iPhone 12 Pro Max評価レビュー|最上位モデルだけにある5つの機能

iPhone12 Pro Maxをレビュー!価格やサイズ、スペックなど気になる詳細を徹底評価します。歴代で一番大きい本体サイズはどんなものか、最高性能のカメラの実力はどうか、実際に購入したiPhone12 Pro Maxを使って解説します。
  • 2023年9月8日
  • by.araki

iPhone 12 Pro Maxの評価・レビュー

2020年11月13日に発売された人気iPhoneシリーズの新型iPhone、iPhone 12 Pro Max。

これまで「Max」モデルというと、サイズが大きいだけでスペックは「非Max」と変わらないというのが通例でした。

しかしiPhone 12 Pro Maxは、iPhone 12 Proよりもスペック面で明らかに優遇されているのが特徴です。

そこでこの記事では、iPhone 12 Pro MaxをiPhone 12/12 Proとも比較しつつスペック等を解説していきます。

なお、今回はファースト・インプレッションだけでなく、使ったからこそわかる感想も述べるため、実際にiPhone 12 Pro Maxを数日に渡り使用した上でレビューを行いました。

iPhone 12 Pro Maxがおすすめの人
  • iPhone史上最大の大画面が欲しい
  • とにかくカメラにこだわりたい
iPhone 12 Pro Maxがおすすめではない人
  • 持ちにくさや重さに耐えられそうにない

画像引用元:iPhone – Apple(日本)

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iPhone 12 Pro Maxの口コミ・レビュー

iPhone 12 Pro Maxのグラファイト

まずは、iPhone 12 Pro Maxを実際に使っているユーザーの口コミ・レビューを見てみましょう。

iPhone 12 Pro Maxは、iPhone 12シリーズの中でもサイズ・スペック共に最高レベルとなっています。

使用しているユーザーはそこまで多くはないものの、満足度は高めといえます。

iPhoneで撮ったとは思えないほどカメラ性能が良い

iPhone 12 Pro Maxはカメラ性能もシリーズ1のハイスペックです。

もはや一眼レフにも引けを取らないレベルで綺麗な写真が取れます。

その他にもiPhone 11シリーズから進化したポイントがたくさんあり、「誰が手に取っても驚きの機種」といえるかもしれません。

22歳
iPhone 11 Proから変更
満足度:★★★★★
以前使用していたiPhone 11 Proの性能も素晴らしかったのですが、それ以上にカメラ機能がめちゃめちゃ素晴らしいです!

iPhoneクオリティーとは思えない画質で、Apple製品が益々好きになりました。

カメラ機能以外にも今までにない機能がたくさんあり、使いこなすまで少々時間掛かると思いました。

是非一度購入を考えてください。


ナイトモードで夜景も綺麗!

iPhone 12シリーズで特徴的なのは、やはりナイトモードでしょう。

iPhone 11シリーズには普通のナイトモードが搭載されていましたが、iPhone 12 Pro Maxではナイトポートレートモードも使用できます

そのため前シリーズからの買い替えでも十分満足できるスマホになっています。

非公開
iPhone 11 Pro Max
満足度:★★★★☆
11より上品な色味です。

側面が立ったことにより前面背面から見たときにパイピングのように見えて可愛いです。飽きの来ないゴールドの色味も素敵。

カメラ性能が11からとてもよくなってます。特にわかりやすいのがナイトモードです。

今までは超広角のナイトモード撮影はありませんでしたが、12からはあります。

ポートレートモードの撮影もめちゃくちゃボケてとても綺麗です。

11から12への買い替えも、充分大きな変化があります。

以上、実際に使っているユーザーからの口コミでした。

ここからは写真をまじえながら、項目ごとに細かくレビューしていきます!

