iPhone12の評価レビュー

iPhone 12の評価レビュー|価格やスペック・気になる評判を徹底解説

  • 更新日:2023年9月8日
  • 本記事には広告が表示されます
  • ※本記事は2023年9月8日に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

人気iPhoneシリーズからiPhone 12がついに登場しました!

iPhone 12の評価やレビュー、価格やスペックまで徹底解剖します。

また前モデルであるiPhone 11との比較や、他のiPhone 12シリーズとの違いも見ていきましょう。

iPhone 12のここがすごい
  • 強く、薄く、軽い!
  • CPUは最新のA14チップ
  • 5G対応
  • Super Retina XDR & 解像度アップ
  • カメラ・防水性能もアップ
  • MagSafe対応で使い勝手向上

トップ画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)

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目次
この記事を書いた人
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iPhone 12の口コミ・レビュー

iPhone12 カラバリ

画像引用元:Apple Event — October 13

まずは、実際にiPhone 12を購入した方からの口コミ・レビューを紹介します。

やはり新型の機種とあり、全体としての満足度は高めです。

その一方で「指紋認証が欲しかった」という意見も多く、顔認証でのロック解除に不満を持っている方もいるようです。

動画撮影のクオリティが高い!

どのレビューにも言及があったのは「カメラ性能の高さ」です。

この方も実際に動画撮影をした際の画質の高さをメリットとして挙げていました。

また最新のA14 Bionic搭載モデルのスムーズな動作も実感できたそうです。

48歳
iPhone 8から変更
満足度:★★★★★
Apple StoreでiPhone 12を購入し、Y!mobileで利用しています。通信速度等は以前使っていた端末と同じです。

買おうと思った理由はそろそろ新しい端末が欲しかったのと、iPhoneの通常版は価格が抑え気味だったので買ってみる気になりました。

使ってみて良いと感じたのは、動画撮影です。手振れ補正はかなり強く、動画撮影時特有のカクカクした感じがまったくありません。ちゃんとしたカメラで撮影したかのようなクオリティ。

アプリ起動も早く、さすが最新モデルだ!と満足しています。

ディスプレイが大きくカメラ性能も良い

古い機種を使っていた人は、様々な面においてメリットを感じているようです。

特にホームボタンがなくなってフルディスプレイになったことで、画面の見やすさは各段に上がっています。

夜も綺麗に撮れるナイトモードも、iPhone 12シリーズの大きな特徴の一つです!

50代
iPhone 7 Plusから変更
満足度:★★★★★
50代になり老眼が進み、ディスプレイが大きいiPhone 7 Plusを使っていました。

iPhone 12はホームボタンがない分ディスプレイサイズが大きく、手にした時にiPhone 7 Plusとサイズ感が変わらず使い勝手がいいです。デザインもかっこよくディスプレイの綺麗さに感動します。

撮影機能も優れていて、夜の公園で写した写真は、ナイトモード対応機種のスペックの高さを実感しました。

5Gエリアでの使用は未経験ですが、私にはあまり必要ないので十分満足しています。

性能は良いが指紋認証が欲しかった

性能面でのいい評価が多い一方で、認証機能への不満も散見されます。

特に今まで指紋認証を使っていたユーザーは、顔認証に慣れておらず不便に感じることも。

また機器自体も重量感があるため、より軽いモデルが欲しいという声もありました。

21歳
iPhone 8から変更
満足度:★★★★☆
今までのスマホより写真がすごく綺麗に撮れるので、写真が趣味の私にはとても嬉しい機能の向上です。友達と撮り合う時に人と夜景を一緒に撮ることが最近は多いので、特に綺麗に感じました。

ただ今までの指紋認証の機能に慣れていることと、マスク生活をする上で顔認証はかなり不便なので、画面か後ろのカメラで指紋認証して欲しいです。

サイズも今までに比べると大きくて重いので、機能が上がっても軽いものになると嬉しいと思います。

このようにみなさん、★4~5と高い評価をつけていました!

特に全員が「カメラ性能の高さ」に言及している点が印象的ですね。

iPhone 7やiPhone 8から買い替える方が多いため、新型モデルのスペックの高さに感動するようです。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

ここからはiPhone 12の詳細について、じっくりと見ていきましょう!

