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2015年に発売されたiPhone 6sと2016年に発売されたiPhone 7。
格安SIMでも比較的お手頃な価格で購入できるiPhoneとして、この2つのモデルが気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、外見上の差がほとんどないこの2つのモデルにどんな違いがあるのか、デザイン・サイズ・スペックなどを徹底的に比較しました。
また、本記事で調査をした2020年6月時点では、この2つの端末の価格に大きな変化が起きています。
そのような最新情報も含め、どちらの端末がどんな方におすすめなのかも紹介していますので、どちらを購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
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iPhone6sとiPhone 7を比較した結果
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
最初に、iPhone6sとiPhone 7を比較した結果をまとめました。
忙しいけど違いが知りたいという方は、ひとまずこの結果だけでも見ていってください。
- デザイン・サイズ・重量はほぼ同じ
- CPUなど基本スペックはiPhone 7の方が上
- iPhone 7はFeliCa対応・防水・防塵機能あり
- カメラの性能もiPhone 7の方が良い
- iPhone 7はイヤホンジャックがない
- iPhone 7はホームボタンが感圧式
- 現在はiPhone 7の方が安いため、基本的にはiPhone 7がおすすめ!
詳しい内容について、紹介していきます。
iPhone 6sとiPhone 7の価格の比較
画像引用元:iPhone 6s|LINEモバイル|格安スマホ・格安SIMならLINEモバイル
発売からすでに4年以上経過しているiPhone 6sとiPhone 7。
発売当時から取り扱いのあったドコモ・au・ソフトバンクではすでに販売を終了しており、Apple Storeからも姿を消しています。
しかし、格安SIMではまだ販売しているところも多いため、本記事では主要格安SIM公式サイトで販売されているiPhone 6sとiPhone 7の価格を表にまとめました。
なお、下表の販売価格は税込になります。
格安SIMサイト | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
UQモバイル | - | 32GB:19,800円 128GB:31,680円 |
ワイモバイル | - | 32GB:27,360円 128GB:38,160円 |
LINEモバイル | - | 32GB:29,800円 128GB:35,800円 |
|
||
OCNモバイルONE | - | 32GB:21,300円(中古) 128GB:25,500円(中古) |
OCNモバイルONE公式サイトを見る |
||
IIJmio | - | 32GB:34,800円(中古) 128GB:39,800円(中古) |
SIMフリー版 市場価格 | 32GB:30,980円~ 128GB:39,980円~ | 32GB:27,980円~ 128GB:32,980円~ |
※上表の価格は2020年6月23日時点のもの。
※各店の取り扱い状況・価格は変更されることがあります。
主要10社の格安SIMを調査した結果、iPhone 7を取り扱っているのはわずか5社のみ。
そのなかでも断トツに安いのはUQモバイルです。
特に32GBのiPhone 7は他社に比べて1万円ほど安いため、iPhone 7と共に格安SIMを契約したいのであれば、最もおすすめできる格安SIMと言えるでしょう。
以前はもっと多くの格安SIMで取り扱っていたのですが、iPhone 7は人気が高く、市場在庫も残りわずかのようです。早めの契約をおすすめします。
iPhone 6sは価格が高騰!
iPhone 6sは、今回調べた主要10社の格安SIMですでに取り扱いを終了しており、過去に販売していたところでもすべて売り切れとなっていました。
そこで、SIMフリーとして販売されているiPhone 6sの市場価格を調べたところ、なんとiPhone 7よりも高いという結果に!
恐らくiPhone 7に比べて市場在庫が著しく少ないため、価値が上がると共に価格も値上がりしたのでしょう。
本来はiPhone 7の方が高額なのですが、2020年6月23日現在は市場在庫に伴う価格の逆転現象が起きているようです。
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iPhone 6sとiPhone 7のサイズとデザインの比較
価格の面では逆転現象が起きているiPhone 6sとiPhone 7ですが、性能面ではどれほどの違いがあるのでしょうか?