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iPhone 12 Pro Maxを評価レビュー!

iPhone 12 Pro Max

早速iPhone 12 Pro Maxを実際に触ってみたレビューをしていきたいと思います。

ちなみに、筆者は今もiPhone 8 Plusを使っているくらいの「大画面派」です。

すでに出回っている他の方のレビューを見ると、iPhone 12 miniは絶賛される傾向にある一方で、iPhone 12 Pro Maxは「大きすぎる」と厳しい評価が下されているように思えます。

しかし、すでにiPhone 8 Plusでサイズ感に慣れている筆者は、少しくらい大きくて持ちにくいだけで評価を下げるつもりはありません。

とはいえiPhone 12 Pro Maxは、iPhone史上最大サイズのモデルです。やはり大きさや持ちやすさ(持ちにくさ)にも要注目ですね。

では、サイズやスペック、カメラ性能などを項目ごとにレビューしていきます。

気になる項目にジャンプ!

iPhone 12 Pro Maxの同梱品

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー2

iPhone 12シリーズからイヤホンと電源アダプタが同梱しなくなり、USB-C-Lightningケーブルのみの同梱となりました。

箱はiPhone 12と比べると、やはり高級感がありますね。

iPhone 12とiPhone 12 Pro Maxの箱

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー3

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの箱

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー4

iPhone 12 Pro Maxの発売日/価格

iPhone12Pro

画像引用元:iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Maxは2020年11月13日に発売されました。

機種名予約開始日発売日
iPhone 122020年10月16日(金)
21時から
2020年10月23日(金)
iPhone 12 Pro
iPhone 12 mini2020年11月6日(金)
22時から
2020年11月13日(金)
iPhone 12 Pro Max

iPhone 12 Pro Maxの価格

iPhone 12 Pro Maxは129,580円から購入できます。

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアとApple Storeの価格は、それぞれ以下の通りです。

iPhone 12 Pro Max128GB256GB512GB
ドコモ通常142,560円156,024円182,952円
スマホおかえしプログラム95,040円104,016円121,968円
詳細ドコモ公式ショップを見る
au通常141,900円155,150円181,540円
かえトクプログラム75,900円83,030円97,060円
詳細au公式ショップを見る
ソフトバンク通常151,920円166,320円194,400円
トクするサポート+(特典A)75,960円83,160円97,200円
詳細ソフトバンク公式ショップを見る
楽天モバイル通常141,700円155,050円181,440円
アップグレードプログラム122,800円137,800円159,800円
詳細楽天モバイル公式サイトを見る

iPhone 12 Proと比較すると、どのストレージ容量も12,100円ずつ高くなっています。

ディスプレイサイズとカメラ性能の違いを考慮すると、これくらいの差額は仕方ないでしょう。

差額以前にそもそもが高いという問題はありますが、最新のハイエンドモデルなら10万円は簡単に超えてしまうのは、Androidスマホでも同じです。

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iPhone 12 Pro Maxのサイズ/重さ/デザイン

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro MaxとiPhone 11 Pro Max

引用元画像:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Maxは、全スマホの中でも非常に大きくて重たいスマホです。

去年のiPhone 11 Pro Maxと比べてもわずかながら大きくなっています。

機種名画面サイズ本体サイズ重量
iPhone 12 Pro6.1インチ高さ:146.7mm
幅:71.5mm
厚さ:7.4mm
187g
iPhone 12 Pro Max6.7インチ高さ:160.8mm
幅:78.1mm
厚さ:7.4mm
226g
iPhone 11 Pro Max6.5インチ高さ:158.0mm
幅:77.8mm
厚さ:8.1mm
226g

iPhone 12 Pro Maxの6.7インチディスプレイは、iPhone史上最大のサイズ。電子書籍やゲーム、動画編集作業などを重視したい方におすすめです。

ただ、実際に手に持ったとき、その重量感には驚かされました。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー6

重さは226g。本当に重たいです。

重量202gのiPhone 8 Plusと比べても、圧倒的に大きくて重たいと感じました。

iPhone 12 Pro Maxのデザイン

しかしその分迫力があり、背面のすりガラスが際立ちます。カラーはグラファイト。とても格好いいですね。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー7

iPhone 12では背面が光沢ガラスになっています。手触りは、iPhone 12はつるつる。iPhone 12 Pro/12 Pro Maxはさらさらです。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー8

