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普段何気なく使っているiOS13ですが、テキスト入力の際に便利なジェスチャーが多数追加されていることをご存知でしょうか?
コピーやペースト、カットといった基本的なものから、「1つ前の動作に戻る」といった動作までも、今ではジェスチャー1つで行うことができます。
また、iOSでちょっと不便なカーソル移動や、長文を読む際のスワイプなどにも、新機能が追加されました。
本記事では、iOS13で多数追加されたジェスチャーの方法と、文章を読む上で便利な機能について解説していきます。
- コピー:3本指でピンチ
- カット:3本指でダブルピンチ
- ペースト:3本指でピンチアウト
- メニュー呼び出し:3本指でシングルタップ
- 取り消し: 3本指で左にスワイプ
- やり直す:3本指で右にスワイプ
画像引用元:iOS 13 – Apple(日本)
iOS13で文章操作のジェスチャー機能が追加!
画像引用元:iPhone 11 Pro・iPhone 11 Pro Max | iPhone | NTTドコモ
これまでのiOSでは、文章操作に関するジェスチャーは1つだけでした。
それは、1つ前の動作に戻る「取り消し」に関するもので、端末全体を数回振るという簡単なものです。
ただ、これはiPhoneでは便利かもしれませんが、本体サイズの大きいiPadでは結構不便でした。
何より、まわりに人がいるとこのジェスチャーは気軽にはできません。隣にいる人がいきなりiPadを熱心に降り始めたら、ちょっとびっくりしますよね。
しかし、iOS13ではよりスマートなジェスチャーに変更されました。
冒頭でもお伝えしたとおり、iOS13には文章操作時に使える便利なジェスチャーが多数追加されています。
ここからは、その中でも利用頻度が高い「コピー」と「ペースト」のやり方を解説していきます。
コピーのやり方
まずはコピーのやり方です。
本記事では、iPhone 11 Pro Maxのメモアプリを使用して説明していきます。
iOS13がインストールされていれば、どのiPhoneでも同じように操作できますよ。
今回は、下の画像の最初の2行をコピーします。
コピーしたい文章を3回タップしてください。
タップした部分の段落が範囲指定されたら、その状態で3本指をピンチします。
ピンチ:
指を外側から内側へ集める動きのこと。
ピンチをする場所は、画面上であればどこでも構いません。
これで、範囲指定した場所のコピーは完了です。
ペーストのやり方
ペーストしたい位置をタップし、3本指でピンチアウトします。
ピンチアウト:
内側から外側へ指を広げる動きのこと。
コピーの動作と正反対ですね。
ペーストもコピーと同じく、ピンチアウトする場所は画面内であればどこでも構いません。
ジェスチャーが認識されると、下の画像赤枠のように、コピーした文章が貼り付けられます。
カット(切り取り)のやり方
ある段落を指定の箇所へ移したい場合は、コピーよりもカットの方が便利ですよね。
カットのやり方も簡単です。
カットしたい部分を3回タップして範囲指定し、3本指で2回連続ピンチしてください。
ジェスチャーが認識されると、範囲指定した箇所が切り取られます。あとは任意の箇所に張り付けるだけです。
その他のジェスチャーについても解説
iOS13で追加されたジェスチャーは、コピー・ペースト・カットだけではありません。
新規追加されたジェスチャーは、これまで解説したものも含め下表のとおりとなります。
操作の種類 | ジェスチャー | 具体的な操作方法 |
---|---|---|
コピー | 3本指でピンチ | 外側から内側へ指を集める動き |
ペースト | 3本指でピンチアウト | 内側から外側へ指を動かす |
カット | 3本指でダブルピンチ | コピーのジェスチャーを2回行う |
メニュー呼び出し | 3本指シングルタップ | 3本指で同時に1回タップ |
