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この記事では、iPhoneの入門として人気の高いiPhone 7とiPhone 8について徹底比較していきます。
これから買うとしたら、旧いiPhone 7でも大丈夫なのか、それとも予算を追加してでもiPhone 8を選んだほうがいいのか、気になっている方は多いようですね。
そもそもiPhone 7やiPhone 8を2022年の今買うのはありなのかも含めて、両機種のスペックや機能を詳しく解説します。
金額表示は、特別な表記がない限り税込です。
その他のおすすめiPhoneはこちらからご確認ください。
- iPhone 7は今では旧すぎる
- iPhone 8ならぎりぎり購入しても良い
- iPhone 7/8は新品ではほとんど売っていない
- 今おすすめなのはiPhone SE(第2世代)
トップ画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
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iPhone 7とiPhone 8の発売日と価格
画像引用元:iPhone 7|LINEモバイル|格安スマホ・格安SIMならLINEモバイル
最初に、両機種の発売日と現在の価格を見てみましょう。
- iPhone 7:2016年9月25日
- iPhone 8:2017年9月22日
現在の価格(2021年1月25日時点)
機種 | iPhone 7 | iPhone 8 |
---|---|---|
Apple Store | - | - |
ドコモ | - | - |
au | - | - |
ソフトバンク | - | - |
UQモバイル | - | 23,760円 (au Certified) |
ワイモバイル | - | - |
販売状況は、各サービスの公式オンラインショップのものです。地域のショップでの在庫状況などはわかりかねます。ご了承ください。
iPhone 7もiPhone 8も発売からだいぶ経っているため、多くのところですでに販売を打ち切られています。
UQモバイルオンラインショップで「au Certified」という中古品が辛うじて販売されているに過ぎません。
そのため、両機種を価格で比較することは困難となりました。
中古iPhone 8の23,760円という価格について
いきなりですが、UQモバイルの中古iPhone 8の23,760円という価格について、評価を述べたいと思います。
あくまでiPhone入門としての評価ですが、筆者としては「この価格なら今から買っても良い」と感じます。
iPhone 8は今でも重たいゲームなどを除けば、ほとんど快適に動作します。基本的な機能も、現行のiPhoneと大差ありません。
今から買っても後2年間は安心して使えると予想できます。
iPhone 7とiPhone 8のスペック
今度は、iPhone 7とiPhone 8のスペックを比較して見てみましょう。
機種名 | iPhone 7 | iPhone 8 |
---|---|---|
OS | iOS 13 | |
SoC | A10 Bionic | A11 Bionic |
本体サイズ | 約138.3×67.1×7.1mm | 約138.4×67.3×7.3mm |
重量 | 約138g | 約148g |
ディスプレイ | 約4.7インチ 液晶 1,334×750 | 約4.7インチ 液晶 1,334×750 |
True Tone | - | 対応 |
アウトカメラ | 約1,200万画素 F値1.8 | 約1,200万画素 F値1.8 |
インカメラ | 約700万画素 F値2.2 | 約700万画素 F値2.2 |
RAM(メモリ) | 2GB | |
ROM(ストレージ) | 32GB~ | 64GB~ |
外部ストレージ | 非対応 | |
バッテリー容量 | 1,960mAh | 1,821mAh |
ワイヤレス充電 | - | 対応 |
生体認証 | 指紋認証 | |
防水・防塵 | IP67 | |
Apple Pay | 対応 | |
テレビ | - |
- iPhone 8のほうが新しいSoC
- iPhone 8は「True Tone」対応
- iPhone 8はワイヤレス充電対応
- 最新OSへの対応期間が1年違う
- BluetoothのバージョンがiPhone 8のほうが優れている
iPhone 7は今となってはさすがに旧すぎです。
かつては小さく感じられていたiPhone 8との差。しかし、今では大きな差になってきました。
それではこれらの違いについて詳しく見ていきましょう。
iPhone 8のほうが新しいSoC
SoCとは、端末の脳ミソに当たる極めて重要な部分です。スペックの9割はSoCで決まると言っても過言ではありません。
iPhone 7に搭載されているのはA10 Fusion、iPhone 8に搭載されているのはA11 bionicです。
A11 BionicはA10 Fusionの1年後に出ているので、その分処理能力が進化しています。
両機種のAnTuTuベンチマークスコアは?