好みの問題と言えばそれまでですが、多くの方がiPhone 12 Pro/12 Pro Maxのすりガラスのほうが格好いいと感じるのではないでしょうか。

側面は、iPhone 12は光沢のないアルミニウムで、iPhone 12/12 Proは光沢のステンレススチールです。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー65

iPhone 12/12 Proは側面の指紋が目立つ点は残念ですが、見た目の高級感はここも勝っていました。

また、カメラサイズの大きさも目を引きます。iPhone 12/12 Proよりも大きくて出っ張っているのがすぐにわかるほど。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー9

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー10

iPhone 12 Pro Maxは、他のiPhone 12シリーズよりも広角レンズのセンサーサイズが47%大きく、iPhone 12 Proの望遠レンズより倍率が高いのが特徴です。

その影響でカメラサイズに違いが出ているのでしょう。

iPhone 12と12 Proではカメラサイズに違いはありません。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー11

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー12

これはiPhone 12 Pro Maxのカメラ性能に期待がかかります。

iPhone 12 Pro Maxの持ちやすさ(持ちにくさ)

基本的に筆者は、iPhone 12/12 Proでも片手操作が簡単だとは思っていません。

というか、難しいです。外では恐いので、両手で操作していることが多いですね。

iPhone 12/12 Pro

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー56

iPhone 8 Plusで大型スマホに慣れていたということもあり、iPhone 12/12 ProもiPhone 12 Pro Maxも「五十歩百歩」くらいに考えていました。

そこで今回の実機レビューでは、iPhone 12 miniを絶賛してiPhone 12 Pro Maxを批判する風潮に一石を投じようという気持ちが強かったのですが……。

実際に使ってみると、iPhone史上最大・最重のサイズは伊達じゃありませんでした。

iPhone 12 Pro Max

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー55

iPhone 8 PlusとiPhone 12 Pro Max

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー13

大きさはともかく、226gという重さは正直辛いです。

iPhone 8 Plusの202gと比較しても圧倒的に重たく感じます。重たすぎて、カメラ撮影も少ししんどいと感じることがありました。

iPhone 8 Plusは別にそこまで重たいとは感じないのですが……24gという差の大きさを改めて実感します。

大画面派の筆者が弱音を吐くレベルですから、この重さについては、購入前に慎重に検討したほうがいいと思います。

ポケットに入るのか

「iPhone 12 Pro Maxがポケットに入るのか心配」という方も多いようなので、iPhone 12/12 Proと比較しながらポケットに入れた状態を比較してみました。

まずはジーンズの前ポケットの様子。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー57

右ポケット(画像左)にiPhone 12が、左ポケット(画像右)にiPhone 12 Pro Maxが入っているのですが、iPhone 12 Pro Maxは思いっきりはみ出していますね。

歩くと足の付根にiPhone 12 Pro Maxが当たって痛かったです。

次にジーンズの後ろポケットの様子。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー58

立った状態では、ほとんど差を感じませんでした。歩行時も問題なしです。

ただしゃがむと、iPhone 12 Proは非常に危ない状態になります。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー59
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー60

余裕で落としてしまいそうです。パンツのポケットにiPhone 12 Pro Maxを入れる際は、よく注意しましょう。

続いてワイシャツの胸ポケットです。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー61
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー62

iPhone 12でも不安定で危ないので、iPhone 12 Pro Maxをワイシャツの胸ポケットに入れることはやめたほうがいいでしょう。

最後にスーツの胸ポケットです。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー63

これなら落としてしまうことはなさそうですね。

スーツの内側の胸ポケットには、iPhone 12 Pro Maxでもすっぽり入り切りました。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー64

