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今回は、iPhone 13シリーズに搭載された「シネマティックモード」について解説します。
iPhone 13シリーズすべてのモデルに新しく搭載された目玉機能がシネマティックモードです。
新しく搭載された機能ゆえ、シネマティックモードとはどういう機能なのか、よくわからない人もいるでしょう。
そこで、ここではシネマティックモードはどういう機能なのか、特徴から使い方、利用シーンまで解説します。
シネマティックモードを使用して映像を撮りたい人は、ぜひ参考にしてください。
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- 映画のようなボケ感を付与できる
- 自動で被写体にピントを合わせ続ける
- カメラアプリを使用して撮影する
- 写真アプリを使用して編集する
- 明るい場所ならリアルなボケ感を付与する
- 暗い場所だと違和感のあるボケ感になる
画像引用元:Apple公式サイト
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シネマティックモードとは?
画像引用元:Apple公式サイト
iPhone 13シリーズすべてのモデルに搭載された、ビデオ撮影のための新機能が「シネマティックモード」です。
以下が、シネマティックモードの主な特徴です。
- 本格的な映画のようなボケ感を付与できる
- 自動で被写体にピントを合わせ続ける
シネマティックモードは、静止画のポートレートモードの動画版と言える機能です。
ピントが合う被写体を自動で調整し、それ以外の背景をボカし、被写体を浮かび上がらせます。
本格的な映画のような動画が手軽に撮影できるのが魅力です。
葵子ちゃんの最新携帯✨
シネマティックモードがすごい…! pic.twitter.com/DMbKebHelv— 高畠 麻奈/Takabatake Mana (@mana_724) July 31, 2022
携帯新しくしたから無駄にシネマティックモードで撮影してみた pic.twitter.com/6VaRNycsUH
— MBCJapanFukuoka (@MBCJapanFukuoka) August 1, 2022
自動でピントを合わせる
シネマティックモードでは、AIが被写体の動きを認識しピントを合わせ続けます。
映画監督が用いる「創造的なピント合わせの判断」をアルゴリズムに落とし込んでいるため、スマホひとつで映画レベルのピント合わせが可能です。
例えば、被写体が後ろを振り向くと、ほかの人や物など、視線の先にピントが自動で移動します。
そのため、映画でよく見られる、手前のピントから後ろのピントに合わせる「ピント送り」もiPhone 13があれば可能です。
もちろん、手動でピントを合わせることもできます。
画面上で被写体をタップするだけでピントが合い、再度タップすると被写体にピントをロックします。
また、万が一撮影時にピント合わせを失敗した場合は、後から調整が可能なので気軽に使用できるでしょう。
被写体以外をぼかす
シネマティックモードでは、被写体以外にプロ用のカメラで撮影したようなボケ効果を与えます。
そのため、本格的な映画やミュージックビデオのような奥行きのある動画を、スマホだけで撮影できます。
また、撮影後でも写真アプリやiMoiveアプリなどを使用してボケ効果の強さの調整が可能です。
シネマティックモードを活用すれば、スマホでは撮れなかった今までにない新しい動画を楽しめるでしょう。
シネマティックモードの使い方
画像引用元:Apple公式サイト
シネマティックモードは、通常の動画撮影時と同様にカメラアプリを使用します。
編集は、写真アプリを使用して行います。
シネマティックモードの撮影方法
シネマティックモードの撮影方法は、カメラアプリを開き、モード選択でスワイプしてシネマティックモードに切り替えるだけです。
「録画ボタン」をタップして撮影を開始します。
自動的に被写体にピントが合い、背景をボカします。
ピントを手動で移動させたい場合は、画面上で被写体をタップすると、撮影中でも変更が可能です。
被写体をダブルタップすると、AFトラッキング(フォーカスが自動で被写体を追い続ける)の設定ができます。
「録画ボタン」を再度タップして撮影を停止します。
また、スマホを横向きにすると表示される「調整オプション」ボタンをタップすると以下の項目の調整が可能です。
撮影しながら調整できるのは、以下の項目です。
- 被写界深度
- 明るさ
- フラッシュ
「被写界深度の調整」ボタンをタップし、スライダをドラッグすると被写界深度の調整ができます。
「露出ボタン」をタップし、スライダをドラッグするとビデオの明るさを調節できます。