両機種の実際の処理能力を、AnTuTuベンチマークスコアで見てみましょう。
AnTuTuベンチマークスコアは毎回同じ数字が出るわけではなく、iOSのバージョンやAnTuTuベンチマークアプリ自体のバージョンによっても異なってくるものですが、今回は以下の条件で比較しました。
- iOSはどちらも14
- AnTuTuベンチマークアプリは8.3.4
- iPhone 7:約19万点
- iPhone 8:約28万点
その差は約9万点。
かつては約5万点の差だった時期もあるのですが、現在はより大きな差が出るようになっています。
今のiPhone 7は低スペック「格安スマホ」レベル
iPhone 7の約19万点というのは、今では低い数字と言わざるを得ません。
Androidスマホに例えると、約2万円で販売されていることが多い「OPPO A5 2020」などと近いレベルです。
もちろんまったく使えないわけではないですし、むしろ気にせず使う方のほうが多いと思いますが、今からあえて買うのはおすすめできません。
iPhone 8も高スペックではない
ちなみにiPhone 8の約28万点というのも、今ではそんなに高くありません。
Androidスマホに例えると、約35,000円で販売されていることが多い「AQUOS sense4」などと近いレベルです。
このあたりも「格安スマホ」と呼ばれることが多く、「スペックにこだわらない人向け」のスマホとなっています。
しかし逆に考えれば、最新機種である「AQUOS sense4」並だと前向きに捉えることもできます。
iPhone 8は「True Tone」対応
画像引用元:iPhone、iPad、iPod touch で明るさを調節する – Apple サポート
iPhone 8から「True Tone」という新機能が加わりました。
True Toneは、周囲の光によるディスプレイの見え方の違いを抑える機能です。
4基のフルスペクトルセンサーが周囲の光を感知。常にディスプレイの見え方を調整し、人間が普段感じる一定の色合いに近づけます。
より具体的に言えば、全体的に眩しさが抑えられ、少し黄色がかった色合いになります。
目に優しい色味ではあるものの、いわゆる「尿液晶」に近くもなるので、好みが分かれるところではあります。
筆者はTrue Toneのために買い替えた
実は筆者は、iPhone 7からiPhone 8へたった1年で買い替えた経験があります。
その理由が、このTrue Toneでした。
True Toneは先にiPad Proに搭載されていました。筆者はiPad Proも持っていたので、その魅力に惹かれていたのです。
筆者が現在メインで使っているのはiPhone 12 Proですが、常にTrue Toneをオンにしています。
iPhone 7もiPhone 8も一番高い時期に買いましたが、True Tone目当てでiPhone 8を買ったことを後悔していません。
iPhone 8はワイヤレス充電対応
iPhone 8はワイヤレス充電(Qi)対応です。
筆者はワイヤレス充電器も別で買って使っています。
なくても困らないと思いますが、あったほうが便利であることは間違いないでしょう。(あっても無理に使う必要はないですし)
最新OSへの対応期間が1年違う
iPhone 7かiPhone 8か考える上で、もっとも重要なポイントのひとつです。
iPhoneは、発売日から5年間は最新OSに対応する傾向があります。
iPhone 7とiPhone 8の発売日から考えると、最新OSへの対応期間は以下のようになると予想できます。
- iPhone 7:2021年9月登場のiOS 15まで
- iPhone 8:2022年9月登場のiOS 16まで
最新OSでないと困ること
最新OSでないと、セキュリティアップデートにやがて対応しなくなり、リスクが大きくなります。
また、最新機能が使えないことも多いです。
今からiPhone 7を買ったとして、来年登場するであろうiOS 16は使えない可能性が高いことを考えると、やはりやめたほうが良い気がします。
BluetoothのバージョンがiPhone 8のほうが優れている
iPhone 7とiPhone 8はBluetoothのバージョンも異なっています。
- iPhone 7:Bluetooth 4.2
- iPhone 8:Bluetooth 5.0
Bluetooth 4.2からBluetooth 5.0になると通信速度が2倍、通信可能距離が4倍になるので、Bluetooth性能は大きく違うと言えるでしょう。
今からiPhone 7を買うのはおすすめしない
