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4月末から5月上旬にかけてiPhone SE(第2世代)が発売されました。
久しぶりのホームボタンつきのiPhoneということもあり、評判は上々のようです。
さて今回はiPhone SE(第2世代)の特防水性能について調査してみました。
お風呂やプールで使うことができるのかの解説と、さらにおすすめの防水ケースもご紹介します。
あわせてiPhone SE(第2世代)を水没させてしまった時の対処法についても触れていくので、是非参考にしてください。
- iPhone SE(第2世代)はIP67
- 最大水深1mで最大30分間耐えられる程度の防水性能が備わっている
- あくまで常温の水によるテストなので、海水やお湯になるとiPhoneにかかる影響が異なる
- 水没してしまったらとりあえず電源を消して完全に乾くまで放置すること
※本記事中の価格は全て税込み表示
トップ画像引用元:iPhone SE – Apple(日本)
iPhoneSEに水かかっちゃったけれど、防水あったのか
よかったぁ— くろわんこ(くろいぬ) (@blackdog96666) September 6, 2022
iPhone SE(第2世代)の防水性能は?
画像引用元:iPhone SE – Apple(日本)
まず、iPhone SE(第2世代)の防水性能はどの程度なのか見ていきましょう。
iPhone SE(第2世代)が防水に対応しているということを知っている人は多いと思います。
しかし、具体的に詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。
防水の程度を示すIPの意味についても解説していくので、是非チェックしてください。
防水性能を表すIPとは?
防水や防塵のスペックを調べると、「IP68」や「IP67」という表記を目にすることがあります。
これは防水・防塵のレベルを表しているものです。
防水・防塵のレベルを示す規格にはいくつかの種類があります。
iPhoneSE(第2世代)ではIEC規約という国際規約に基づいてテストされています。
このIEC規格は最も一般的な規格で、ほとんどのスマホやデジカメがこの規約に基づいて防水レベルをテストしています。
では、このIPというのはどのような意味があるのでしょうか。
IP◯◯の見方
「IP」の後ろに続く2つの数字には、それぞれ意味があります。
例えば、「IP68」と記載されている場合、「6」は防塵のレベルを表し、「8」は防水のレベルを示しています。
防塵レベル
機器本体が耐えられる塵のレベル
レベル | 防塵保護サイズ |
---|---|
0 | なし |
1 | 50mm以上 |
2 | 12.5mm以上 |
3 | 2.5mm以上 |
4 | 1mm以上 |
5 | 粉塵 |
6 | 全て |
防水レベル
機器本体の耐水性を表す
レベル | 内容 |
---|---|
0 | 対応なし |
1 | 重力に落下する水滴を受けても影響なし |
2 | 15度以内の向きで傾いた状態で、 重力に落下する水滴を受けても影響なし |
3 | 鉛直より60度以内で 水滴が噴霧状に落ちても影響なし |
4 | あらゆる方向からの 水飛沫を受けても影響なし |
5 | 勢いのある水流を当てても影響なし |
6 | 強い勢いのある水流を受けても影響なし |
7 | 水圧が一定の状態で 30分水に浸かっても影響なし |
8 | 連続的な水中でも影響がない |
では、iPhone SE(第2世代)はどの程度防水性能があるのでしょうか。
iPhone SE(第2世代)の防水性能
iPhone SE(第2世代)の防水防塵の等級は「IP67」です。
IP67ですので、iPhone SE(第2世代)は「規模の圧力、時間で水中に没しても水が入らない」程度の防水性能です。
実際、iPhone SE(第2世代)は最大水深1mに最大30分間浸けても問題なく使えるということがテストでわかっています。
理論上は水中である程度、使うことが可能です。
iPhone SE(第2世代)の価格
iPhone SE(第2世代) | 64GB | 128GB | 256GB | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 通常 | 57,024円 | 62,568円 | 75,240円 |
スマホおかえしプログラム | 38,016円 | 41,712円 | 50,160円 | |
詳細 | ||||
au | 通常 | 55,270円 | 61,250円 | 75,215円 |
スマホトクするプログラム | 28,750円 | 31,970円 | 39,215円 | |
詳細 | ||||
ソフトバンク | 通常 | 57,600円 | 64,080円 | 78,480円 |
トクするサポート+(特典A) | 28,800円 | 32,040円 | 39,240円 | |
詳細 | ||||
楽天モバイル | 通常 | 44,800円 | 49,800円 | 62,800円 |
アップグレードプログラム | 22,392円 | 24,888円 | 31,392円 | |
詳細 | ||||
Apple | 通常 | 49,800円 | 55,800円 | 取扱なし |
詳細 | Apple 公式サイトを見る |
iPhone SE(第2世代)が水没した時の故障と対処方法は?