\気になる項目にジャンプ!/

5G対応!iPhone 12のスペック

iPhone12 mini

画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniを購入 – Apple(日本)

iPhone 12のスペックは以下の通りです。

iPhone 12
画面サイズ6.1インチ
本体サイズ高さ:146.7mm
幅:71.5mm
厚さ:7.4mm
重さ162 g
アウトカメラ1,200万画素
(超広角、広角)
インカメラ1,200万画素
ROM64GB・128GB・256GB
CPUA14 Bionic
認証Face ID (顔認証)
防水IP68等級
5G対応○(Sub6波のみ)
カラーホワイト・ブラック・
(PURODUCT RED)・

グリーン・ブルー・
パープル
詳細iPhone 12評価レビュー

iPhone 12は順当にスペックアップしました。

最新チップのA14 Bionicを搭載し、ディスプレイはSuper Retina XDRで有機ELに進化。

さらに注目された5Gに対応しました。

5Gのミリ波は非対応

これはキャリア側の問題ですが、5GはSub6波のみ対応です。

注意すべき点は、キャリアで契約する場合5Gプランに加入しなければならないこと。

ドコモのシェアプランなどで利用している場合は、引き続き利用できないので気を付けましょう。

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iPhone 12の価格

iPhone12のブルー

画像引用元:Apple公式サイト

iPhone 12の価格を具体的に見ていきましょう。

ドコモ、au、ソフトバンク、Apple Storeで価格が変わります。

【ドコモ】iPhone 12の価格

ドコモでのiPhone 12の価格は、以下の通りです。

ドコモの価格

機種名容量機種代金(税込)割引適用後※
iPhone 12 mini64GB87,912円
(2,442円×36回)
58,608円
128GB95,832円
(2,662円×36回)
63,888円
256GB110,088円
(3,058円×36回)
73,392円
iPhone1264GB101,376円
(2,816円×36回)
67,584円
128GB109,296円
(3,036円×36回)
72,864円
256GB123,552円
(3,432円×36回)
82,368円
iPhone12
Pro
128GB129,096円
(3,586円×36回)
86,064円
256GB142,560円
(3,960円×36回)
95,040円
512GB169,488円
(4,708円×36回)
112,992円
iPhone 12 Pro
Max
128GB142,560円
(3,960円×36回)
95,040円
256GB156,024円
(4,334円×36回)
104,016円
512GB182,952円
(5,082円×36回)
121,968円
詳細ドコモドコモオンラインショップを見る

【au】iPhone 12の価格

iPhone 12のauでの価格は、以下の通りです。

auの価格

容量64GB128GB256GB
機種代金103,430円108,260円122,435円
機種変更割引-5,500円-5,500円-5,500円
割引後価格※97,930円102,760円116,935円
スマホトクするプログラム
実質負担額
49,930円52,000円59,935円
購入au公式ショップ
容量64GB128GB256GB
機種代金103,430円108,260円122,435円
スマホトクするプログラム
実質負担額
55,430円57,500円65,435円
乗り換え(MNP)の場合-22,000円
新規契約の場合-11,000円
購入au公式ショップ

※ 5G秋トクキャンペーン適用時

【ソフトバンク】iPhone 12の価格

iPhone 12のソフトバンクでの価格は、以下の通りです。

ソフトバンクの価格

項目通常の価格新トクするサポート適用後
128GB138,240円
(2,880円×48回)
69,120円
(2,880円×24回)
256GB155,520円
(3,240円×48回)
77,760円
(3,240円×24回)
512GB190,800円
(3,975円×48回)
95,400円
(3,975円×24回)
詳細ソフトバンクオンラインショップへ

