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この記事では、iPhoneのバックアップをパソコンなしで取る方法を4つ解説します。
パソコンを持っている方はiTunesでバックアップを取るのが1番簡単で確実ですが、最近はパソコンなしでもiPhoneをバックアップする方法が充実しています。
機種変更のときのデータ移行はもちろん、万が一の故障・紛失に備えて日常的にバックアップが大切です。
パソコンなしでiPhoneを使っている方は、この記事で使い方に合った方法を見つけてiPhoneをバックアップしましょう!
- iCloud
- Googleドライブ
- Amazon Photos
- Lightningコネクタ搭載カードリーダー
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パソコンなしでバックアップできるデータについて
バックアップ方法の解説に入る前に、それぞれのバックアップ方法でどのデータが保存できるかチェックしましょう。
データの種類別にバックアップできる内容をまとめると次の表の通りです。
バックアップ先と保存できるデータ
データの種類 | iCloud | Googleドライブ | Amazon Photos | カードリーダー |
---|---|---|---|---|
連絡先 | ○ | ○ | - | △※ |
写真 | ○ | ○ | ○ | ○ |
動画 | ○ | ○ | - | ○ |
メモ帳 | ○ | - | - | - |
カレンダー | ○ | ○ | - | - |
リマインダー | ○ | - | - | - |
Appデータ | ○ | - | - | - |
デバイスの設定 | ○ | - | - | - |
ホーム画面の配置 | ○ | - | - | - |
こうして比べると、iCloudが1番多く種類のデータを保存できることがわかります。
ただ、iCloudが無料で利用できるのは5GBまでです。
そのため、写真や動画をiCloudに預けると、5GBでは足りない方も多いのではないでしょうか。
一方でGoogleドライブは写真や動画を含めて15GBまで無料、Amazon Photosはプライム会員なら写真が無制限に預けられます。
バックアップ容量が5GB以下で収まるならiCloudが1番おすすめですが、写真で5GB以上になるならAmazon Photos、動画で5GB〜15GBになるならGoogleドライブを併用するといいでしょう。
iCloudでバックアップする方法
画像引用元:iCloud
先にお伝えした通り、iCloudでは多くのデータがバックアップできます。
また、連絡先や写真・動画など、一部のデータは常にiCloudと同期されるため、バックアップ操作を行わなくても同じApple IDでサインインすればOKです。
ただ、iCloudが無料で使えるのは5GBまでなので、場合によってはアプリ別にiCloudの同期やバックアップをOFFにする必要があります。
そのため、iCloudでバックアップする際は、次の操作を押さえておきましょう。
- iCloudバックアップの作成手順
- iCloudの同期をON/OFFする手順
- アプリ別にiCloudバックアップをOFFにする手順
iCloudバックアップの作成手順
- iPhoneをWi-Fiに接続する
- 設定を開く
- Apple IDのユーザー名をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をONにして「今すぐバックアップを作成」をタップ
- バックアップの作成が終わるまで待つ
これでiCloudにバックアップできました。
なお、この手順で作成したバックアップでは、常に同期されるデータ以外のAppデータや設定などがバックアップされます。
また、iCloudバックアップをONにしておけば、iPhoneが次の条件を全て満たした時に自動的にバックアップを作成してくれます。
- iPhoneが電源に接続されている
- 画面ロック(スリープ)状態
- Wi-Fiに接続されている
- iCloudの残り容量が足りている
そのため、寝る時に充電器に挿しておけば、iCloudの容量が足りる限り毎日バックアップが作成されると思っておいていいでしょう。
iCloudの同期をON/OFFする手順
- 設定を開く
- Apple IDのユーザー名をタップ
- 「iCloud」をタップ
- アプリ一覧で同期が必要なアプリをON・不要なものをOFFにする
ここで同期が不要なアプリをOFFにすれば、iCloudの容量の節約になります。
なお、カレンダーやSafariなど、一部のアプリはOFFにするときに「iPhone上にデータを残しますか」と聞かれます。
iPhone上からも削除すると完全にデータがなくなってしまうので、利用しているアプリの同期をOFFにする場合はiPhone上にデータを残すようにしましょう。
アプリ別にiCloudバックアップをOFFにする手順
iCloudのバックアップでは、初期状態でほとんどのアプリのAppデータがバックアップされます。
結構容量を食うアプリも多いので、バックアップ不要なアプリがある場合や容量不足でバックアップできない場合は、以下の手順で不要なアプリをバックアップ対象から外しましょう。
- 設定を開く
- Apple IDのユーザー名をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「ストレージを管理」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- バックアップを調整する端末をタップ
- アプリ一覧からバックアップ不要なアプリをOFFにする
Googleドライブでバックアップする方法
画像引用元:仕事や個人で使えるクラウド ストレージ – Google ドライブ
