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人気iPhoneのiPhone 14シリーズの目玉機能の1つである衛星通信機能。
残念ながら日本ではまだ使えませんが、アメリカとカナダでは2022年11月から利用できるようになります。
では、日本ではいつまで待てばこの機能が使えるようになるのでしょうか?気になる方はぜひご覧ください。
- iPhone 14シリーズの衛星通信提供はアメリカとカナダのみ
- 提供開始は2022年11月
- 衛星通信が使えるのはSOS機能のみ。テキストメッセージによる通信を行う
- 日本国内での衛星通信は、楽天モバイルが準備を進めている。完成は2024年度以降の予定
- 日本での衛星経由のSOS機能の実現は簡単ではなく、年数もかかる
トップ画像引用元:Apple
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iPhone14シリーズの衛星通信とは
画像引用元:Apple公式サイト
iPhone 14の目玉機能の1つである衛星通信は、アメリカとカナダで2022年11月から提供されます。が、日本での提供予定はありません。
衛星通信とは、地球を周回している衛星を介して行う通信の事。
スマホは基本的に全国各地に配置された基地局を通して通信を行いますが、山岳地帯などは圏外となる場所も多いですよね。
これは、山岳地帯などは起伏が激しく、スマホと基地局の間の障害物が多くなりやすいためです。
しかし、衛星であれば上空方向にあるため、地上にあるスマホとの間に障害物はほとんどありません。
よって、基地局との通信が難しい山岳地帯であっても、衛星ならば簡単に通信できるわけです。
iPhone 14では、そんな衛星経由のSOS機能があるため、山岳地帯などの事故でもレスキューを呼ぶことができます。
使えるのはSOS機能のみ
とても簡単に言ってしまえば、衛星通信はどこでも利用する事ができます。
基地局による通信エリアは地域によって安定性が違い、場合によってはつながらないこともありますが、衛星通信はそのような心配はありません。
ただし、衛星通信を使えるのはSOS機能のみであり、携帯電話回線のような普段使いはできません。
SOSというと電話のような音声が連想されますが、iPhone 14シリーズの衛星経由SOSはテキストメッセージです。
テキストデータは音声データに比べて遥かに容量が小さいため、スマホで実現できているのでしょう。
また、衛星経由の通信を行う際は、iPhoneの画面案内に従いながら、iPhoneを直接衛星に向ける必要があります。
ここまでしてやっと衛星と通信できるため、通常のレスキューと同じように電話で、というわけにはいかないようです。
衛星通信は日本で使える?
画像引用元:Apple公式サイト
衛星通信を行うためには衛星を地球から打ち上げる必要があるため、利用料は非常に高額です。
おそらくiPhone 14シリーズで利用する際の衛星通信料金は、それほど高くないと予想されますが、それはAppleが衛星通信に多額の投資をしているからこそです。
日本ではソフトバンクが衛星電話を提供していますが、基本料で月額4,900円ですし、通話料は1分で160円。
スマホの通話料金に比べるとかなり高めの金額設定ですよね。
このように高い料金がかかる衛星通信ですが、これをスマホでも使えるようにしようと計画している日本企業もあります。
楽天モバイルがスマホで使える衛星通信ネットワークを構築予定
衛星通信をスマホで使えるよう準備を進めている企業は楽天モバイルです。
同社は衛星ネットワーク網を構築しているアメリカの「AST SpaceMobile社」と提携しており、山間部などの通信困難な地域でもスマホを利用できるように、衛星通信を提供する計画を発表しています。
現在はテスト段階であり、完成は2024年度以降の予定です。
他社からも衛星通信に関する発表が相次ぐ
iPhone 14の衛星通信機能が発表されてからというもの、世界中で衛星通信に対する注目が集まっています。
Appleの発表ではアメリカとカナダのみの提供ですが、そうなると「私達の国はどうなんだ?」と疑問を持つのも当然です。
我が日本も例外ではなく、楽天モバイルのほか、auやソフトバンクも衛星通信サービス関連会社と提携するなどの動きを見せています。
このようなニュースを聞くと、まるですぐにでもスマホでの衛星通信は可能になりそうですが、実現は当分先になるでしょう。
理由は、衛星通信の仕様です。
そもそも、衛星通信は基地局向けの通信技術であり、送受信にも大きな通信機器を必要とします。
現在は携帯用の受信機器も開発されていますが、スマホと比べると筐体の大きさはかなりのもの。
これはいたずらに大きいわけではありません。電波を受信するために不可欠な部品がとても大きいためです。
現在の極限までスリム化されたスマホでは、衛星通信に関する部品を内蔵することはほぼ不可能でしょう。
Appleもこの事がわかっていたからこそ、テキストメッセージによるSOS機能に限定したと予想されます。
日本で衛星経由のSOSは可能なのか
iPhone 14による衛星経由のSOS機能を日本で実現するのは少々難しそうです。
衛星で受信さえできれば、あとは消防や警察にそのSOSを送信して対応してもらえば解決しそうですが、そう簡単ではありません。
アメリカとカナダで提供されるSOS機能も、専用のテキスト圧縮アルゴリズムやアプリケーションを用いて初めて実現できています。
受信したテキストはAppleの中継センターに送られ、センターから緊急サービスに代理で電話。
その緊急サービスがいち早くSOS発信者を見つけるために、「探す」アプリとの連携も行われています。
Appleによると、このビジョンを確立するだけでも数年かかったとのこと。恐らくシステム構築にはさらに時間がかかったはずです。
これを日本でも導入するとしても、Appleは中継センターを提供しないでしょう。そのため、自分達でどうにかする必要があります。
SOS機能に使う各種アプリケーションも日本語に直す必要がありますし、そもそもAppleから提供されるかもわかりません。
また、「誰がやるのか」という問題もあります。
日本国内の陸上レスキューといえば消防と警察、民間レスキュー会社などですが、当然システム構築などにはお金がかかりますから、調整は非常に難航するでしょう。
日本でも衛星経由のテキストメッセージ送信なら可能かもしれません。
しかし、SOSシステムの構築となれば別の問題が噴出するため、実現するにしてもかなりの未来の話になりそうです。
日本での衛星通信を介したSOS機能はまだ先の話
本記事では、iPhone 14シリーズの衛星通信について解説しました
- iPhone 14シリーズの衛星通信提供はアメリカとカナダのみ
- 提供開始は2022年11月
- 衛星通信が使えるのはSOS機能のみ。テキストメッセージによる通信を行う
- 日本国内での衛星通信は、楽天モバイルが準備を進めている。完成は2024年度以降の予定
- 日本での衛星経由のSOS機能の実現は簡単ではなく、年数もかかる
iPhone 14シリーズの目玉機能である衛星通信を介したSOS機能。
極限までスリム化された現代のスマホと、大きな部品を必要とする衛星通信機能は、本来かなり相性の悪い組み合わせだったはずです。
本機能を実現するため、Appleは相当な努力を重ねてきたのではないでしょうか。
日本では、楽天モバイルが衛星通信の提供計画を進めています。完成は2024年度以降とのことですが、気になる料金などの発表はまだありません。
なお、日本でもスマホによる衛星通信が実現したとしても、レスキュー機能と連携できるかどうかはまた別の話です。
iPhone 14シリーズのSOS機能を日本でも実現するのはかなり難しいでしょう。