ソフトバンクのiPhone 12の価格は

  • 64GB:110,880円
  • 128GB:116,640円
  • 256GB:131,040円

とアップルよりも2万円ほど高くなっています。

ですがトクするサポート+適用後を併用することで

  • 64GB:55,440円
  • 128GB:58,320円
  • 256GB:65,520円

まで実質価格を落とせます。

2年利用と返却を前提とすればiPhone 12を5万円代で購入できるイメージです。

【Apple Store】iPhone 12の価格

iPhone 12シリーズ全ての端末の価格は下記です。

Apple Storeの価格

機種名容量機種代金(税込)
iPhone12 mini64GB82,280円
128GB87,780円
256GB99,880円
iPhone1264GB94,380円
128GB99,880円
256GB111,980円
iPhone12 Pro128GB117,480円
256GB129,580円
512GB153,780円
iPhone12 Pro Max128GB129,580円
256GB141,680円
512GB165,880円

iPhone 12の価格は容量によって異なります。

注目ポイントは64GBと128GBの価格差は5,000円というところ。

  • 64GB:94,380円
  • 128GB:99,880円
  • 256GB:111,980円

利用していくと64GBと128GBでは気持ちの余裕が変わってくるので、5,000円差なら迷わず128GBをチョイスした方が幸せになれます。

スマホで写真や動画なんてほとんど撮らない!そんな方は64GBでも十分です。

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iPhone 12のカラーバリエーション

iPhone12 カラバリ

画像引用元:Apple Event — October 13

iPhone 12のカラーバリエーションは5色です。

新色はブルーで、無印シリーズとしては珍しく濃いめの色味です。

またグリーンはiPhone11のグリーンよりもさらに淡い色味になりました。

どのカラーを選ぶか、もしかしたらそれが一番悩みどころかもしれません。

iPhone 12のカラーバリエーション
  • ブルー
  • グリーン
  • レッド
  • ホワイト
  • ブラック

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iPhone 12のサイズ・デザイン

iPhone 12実機レビュー

こちらはiPhone 12の実機です。カラーはブルー。

インターネット上ではこのブルーに対して「塗料をベタ塗りしたようで格好悪い」とかなり話題になっていましたが、個人的には格好いいと思います。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

本体背面の作りはガラス加工になっていてツルツルしています。写真ではわかりにくいですが、指紋や汚れは目立ちやすいです。

iPhone 8から採用されているものなので真新しさはありません。

iPhone SE(第2世代)と比べても、まったく同じ素材が使われているように見えます。

iPhone 12実機レビュー

一方、本体側面はiPhone 5s以来のフラットエッジデザインになりました。ここの手触りは若干サラサラしていて指紋は目立ちません。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

持ち心地も妙にしっくりきます。162gと軽いのもいいですね。

iPhone 12のサイズ
  • 高さ:146.7mm
  • 幅:71.5mm
  • 厚さ:7.4mm
  • 重量:162 g(iPhone11から25gダウン)

手にする前は「角張っているから持ちにくいかも」と想像していたのですが、個人的には丸みを帯びたラウンドエッジより持ちやすいです。

見た目も格好良いので、このデザイン目当てで買い替えるのもありだと感じます。

最終的にiPhone 12でインカメラの次に気に入った点になりました。

なお、iPhone 12ではボディにアルミニウムを、ディスプレイ面のガラスには耐落下性能が4倍強くなったセラミックシールドを初採用しています。

iPhone 12の付属品

iPhone 12実機レビュー

今回からiPhoneを買っても、これまで付属してきたイヤホン「EarPods」と充電アダプターは付属しません

SIMピンやシールといった普段使わないものを除けば、付属してくるのはUSB-C-Lightningケーブルのみとなりました。

iPhone 12実機レビュー

Appleはこの変更をエコのためと説明していますが、ユーザーからすれば残念な点ですね。必要なら別途購入する必要があります。

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iPhone 12のディスプレイ

iPhone12のサイズ

iPhone 12でディスプレイはSuper Retina XDRに進化しました。

Super Retina XDRは有機ELで、全モデルまではProにしか採用されていなかったもの。

Super Retina XDRは黒の発色が良かったり、省電力だったりとメリットがいっぱい。

また解像度は2,532 x 1,170ピクセル解像度(460ppi)、2,000,000:1コントラスト比(標準)とiPhone11から大きく進化しています。

iPhone11は1,792 x 828ピクセル解像度(326ppi)、1,400:1コントラスト比(標準)ですから、目に見えてディスプレイは精細で鮮やかに進化しています。

有機ELディスプレイ最高!

iPhone 12実機レビュー

「Pro」でなくても標準で有機ELを搭載するようになったiPhone 12シリーズ。これはありがたい!