性能の差を検証するため、まずは持ち運びのしやすさにもかかわるサイズとデザインを比較してみました。
iPhone 6sとiPhone 7のサイズはほぼ同じ
サイズと重量 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
高さ | 138.3mm | |
幅 | 67.1mm | |
厚さ | 7.1mm | |
ディスプレイ | 4.7インチ | |
重量 | 143g | 138g |
表の通り、iPhone 6sとiPhone 7の本体のサイズは同じです。
重量はiPhone 7の方がわずかに軽いですが、その差はたった5g。
手に持ったり持ち運んだりする時に、重さの違いはほとんど感じないでしょう。
iPhone 6sとiPhone 7のカラーの比較
カラーバリエーション | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
販売中のカラー | スペースグレイ シルバー ゴールド ローズゴールド | ブラック シルバー ゴールド ローズゴールド |
iPhone 6sとiPhone 7には、それぞれ4色のカラーバリエーションが用意されています。
「ローズゴールド」「ゴールド」「シルバー」の3色は共通です。
差があるのは、iPhone 6sには「スペースグレイ」、iPhone 7には「ブラック」がラインナップされていること。
iPhone 7の「ブラック」は高級感のあるマット系の黒色です。角度によってはグレーのようにも見えます。
なお、iPhone 7には光沢感のある黒色の「ジェットブラック」と真っ赤な「PRODUCT」カラーもありましたが、これらは販売を終了しました。
iPhone 7はよりすっきりしたデザインに
iPhone 6sとiPhone 7のデザインで大きく違うのは、背面のDライン(アンテナライン)の配置です。
iPhone 6sは、背面の上下に電波の通り道となる樹脂製のDラインがあり、良くも悪くも見た目の印象に影響を与えていました。
そのDラインがiPhone 7では1辺少なくなり、よりすっきりとしたデザインになっています。
- ホームボタンが物理ボタンか感圧式かの違い
- アウトカメラの大きさと位置
- イヤホンジャックの有無
- スピーカーがモノラルかステレオかの違い
iPhone 6sとiPhone 7のスペックの比較
画像引用元:iPhone 6s を購入|オンラインストア|Y!mobile(ワイモバイル)
続いて、iPhone 6sとiPhone 7の基本スペックとバッテリー持ち、そしてカメラ機能などを比較します。
iPhone 6sとiPhone 7の基本スペックの比較
基本性能 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
チップ(CPU) | A9 | A10 Fusion |
容量 | 32GB 128GB |
|
解像度 | 1,334 x 750ピクセル解像度 326ppi |
|
FeliCa対応 | × | 〇 |
防沫・耐水・防塵 | × | 〇(IP67) |
アウトカメラ | 1200万画素 | |
インカメラ | 500万画素 | 700万画素 |
SIMカード | nano-SIM |
iPhone 7は、チップ(モバイルCPU)として「A10 Fusion」を搭載しています。
これは、iPhone 6が搭載する「A8」の最大2倍の速さで動く高性能コア2つと、その高性能コアの5分の1の電力で動く高効率コア2つ、計4つのコアから構成されているチップです。
iPhone 6sに搭載されている「A9」との比較については、Apple公式では直接言及されていません。
しかし、複数の非公式のベンチマークテストの結果では、iPhone 7の方が高い性能を示しています。
iPhone初のFeliCaと防水・防塵
注目すべきは、iPhone 7でiPhone初の「FeliCa対応」と「防水・防塵」機能が付いた点です。
iPhone 6sは、店頭でのTouch IDを使ったApple Payの支払いは可能でしたが、改札などでのキャッシュレス決済には対応していませんでした。
それがiPhone 7では、モバイルSuicaやiD、QUICPayによるキャッシュレスの決済が行えるようになったのです。
