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本記事では、iPhone13シリーズの防水性能について解説します。
iPhone13シリーズは、これまでのiPhoneより防水性能に優れたものになるという予想が多いものでした。
それでは実際はどうなのか、また、お風呂やプールでも使っていいのか、Appleの公式見解を見ていきましょう。
その他のおすすめiPhoneランキングはこちらからご確認ください。
- 「最大水深6メートルで最大30分間」耐えられる
- iPhone12シリーズからは変化なし
- お風呂もプールもダメ
- Appleは「防水」とはいっていない
トップ画像引用元:iPhone 13|Apple(日本)
iPhone13の防水性能はiPhone12と変わらず?
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniの主な特長 – Apple(日本)
iPhone13シリーズは、IEC規格60529にもとづくIP68の防水・防塵性能を有しています。
IP68というのは防水・防塵ともに最高の保護等級で、一般的に水面下での使用が可能な程度だとされています。
ただし、詳細はメーカー次第であるため、Appleの公式見解が極めて重要です。
Apple曰く、iPhone13シリーズは「最大水深6メートルで最大30分間」耐えるとしています。
これはiPhone12シリーズとまったく同じ表現です。このことから、iPhone13シリーズで防水性能が上がったわけではないことが伺えます。
- iPhone13 Pro Max
- iPhone13 Pro
- iPhone13
- iPhone13 mini
iPhoneの中では最上位の防水性能
iPhone12からは進化していないように見える防水性能ですが、歴代のiPhoneの中では最上位であることは事実です。
例えばiPhone11 Proは「最大水深4メートルで最大30分間」でしたし、iPhone11は「最大水深2メートルで最大30分間」でしたからね。
歴代の防水iPhoneと性能一覧
IEC規格60529にもとづく防水性能がiPhoneに加わったのは、2016年9月に発売されたiPhone7シリーズからでした。
その時はまだIP67だったのですが、2018年9月発売のiPhoneXSからはIP68になり、Appleの表現も段々と強気なものになっていっています。
- iPhone13 Pro Max
- iPhone13 Pro
- iPhone13
- iPhone13 mini
- iPhone12 Pro Max
- iPhone12 Pro
- iPhone12
- iPhone12 mini
- iPhone11 Pro Max
- iPhone11 Pro
- iPhone11
- iPhoneXS Max
- iPhoneXS
- iPhoneSE(第2世代)
- iPhoneXR
- iPhoneX
- iPhone8 Plus
- iPhone8
- iPhone7 Plus
- iPhone7
iPhone13はお風呂やプールで使ってもOK?
画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniの主な特長 – Apple(日本)
iPhone13シリーズは「最大水深6メートルで最大30分間」耐えられる性能であることがわかりました。
それではお風呂やプールで使っても大丈夫なのでしょうか。
これもAppleは公式見解を出しています。結論としてはお風呂やプールで使ってはいけません。
Appleは以下の行為を控えるよう注意を呼びかけています。
- iPhoneを着用したまま泳ぐまたは入浴する
- iPhoneに水圧が強い水や流速が大きい水をかける
- iPhoneをサウナやスチームルームで使う
- iPhoneを意図的に水没させる
- 推奨範囲外の温度や湿度で使う
- 石鹸や洗剤につける
「絶対にお風呂やプールで使うな」という強いメッセージ性が感じられますね。
水漏れによる損傷は保証の対象外です。AppleCare+に加入していても同じです。
「最大水深6メートルで最大30分間」というのは、実験室の管理された条件下でテストを実施した結果に過ぎないため、iPhoneをお風呂やプールで使ってはいけません。
Appleは「防水」といっていない
また、Appleはそもそも「防水」という言葉を使っていません。
「防沫・耐水」と表現しています。
そしてAppleが想定している防沫・耐水が発揮される場面というのは、ソーダ、ビール、コーヒー、紅茶、ジュースなど、一般的な飲み物を誤ってこぼしてしまった場合です。
Apple曰く「耐うっかり性能」とのこと。
iPhone13シリーズからは、iPhoneが激しい水しぶきにかかっているイメージも提示されなくなりました。
iPhoneを大事に使いたいなら、iPhoneは防水ではないと認識しましょう。