ただ、相当「ずっしり」くる点は、覚悟が必要です。

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iPhone 12 Pro Maxのスペック/認証機能

A14 Bionic

画像引用元:iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Maxのスペックは以下の表の通りです。

iPhone 12 Pro Maxのスペック

iPhone 12 Pro Max
画面サイズ6.7インチ
本体サイズ高さ:160.8mm
幅:78.1mm
厚さ:7.4mm
重さ226 g
アウトカメラ1,200万画素
(超広角、広角、望遠)
インカメラ1,200万画素
ROM128GB・256GB・512GB
CPUA14 Bionic
認証Face ID (顔認証)
防水IP68等級
5G対応○(Sub6波のみ)
カラーシルバー・ゴールド・
グラファイト・
パシフィックブルー
詳細iPhone 12 Pro Max評価レビュー

iPhone 12 Pro Maxには最新のA14 Bionicが搭載されます。

これはiPhone 12シリーズ共通で、iPad Air(第4世代)とも同様です。

端末の総合的な処理能力を示すAnTuTuベンチマークスコアでは約60万点を記録。去年のA13 Bionicの約50万点からさらに向上しました。

約60万点というのは、Androidスマホに搭載される最高プロセッサー「Snapdragon 865 Plus」とも同等のレベルです。

明確にA14 Bionicより優れていると断言できるスマホ向けプロセッサーは、現在はまだ存在しません。

今回は実際に、iPhone 12 Pro MaxのAnTuTuベンチマークスコアを、iPhone 12/12 Proと同時に測ってみました。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー18

途中からiPhone 12がやや遅れるようになり、終盤にはiPhone 12 Pro Maxだけが先行する形に。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー19

そして最終的な結果は、以下のようになりました。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー20

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー21

AnTuTuベンチマークスコア
  • iPhone 12:604,036点
  • iPhone 12 Pro:606,530点
  • iPhone 12 Pro Max:644,922点

iPhone 12 Pro Maxだけがずば抜けています。これには驚きました。

どれも同じA14 Bionicを搭載しているので、差が出ても誤差の範囲だろうと予想していたのですが……これだけ違うと本当に同じA14 Bionicなのか疑わしいレベルですね。

もちろんAnTuTuベンチマークスコアは毎回同じ数字が出るものではありません。しかし、少なくとも「iPhone 12 Pro Maxは逆に劣っている」ということは絶対になさそうです。


認証機能

iPhone 12シリーズの認証機能は、顔認証のみ搭載されています。これはiPhone 12 Pro Maxも例外ではありません。

顔認証はとてもスピーディで頼もしいものの、iPhone 12 Pro Maxだけが特に早いということはありませんでした。

また、基本的にマスクを着用していると認証してくれない点も同じ。

詳しくはiPhone 12の実機レビューで書きましたが、鼻の穴が見えている状態なら、口がマスクで隠れていても認証してくれます。

一方、マスクを着用した状態の顔を登録することはできません。

このご時世に指紋認証がないのは非常に惜しいです。

iPhone 12 Pro Maxのカメラ性能

iPhone 12 Pro

画像引用元:iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Maxは、広角+超広角+望遠のトリプルレンズカメラです。

(横にスクロールできます!)
機種名アウトカメラインカメラカメラ機能
iPhone 12
mini
1,200万画素
(超広角・広角)
1,200万画素2倍のズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
iPhone 12
iPhone 12
Pro
1,200万画素
(超広角・広角・望遠)
4倍のズームレンジ
最大10倍のデジタルズーム
ナイトモードポートレート
iPhone 12
Pro Max
5倍のズームレンジ
最大12倍のデジタルズーム
ナイトモードポートレート
センサーシフト光学式手ぶれ補正

