309円 | |
水没による 対応費用 | 上限5,500円 | 12,980円 | |
対応 | 修理 | 修理・交換 |
※iPhone 11とiPhone 11 Pro(Max含む)で月額料金が異なる
auとソフトバンクは基本的にAppleの補償サービスである「Apple Care+」の補償が適用できます。
ドコモでもApple Care+に加入することは可能ですが、上記の表はドコモの保証オプションである「ケータイ補償サービス」です。
修理費の安さだけ見ると、ドコモが1番お得ですね。
ケータイ補償サービスだとiPhoneは修理のみ対応可能なので、交換サービスを利用したい場合はApple Care+に加入するべきでしょう。
auとソフトバンクはApple Care+のサービスが利用できるので、修理価格で新品または新品同様のiPhoneに交換できます。
ただし、機種の状態によっては新品価格と同等の料金が請求される場合もあるので注意して下さい。
Appleでの補償は?
前述した通り、AppleにはiPhone専用の「Apple Care+ for iPhone」があります。
Apple Care+ for iPhoneの利用料金
モデル | 費用 |
---|---|
iPhone11 | 18,480円 |
iPhone11 Pro(Max含む) | 25,080円 |
AppleでApple Care+に加入すると、利用料金は一括払いとなります。
iPhone 11とiPhone 11 Pro(Max)で料金が異なるので注意して下さい。
Apple Care+では、修理時間を短縮するための交換サービスと修理が同額の12,980円で利用することができます。
また、交換の場合はキャリアのApple Care+と同様に、不正な改造や壊滅的な損傷があると新品とほぼ同じ金額が請求される可能性があります。
加えて、上記の利用料金に+2,200円すると、紛失・盗難に対する補償も追加されます。
iPhoneを失くすことが多い・不安な人は是非利用しましょう。
- ドコモ
上限5,500円で修理が可能 - au・ソフトバンク・Apple
Apple Care+を適用して12,980円で修理または交換が可能 - 注意
水没はメーカー保証対象外なので、有料の保証オプションに加入すると安心
おすすめの防水ケース3つ
次に、水没しても安心な防水ケースを3つ紹介します。
どの程度水に耐えられるのか、水中でも使えるのかなどのスペックは防水ケースごとに違います。
当然価格も大きく異なるため、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
おすすめ1:ノーティカル2
画像引用元:【iPhone 11ケース】ノーティカル2 iPhoneケース レッドの人気通販 | AppBank Store
iPhone 11を360°覆うプロテクションケースで、価格は5,940円です。
防水防塵性能はIP68に準拠しており、耐衝撃も備わっています。
360°カバーされていますが、Apple Payやワイヤレス充電、各ボタンやコントロールセンターにアクセスできます。
わざわざケースの付け外しを繰り返す必要はありません。
防水防塵耐衝撃に加えて、耐雪にも対応しているため、ウィンタースポーツにもぴったりですね。
おすすめ2:LIFEPROOF-FRE for iPhone 11
画像引用元:LIFEPROOF – FRE for iPhone 11 – FOX STORE
価格は11,528円と少々お高いですが、防塵・防水・耐雪・耐衝撃の4つの性能を兼ね備えたケースです。
IP68に準拠しており、水深2mで最大1時間使用できます。
プールや海でも使いやすいです。
耐衝撃や耐雪にも対応しているので、アウトドアにも最適でしょう。
おすすめ3:NEW Balance「防水ポーチ」
画像引用元:防水ポーチ New Balance
価格はドコモオンラインショップで2,970円で購入できるので、これまで紹介した2つの防水ケースよりもリーズナブルです。
IP68に準拠しており、長さの調整が可能なネックストラップつきでアウトドアでの利用も安心です。
ポーチに収納したまま写真や動画の撮影もができます。
海やプールなどでの撮影にもおすすめです。
また、側面が透明になっているので各ボタンの操作もしやすく快適に利用できるでしょう。
- ノーティカル2
防水・防塵・耐雪・耐衝撃に対応したiPhoneを360°覆うプロテクションケース - LIFEPROOF-FRE for iPhone 11
水深2mで最大1時間使えるのでプールや海で使う時にも安心 - NEW Balance「防水ポーチ」
ポーチに入れたまま写真や動画の撮影ができるネックストラップつきケース
防水性能があっても水没や故障には注意しましょう
画像引用元:iPhone 11 Pro – Apple(日本)
最後に、iPhone 11の防水性能についてまとめます。
- 等級はIP68
- 水面下でも利用できる程度の防水性能が備わっている
- 水深最大4mに最大30分間浸けるテストにもクリア
- あくまで常温の水でテストをしているのでお湯や海水、水圧が強いシャワーなどは注意が必要
iPhone 11は水深最大4mで最大30分間耐えられる防水性能が備わっています。
ただし、あくまで常温の水によるテストなので、利用シーンによってその影響は大きく異なります。
水没はメーカー保証対象外なので、有料の保証オプションに加入し安く修理・交換するのがおすすめです。
ただし、有料の保証オプションはキャリアによって加入できる期間が違います(購入後〇日以内など)
できれば契約時に有料の保証オプションをつけておくと安心です。