お風呂やプールで使うなら自己責任
ただ実際のところ、iPhoneをお風呂場へ持っていったからといって、ただちに故障してしまう確率は低いでしょう。
YouTubeなどでは、iPhoneを意図的に水没させて無事だった様子を撮影した動画がよく公開されていますし、実は筆者も毎日お風呂でiPhoneを使っています。
なので使えないことはありません。
しかし、何があっても自己責任です。
筆者は、壊れてしまったなら仕方ないという気持ちで使っていますし、壊れても保証の適用を求めるといったことは絶対にしません。
そういった覚悟ができているのであれば、自己責任の範囲ではありますが、ユーザーの自由だと思います。
すでに筆者はIP67のiPhone7と、IP68のPixel3を、電源が入らないレベルまで壊しています。
壊れる前に予兆があったわけではなく、ある日突然の故障でした。本当に油断しないでください。
iPhone13が濡れてしまった時の対処法
iPhone13が水以外の液体で濡れてしまったら、まずはその部分を水道水ですすいでください。
そしてレンズクロスなどの柔らかい布でiPhoneを拭きましょう。
拭いた後は、風通りのよい乾いた場所にiPhoneを置いて、自然乾燥させましょう。
より早く乾燥させるために、扇風機でLightningコネクタに直接涼風を当てても大丈夫です。
これは筆者の経験で語っているのではなく、Appleがそう案内しています。
濡れた後しばらくは充電しないこと
iPhoneが濡れた後は、完全に乾くまでケーブル類をすべて外し、充電しないでください。
最低5時間は間を置きましょう。
ただしワイヤレス充電であれば、iPhoneをしっかり拭き取った後なら充電してもよいとAppleはいっています。
そのためiPhoneを濡らす機会が多い人には、ワイヤレス充電器が実質必須と言えるかもしれません。
筆者もiPhone7とPixel3が壊れたのをきっかけに、ワイヤレス充電器以外では充電しないよう意識しています。
2017年9月に発売されたiPhone8シリーズ以降のiPhoneはワイヤレス充電に対応してます。
もちろんiPhone13シリーズもワイヤレス充電が可能です。

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iPhone13のおすすめ防水ケース
画像引用元:Amazon
最後に、iPhone13に使える防水ケースを紹介します。
防水ケースに入れておけば、iPhone13自体が濡れる確率を減らせますので、損傷の確率もぐっと減らせます。
ただしApple純正の防水ケースは存在しておらず、すべてサードパーティ製です。
もちろん、そういったものを使ってiPhoneが損傷した場合も、Appleの保証対象外であり自己責任なので、そこは注意しましょう。
お風呂やプールでも使える人気製品
画像引用元:Amazon
Amazon’s Choiceにも選ばれたこちらの製品は、「お風呂用 プール 釣り 潜水」にも使えると販売元がPRしています。
最高の保護等級であり、ケースに入れたままFace IDやカメラの使用、通話も可能です。
対応サイズも幅広く、6.9インチ以下のスマホであればすべて対応しているとされています。
iPhone13 Pro Maxでも6.7インチなので問題ありませんね。
価格は2,000円台とリーズナブル。
この手の製品は、実際に浸水していたら目に見えるので危機管理しやすいのもポイントです。
Amazonでは100件以上の評価がついて平均星4以上と、好評を博しています。
これよりも安い類似製品もないわけではありません。しかし、あまりにも安くて得体の知れないものを買うより、実際に使っているユーザーが多い製品を選んだほうが、より安全である可能性が高いでしょう。
iPhone13シリーズはお風呂もプールも全部NG!
以上、iPhone13シリーズの防水性能についてでした。
- 「最大水深6メートルで最大30分間」耐えられる
- iPhone12シリーズからは変化なし
- お風呂もプールもダメ
- Appleは「防水」とはいってない
iPhoneは確かにIEC規格60529にもとづくIP68の防水・防塵性能を有しています。
また「最大水深6メートルで最大30分間」耐えることができるという表現も、iPhoneの中では最上位です。
しかしそれはiPhone12シリーズでも同じこと。防水性能はiPhone12シリーズと変わらなさそうです。
そして、iPhone13シリーズはお風呂でもプールでも使ってはいけません。
Appleははっきりと控えるよう注意しています。また、水没による損傷は保証の対象外です。
そもそもAppleはあくまで「防沫・耐水」であると述べているだけで、「防水」ではないという姿勢をとっています。
お風呂やプールへiPhone13シリーズを持ち込んでも、ただちに壊れることはないでしょう。しかし、何かトラブルが起きたとき、すべてはユーザーの自己責任です。