iPhone 12 Pro Maxは、iPhone 12 Proと比べても広角レンズのセンサーサイズと、望遠レンズの倍率が優れています。

広角レンズのセンサーサイズは、他のiPhone 12シリーズより47%大きく、望遠レンズは最大2.5倍の光学ズームと最大12倍のデジタルズームが可能。

iPhone 12 Proは最大2倍の光学ズームと最大10倍のデジタルズームに留まります。

そこで今回は、iPhone 12 Pro VS iPhone 12 Pro Maxを検証してみました。

特に広角レンズと望遠レンズの写りに注目です。

結論としては、正直広角レンズの違いはほとんど感じませんでした。一方で、望遠レンズでははっきりと差が出る結果に。

筆者は撮影が非常に下手なため、必ずしも平等な検証になっているかは自信がないのですが……。

一番差がわかりやすかった写真を紹介します。まずはiPhone 12 Proで撮影したもの。

iPhone 12 Proの広角(標準)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー27

iPhone 12 Proの望遠(2倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー28

iPhone 12 Proの望遠(10倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー29

iPhone 12 Proの望遠レンズでは、なぜかこのシーンでは被写体にピントが定まらずにボケてしまっています。何度か取り直したのですが、結果は変わらず……。

さすがに「私の撮り方が悪いのかも」と思いましたね。

ところが、iPhone 12 Pro Maxでは問題なく綺麗に撮影できました。

iPhone 12 Pro Maxの広角(標準)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー30

iPhone 12 Pro Maxの望遠(2.5倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー31

iPhone 12 Pro Maxの望遠(10倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー32

このように、iPhone 12 Pro Maxではちゃんと被写体にピントが合っています。

最大の12倍デジタルズームでも大丈夫でした。

iPhone 12 Pro Maxの望遠(12倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー33

このシーン以上に差を感じる場面はなかったものの、やはりiPhone 12 Pro Maxのカメラ性能のほうが高いのではないでしょうか。

他にも見てみましょう。

iPhone 12 Proの広角(標準)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー34

iPhone 12 Proの望遠(2倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー35

iPhone 12 Proの望遠(10倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー36

iPhone 12 Pro Maxの広角(標準)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー37

iPhone 12 Pro Maxの望遠(2.5倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー38

iPhone 12 Pro Maxの望遠(10倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー39

iPhone 12 Pro Maxの望遠(12倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー40

同じ10倍同士だと、iPhone 12 Pro Maxのほうがキレイで余裕を感じますね。

下がiPhone 12 Pro Maxの望遠(10倍)

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー36
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー39

ポートレートモード

iPhone 12 Pro Maxのポートレートモードで撮影した写真を紹介します。

iPhone 12 Pro/12 Pro Maxは、望遠レンズ(光学ズーム)でもポートレートモードが使えるのが特徴です。

広角レンズ(標準)でのポートレート

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー41
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー42
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー43

望遠レンズ(2.5倍)でのポートレート

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー44
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー45
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー46

望遠レンズのほうが被写体をしっかり捉えられるからか、キレイに撮れている気がします。

ナイトモード

iPhone 11シリーズからさらに進化したナイトモードも見てみましょう。

むしろ不自然なくらい明るくなるので驚きました。

ナイトモードオフ

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー47

ナイトモードオン

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー48

好みが分かれそうなくらい加工が効いていますね。

そしてiPhone 12 Pro/12 Pro MaxはLiDARスキャナーが搭載されているおかげでナイトモードとポートレートモードを両立できるので、これも比較してみました。

まずはiPhone 12 Proからです。

iPhone 12 Proのナイトモードオフ

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー49

iPhone 12 Proのナイトモードオン

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー50

iPhone 12 Proのナイトポートレート

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー51

ナイトポートレートではブランコの持ち手もぼかされてしまいました。

続いてiPhone 12 Pro Maxです。

iPhone 12 Pro Maxのナイトモードオフ

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー52

iPhone 12 Pro Maxのナイトモードオン

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー53

iPhone 12 Pro Maxのナイトポートレート

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー54

iPhone 12 Proのナイトポートレートより見栄えが良い気がしますが、どうでしょうか。

望遠レンズ以外では、iPhone 12 Proとの明確な差は最後まで確認できませんでした。

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iPhone 12 Pro Maxのディスプレイ/サウンド

iPhone 12 Pro Maxのディスプレイは、6.7インチの有機ELディスプレイです。

有機ELなのはiPhone 12シリーズ共通ですが、6.7インチというiPhone史上最大のサイズは圧巻。

6.1インチのiPhone 12/12 Proと比べても全然違います。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー14