発色が非常に良く、余計な眩しさを全然感じません。

有機ELディスプレイは黄ばんで見えるという特徴もありますが、個人的には白くて眩しい画面より落ち着いていて好きです。

6.1インチだけど縦長なのは注意

iPhone 12のディスプレイのアスペクト比は、19.5:9という縦長です。

そのため、実は5.5インチのiPhone 8 Plus(16:9)よりもYouTubeや電子書籍の表示領域は「小さい」ことには注意しましょう。

iPhone 12(上)とiPhone 8 Plus(下)

iPhone 12実機レビュー

並べて見ると、5.5インチのiPhone 8 Plusのほうが「大画面」なのは一目瞭然でした。

縦画面で見る場合も、横幅に関してはiPhone 8 Plusのほうが広いので、電子書籍では文字の大きさにも差が出ます。

筆者としては6.1インチのiPhoneを使うのは今回初めてだったことから、もしかしたら読書にもiPhone 12を使えないかと期待したのですが……残念ながら文字が小さくて辛かったです。

インチ数だけでは本当のサイズ感がわからないことも多いので、自身の主な用途に合わせてアスペクト比も意識するようにすると、ベストな選択がしやすくなります。

コンテンツアスペクト比
YouTubeなど多くの動画16:9
電子書籍12:9(4:3)

例えばiPhone 12(19.5:9)で電子書籍(12:9)を見ると、余った「7.5」はベゼルになるので実際の画面はとても小さくなります。

iPhone 12シリーズで読書もするなら、6.7インチのiPhone 12 Pro Maxが良いかなと思いました。

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激重ゲームも余裕!iPhone 12のAnTuTuベンチマークスコア

iPhone 12実機レビュー

iPhone 12のAnTuTuベンチマークスコアを測ったところ「571,348」点となりました。

ベンチマークスコアとは端末の処理能力を示す指標で、この数字が高ければ高いほどスペックも高いことを意味します。

現在の基準だと45万点以上あれば高スペックと言えるでしょう。つまりiPhone 12は余裕の超高スペックです。

Galaxy S20やXperia 1 IIといった、Androidの最新ハイエンドモデルとも同等以上となっています。

ちなみにiPhone SE(第2世代)は「494,107」点でした。

iPhone 12実機レビュー

激重ゲーム「原神」も余裕

iPhone 12実機レビュー

WebやSNS閲覧程度であれば、25万点以上は体感ではほとんど変わらないでしょう。

しかし3Dゲームなどで高度な処理を求められる場合、ベンチマークスコアの差は使い心地に直接関わってきます。

そこで今回は、恐らく今一番「重い」であろう「原神」というゲームをプレイしてみました。

このゲームはパソコンやPlayStationでも遊べるもので、Nintendo Switch版も配信予定という、アプリゲームの枠を超えた本格的な作品です。

iOSで遊ぶ場合、iPhone 8 Plus(約30万点)以上の機種が公式で推奨されています。

そこで今回は実際に、iPhone 8 PlusでもiPhone 12でも遊んでみることに。その結果、iPhone 8 Plusでは以下の点が気になりました。

iPhone 8 Plusだと気になった点
  • 読み込みの遅さ
  • 描画の粗さ
  • 操作時の画面のカクつき
  • iPhone本体からの発熱

公式がギリギリ推奨している機種だけあって、遊べるか遊べないかで言えばiPhone 8 Plusでも遊べます。

ただ読み込みからして遅く、とても快適に楽しめる感じではありませんでした。

しかしiPhone 12では、iPhone 8 Plusで気になった点がすべて解消されました。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

描画もわずかかもしれませんが、iPhone 12のほうがキレイです。

iPhone 8 Plusのスクショと比較して見てみましょう。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