また、 iPhone 7にはIP67等級(水深1メートルの真水で30分間)の防水・防塵機能があるため、うっかり水中に落としても、過去のiPhoneシリーズより壊れにくくなりました。
iPhone 6sとiPhone 7のバッテリー持ち
使用方法 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
連続通話時間(3G) | 14時間 | |
インターネット(3G) | 10時間 | 12時間 |
インターネット4G LTE) | 10時間 | 12時間 |
インターネット(WiFi) | 11時間 | 14時間 |
ビデオ再生 | 11時間 | 13時間 |
オーディオ再生 | 50時間 | 40時間 |
連続待ち受け | 10日間 |
「A10 Fusion」の省電力化により、iPhone 7のバッテリーの持ちはiPhone 6sより良くなりました。
上記の通り、ほとんどの使用方法でiPhone 7の方がiPhone 6sよりも約2時間多くバッテリーが持ちます。
iPhone 6sとiPhone 7のカメラの比較
SNSに写真や動画をアップロードされる方にとって欠かせないカメラ機能。
iPhone 7はiPhone 6sよりもカメラ機能が色々と改良されています。
アウトカメラの違い
アウトカメラの性能 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
解像度 | 1,200万画素 | |
絞り値 | F1.8 | F2.2 |
デジタルズーム | 最大5倍 | |
光学式手振れ補正 | × | 〇 |
フラッシュ | True Toneフラッシュ | クアッドLED True Toneフラッシュ |
iPhone 7のアウトカメラは、iPhone 6sに比べて手振れに強く、暗所でも美しい写真や動画を撮影しやすくなりました。
その違いの理由は、「光学式手振れ補正の有無」と「絞り値(F値)」の2点にあります。
「絞り値(F値)」はカメラのレンズに入る光の量を示す値です。
この値が小さいものほど、背景のボケが強くなり(=被写体が映える)、暗い場所でも明るく綺麗な写真を撮りやすくなると言われています。
さらに、iPhone 7はiPhone 6sよりも50%明るい「クアッドLED True Toneフラッシュ」を搭載。
周囲の色温度に合わせて自動で明かりを調整してくれるため、暗い所でもくっきりとした明るい写真を撮影できるようになりました。
なお、カメラのサイズはiPhone 7の方が少し大きく、位置はiPhone 6sの方がやや右上の方に付いています。
そのため、iPhone 6sのケースをiPhone 7で使ったり、あるいはその逆のことをしたりすると、カメラ部分がケースに隠れてしまう可能性も。
機種変更を考えている方はご注意ください。
インカメラの違い
インカメラの性能 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
解像度 | 500万画素 | 700万画素 |
絞り値 | F2.2 | |
ビデオ撮影(30fps/60fps) | 720p HD | 1,080p HD |
この通り、インカメラの写真や動画の解像度もiPhone 7の方が優れています。
綺麗な自撮りを撮りたい方には、iPhone 7の方がおすすめです。
iPhone 6sとiPhone 7のその他の違い
サイズ・デザイン・スペック・価格以外で注目すべき、iPhone 6sとiPhone 7の違いについても観てみましょう。
比較項目 | iPhone 6s | iPhone 7 |
---|---|---|
イヤホン | 3.5mmイヤホンジャック | Lightningコネクタ |
スピーカー | モノラル | ステレオ |
ホームボタン | 物理ボタン | 感圧式 |
イヤホンジャックとステレオスピーカー
iPhone 7では、イヤホンジャックとスピーカーという音響に関する2つの要素が変更されています。
まず、従来の3.5mmイヤホンジャックが廃止され、有線のイヤホンは充電ケーブルと同じくLightningコネクタから接続するようになりました。
そして、イヤホンジャックがなくなってスペースが空いた分、iPhone 7では内蔵スピーカーがモノラルからステレオに変更されています。
仕様変更の結果生まれたデメリット