1行あたりの文字数も、表示できる行数も、iPhone 12 Pro Maxのほうが多いです。特に1行あたりの文字数が多いのは嬉しいですね。

YouTubeの表示領域もこれだけ違います。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー15

iPhone 8 Plusと比べても、明らかに大きいことがわかります。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー16

ただ、7.9インチのiPad miniと比べると完敗です。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー17

そもそもアスペクト比が違うこともあり、iPhoneがどんなに大きくなっても、iPadとの棲み分けは続きそうだと実感しました。

特に電子書籍の閲覧は、iPhone 12 Pro Maxでも筆者にはきつかったです。

横幅が狭いので、どうしても文字が小さくなってしまいます。

漫画を読むくらいなら問題ないのですが、それ以外のものは快適には読めませんでした。

逆に言えば、電子書籍以外なら十分すぎるほどの大画面ということです。

なお、iPhone 12シリーズからAppleは「Ceramic Shield」という、普通のガラスより頑丈な素材のディスプレイを採用するようになりました。

これにより、従来の4倍の耐落下性能を有しています。

サウンド

iPhone 12 Pro Maxのステレオスピーカーは、個人的にはiPhone 12/12 Proの方が優れているようにも感じました。

基本的に音質も音量もばっちりなのですが、画面を横にした時の左右のバランスが若干悪いかなと……。

受話口からの音より、本体下部右側からの音のほうが、だいぶ大きく聴こえます。

スピーカーの位置

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー25
iPhone 12 Pro Max 実機レビュー26

左右のバランスが一番良く感じるのはiPhone 12 Proで、次がiPhone 12です。

筆者が気にし過ぎという面や、デバイスに個体差があるという可能性もありますが、iPhone 12 Pro Maxは価格が一際高いだけに、他機種より優れていて欲しいところでした。

ただ繰り返しますが、基本的にはばっちりです。

今回のレビューのように、あえて他機種と比較するようなことをしなければ、まったく気にならないでしょう。

普通に良いサウンドだと感じるはず。

iPhone 12 Pro Maxのゲームとの相性

大画面と高いベンチマークスコアのおかげで、iPhone 12 Pro Maxとゲームは相性抜群です。

重たい3Dゲームも、キレイなまましっかり描画してくれます。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー22

画面が大きいおかげで遠くの小さな敵も見やすく、対戦型のシューティングゲームなどではiPad使いとの差を最小限に抑えられそうです。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー23

iPhone 12/12 Proのサイズでも一般的には十分大きいですが、長時間遊んだ時の目の疲労度はiPhone 12 Pro Maxのほうが抑えられるでしょう。

iPhone 12/12 Proのサイズ感

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー24

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iPhone 12 Pro Maxだけにある5つの機能

iPhone 12 Pro

画像引用元:iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Maxは、iPhone 12 Proと比較しても優れた点が5つもあります。

特に注目すべきはカメラ性能で、もはや別物と言っても過言でないかもしれません。

Appleもそのことを強調しており、iPhone 12 Pro Maxを選ぶ大きな理由になりそうです。

6.7インチのディスプレイ

iPhone12サイズ比較

画像引用元:iPhone 12 mini vs iPhone 12 vs iPhone 12 Pro Max – Apple

これは毎度お馴染みですが、iPhone 12 Pro Maxは、iPhone 12シリーズ最大のディスプレイサイズを誇ります。

しかも去年のiPhone 11 Proまで6.5インチだったのが、6.7インチとさらに大きくなりました。

モデル画面サイズ
iPhone 12 mini5.4インチ
iPhone 12
iPhone 12 Pro
6.1インチ
iPhone 12 Pro Max6.7インチ