次に、iPhone SE(第2世代)が水没した時の故障と対処法にはどのようなものがあるのか解説していきます。
基本的に対処法で1番大事なことは、完全に乾くまでiPhone SE(第2世代)を使わないことです。
- iPhone SE(第2世代)の電源を切る
- 水分をよく拭き取る
- SIMカードを取り出す
- 高温多湿・直射日光を避けて涼しい場所で完全に乾くまで放置
- 操作に問題がなければデータのバックアップをする
- 異常がある場合は修理に出す
iPhone SE(第2世代)を乾かす時は、上記の手順で行うことをおすすめします。
下記にてそれぞれのシチュエーション別に対処法を解説していきますが、乾燥させるという記述がある場合は基本的に上記の手順を実践するようにしてください。
水没した時によくある故障
まず、水没した時によくある故障の症状と対処法について解説していきます。
充電口など内部が露出しているパーツは特に水が浸入しやすく、腐食やショートの原因になるので注意が必要です。
スピーカー
スピーカーに水が浸入してしまうと、音割れやノイズ、聞こえにくいなどの症状が発生します。
スピーカーの中まで完全に拭き取ることはできないので、完全に乾くまで待つしかありません。
上記の基本手順を試して完全に乾くのを待ちましょう。
なるべく早く乾燥させたい場合は、ジプロックにシリカゲル(乾燥剤)とiPhone SE(第2世代)を入れると効率良く乾かすことができるようです。
間違ってもドライヤーなどで無理矢理乾かすことはしないでくださいね。
充電口
充電口に水分が入ってしまったことに気づかず、充電ケーブルを差し込んだらショートして故障してしまったというケースもあります。
水没した時は、最低でも5時間は充電口を使うアクセサリーを使わないでおきましょう。
また、風通しの良い場所でiPhone SE(第2世代)を乾燥させてください。
これはApple公式サイトにも明記されています。
お風呂で使っても大丈夫?
IP67で水深1mに最大30分間沈めても問題なかったiPhone SE(第2世代)ですから、多少お風呂に落としてしまっても大丈夫と思うかもしれません。
しかしお風呂ではiPhoneを使うことはおすすめしません。
その理由は、防水テストはあくまで常温の水で行われているので、お湯に沈めてしまうと防水性能が発揮されない可能性があるからです。
また水圧の強いシャワーを当てたり、シャンプーや石鹸がかかってしまうと新たな故障の原因になりかねません。
さらにお風呂内のような高温多湿の環境で長時間の利用は厳禁です。
内部が結露し水没していなくても基盤が腐食する可能性もあります
- iPhone SE(第2世代)の電源を切る
- 洗剤がついた場合は水で洗い流す
- よく水分を拭き取る
- SIMカードを取り出す
- 完全に乾くまで待つ
シャンプーや石鹸がかかってしまっている場合は、乾燥させる前に水で一度洗い流しましょう。
その後は上に書いた乾燥の手順を行い、異常がある場合は修理に出してください。
トイレの水没はどう?
トイレに落として水没させてしまうケースも非常に多いです。
場所が場所なだけにかなりショックですよね。
トイレに落とした場合も同じように、iPhone SE(第2世代)を乾燥させてください。
ただ、この場合は乾燥させる前に水洗いすることをおすすめします。
トイレに落とすと気になるのは衛生面ですが、消毒用のアルコールでiPhone SE(第2世代)を拭くことは可能です。
ただしアルコールが内部に入って故障してしまう可能性もあるので自己責任でお願いします。
プールの水没はどう?
「プールの水であれば問題ないでしょ?」と思うかもしれませんが、プールには消毒用の薬品がたくさん入っています。
そのため、iPhone SE(第2世代)の防水性能が発揮されないかもしれません。
乾かす前に水洗いし、完全に乾燥させた後に異常がないか確かめてください。
プールの水中で写真を撮るというのも人気です。
ただし水中で写真を撮りたい場合は剥き出しではなく防水ケースをつけた方が安心です。
海の水没はどう?
