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最新モデルのiPhoneとなるiPhone XS/XS Maxが発売されて半年近くが経ちます。
そんな中でも、旧モデルのiPhone 8は根強い人気を維持しています。
2018年モデルのiPhoneで廃止されたホームボタンやTouch IDが使えて、今まで通りの操作ができることがiPhone 8の人気を支える理由の1つでしょう。
さらに今では2世代前のモデルとなったiPhone 7も同じような理由から人気を維持しています。
特にこれらの旧型iPhoneはiPhone XS発売時に値下げされたことで、手頃に購入できるiPhoneとなっています。
今回は未だに根強い人気を維持する旧モデルのiPhoneから、大画面モデルのiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusを徹底比較していきます。
その他のおすすめiPhoneはこちらからご確認ください。
- iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusが求めやすい価格になった
- 性能面ではiPhone 8 Plusがやや優位
- iPhone 7 Plusはコスパも良くまだまだ現役で利用可能
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusのスペック比較
まずはiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusのスペックを比較していきましょう。
詳しいスペックは以下の表の通りです。
項目 | iPhone7 Plus | iPhone8 Plus |
---|---|---|
チップセット | A10 Fusion | A11 Bionic |
ストレージ | 32/128/256GB | 64/256GB |
メインカメラ | 約1,200万画素(広角・望遠) | 約1,200万画素(広角・望遠) |
インカメラ | 約700万画素 | 約700万画素 |
ディスプレイ | 5.5インチ | 5.5インチ True Tone対応 |
サイズ | 158.4×78.1×7.5mm | 158.4×78.1×7.5mm |
重さ | 188g | 202g |
防水防塵 | IP67 | IP67 |
Apple Pay | 対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
価格 (Apple Store) | 32GB:64,800円 128GB:75,800円 256GB:終売 | 64GB:78,800円 256GB:95,800円 |
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusはスペックや見た目に大きな違いはないように思われます。
しかしながら、iPhone 8 PlusではiPhone 7 Plusと比較して機能が追加されたりデザインが変わっていたりと全体的に高性能化されています。
それではiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの違いについて詳しく見ていきましょう。
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの違いを比較
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusでは大きな違いはなさそうです。
とは言っても、やはりiPhone 8 Plusは様々な面でiPhone 7 Plusと比較しても高性能なiPhoneとなっています。
iPhone 8 PlusをiPhone 7 Plusと比較した時の大きな違いは次の5つです。
- チップセットにA11 Bionicを搭載
- より綺麗になったカメラ
- ワイヤレス充電(Qi)に対応
- 高級感のあるデザイン
- True Tone対応ディスプレイ
これらの違いについて詳しく見ていきましょう。
チップセットにA11 Bionicを搭載
おそらくiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの1番の違いとも言えるのが、このチップセットの性能差でしょう。
スマホの核ともなる部分で、チップセットの違いで処理性能に大きな違いがあらわれます。
iPhoneでは新しい機種が出るに合わせて、高性能化した新しいチップセットも合わせて発表しています。
iPhone 8 Plusに搭載されているA11 Bionicは、iPhone 7 Plusに搭載されているA10 Fusionと比較して処理性能が大幅に向上しています。
A11 BionicはA10 Fusionと比較して効率コアが最大70%高速化、性能コアが最大25%高速化されています。
つまりは、iPhone 7 Plusと比較してiPhone 8 Plusでは省電力された上に高速での処理が可能になりました。
ゲームをプレイしたり動画を見たりとスマホを使い倒したい人なら、より処理性能の高くなったiPhone 8 PlusのA11 Bionicがおすすめです。
またiPhone 8 PlusのA11 Bionicの特徴として、機械学習に対応したニュートラルエンジンが搭載されています。
いわゆる人工知能(AI)により画像や音声を処理する精度が格段に上がっています。
これによってAR(拡張現実)や画像認識を活用した機能をより快適に利用することが可能となっています。
ニュートラルエンジンは最新のiPhone XSなどにも搭載されており、1番最初に導入されたのがPhone8/8 PlusのA11 Bionicです。
iPhone 8 Plusのチップセットは最新のiPhoneと比較しても引けを取らない高性能なチップセットであると言えるでしょう。
より綺麗になったカメラ
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusはどちらもデュアルレンズカメラを搭載しており、ポートレート撮影機能を利用することができます。
メインカメラの画素数がどちらも1,200万画素と同じ数値になっていますが、HDRやホワイトバランスに調整が加えられています。
iPhone 8 Plusの方がiPhone 7 Plusと比較して、高画質でより自然な色味の写真を撮影することが可能です。
夜間や屋内など暗所での撮影に強いのもiPhone 8 Plusで、より明るい写真に仕上げることができます。
ワイヤレス充電(Qi)に対応
iPhone 8 PlusはiPhoneシリーズで初めてワイヤレス充電規格Qiに対応しました。
一般的なQi対応の充電器さえあれば、置くだけで充電をすることができます。
充電の度にケーブルに繋ぐ必要もないので、ケーブルを引っ掛けてしまってiPhoneを落としてしまったり、ケーブルが断線して使えなくなってしまうといったリスクも避けられます。