電子書籍やゲームは、やはり画面が大きいほど快適に楽しむことができます。

センサーシフト式の光学手ぶれ補正

iPhone 12 Pro Maxのカメラには、センサーシフト式の光学手ぶれ補正が付いています。

これにより手ブレ補正がiPhone 12 Proと比べても向上しました。

センサーシフト式の光学手ぶれ補正を使えるのは、iPhone史上でもiPhone 12 Pro Maxが初めてです。

iPhone 12には光学式手ぶれ補正、iPhone 12 Proはデュアル光学式手ぶれ補正を搭載しています。

手ぶれ補正の差は実感できず

ただ、実際に使ってみたところ、簡単な動画撮影の範囲では、差を感じることはありませんでした。

もっとも、これはセンサーシフト式の光学手ぶれ補正の性能が微妙ということではなく、iPhone 12やiPhone 12 Proの手ぶれ補正もしっかりしているためです。


広角カメラに47%大きいセンサーを搭載

さらに広角カメラのセンサーサイズも、iPhone 12 Pro Maxのものは47%大きくなっています。

センサーサイズは大きければ大きいほど、より多くの光量を取り込むことが可能に。その結果、ダイナミックレンジが広くなり、白とびや黒つぶれのないより鮮やかな撮影が実現しました。

それだけiPhone 12 Pro Maxのほうがキレイに撮れるというわけです。

望遠レンズのズーム倍率は2.5倍

iPhone 12 Pro Maxは、望遠カメラの倍率もiPhone 12 Proより勝ります。

iPhone 12 Proの望遠カメラは、52mm相当でF値2.0。広角カメラと比較して2倍の光学ズームが可能です。

対するPhone 12 Pro Maxの望遠カメラは、65mm相当でF値2.2。広角カメラと比較して2.5倍のズームが可能です。

ただF値(数字が小さいほど良い)に関してはiPhone 12 Proのほうが優れています。

バッテリー持ちが最長

iPhone 12 Pro Maxは、バッテリー持ちもiPhone 12シリーズで最長です。

iPhone 12 Proと比較すると、ビデオ再生が3時間、ストリーミングが1時間、オーディオ再生は15時間も差があります。

iPhone 12 Pro Maxのバッテリー持ち
  • ビデオ再生:最大20時間
  • ストリーミング:最大12時間
  • オーディオ再生:最大80時間
iPhone 12 Proのバッテリー持ち
  • ビデオ再生:最大17時間
  • ストリーミング:最大11時間
  • オーディオ再生:最大65時間

