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いよいよ発売が開始された新型iPhoneであるiPhone XS。
発売当日はやはりApple Storeに行列ができたことでマスコミに取り上げられていました。
今のところはまだiPhone Xと何が違うのかをよく見て、様子見をしている方も多いでのではないでしょうか。
毎年進化を遂げるiPhoneですが、今年の進化のポイントは一体どんなところなのでしょうか。
また、iPhone XSはどんな人に向いていると言えるのでしょうか。
そこで今回は、
- iPhone XSの進化したポイント
- iPhone XSの購入がおすすめな人についてその理由
をまとめてみました。
1 iPhone XSの進化ポイントを徹底解説
画像引用元:iPhone XS 製品情報 | ソフトバンク
まず、新型iPhoneであるiPhone XSは、iPhone Xに比べてどんな点が進化したのかについて見ていきましょう。
- チップセットのグレードアップでiPhone Xよりも賢くなった
- 内蔵ストレージに512GBが追加された
- ポートレートモードで後からボケ感を編集できるようになった
- フロントカメラでの動画撮影が進化している
詳しく、説明していきます。
1-1 iPhone XS進化のポイント | チップセットが高性能化した
まず大きな変更点として、iPhone XSに内蔵されているチップセットがグレードアップしました。
これまでのiPhone Xでは「A11」というチップセットでしたが、iPhoneXsでは「A12」というチップセットが搭載されました。
具体的にどう変化したのかと言うと中々難しいところですが、処理速度の速さに期待できます。
そのため、これまで3Dグラフィックの処理能力が要求されるオンラインゲームなどをプレイしていた人や、iPhoneで動画編集や画像加工を行っていた人には嬉しい進化と言えます。
1-2 iPhone XS進化のポイント | 内蔵ストレージが倍になった
続いてこちらも大きなポイントですが、iPhone Xでは256GBまでだった内蔵ストレージがiPhone XSでは512GBにまで進化しています。
256GBでもかなりの容量ですが、画像や動画をたくさん保存して、かつ音楽ファイルもたくさん保存するといった人にとっては、256GBでも正直足りないという人がいました。
さらにKindleなどの電子書籍データを保存するといった人も、中々に容量が必要となる電子書籍データで容量を圧迫してしまっているという人もいました。
ところが新たに発売されたiPhone XSでは512GBが登場したため、これまでの倍のデータ量保存することが可能となります。
バックアップ先のパソコンの容量やiCloudの容量も大きなものが必要となりますが、容量が大きくなったという点も内蔵ストレージで困っていてた方にとっては嬉しい進化です。
1-3 iPhone XS進化のポイント | 防水性能が進化した
iPhone Xの防水性能は、「水深1メートルの深さで30分の耐水性能」という表記でした。
iPhone XSの防水性能は、「水深2メートルの深さで30分の耐水性能」になりました。
これまでも防水スマホとして販売されていましたが、防水のレベルを表す等級が上がったことによって、胸を張って防水スマホであると言えるようになりました。
ユーザーとしてはiPhoneの水濡れは保証の対象外となってしまうため、防水性能が進化したというのは嬉しい点です。
こちらは細かな変更点ですが、耐えられる水深が深くなったことによってよりユニークな写真を撮影することも可能となりました。
1-4 iPhone XS進化のポイント | ポートレートモードがさらに進化!
画像引用元:iPhone XS – カメラ – Apple(日本)
iPhone Xでは、広角レンズと望遠レンズを搭載してポートレートモードという背景をボカして被写体を際立たせるという機能が使えました。
もちろんiPhone XSでもこのポートレートモードが使えるようになっていて、iPhone Xよりも進化しているという特徴があります。
iPhone Xは「ポートレートモード」という記載のみでしたが、iPhone XSでは「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」という記載に変更されています。
進化したボケ効果によって背景のボケ感をより強調することが出来るようになっています。
なんと言ってもこちらの機能で注目なのは、「深度コントロール」機能です。
深度コントロール機能によって、ポートレートモードで写真を撮影した後から写真の背景ボケを編集できるようになっています。
より深いボケ感がほしいときには深度コントロールを行うことでより濃いボケ感を得ることが出来て、逆にあっさりとしたボケ感がほしいとときは深度を浅くすることで浅いボケ感が実現します。
今回のiPhone XSの大きな変更点は、カメラ機能にあります。
その1つとして、「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」が挙げられます。
iPhone比較|値段/サイズ/スペックで歴代モデルを比べてみた【2021年】次の章でも、iPhone XSの進化ポイントを徹底解説します。
1-5 iPhone XS進化のポイント | フロントカメラの性能と動画機能が飛躍的にアップ
以前までのフロントカメラは、アウトカメラに比べると性能は劣るというのが正直なところでした。
しかし、画質が700万画素のシングルレンズを搭載していますが、フロントカメラでもポートレートモードが使えるという点がポイントでした。