ここまで述べてきた理由から、今からiPhone 7を買うのはおすすめしません。
そもそも各所で販売打ち切りになっているという現実もありますが、例えそうでなかったとしても、おすすめしていないと思います。
iPhone 7の価格が1万円くらいでしたらまたちょっと話は変わりますけどね。残念ながらそうではないので。
iPhone 7/8をお得に購入する方法
画像引用元:iPhone 8またはiPhone 8 Plusを購入する – Apple(日本)
今からiPhone 7を購入するなら、中古品ということになります。
試しにメルカリをチェックしてみたところ、1万円を切っているものもありました。
iPhone 8はUQモバイルが中古品を23,760円で販売中です。
またメルカリでは、2万円を切っているものもありました。
iPhone 7を販売している格安SIM
画像引用元:iPhone スマホセット一覧 | goo Simseller
OCN モバイル ONEが中古のiPhone 7を販売しています。
コスパが悪いので購入はおすすめしません。
ですがiPhone 7がどうしても必要という人は検討してみてもいいかもしれません。
- 32GB:25,410円
- 256GB:32,010円
iPhone 8を販売している格安SIM
iPhone 8は中古品を販売している格安SIMが多いです。
ただし、いずれもUQモバイルの中古価格23,760円よりうんと高いので要注意です。
それぞれの価格を細かく見ていきましょう。
- OCN モバイル ONE
- LINEモバイル
- IIJmio
- mineo
OCN モバイル ONE
画像引用元:格安SIMカード<料金・コース>|OCN モバイル ONE | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま
OCN モバイル ONEでは以下の価格でiPhone 8の中古品が販売されています。
- 64GB:51,920円
- 258GB:63,910円
あまりに高いので驚いてしまい、何かの間違いではないかと何度も販売ページを見直してしまいました。。
はっきり言います。これは絶対に買わないでください。
この価格なら新品のiPhone SE(第2世代)が買えます!
LINEモバイル
画像引用元:【LINEモバイル】 格安スマホ/格安SIM 月額基本料5ヶ月間半額キャンペーン実施中!
LINEモバイルでは以下の価格でiPhone 8の中古品が販売されています。
- 64GB:32,780円
- 256GB:39,380円
こちらはLINEモバイルユーザーなら買っても良いかなと(ぎりぎり)思える価格設定です。
ですが強くおすすめはしません。
IIJmio(みおふぉん)
画像引用元:格安SIM/格安スマホ・インターネットサービスのIIJmio
IIJmioでは以下の価格でiPhone 8の中古品が販売されています。
- 64GB:29,480円
IIJmioユーザーなら買っても良いのではないでしょうか。
それでも強くおすすめはしません。
mineo(マイネオ)
画像引用元:格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
mineoでは以下の価格でiPhone 8の中古品が販売されています。
- 64GB:32,736円
mineoユーザーなら買っても良いと思います。
もちろん強くおすすめはしません。
本当におすすめしたいのはiPhone SE(第2世代)
ここまでの結論としては、
- iPhone 7を今から買うのはおすすめしない
- iPhone 8なら(スペックにこだわらないなら)あり
となります。
特にUQモバイルの23,760円というのは、とにかく安いiPhoneが欲しいという需要にはしっかり応えられているものだと感じます。
しかし、そのiPhone 8もやはり2017年に発売した機種。そこまで強くおすすめしたいわけではありません。
代わりにiPhone入門として今一番おすすめしたいのは、iPhone SE(第2世代)です。
発売日は2020年4月24日で、各所で発売中。
しかも、今でもiPhone 12シリーズと肩を並べるくらい売れていると噂の機種です。
iPhone SE(第2世代)の価格(2021年1月25日)
iPhone SE(第2世代) | 64GB | 128GB | 256GB | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 通常 | 57,024円 | 62,568円 | 75,240円 |