iPhone 12 Pro Maxのバッテリー持ちは、実際に使っていても素晴らしいと感じました。

海外の動画によれば、ゲームや動画などをつけっぱなしにしても9時間持つという実験結果が出ています(iPhone 12/12 Proでは8時間)。

しかも、通常は9時間もゲームや動画をつけっぱなしにすることはありませんよね。ということは、普通に使っていれば1日は余裕で持つはず。

iPhone 12/12 Proでも筆者は長持ちで頼もしいと感じていたのですが、iPhone 12 Pro Maxは確実にそれ以上です。

iPhone 12 Pro Maxがおすすめの人

iPhone12 Proカラバリ

画像引用元:Apple Event — October 13

iPhone 12 Proを買うべきなのは、以下のような方です。

iPhone 12 Pro Maxがおすすめの人
  • iPhone史上最大の大画面が欲しい
  • とにかくカメラにこだわりたい

iPhone史上最大のディスプレイが欲しい

iPhone 12 Pro Maxの一番の特徴と魅力は、やはり6.7インチの大型ディスプレイであることです。

これはiPhone史上最大のディスプレイサイズでもあります。

恐らく細かいスペックよりも、この大きさに惹かれて買いたいと思うユーザーが多いことでしょう。

ディスプレイが大きいと、動画が見やすいなどはもちろんですが、何より文字を読む時に助かります

電子書籍をスマホで読む方には、本当に強くおすすめしたいです。毎日の体験が劇的に変化すると思います。


とにかくカメラにこだわりたい

iPhone 12 Pro Maxのカメラ性能は、iPhone 12 Proにも明確に勝る、iPhone史上最高のものです。

特に広角カメラのセンサーサイズが大きいことと、センサーシフト式の光学手ぶれ補正が付いていることで、素人が何も考えずに撮影しても他より差が出やすいと言えます。

2倍までではなく、2.5倍までズームできる望遠レンズも、望遠撮影をよくする方にとっては非常にありがたいものでしょう。

カメラ性能で妥協したくない方は、迷わずiPhone 12 Pro Maxです。

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iPhone 12 Pro Maxがおすすめでない人

iPhone 12の比較

逆に、iPhone 12 Pro Maxは買わないほうがいいのは、以下のような方です。

iPhone 12 Pro Maxがおすすめではない人
  • 持ちにくさや重さに耐えられそうにない

持ちにくさや重さに耐えられそうにない

たとえ6.7インチのディスプレイに魅力を感じていたとしても、本体サイズや重量に関しては一度慎重に考えるべきです。

去年までのiPhone 11 Pro MaxやiPhone XS Maxを買って、あまりの持ちにくさに数日で後悔した人も大勢います。

筆者の身近にも、iPhone XS Maxをわざわざ売り払って、iPhone XSを買い直したという人がいました。「どうしてもこれから慣れていく自信がなかった」そうです。

スマホは毎日必ず持ち歩くもの。「重たいな」とか「持ちにくいな」という小さなストレスを見逃せなくなると、いくら他が優れていても愛着が一気に失われてしまいます。

しかもiPhone 12 Pro Maxは、最安の128GBモデルでも129,580円。iPhone 12 Proなら117,480円です。

心配な方はすぐには買わず、店頭や知り合いの実機を触らせてもらってから判断しましょう。

iPhone 12 Pro Maxは魅力満載!欠点は重量

以上、iPhone 12 Pro Maxについてでした。

iPhone 12 Pro Maxの評価まとめ
  • 6.7インチのiPhone史上最大モデル
  • 12 Proよりもカメラ性能が高い
  • バッテリーも長持ち
  • 価格は117,480円~

iPhone 12 Pro Maxの6.7インチという大きな有機ELディスプレイは、様々なコンテンツにおいて、他にはない素晴らしい体験をもたらしてくれます。

ベンチマークスコアが高いので、重たい3Dゲームでも快適に動くのが嬉しいですね。

ゲーム目的でiPhone 12 Pro Maxを買うのは、とても良い選択だと思います。

カメラ性能も、望遠レンズはiPhone 12 Proよりも明らかに優れていました

望遠撮影をよくする方は必見です。

画面の大きさは撮影時にも役立ちました。

iPhone 12 Pro Max 実機レビュー66

ただ、226gという重さは、大画面派の筆者でも厳しいと感じましたね。

他メーカーのスマホは、大画面でもiPhone 12 Pro Maxほど重たくないものが多いので、iPhone 13 Pro Max(仮称)では、せめて210g以下に抑えてくれると嬉しいところです。

主な大型スマホの重量
  • arrows 5G:171g(6.7インチ)
  • Xperia 1 II:181g(6.5インチ)
  • AQUOS R5G:189g(6.5インチ)
  • Galaxy Note20 Ultra:208g(6.9インチ)

とはいえ、スペックや高級感は間違いなく優れています。

大画面に興味のある方には、是非手に取ってみてもらいたい機種でした。

この記事を書いた人
ライター歴3年。クラウドワークスでは「TOPプロクラウドワーカー」に認定される。 常に最新のAndroidとiOSを使うのがモットーで、5GやWi-Fi 6にもすぐ飛びついた新しいもの好き。iPadやApple Watchも愛用中。ただしパソコンはWindowsがメイン。 暇さえあればYouTubeを見ている。