両機種はアスペクト比が異なるので、表示されている範囲やキャラの大きさも異なっていますが、加工は一切していません。

本当によく見ると、iPhone 12のほうがジャギーの少ないことがわかります。これは実際に動かしている時のほうが気が付きやすいです。

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iPhone 12のカメラ

iPhone12

画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 mini – Apple(日本)

iPhone 12のカメラはデュアルレンズで超広角と広角を搭載しています。

どちらも1,200万画素と今までと変わりません。

iPhone 12のカメラ
  • 超広角12MP:ƒ/2.4絞り値
  • 広角12MP:ƒ/1.6絞り値
  • ナイトモード
  • 2倍の光学ズームアウト
  • 最大5倍のデジタルズーム
  • Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)
  • ナイトモードのタイムラプス

iPhone 12の進化ポイントは

  • Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)
  • ナイトモードのタイムラプス

に対応したことでしょう。

フロントカメラは1,200万画素で変わりませんが、ナイトモードとDolby Visionに対応しています。

iPhone 12のアウトカメラで撮影

iPhone 12実機レビュー

処理能力の向上は、カメラ性能にも直接影響を及ぼします。むしろレンズよりも重要です。

実際に撮影したものをiPhone SE(第2世代)とも比べながら見てみましょう。

基本的にiPhone SE(第2世代)で撮影したものから見て、その後にiPhone 12という真打ち登場の流れで紹介します。

標準の広角カメラで撮影

まずは広角カメラで撮影した写真です。

iPhone SE(第2世代)で撮影1

SEで撮影

iPhone 12で撮影1

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)はF値1.8なのに対してiPhone 12はF値1.6なので、iPhone 12のほうが明るく撮影できていますね。

今度は逆光の場面で撮影してみたところ、さらに差がはっきりしました。

iPhone SE(第2世代)で撮影2

SEで撮影

iPhone 12で撮影2

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)のほうは逆光に押されて、被写体が薄暗くなっています。

対してiPhone 12では、ソフトウェアで被写体が明るくなるよう処理されています。最新のA14 Bionicの力ですね。

さらにiPhone 12は人だけでなくモノもポートレート撮影できます。

ポートレートモード

iPhone 12実機レビュー

被写体の頭の部分の処理が甘いですが、スマホとしては十分にキレイな写真ではないでしょうか。

一眼カメラには及ばない

参考までに、一眼カメラで撮影したものも載せます。

LUMIXで撮影

一眼カメラのほうが被写体と背景の境界がはっきりしていますね。全体的にも締まって見えます。

よく「今のスマホカメラは一眼カメラ並」とも言われますが、残念ながらiPhone 12でもそこまではいかないことがわかりました。

さらに今回使用した一眼カメラは、一眼カメラとしては「安物」です。もっと良いカメラを使えばさらに差がつくことでしょう。

手軽に撮影するならスマホ、本気で撮影するなら専用のカメラという使い分けはまだまだ続きそうです。

使用した一眼カメラとレンズ
  • LUMIX G8:78,991円
  • M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8:32,227円
  • 合計:111,218円