iPhone XSでは搭載しているカメラの画素数やカメラの数は変わらないものの、上記の「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」は、フロントカメラでも使うことが出来ます。
そのため、フロントカメラで自撮りを行った際も背景をボカしてクオリティの高いオリジナル写真を完成させることが可能です。
さらに、フロントカメラの注目するべき点は動画撮影にあります。
これまで、フロントカメラでの動画撮影に関してはあまりチカラが入れられていないという印象でした。
ですが、iPhone XSのフロントカメラでは動画撮影にチカラが入れられています。
具体的には、
- 「映画レベルの手ぶれ補正」というかなり信頼できる手ぶれ補正
- 「60fps」での動画撮影が可能
になっているという点です。
映画レベルの手ぶれ補正ががあれば、手ぶれが気になりやすいフロントカメラでの動画撮影もかなり安定した撮影を行えるようになるため、腕が疲れないという安心感があります。
さらに60fpsというフレーム数で撮影できるようになったことにより、若干カクカク気味だった動画がかなりなめらかに撮影できるようになります。
これまで、フレーム数こそ公表されていなかったものの、今回からは「30fpsまたは60fps」という明確なフレーム数が記載されているため、フロントカメラでのビデオ撮影がかなり進化したと言えます。
この点も、細かいポイントですがカメラを使う人にとっては大きなポイントとなります。
1-6 iPhone XSとiPhone Xのスペックを比較してみる
画像引用元:iPhone XS – 仕様 – Apple(日本)
それでは、iPhone XSとiPhone Xのスペックを比較してみましょう。
上記でもご紹介したように、大きな変更点から細かな変更点まで、進化したポイントはいくつかあります。
重量を比較するとiPhone XSの方が3gほど重くなっているため、バッテリーが強化されたのではないかということに期待できます。
以下に、iPhone XSとiPhone Xを比較したスペック表を記載します。
項目 | iPhone X | iPhone XS |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.8インチ Super Retina HDディスプレイ | 5.8インチ Super Retina HDディスプレイ |
SoC | A11 | A12 |
メモリ(RAM) | 非公開 | 非公開 |
内蔵ストレージ (ROM) | 64GB・256GB | 64GB・256GB・512GB |
アウトカメラ | 1,200万画素(広角) 1,200万画素(望遠) | 1,200万画素(広角) 1,200万画素(望遠) |
フロントカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
バッテリー容量 | iPhone Xより最大30分長い | 非公開 |
重量 | 174g | 177g |
カラー | シルバー スペースグレイ | ゴールド シルバー スペースグレイ |
iPhone XSには、新色としてゴールドが追加されています。
Apple製品はゴールド、シルバー、スペースグレイというカラーラインナップがスタンダードとなっているため、ホームボタンが完全に廃止されたノッチデザインのiPhoneがスタンダード化したと考えて良いです。
2 iPhone XSとiPhone Xはそれぞれどんな人に向いているか
続いて、iPhone XSとiPhone Xは一体どんな人に向いているのかという点を紹介します。
iPhone XSは上記でも解説したように間違いなくおすすめのスマホですが、シーンによってはiPhone Xがおすすめという人もいます。
それでは、進化したポイントを軸に一体どんな人にiPhone XSが向いていて、どんな人にiPhone Xが向いているのかを見ていきましょう。
2-1 フルスペックiPhoneを使いたい人ならiPhone XS
画像引用元:iPhone XS 製品情報 | ソフトバンク
iPhone XSでは、チップセットが進化しているため、これまでよりも求められる処理により速く応えることが出来るようになっています。
そのため、オンラインゲームや処理能力が要求されるゲームやアプリを使用していて、これまでのiPhoneの処理速度に不満を感じていた方はiPhone XSの方がおすすめです。
今後リリースされるオンラインゲームやグラフィックがキレイなゲームも、進化をしていくに伴ってiPhone本体の処理能力が必要となります。
そういった時、処理能力が速いiPhone XSの方がよりストレスなくゲームに集中することが可能です。
処理能力が必要となるシーンは、もちろんゲームだけでなくビジネスでも存在します。
MicrosoftのOfficeソフトシリーズは、今ではiPhoneで使えるということもスタンダードとなっているため、iPhoneをビジネスで活用している人も多いです。
例えばクラウドで共有したパワーポイントやエクセルファイルを編集するときには、iPhoneの処理能力が要求されます。
そういった、フルスペックのiPhoneでiPhoneを使い倒したいという人は間違いなくiPhone XSがおすすめです。
iPhone XSも採用のiOS12新ジェスチャー|ホームボタン無しでも便利な機能
引き続き、次の章でも、「iPhone XSとiPhone Xはそれぞれどんな人に向いているか」を解説します。
2-2 進化したカメラ機能を使いたい人もiPhone XS
iPhone XSは、上記でも解説したようにカメラ機能が格段に進化しています。
今回の大きな変更点はズバリカメラ性能だと言っても過言ではありません。
ポートレートモードで撮影した写真の深度コントロールを行えるという点は、有料の写真加工ソフトで扱える機能でもあるため、これをiPhone XSの機能で行えるというのは大きなメリットです。