スマホおかえしプログラム | 38,016円 | 41,712円 | 50,160円 | |
詳細 | ||||
au | 通常 | 55,270円 | 61,250円 | 75,215円 |
スマホトクするプログラム | 28,750円 | 31,970円 | 39,215円 | |
詳細 | ||||
ソフトバンク | 通常 | 57,600円 | 64,080円 | 78,480円 |
トクするサポート+(特典A) | 28,800円 | 32,040円 | 39,240円 | |
詳細 | ||||
楽天モバイル | 通常 | 44,800円 | 49,800円 | 62,800円 |
アップグレードプログラム | 22,392円 | 24,888円 | 31,392円 | |
詳細 | ||||
Apple | 通常 | 49,800円 | 55,800円 | 取扱なし |
詳細 | Apple 公式サイトを見る |
「スマホおかえしプログラム」「かえトクプログラム」「トクするサポート+(特典A)」での価格は、いずれも最高の形で条件を満たした場合のものです。
iPhone SE(第2世代)のスペック
iPhone SE(第2世代)がなぜおすすめなのかというと、現行機種の中では圧倒的に安いにも関わらず、スペックが高いからです。
iPhone SE(第2世代) | |
---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ |
本体サイズ | 高さ:138.4 mm 幅:67.3 mm 厚さ:7.3 mm |
重さ | 148 g |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
バッテリー | iPhone 8とほぼ同じバッテリー駆動時間 |
RAM | 3GB(非公式) |
ROM | 64GB・128GB・256GB |
CPU | A13 Bionicチップ |
OS | iOS13 |
認証 | 指紋認証 |
カラー | ブラック・ホワイト・(PRODUCT)RED |
詳細 | iPhone SE(第2世代)実機レビュー |
iPhone SE(第2世代)に搭載されているSoCは、iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicです。
iPhone 12シリーズに搭載されているA14 Bionicと一世代しか変わりません。
- iPhone SE(第2世代):約47万点
- iPhone 11 Pro:約55万点
- iPhone 12 mini:約57万点
- iPhone 12 Pro:約61万点
AnTuTuベンチマークスコアで約47万点というのは、重たいゲームも含めてあらゆる動作が快適であることを示す優れた数字です。
流石に最新機種と同じくらいのスペックとはいきません。
ですが価格を考えたらiPhone SE(第2世代)のコストパフォーマンスはiPhone 12シリーズ以上かもしれません。
iOSのアップデートはどうなる?
iOSのアップデートは、2024年に登場するであろうiOS 18まで対応する可能性が高いです。
確かに、安いと言っても約5~6万円は大きいかもしれません。
しかしiPhone 8の中古品に2~3万円出すなら、iPhone SE(第2世代)を新品で買ったほうが長い目で見てお得になると思います。
iPhone 7はさすがに旧すぎる!
以上、iPhone 7とiPhone 8の徹底比較でした。
- iPhone 7は今では旧すぎる
- iPhone 8ならぎりぎり購入しても良い
- iPhone 7/8は新品ではほとんど売っていない
- 今おすすめなのはiPhone SE(第2世代)
iPhone 7は、2022年の現在ではさすがに旧すぎ、今から買うのはおすすめできません。
しかしiPhone 8なら、最新の「AQUOS sense4」のような「スペックにこだわらない人向け」スマホくらいのスペックを今も有しています。
iPhone 8も新品では入手困難ですが、UQモバイルや格安SIMで中古品として販売されています。
ただ、iPhone入門として本当におすすめしたいのは、2020年4月24日に発売されたiPhone SE(第2世代)です。
価格は5~6万円はしてしまうものの、コストパフォーマンスが極めて優れています。
iPhone 7かiPhone 8で迷ってこの記事にたどり着いた方が多いと思いますが、良かったらiPhone SE(第2世代)も選択肢に入れてみてください。