超広角・望遠で撮影

今度は超広角・望遠での撮影と、標準の撮影を見比べてみましょう。

iPhone 12には望遠レンズは付いていませんが、最大5倍のデジタルズームが可能です。

標準の広角レンズで撮影1

iPhone 12実機レビュー

超広角レンズで撮影1

iPhone 12実機レビュー

望遠での撮影1

iPhone 12実機レビュー

標準の広角レンズで撮影2

iPhone 12実機レビュー

超広角レンズで撮影2

iPhone 12実機レビュー

望遠での撮影2

iPhone 12実機レビュー

超広角レンズで撮ると、それだけで何だか壮大な写真になりますね。

一方望遠は、ズームすればするほど画質が荒くなって絵みたいになってしまいます。

気になる方は望遠レンズも付いているiPhone 12 Pro/12 Pro Maxを買いましょう。

iPhone SE(第2世代)とも比較

iPhone SE(第2世代)でも同じ場所で撮影してみました。

iPhone SE(第2世代)では超広角撮影はできないので、標準と望遠のみです。

iPhone SE(第2世代)の標準1

SEで撮影

iPhone 12の標準1

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)の望遠1

SEで撮影

iPhone 12の望遠1

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)の標準2

SEで撮影

iPhone 12の標準2

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)の望遠2

SEで撮影

iPhone 12の望遠2

iPhone 12実機レビュー

正直、気になるほどの差はないというところでしょうか。写真を入れ替えて紹介されても筆者は見破れる自信がありません。

外で普通に撮影するだけなら、iPhone SE(第2世代)でも十分ですね。

iPhone 12のインカメラで撮影

アウトカメラではiPhone SE(第2世代)との差がわからない場面もあったものの、インカメラは全然違いました

iPhone SE(第2世代)で撮影

SEで撮影

iPhone 12で撮影

iPhone 12実機レビュー

iPhone SE(第2世代)だと完全に背景が白とびして、被写体は暗くなってしまっています。

iPhone 12が優れていることは誰の目にも明らかでしょう。あまりの違いに感動しました。

iPhone 12はさらに広角撮影も可能です。ポートレートもかなりキレイに撮れました。

インカメラでの広角撮影

iPhone 12実機レビュー

インカメラでのポートレートモード

iPhone 12実機レビュー

自撮りにこだわりたい方は、このインカメラだけでもiPhone 12に買い替える価値があると思います。

ただiPhoneは伝統的に美肌補正機能等を一切入れず、「被写体のありのままを撮る」というこだわりがあります。

補正をかけて盛りたい場合は別アプリが必要です。

カメラの出っ張り

iPhone 12実機レビュー

カメラは結構出っ張っているので、テーブルに置くとかなりガタガタします。

すでにどのメーカーも出っ張らせるのが当たり前になっているので、言及するのも今さらかもしれませんが、理想を言えばiPhone 5sまでのように出っ張っていないほうが好ましいです。

ケースを着ければ実質同じではありますけどね。

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ステレオスピーカーもGOOD

iPhone 12実機レビュー

iPhone 12はスピーカーも進化しているように感じました。

iPhoneは本体下部の右側と受話口から音が出るスピーカーなのですが、iPhone 12のものは左右のバランスがiPhone SE(第2世代)と比較して良くなっているように聞こえます。

よく耳を凝らすと、やはり本体下部の右側からの音量のほうが大きいのは否めません。しかし気になる方はそんなにいないレベルだと思います。

有機ELディスプレイと合わせて、動画やゲームが一層楽しめそうです。

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顔認証はマスク着用では使えない

iPhone 12実機レビュー

iPhone 12は指紋認証ではなく顔認証のみの搭載ですが、認証スピードは非常に早く、「マスクをしていないなら」快適です。

ただしマスクをした状態だと認証してくれません。マスクを大きくずらして顔を見せる必要があります。

そこで実際、どこまでずらせば認証してくれるのか実験してみました。結論としては「鼻の穴が見るまで」ずらさなくてはなりません。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

外で使うと、これは想像通り非常に不便でした。パスコードを打つのとどっちが楽なのか本気で悩みます。

外出時にはマスク着用が半ば義務化しているこのご時世ですから、これが嫌でiPhone 12を見送るという意見には正直賛同できます……。

マスク着用時の顔を登録すれば大丈夫?

ただ、インターネット上でふと、興味深い書き込みを見つけました。

それは「マスク着用時の顔をFace IDに登録すれば良い」というものでした。

本当なら問題が一気に解決しますから、早速試してみました。しかし全然ダメでした。

iPhone 12実機レビュー

「顔の認証が妨げられています 顔を覆い隠している可能性があるものを取り除いてみてください」とどストレートに注意されて先に進めません……。

インターネット上の書き込みはデマか、鼻の穴を出した状態でも「マスク着用」だと認識している方のものだったのでしょう。

お風呂で使えるのは指紋認証より優れた点

ただ少しイレギュラーな使い方ですが、顔認証はお風呂では指紋認証より優れています。

指紋認証は、指かホームボタンが濡れていると使えません。いちいち拭く必要があります。

しかし顔認証は、本体や顔が濡れていても問題ありませんでした。髪型が変わっていても大丈夫です。

それだけに、顔認証も指紋認証も両方ついていてくれたら無敵なのに……と、まだ見ぬ未来のiPhoneに期待してしまいます。

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iPhone 12は格安SIMで使えるのか?

最後に、iPhone 12に格安SIMを入れて使えるのかを試します。

iPhone 12をドコモ・au・ソフトバンクで使いたい場合は、5Gプランに変更しなくてはいけません。

しかし格安SIMには5Gプランはないので、「ひょっとして使えないのか?」と疑問に感じている方も少なくないでしょう。

そこで筆者が普段使っているLINEモバイル(ソフトバンク回線)のSIMカードを入れてみました。

iPhone 12実機レビュー

格安SIMでも普通に使える!