取り消し | 3本指で左にスワイプ | 画面上で3本指を左に動かす 端末を振ってもOK |
やり直す | 3本指で右にスワイプ | 画面上で3本指を右に動かす |
メニュー呼び出し
メニュー(タップするだけでコピーやペーストなどの機能を利用できる)を呼び出したい場合は、画面上を3本指で1回タップします。
タップする場所はどこでも構いません。
iOS側が認識すると、上の画像青枠のように、画面上部にメニューが表示されます。あとは行いたい操作をタップするだけです。
取り消し
iOS13では「取り消し」を行うことで、1つ前の状態から操作をやり直すことができます。
文章の貼り付け場所を間違えたときなどに便利ですね。
取り消しの操作は、画面上で3本指を左にスワイプさせるだけです。スワイプする位置は画面上であればどこでも構いません。
ピンチやピンチアウトよりも指の動きが簡単で、比較的覚えやすいジェスチャーです。
また、この取り消しに限り、端末本体を数回振るだけでもジェスチャーとして認識されます。
とはいえ、慣れてしまうと3本指スワイプの方がずっと楽です。端末本体を振るのは傍から不審ですし、あまりおすすめできません。
やり直す
「やり直す」は、「取り消し」で戻した操作を再度やり直すことができます。「取り消し」と合わせて覚えておきたいジェスチャーです。
やり方はとても簡単で、3本指で画面上を右にスワイプするだけ。「やり直す」と正反対のジェスチャーです。
文章操作に便利なジェスチャー以外の機能
これまでのiOSは、文書操作に関して欠点とも言うべき不便な点が多々見られました。
しかし、iOS13で新たに追加された便利機能の数々によって、これらの欠点が的確に解消されています。
カーソルをドラッグできる
これまでのiOSで不便だったものの代表が、カーソルの移動です。
「こことここの部分だけコピーしたい!」「ここのこの部分に文章を挿入したい!」など、文章中の特定の箇所を編集するためには、カーソルの細かな操作が必須となりますよね。
ところが、指でカーソルの位置を調整しようとしても、なかなか丁度良い場所には移動してくれません。
誰もが一度はこのイライラを経験したことがあるのではないでしょうか。
しかし、iOS13ではカーソルをドラッグできるようになりました。
カーソルをタップしたまま画面上を指でなぞると、そのままカーソルもついてきてくれます。目的地に着いたら、画面から指を離すだけです。
スクロールバーをスワイプできる
ひと昔前とは違い、現在のWebサイトは文字数が非常に多くなっています。
情報量が多いのは良いことなのですが、その分読むのは大変ですよね。
「とりあえず最後の結論だけ読みたい」と思っても、画面を何度も何度もスワイプする必要があります。
しかし、iOS13では、画面右側に表示されるスクロールバーをドラッグできるようになりました。もう何度も画面をスワイプする必要はありません。
やり方は非常に簡単で、スクロールバーを長押しするだけ。あとはスワイプすれば、あっという間に文章の最後まで移動できます。
途中でゆっくりスワイプすれば、スクロールも遅くなるので、特定の文章を探したいときにも重宝しますよ。
ジェスチャーでもっと便利にiOSを使いこなす!
今回は、iOS13で新たに追加されたジェスチャー機能などについて解説しました。
- コピー:3本指でピンチ
- カット:3本指でダブルピンチ
- ペースト:3本指でピンチアウト
- メニュー呼び出し:3本指でシングルタップ
- 取り消し: 3本指で左にスワイプ
- やり直す:3本指で右にスワイプ
- iOS13では、カーソルをタップしたまま指を動かすことで、カーソルのドラッグが可能。
- iOS13では、スクロールバーのスワイプができるようになった。
マウスを使うパソコンに比べると、指で操作するiOSはどうしても文書作成には向いていないイメージがありますよね。
しかし、今回ご紹介したジェスチャーを活用すれば、かなり効率良く文章を作成することができます。
ぜひお手元のiPhoneで、これらのジェスチャーと新機能を試してみてくださいね。