イヤホンジャックの仕様が変わった結果、「Lightningコネクタ非対応の有線イヤホンが使えない」「有線イヤホンを使いながら充電できない」といったデメリットが生まれました。
有線のイヤホンを使いたい方は注意しましょう。
もっとも、これらのデメリットは、変換ケーブルを使う(充電ケーブルとイヤホンの同時使用が可能な製品もあり)ことで解決します。
しかし、外出時に変換ケーブルも持ち歩かないといけなくなるのは確かです。
そのため、ワイヤレス(Bluetooth)イヤホンではなく、有線のイヤホンを愛用されている方にとっては、iPhone 7は使いづらいと感じるかもしれません。
なお、iPhone 7には付属品として「EarPods with Lightning Connector」というApple正規のイヤホンが付いてきます。
もしLightningコネクタ対応のイヤホンを持っていなくても、わざわざ新しくLightningコネクタ対応のイヤホンを購入する必要はありません。
ホームボタンが物理ボタンから感圧式に
iPhone 7がiPhone 6sから大きく変わった点の1つとして、ホームボタンが物理ボタンから感圧式ボタンに変更された点が挙げられます。
これにより、ボタンを押し込まなくても触るだけで反応するようになりました。
感圧式ボタンは触れると振動が起こるので、まるで本当にボタンを押したかのような感触が得られます。とはいえ、物理ボタンに慣れている方は、最初は戸惑うかもしれません。
また、感圧式ボタンには「汚れ・脂が付いていると反応しないことがある」「爪では反応しない」「スマホ用手袋も素材によっては反応しない」といったデメリットもあります。
当てはまる方は注意が必要です。
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iPhone 6sとiPhone 7はそれぞれこんな人におすすめ
ここまで見てきた内容から、iPhone 6sとiPhone 7はどんな方におすすめなのかをまとめました。
FeliCa・カメラ機能・防水機能が魅力のiPhone 7
画像引用元:iPhone 7 – 技術仕様
上述したとおり、2020年6月23日現在では価格の逆転現象が起きているため、基本的にはiPhone 7がおすすめです。
iPhone 7は基本スペックがiPhone 6sより上ですから、現状ではiPhone 6sを選ぶ理由がありません。
- スペック重視の方
- モバイルSuicaやiDなどキャッシュレス決済機能がほしい
- 写真や動画を綺麗に撮りたい
- 防水・防塵機能がほしい
- 少しでもバッテリー持ちの良いスマホがほしい
「電車の運賃をiPhoneで決済したい方」や「SNSへ写真・動画を頻繁に投稿される方」、「雨の日や水場でも使いたい方」など、あらゆる場面でiPhone 7は活躍してくれます。
価格が高騰してしまったiPhone 6s
画像引用元:iPhone 6s – 技術仕様
以前はiPhone 7よりも安く、コスパ重視なら文句なくおすすめだったiPhone 6s。
現在ではその価格が高騰してしまったため、おすすめできる端末ではなくなりました。
かなり細かいところまで価格を調べましたが、中古価格ですらiPhone 7よりも高額になっています。
2020年6月23日時点では、おすすめできる機種ではありません。
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?
今はiPhone 7がおすすめ!
最後に、ここまで紹介してきたiPhone 6sとiPhone 7の違いを振り返ってみましょう。
- デザイン・サイズ・重量はほとんど同じ
- スペックに加えて、現在は価格も安いため、基本的にはiPhone 7がおすすめ!
以前は、価格重視ならiPhone 6s、スペック重視ならiPhone 7というのが一般的な考え方でした。
しかし現在は、iPhone 6sの在庫僅少が原因でiPhone 7の方が安いため、iPhone 7を断然おすすめします。
しかも、そのiPhone 7ですら、新品を取り扱っているのはUQモバイル・ワイモバイル・LINEモバイルの3社のみ。
iPhone 7を狙っている方は、早めの購入がおすすめですよ。
また2020年に発売されたばかりのiPhone SE(第2世代)もコスパ抜群で非常におすすめなので、ぜひそちらもチェックしてみてください。