SIMカードを入れると、何の問題もなく普通に通信しました。

iPhone 12実機レビュー
iPhone 12実機レビュー

iPhone 12は格安SIMでも使えます。

インターネット上で調べた限りでは、LINEモバイルに限らず使えるようです。

すると、ドコモ・au・ソフトバンクが5Gプランに変更しないと使えないとしているのは一体……?

まあ大人の事情ってものがあるのでしょう、きっと。

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iPhone 12とiPhone 11を比較

iPhone11 12

画像引用元:iPhone 12 Pro vs iPhone 12 vs iPhone 11 – Apple

ここからはiPhone 12とiPhone 11の比較をしてみます。

上の写真の左がiPhone 12で右がiPhone 11です。

進化したポイントだけに絞って簡単に解説します。

CPUを比較

CPUは順当に進化しています。

iPhone 11はA13 Bionic、iPhone 12はA14 Bionicです。

A14 Bionicはスマートフォンで最速のチップとアップルがおっしゃっているので、CPUはiPhone 12が上です。

メモリは非公表ですが、アップしていると予想します。

サイズを比較

iPhone 12とiPhone 11はどちらも6.1インチ端末ですが、サイズはiPhone 12の方が小さく薄く軽くなりました。

ここは拍手しかありません。

iPhone 12のサイズ
  • 高さ:146.7mm
  • 幅:71.5mm
  • 厚さ:7.4mm
  • 重量:162 g
iPhone 11のサイズ
  • 高さ:150.9mm
  • 幅:75.7mm
  • 厚さ:8.3mm
  • 重量:194 g

まさに「軽い!薄い!小さい!」です。

ディスプレイを比較

ディスプレイも大きく進化した部分です。

Liquid Retina HDディスプレイからSuper Retina XDRディスプレイに進化し、解像度も1,792 x 828ピクセル解像度(326ppi)から2,532 x 1,170ピクセル解像度(460ppi)へ。

さらに1,400:1コントラスト比(標準)から、2,000,000:1コントラスト比(標準)に。

ディスプレイはiPhone 11から大幅にスペックアップした部分です。

iPhone 12のディスプレイ進化
  • Super Retina XDRに!
  • 解像度アップ
  • コントラスト比アップ

カメラを比較

カメラ部分も地味に進化しています。

どちらもデュアルレンズで画素数は変わりませんが、iPhone 12では

  • Dolby Vision対応HDRビデオ撮影
  • ナイトモードのタイムラプス

に対応しました。

またフロントカメラでナイトモードが利用できるのもiPhone11からの進化です。

iPhone 12のカメラ進化
  • Dolby Vision対応HDRビデオ撮影
  • ナイトモードのタイムラプス
  • フロントカメラでナイトモード

防水性能

iPhone 12では防水性能もアップしています。

iPhone11では最大水深2メートルで最大30分間でしたが、iPhone 12では最大水深6メートルで最大30分間に。

4メートルも深く潜れます!!!!!!

MagSafeに対応

MagSafe

画像引用元:Apple(日本)

大きな機能アップのひとつがMagSafe対応です。

MagSafeによりiPhone 12に磁石でくっつく対応アクセサリがつけられます。

スマホケースもMagSafeに対応していれば着脱が簡単になり、ワイヤレス充電器ならピッタリくっつくのでズレたりしません。

MagSafe対応アクセサリは今後どんどんと発売されるでしょうから、とても楽しみですね。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

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iPhone 12と他のiPhone 12シリーズの違い

iPhone 12シリーズは全4機種です。

簡単にそれぞれの端末とiPhone 12のとの違いを見ていきましょう。

どの端末を選べばいいかの参考に!