プールよりもiPhone SE(第2世代)へのダメージが大きいのが海水です。
海水は塩分や雑菌がたくさん含まれています。
水没したまま放置するとあっという間に内部が錆びついたり腐食してしまい、故障の原因となります。
海水に沈めてしまった場合は、すぐに水洗いして海水を落としてください。
内部まで完全に洗えるわけではないので、問題なく使える場合も修理に出すことをおすすめします。
- スピーカーと充電口に水が入ってしまった
完全に乾くまでアクセサリーを一切使わずに電源を切って放置する - お風呂に落とした
洗剤がついた場合は電源を切って洗い流し、完全に乾くまで放置する - トイレに落とした
完全に乾くまで放置し、衛生面が気になるなら自己責任でアルコールなどで消毒する - プールに落とした
プールの水は薬品が含まれるので念の為に洗い流した後に乾燥させる - 海に落としてした
海水を洗い流した後に乾燥させて修理に出す
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
iPhone SE(第2世代)の水没故障、補償は効く?
iPhone SE(第2世代)が水没した時のキャリアやAppleの保証サービスについて解説していきます。
iPhone SE(第2世代)にはそもそも購入日から1年間メーカー保証がつきますが、水没のような過失の場合は適用できません。
そのため、水没などの故障が気になる人は、キャリアやAppleの有料の保証オプションに加入することをおすすめします。
ただし、保証オプションに加入できる期間は購入日から〇日以内と決まっているので、後からつけようと考えている人は期限に十分注意してください。
場合によっては、「購入当日のみ」ということもあります。
メーカー保証は対象外
新品のスマホにはメーカー保証と呼ばれる保証が1年つきます。
メーカー保証とは、保証対象の故障となった際に無償修理できるサービスであり、中には水没でもメーカー保証が使えると思っている人は多いかもしれません。
しかし、前述したようにメーカー保証はあくまで自然に発生した故障のみ対象なので、水没のように過失と見なされる故障の場合は有償修理となります。
修理費を全て負担するとなると3万円以上かかる場合もあるので、安く修理したいのであれば、キャリアやAppleの有料の保証オプションに加入することをおすすめします。
各キャリアの水没補償は?
では、ドコモ・au・ソフトバンクのiPhone SE(第2世代)の水没補償について見ていきましょう。
3大キャリアの水没保証(iPhone SE(第2世代)
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
オプション料金 | 550円 | 869円 | 979円 |
水没による費用 | 上限5,500円 | 12,980円 | |
対応 | 修理 | 修理・交換 |
各キャリアにそれぞれ有料の保証オプションが用意されています。
また、ドコモは独自の「ケータイ補償サービス」の他にAppleの保証オプションである「Apple Care+」の取り扱いもあります。
一方でauとソフトバンクの場合、キャリアの保証オプションは基本的にAndroidスマホを対象としており、iPhoneはApple Care+を適用することになっています。
修理費と月額料金の安さを重視すればドコモのケータイ補償サービスが1番リーズナブルです。
しかし、機種を交換したいということであれば各キャリアのApple Care+を利用することをおすすめします。
Appleでの補償は?
Appleの公式サイトからApple Care+に直接加入することも可能です。
iPhone SE(第2世代)の場合は加入時に利用料金として9,680円が一括で発生するので、月額制ではない分一時的に負担する金額がやや大きくなります。
補償内容はキャリアが扱っているApple Care+と同じで、12,980円で修理または新品・新品同様の機種に交換することが可能です。
尚、追加で2,200円支払えば紛失・盗難による補償も付帯させることが可能です。
- ドコモ
上限5,500円で修理ができる - au
12,980円で修理または交換が可能(Apple Care+適用) - ソフトバンク
12,980円で修理または交換が可能(Apple Care+適用) - Apple
Apple Care+適用・12,980円で修理または交換が可能
iPhone SE(第2世代)のおすすめ防水ケース3つ
次に、iPhone SE(第2世代)の防水ケースを3つ紹介します。
iPhone SE(第2世代)の防水ケースは、基本的に全くサイズ感が同じiPhone 8やiPhone 7で代用できますが、一部の商品は保証対象外になる可能性もあります。
ケースを選ぶ際は、対応しているiPhoneのサイズにくれぐれもお気をつけください。
おすすめケース1:KOMODO iPhone 8/7 防水ケース