また、リビングに置いて帰ってきた時にポンと置いて充電、枕元に置いておいて寝る時に置くだけで充電、と生活にも馴染みやすく充電忘れの心配も少なくなります。
高級感のあるデザイン
画像引用元:iPhone 8またはiPhone 8 Plusを購入する – Apple(日本)
iPhone 8 Plusではワイヤレス充電に対応するに合わせて背面がアルミ素材からガラス素材に変わっています。
強化ガラスを使用しているので傷や破損にも強く、これまでと変わらず安心して利用することができます。
デザインに関しては好み分かれるところではありますが、アルミ素材からガラス素材に変わったことで高級感のあるデザインになっています。
カラーバリエーションについては、iPhone 8 Plusがスペースグレー・シルバー・ゴールド・レッドの4色となっています。
iPhone 7 Plusでは、ブラック・ジェットブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールド・レッドの6色だったのでカラーバリエーションではiPhone 7 Plusの方が豊富です。
デザインでは全体的にiPhone 8 Plusの方が落ち着いていて、高級感のある印象を受けます。
サイズについてもほとんど変わりはなく、ケースもiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusで同じものを利用することができます。
True Tone対応ディスプレイ
iPhone 8 PlusのディスプレイはTrue Toneに対応しています。
True Toneはディスプレイの明るさの自動調整と同時にホワイトバランスの調整を行うことで、どんな環境でも同じような色味での表現を可能としています。
つまりは、明るいところでは寒色系に暗いところでは暖色系に自動で調整することで、画面の明るさだけでなく色味も最適な調整を自動でしてくれるというものです。
True Toneが最も活躍するのは長時間スマホを操作するような場合です。
通常のディスプレイのままで操作を続けるのに比べて、True Toneで調整がかかったディスプレイの方が目が疲れにくくなるのです。
True Toneをオンにしていると若干黄味かかったディスプレイになるので、動画や写真などで実際の色を確認したいという時には向かない機能ではあります。
しかしながら、普段使いの中であれば疲れ目の軽減に効果を発揮してくれるので、画面を見る機会の多い人や疲れ目がちな人にはぴったりな機能となっています。
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの共通点
今度はiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusのどちらでもできること、共通点について見ていきましょう。
買うなら1世代新しいiPhone 8 Plusの方が良いと思われがちですが、使い方によってはiPhone 7 Plusでも十分かもしれません。
これから紹介するiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusで共通しているような機能があれば十分というのであれば、iPhone 7 Plusの購入を検討してみるのも良いでしょう。
デュアルレンズカメラを搭載
iPhone 7 PlusはiPhoneで初めてデュアルレンズカメラを搭載した機種でもあります。
広角レンズと望遠レンズを搭載したカメラによって、ズームでも高画質な写真が撮影できるのはもちろん、背景をボカすポートレート撮影にも対応しています。
またiPhone 7 Plusから夜間や屋内などの暗所撮影にかなり強くなりました。
従来のiPhone6/6sと比較しても相当明るく撮影することができるようになっています。
iPhone 8 Plusの方がより高画質な写真の撮影ができるのは、先ほど説明した通りですが、iPhone 7 Plusも従来のiPhoneと比較しても十分に綺麗な写真が撮影可能です。
iPhone 7 PlusはApple Pay対応
ガラケーやAndroidスマホでは昔から端末をかざすだけで支払いをするおサイフケータイの機能が搭載されていました。
Suicaを登録してスマホ1台で改札を通ったり、クレジットカードを登録してスマホ1台で買い物ができたりと非常に便利な機能でしたが、ずっとiPhoneでは利用できませんでした。
そんなiPhoneでもスマホ決済に対応したのが、iPhone 7/7 Plusから搭載されているApple Payの機能です。
おサイフケータイのiPhone版で、使用できるカードのラインナップはおサイフケータイには劣りますがスマホ1台で決済ができるという点では同様のサービスとなっています。
とにかくApple Payを使いたい、という人ならiPhone 7 Plusでも十分にApple Payを活用することができます。
Touch ID対応
2018年モデルのiPhoneから完全にホームボタンが廃止され、従来のTouch ID(指紋認証)やホームボタンを使った操作ができるiPhoneは貴重な存在になりました。
ホームボタンやTouch IDが使えるiPhoneの中でも新しくて高性能な機種といえばやはりiPhone 8 Plusでしょう。
しかしながら、ホームボタンやTouch IDでの操作感にこだわりがあるというだけなら、まだまだ現役で利用することのできるiPhone 7 Plusも十分に活用できます。
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの価格比較
ここで改めてiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの価格を比較してみましょう。
容量 | iPhone7 Plus | iPhone8 Plus |
---|---|---|
32GB | 64,800円 | - |
64GB | - | 78,800円 |
128GB | 75,800円 | - |
256GB | - | 95,800円 |
最低価格で比較をするとiPhone 7 Plusは32GBの64,800円、iPhone 8 Plusは64GBの78,800円となります。
価格差は14,000円となっており、金額的にはiPhone 7 Plusの方が手を出しやすくなっています。
iPhone 7 Plusは現在販売されているもので32GBと128GBの2種類になっていますが、128GBも75,800円といずれもiPhone 8 Plusに比べて安価に購入することができます。
コスト面で考えればiPhone 7 Plusが優位と言えるでしょう。
結局のところiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusどちらが買いか?