iPhone 12 mini

iPhone12 mini

画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniを購入 – Apple(日本)

iPhone 12 mini
画面サイズ5.4インチ
本体サイズ高さ:131.5mm
幅:64.2mm
厚さ:7.4mm
重さ133 g
アウトカメラ1,200万画素
(超広角、広角)
インカメラ1,200万画素
ROM64GB・128GB・256GB
CPUA14 Bionic
認証Face ID (顔認証)
防水IP68等級
5G対応○(Sub6波のみ)
カラーホワイト・ブラック・
(PURODUCT RED)・
グリーン・ブルー・
パープル
詳細iPhone 12 mini評価レビュー

iPhone 12 miniは今回で最も小さい端末です。

そのサイズはiPhone SE(第2世代)よりも小さく軽いという驚異のスモールデバイス。

iPhone 12との違いはサイズのみ

小さいものがいいのか、それなりに大きいものがいいのか自分のライフスタイルに照らし合わせて選択しましょう。

iPhone 12 Pro

iPhone12 Pro

画像引用元:iPhone 12 ProまたはiPhone 12 Pro Maxを購入 – Apple(日本)

iPhone 12 Pro
画面サイズ6.1インチ
本体サイズ高さ:146.7mm
幅:71.5mm
厚さ:7.4mm
重さ187 g
アウトカメラ1,200万画素
(超広角、広角、望遠)
インカメラ1,200万画素
ROM128GB・256GB・512GB
CPUA14 Bionic
認証Face ID (顔認証)
防水IP68等級
5G対応○(Sub6波のみ)
カラーシルバー・ゴールド・
グラファイト・
パシフィックブルー
詳細iPhone 12 Pro評価レビュー

iPhone 12 ProはiPhone 12よりも高スペックの機種です。

性能がアップしている分、価格も向上しています。

ディスプレイサイズは6.1インチとサイズは全く同じですが、iPhone 12 Proの方が重量はアップしています。

こちらを選ぶポイントはカメラ性能。

トリプルカメラとLiDARスキャナが搭載されているので、こちらが不要ならiPhone 12で問題ないでしょう。

iPhone 12 Pro Max

iPhone12 Pro

画像引用元:iPhone 12 ProまたはiPhone 12 Pro Maxを購入 – Apple(日本)

iPhone 12 Pro Max
画面サイズ6.7インチ
本体サイズ高さ:160.8mm
幅:78.1mm
厚さ:7.4mm
重さ226 g
アウトカメラ1,200万画素
(超広角、広角、望遠)
インカメラ1,200万画素
ROM128GB・256GB・512GB
CPUA14 Bionic
認証Face ID (顔認証)
防水IP68等級
5G対応○(Sub6波のみ)
カラーシルバー・ゴールド・
グラファイト・
パシフィックブルー
詳細iPhone 12 Pro Max評価レビュー

基本スペックはiPhone 12 Proと同様で、iPhone 12シリーズで最も高スペックで高価格です。

カメラ性能はiPhone 12 Proよりさらにこちらが上。

6.7インチという大画面が欲しいならこれ一択です。

用途が変わってくるので、iPhone 12と悩む人はあまりいないかもしれません。

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iPhone 12はエントリーモデルでありながら高スペックな良端末!

iPhone 12実機レビュー

iPhone 12はとてもバランスの取れた良い端末という印象です。

iPhone 12のここがすごい
  • 強く、薄く、軽い!
  • CPUは最新のA14チップ
  • 5G対応
  • Super Retina XDR & 解像度アップ
  • カメラ・防水性能もアップ
  • MagSafe対応で使い勝手向上

価格面はiPhone 12シリーズの中ではお手頃で、かつスペックも高い!

もっとも、iPhone 12も完璧ではなく、残念なところも見られます。

iPhone 12の残念な点
  • 指紋認証なし
  • Lightning継続
  • リフレッシュレート60hz
  • ミリ波には非対応

筆者はもともとこれらの点が気になっていたので、実際に手にするまでは、他人にそこまで強くおすすめできないという気持ちでいました。

実際、顔認証がマスク着用時に使えないのは非常に不便です。

しかしデザインの変更が個人的にはとても大きく、それだけでも買い替える価値があると感じました。

カメラでは、特にインカメラの進化が大きいです。自撮りメインの方には強くおすすめしたいですね。

重たい3Dゲームも快適に動くなど、さすが最新のA14 Bionc。AnTuTuベンチマークスコア約60万点は伊達じゃありません。

それだけに指紋認証がないことだけが一層悔やまれます。