Googleドライブでは、連絡先と写真・動画、カレンダーがバックアップできます。
バックアップしたデータは対応するGoogleのサービスと連携することになるので、iPhoneからAndroidに機種変更する場合はGoogleドライブにバックアップすると便利です。
- 連絡先:Googleコンタクト
- 写真:Googleフォト
- カレンダー:Googleカレンダー
また、無料で15GBまで使えるので、動画でiCloudの容量が足りなくなる場合には、Googleドライブの併用がおすすめです。
Googleドライブでバックアップする手順
- Googleドライブアプリを開く
- 「ログイン」をタップ
- Googleアカウント(Gmail)でログイン
またはログイン済みのGoogleアカウントをONにして「完了」をタップ
- 画面左上の「≡」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- 「写真と動画」をタップ
- データ量を節約するなら「高画質」、編集や印刷用途の写真・動画が中心なら「元のサイズ」を選ぶ
- 画面左上の「<」をタップ
- 「バックアップを開始」をタップして完了まで待つ
これでGoogleドライブへのバックアップは完了です。
バックアップしたデータはそれぞれ対応したGoogleサービスで確認できます。
また、Androidに機種変更する場合、同じGoogleアカウントでログインすればバックアップしたデータがiCloudと同じ感覚で同期します。
Amazon Photosでバックアップする方法
画像引用元:Amazon Photos
Amazon Photosでは、プライム会員なら写真を容量無制限で保存できます。
プライム会員の年会費4,900円だけで利用できるので、写真が多くてiCloudの容量が足りない場合はiCloudに課金するよりお得に使えます。
Amazon Photosでバックアップする手順
- Amazon Photosを開く
- Amazonアカウントでログイン
- 「すべての写真へのアクセスを許可」をタップ
- 「自動保存」をONにして「終了」をタップ
- アップロードが終わるのを待つ
これでAmazon Photosへのバックアップは完了です。
なお、Amazon Photosはバックグラウンドに回るとアップロードが停止してしまいます。
写真の枚数が多い方は、夜寝る時に充電しながらバックアップした方がいいかもしれません。
Lightningコネクタ搭載カードリーダーでバックアップする方法
画像引用元:Lightning – SDカードカメラリーダー – Apple(日本) – Apple(日本)
iPhoneにはSDカードスロットがありませんが、Lightningコネクタ搭載のカードリーダーを利用すればSDカードに写真や動画を保存できます。
製品によってバックアップ手順は異なりますが、Apple純正のLightning-SDカードカメラリーダーを利用する場合は以下の手順で写真・動画がバックアップできます。
Lightning-SDカードカメラリーダーでのバックアップ手順
- iPhoneとLightning-SDカードカメラリーダーを接続する
- 写真を保存するSDカードをいれる
- 「写真」を開く
- バックアップしたい写真を選び共有ボタンをタップ
- 「”ファイル”に保存」をタップ
- SDカードを選び「保存」をタップ
なお、利用するSDカードによってファイルAppに表示される名称が異なりますが、USBマークが表示されているフォルダに保存すればOKです。
画像引用元:iPhone/iPadでSDメモリカードを手軽に活用する方法 | サンディスク
また、数千〜数万枚を1度に保存しようとすると、途中でエラーになる可能性があります。
容量の大きな写真が多い方は、何回かに分けてバックアップした方がいいかもしれません。
カードリーダーのバックアップはあまりおすすめできない
パソコンなしでiPhoneをバックアップする方法としてLightningコネクタ搭載カードリーダーも紹介しました。
しかし、以下の理由から、カードリーダーを利用するのはあまりおすすめできません。
- SDカードは長期保存に不向き
- iPhone以外に使えない
SDカードは長期保存に不向き
SDカードをはじめとしたフラッシュメモリは、保存の仕組みとして長期保存には向いていない商品です。
有名メーカーの個人向け高級モデルでも5年〜10年が寿命で、家電量販店で投げ売りされているノーブランド品は1年で使えなくなったという声もよく聞きます。
機種変更の間だけのバックアップとしてSDカードを利用するなら問題ないでしょうが、バックアップした写真をずっと保管するのは避けた方がいいでしょう。
iPhone以外に使えない
Lightningコネクタ搭載のカードリーダーは、iPhone以外に使えないデメリットがあります。
また、今後Lightningコネクタ以外の接続方式に変更された場合、対応したカードリーダーを購入しないといけなくなります。
iCloudやGoogleドライブ、Amazon PhotosはWi-Fiがあれば利用できるので、できるだけカードリーダー以外のバックアップ方法を使うことをおすすめします。
パソコンがなくてもiPhoneのバックアップは簡単!
今回はiPhoneのバックアップをパソコンなしでする方法を4つ解説しました。
- iCloud
- Googleドライブ
- Amazon Photos
- Lightningコネクタ搭載カードリーダー
どのバックアップ方法も操作は簡単ですが、iCloudがバックアップできるデータの種類が1番多くておすすめです。
ただ、iCloudは無料で5GBまでという制限があります。
5GB以上必要ならiCloudに課金してもいいのですが、写真・動画が多いならGoogleドライブやAmazon Photosを併用するとお得にバックアップできます。
今回の解説を参考に、保存したいデータにあった方法でiPhoneをバックアップしてくださいね!