さらに、これまでは自動HDRだったダイナミックレンジもスマートHDRとなり進化しています。
これまでの自動HDRでは、例えば逆光で写真を撮影した場合は被写体が黒く潰れてしまいました。
ところが、スマートHDRではダイナミックレンジの幅が広くなりスマートHDRとなったことによって、ほとんど逆光の状態でも被写体を鮮明に写し出してくれます。
そのため、影に入ってしまった被写体が影に取り込まれて黒く潰れてしまったという写真も、この機能によって改善されます。
またiPhone XSでは、フロントカメラが大きく進化しています。
この進化によって、
- 映画レベルの手ぶれ補正
- 60fpsでの動画撮影
が可能なので、フロントカメラを使って動画を撮影したり写真を撮影したりすることが多い人に向いています。
フロントカメラでよりなめらかで自然な動画を撮影することが出来るようになったため、アウトカメラにのみ頼らなくても安心してフロントカメラを活用できます。
iPhoneでカメラをメインに使っている人には、iPhone XSがおすすめです。
2-3 内蔵ストレージ容量が足りなくて困ってる人もiPhone XS
512GBの容量を、一体何に使うんだと考える人がいるのもまた事実です。
ですが、アイドルやバンドマンやタレントのTwitterアカウントをフォローしていて、気がついたら画像や動画の容量がたくさんになっていたという人や、自分で編集したまとめ動画のファイルが多くなっていたという人は思っているよりも多いです。
また、iPhone XSでは写真撮影や動画撮影の機能が進化しているため、これまでよりも撮影を行うという人が増えてくることも想定できます。
写真や動画のクオリティが高くなると、それだけファイル容量も大きくなります。
また、処理能力を求められる進化したゲームも、進化した分だけ容量が大きくなります。
つまり、テクノロジーが進化するとともに必要となる保存領域も求められることとなります。
今では紙媒体での書籍よりも電子媒体での書籍を活用している人も増えてきていて、内蔵ストレージにデータが保存されるため書籍データで内蔵ストレージを圧迫している人もいます。
これらを考えて、内蔵ストレージが今後足りなくなりそうだという人にとってもiPhone XSがおすすめです。
2-4 iPhoneXを買い控えた人にもiPhone XS
画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)
iPhone Xがリリースされた際、ホームボタンが廃止されているというショックから購入を控えて様子見をした人も多いのではないでしょうか。
それによりiPhone7やiPhone6sなどを使い続けているという人も多いことが想定されます。
そういった人にも、iPhoneXSがおすすめです。
もしくは、iPhone XSの発売とともに価格が10,000円前後安くなったiPhone8という選択肢もあります。
ホームボタンやTouch IDをどうしても使いたいという人は、このタイミングでiPhone8を使うのも良いでしょう。
ですが、今モデルであるiPhoneXSからホームボタンが完全に廃止されました。
そのため、次回からのiPhoneのスタンダードはホームボタンが廃止されたモデルである可能性が高いです。
次回またiPhoneを買い換える時にホームボタンが廃止されたiPhoneにすぐに移行するとうのは、中々難しいかもしれません。
というのも、今後進化するiOSはホームボタンが無いタイプのiPhoneに合わせて進化してくる可能性が非常に高いからです。
世間ではホームボタンの無いiPhoneが当たり前となっていて、iPhoneの機能が次々に進化した状態で使っている中、新たにホームボタンが無いタイプにするとなると慣れるまでに今よりも時間がかかります。
どちらも一長一短ですが、iPhone Xの発売時に購入を控えた人はiPhone XSの購入がおすすめです。
2-5 iPhone Xを既に購入している人はそのままでもOK
iPhoneXSとiPhoneXを比較すると、目立って大きな変更点が無いというのが事実です。
正直なところ、チップセットやカメラ性能以外には特段進化したという点が目立ちません。
本体サイズが大きく変わったり操作感が大きく変更されたというフルモデルチェンジなら「買い」ですが、画面サイズも本体サイズも変更がないため、iPhoneXを使用している方はそのままiPhoneXを使用することをおすすめします。
もちろん、進化したカメラ性能を存分に発揮したいという人はiPhoneXSへの移行もアリですが、本体価格が気になるところです。
内蔵ストレージ容量も問題なく、動作も安定していてiPhoneXの分割支払いがまだ残っているという人は、そのままiPhoneXの使用を続けることをおすすめします。
- 512GBの内蔵ストレージを使いたい人
- 日頃iPhoneのカメラをよく使う人
- iPhone Xよりも以前のiPhoneを使っている人
- 最新のiPhoneを使いたい人
3 進化したiPhone XSで進化したiPhoneライフ
今回のiPhone XSの進化は、まとめるとやはり「カメラ」です。
ポートレートモードが大きく進化したり、フロントカメラが大きく進化したりと、iPhoneのカメラを使って撮影を行う人にとってはかなり嬉しい進化を遂げています。
チップセットや防水性能ももちろん進化をしていますが、既にiPhone Xを購入して使っている人はそのままiPhone Xの使用を続けても正直なところ問題はありません。
ですが、これからiPhoneに乗り換える人や以前までのモデルのiPhoneを使用している人は、是非この機会にiPhone XSに乗り換えて、より進化したiPhoneライフを送ってみてはいかがでしょうか。