ここまで性能面や価格面でiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusを比較してきました。
2種類の大画面のiPhoneですが、実際に購入を考えた時にどちらが買いと言えるのでしょうか。
2つのタイプに分けて考えていきましょう。
最新モデルに近い機能が欲しいならiPhone 8 Plus
画像引用元:iPhone 8またはiPhone 8 Plusを購入する – Apple(日本)
iPhone 8 Plusは現行モデルの1世代前のiPhoneということで、性能面において最新のiPhone XSなどにも匹敵します。
処理性能も非常に高く、最新のiPhone XSなどと比較すると見劣りするところこそあっても、スマホ全体の中では間違いなくトップクラスの性能です。
3Dゲームをプレイするなど負荷の高い処理を必要とするアプリを多用する人も、満足して利用することでできるハイスペックなiPhoneとなっています。
またワイヤレス充電に対応するなど、最新のiPhoneに搭載されている機能も同じように利用できます。
この先長く使い続けたいという人にもおすすめなのはiPhone 8 Plusです。
低価格で必要十分な機能があれば良いならiPhone 7 Plus
iPhone 7 Plusは発売されて2年以上が経ちます。
2年以上も前に発売された機種を購入するのは、やや不安に思われるかもしれません。
しかしながら、iPhoneはOSアップデートのサポート期間も長いため、この先もしばらくは使い続けることができるでしょう。
また性能面もヘビーユーザーにとってはやや物足りないところがあるかもしてませんが、必要十分な機能が使えて大画面のiPhoneが使えれば良いという人には申し分ない性能でしょう。
何と言ってもiPhone 8 Plusと比較してかなり低価格で購入できるのは大きな魅力でしょう。
デザインや操作感がほとんど変わらないiPhone 7 Plusが、iPhone 8 Plusよりも10,000円以上安く手に入れることができるのです。
実際にデュアルレンズカメラやApple PayなどiPhone 7 Plusから搭載された機能もあります。
機能面の多彩さやできることに関してはiPhone 8 Plusにも匹敵します。
特段、処理能力の高さなどにこだわりがなければ、低価格で手に入れられるiPhone 7 Plusがおすすめです。
結局価格差ほどの違いはあるの?
2018年、iPhoneは大きなモデルチェンジを遂げました。
フルディスプレイモデルがメインストリームとなって、従来のホームボタンが使えるiPhoneは貴重な存在となっています。
新型のiPhoneは確かに性能も高く、ホームボタンのない操作も慣れてしまえば快適なものですが、やはり長らくiPhoneを愛用してきたユーザーにはホームボタンを惜しむ声も少なくありません。
そんな中で、旧モデルのiPhone 7 PlusやiPhone 8 Plusが値下げされ、これまで以上に求めやすい価格になりました。
iPhone 7 PlusやiPhone 8 Plusは大画面のiPhoneとして非常に完成度も高く、今でも現役で十分に利用することができます。
どちらもホームボタンのあるiPhoneの中ではトップクラスの性能で、iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの価格差ほどの性能の違いもないでしょう。
確かにiPhone 8 Plusになって性能面が強化されてはいますが、普段使いにおいて差は表れにくいです。
特段新しい機種へのこだわりがなければ、iPhone 7 Plusはコスパも良く今まさに買いのiPhoneと言えるでしょう。
今後なくなるかもしれないホームボタン付きのiPhoneをこの機会に購入してみてはいかがでしょうか?
- 価格差ほどの違いはない
- 少しでも高性能なiPhoneを求めるならiPhone 8 Plus
- コスパを重視するなら必要十分な性能を備えたiPhone 7 Plus