画像引用元:KOMODO iPhone8/7 防水ケース 耐衝撃 防雪 防塵 超薄型 完全防水 IP68米軍規格 無線QI充電サポート – Yahoo!ショッピング
KOMODOのiPhone 8/7対応の防水ケースは、数ある防水ケースの中でも性能に優れていると定評があります。
Yahoo! ショッピング価格で4,190円で購入することができ、一般的なケースの価格とそこまで変わりません。
水深最大10mで2時間沈めても浸水しなかった完全防水仕様のケースなので、プールなどの水中での利用にもぴったりです。
おすすめケース2:Auwet iPhone防水ケース
画像引用元:iphoneケース 防水ケース Auwet 指紋認証対応 iPhone用 – Yahoo!ショッピング
AuwetのiPhone防水ケースは、Yahoo! ショッピング価格で1,799円で購入することができ、今回紹介する防水ケースの中では1番リーズナブルです。
ホームボタンがついたiPhoneに適した設計となっているので、ケースをつけたままボタンの操作が可能となっています。
ネックストラップがあるので水中での利用も安全です。
またフローティング構造で沈まない設計となっているため、万が一首から外れてしまった場合も水中に沈んで紛失するリスクは低くなります。
防水可能な最大水深は30mと、水中での写真や動画の撮影にも適しています。
おすすめケース3:LIFEPROOF-SLAM for iPhone SE(第2世代)
画像引用元:LIFEPROOF – FRE for iPhone SE 第2世代/8/7 – FOX STORE
防水・防塵・耐衝撃・耐雪に対応したLIFEPROOFの防水ケースは、公式オンラインストア価格で10,978円と他のケースに比べて高いですが、性能は抜群です。
水深2mで最大1時間利用することが可能であるためプールや海で使う時も安心です。
耐雪にも対応しているのでウィンタースポーツで利用するのもおすすめです。
また、水中での画面操作はできませんが、カメラを起動したまま水中に潜り、ボリュームボタンで撮影することは可能です。
iPhone SE(第2世代)では仕様上、背面のAppleロゴが表示されなくなります。
- KOMODO iPhone 8/7 防水ケース
水深10mに2時間沈めても浸水しない完全防水 - Auwet iPhone防水ケース
防水深度最大30mのネックストラップつき防水ケース - LIFEPROOF-FRE for iPhone SE(第2世代)
水深最大2mで使用可能・耐衝撃や耐雪にも対応
iPhone SE(第2世代)の防水性能についてのよくある質問
iPhone SE(第2世代)の防水性能についてのよくある質問に回答します。
- iPhone SE(第2世代)の防水性能(IP)
- iPhone SE(第2世代)の防水防塵の等級は「IP67」です。
テストでは、iPhone SE(第2世代)は「最大水深1mに最大30分間浸けても問題なく使える」ことが証明されています。
- お風呂で使っても大丈夫?
- お風呂で何もつけずiPhone SE(第2世代)を使うことはおすすめできません。
防水テストはあくまで常温の水で行われているので、お湯に沈めてしまうと防水性能が発揮されない可能性があります。
ただ、防水カバーやケースなどきちんと対策をすればお風呂で使ってもそれほど問題はないでしょう。
- プールで使っても大丈夫?
- プールは温度的には常温の水に近いですが、消毒用薬品が多く入っているため、こちらもあまりおすすめではありません。
少し濡れてしまう程度であればそこまで問題ないでしょうが、プールに漬かりっぱなしの状態は避けた方がいいでしょう。
- 海で使っても大丈夫?
- 海での使用は控えた方が良いでしょう。
海水に水没したまま放置するとあっという間に内部が錆びついたり腐食してしまい、故障の原因となります。
防水性能があっても水没や故障には注意
画像引用元:iPhone SE(第2世代)| iPhone | au
最後に、iPhone SE(第2世代)の防水性能についてまとめます。
- iPhone SE(第2世代)はIP67
- 最大水深1mで最大30分間耐えられる程度の防水性能が備わっている
- あくまで常温の水によるテストなので、海水やお湯になるとiPhoneにかかる影響が異なる
- 水没してしまったらとりあえず電源を消して完全に乾くまで放置すること
iPhone SE(第2世代)の防水性能はIP67で、水深1mで最大30分間浸水しても問題ない程度の性能です。
ただしあくまでテストは常温の水で行われているので、お湯や海水、消毒のための薬品が含まれたプールの水では、iPhoneにかかる負担は大きく異なります。
そのため、水廻りや水中で使いたいということであれば、防水ケースをつけた上で利用したほうが安心です。
例え、防水性能があったとしても100%水没で故障しない保証はないので、海やプールで使う場合は十分注意しましょう。