そして、「フラッシュボタン」をタップすると、フラッシュの「自動」「オン」「オフ」を選択可能です。
また、「1X」ボタンをタップすると、望遠カメラと広角カメラの切り替えが可能です。
撮影環境や好みに応じて調整しましょう。
シネマティックモードの編集方法
シネマティックモードの編集では、すべての動画で使える機能に加え、以下の項目の調整ができます。
- 被写界深度
- フォーカスポイント
編集は、写真アプリを使用して行います。
シネマティックモードの被写界深度の調整
「写真アプリ」を開き、調整したい動画を選択したら「編集」をタップします。
被写界深度を調整するときは「被写界深度を調整」ボタンをタップし、表示されるスライダをドラッグするだけです。
調整が済んだら、「完了」をタップします。
被写界深度を変更した場合は、動画全体に適用されるので注意しましょう。
シネマティックモードのフォーカスポイントの調整
被写界深度の調整と同様に「写真アプリ」で調整したい動画を選択し「編集」をタップします。
すると、ビデオの下にタイムラインが表示されます。
タイムラインの下には、フォーカスポイントが移動した場面を黄色い丸印で表示しています。
スライダを動かしながら動画を見ていくと、映像内では被写体を黄色い枠で、そのほかの人や物を白い枠で囲っています。
黄色い枠と白い枠を動かすことで、フォーカスポイントの変更・調整が可能です。
また、この画面上でも被写体をダブルタップすることで、AFトラッキングの設定ができます。
「フォーカスボタン」をタップして、AFトラッキングと選択したフォーカスポイントを切り替えます。
画像引用元:Apple公式サイト
なお、フォーカスポイントの切り替えを取り消すことも可能です。
取り消したいフォーカスポイントの黄色い枠を長押しすると、「削除ボタン」が表示されるので、タップすると取り消しができます。
そのほか、フォーカスポイントを編集したい部分があれば、同様の手順を繰り返します。
編集が済んだら、最後に「完了」をタップして終了です。
また、以下のシネマティックモードに対応した別のデバイスでも編集ができます。
- iPhone XS, iPhone XR以降
- iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)
- iPad Pro 11インチ(第1世代以降)
- iPad Air(第3世代以降)
- iPad mini(第5世代以降)
これらのデバイスで編集を行うときは、最新のiOSまたはiPadOSをインストールしておきましょう。
さらにMacOSも、今後のアップデートでシネマティックモードの編集に対応するようです。
iPhoneでの編集は画面が小さく作業しづらいと感じる人は、他のデバイスでの編集を検討しましょう。
シネマティックモードの利用シーン
画像引用元:Apple公式サイト
シネマティックモードの撮影では、明るい場所と暗い場所でボケ効果に差が出る傾向にあります。
- 明るい場所ではボケ感がリアル
- 暗い場所ではボケ感に違和感がある
明るい場所で撮影した映像なら、AIが被写体と背景の境界線を認識しやすいため、リアルなボケ効果を実感できます。
一方、暗い場所で撮影した映像の場合、違和感のあるボケ感になる傾向があるようです。
シネマティックモードでは、AIが自動で被写体を認識しますが、コントラストの低い環境では被写体と背景の境界線を認識するのが難しいのでしょう。
被写体が人物の場合、髪の毛の周りなどに人工的な雰囲気のボケ感が生まれ、違和感のある仕上がりになります。
また、大型のセンサーを搭載するプロ用のカメラと異なり、iPhoneは小型のセンサーを搭載しています。
ソフトウェア処理によりシネマティックモードを実現しているため、光学的なボケのある映像撮影は困難なようです。
納得のいく映像にしたいなら、シネマティックモードに適したシーンで利用しましょう。
シネマティックモードでプロ顔負けの動画を撮ろう
画像引用元:Apple公式サイト
シネマティックモードは、スマホで本格的な映画のような映像が撮れるiPhone 13シリーズの目玉機能です。
- 映画のようなボケ感を付与できる
- 自動で被写体にピントを合わせ続ける
- カメラアプリを使用して撮影する
- 写真アプリを使用して編集する
- 明るい場所ならリアルなボケ感を付与する
- 暗い場所だと違和感のあるボケ感になる
自動で被写体にピントを合わせ、背景をボカすため、知識や技術がない人でも簡単にプロのような映像を撮影できます。
ただし、利用シーンによっては効果に違和感が出ることもあるため、シネマティックモードに適した環境で撮影しましょう。
ぜひ、シネマティックモードを活用して、プロ並の映像を撮って楽しんでください。