
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
データ移行後に初期化した古いiPhoneを引き続き使うことは可能ですが、初期化する際に注意しなければいけない点がいくつかあります。
さらに、古いiPhoneを使うのが自分なのか他人なのか、新しい機種でSuicaを使いたい場合など、用途によっては初期化前にやっておくべきこともいくつかあります。
今回は、データ移行の済んだ古いiPhoneを初期化して使う方法と注意点について詳しく解説していきます。
- バックアップがしっかり取れているか確認する
- 外部アプリの引き継ぎが別途必要
- Suicaなど機種変更後のiPhoneで使いたい場合は設定の消去が必要
- 一度消去されたデータが復元される可能性はほぼ0に近い
- 初期化したら二度と元に戻せないので充分注意して行う
これから機種変更などを検討している人は是非参考にしてください。
よくある質問💡
Q.機種変更でデータ移行したあと、古いiPhoneを初期化したら新しいiPhoneのデータまで消えちゃったりしない?
A.古いiPhone初期化の際には、iCloudからサインアウトするので、新しいiPhoneのデータは消えません。
_人人人人人_
> ただし <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄— 岩間よいこ (@iwamayoiko) June 17, 2020
データ移行の済んだ古いiPhoneは初期化しても大丈夫?
まず、データ移行の済んだ古いiPhoneは初期化しても大丈夫なのかどうかという点について触れていきます。
結論、初期化しても問題ありませんが、しっかりとデータが移行されているか確認し、全てのアプリが正常に使えているかどうかチェックする必要があります。
バックアップをしっかり取っていないと大事なデータが消えてしまう可能性
データを移行した後なら初期化しても問題ありませんが、確実にデータが移行されているかどうか確かめる必要はあります。
必要なデータが全て移行されていない可能性もあるので、一度移行したデータに問題がないかどうかチェックしましょう。
バックアップが正常に行われていない場合、必要なデータがしっかりと新しいスマホに移っていない可能性があります。
アプリの設定の消去などが必要になる場合もある
また、新しい機種で使うアプリが正常に使えているかどうかもチェックするべきです。
古いiPhoneで設定を消去していないと、新しい機種で使えないアプリがいくつかあります。
注意点の章にて詳しく解説しますが、新しい機種がiPhoneであってもAndroidスマホであってもこのような現象が起こる可能性があるので、あらかじめチェックすることをおすすめします。
- バックアップをしっかり取らないとデータが消える可能性もある
- アプリの設定の消去などが必要になる場合もある
古いiPhoneを初期化する方法
次に、古いiPhoneを初期化する方法について解説していきます。
- 設定を開く
- 「一般」をタップする
- 画面下の「リセット」をタップ
- 「全ての設定とコンテンツの消去」をタップ
- 「今すぐ消去」をタップ
- パスコードを入力
- 完了
「リセット」の項目には、「全ての設定をリセット」や「ネットワーク設定をリセット」など、さまざまな項目があります。
初期化(工場出荷状態)するには、「全ての設定とコンテンツの消去」をタップする必要があるので、間違えないようにしましょう。
リセットにはパスコードの入力が必要となります。
パスコードを覚えていないなど初期化できない場合は、画面ロックのパスコードをわざと10回間違えることで強制初期化が可能になります。
自分で古い機種を使う予定なら初期化する必要はない
古いiPhoneを初期化した後に再び使用することは可能です。
ただ、もし自分で使うのであれば初期化する必要はないでしょう。
仕事用にしたいという今までと別の用途で利用したい場合など、初期化した方が使いやすいケースもあります。
家族など第3者に使わせる場合はしっかりと初期化を行うべき
自分が今まで使っていた機種を家族などに渡す場合は、しっかりと初期化を行うことをおすすめします。
家族だから知られても問題ないと思うかもしれませんが、中には電話帳など自分以外の個人情報もたくさんあります。
クレジットカードや銀行口座などお金に関する情報を保管している人もいると思うので、何かあった時にトラブルに発展しないためにも初期化するようにしましょう。
もちろん、中古ショップで売るなど全く知らない第3者が使う場合も同様です。
データが復元される可能性は?
ひと昔前のことになりますが、初期化したはずのAndroidスマホのデータが復元されたことがあり話題になりました。
初期化して他人に渡した後に復元されるのでは?と不安な人も多いでしょう。
しかし安心してください。iPhoneでデータが復元される可能性はほぼ0に近いです。
そもそも、iPhoneでは普段利用している時から情報が全て暗号化されています。
さらに、iPhoneはOSから部品、各プログラム全てが自社開発であり、Androidスマホのように他のメーカーの介入を許していません。
そのため非常に信頼度は高く、暗号化する上に内部の情報を確実に削除することができるため、例えどんなに古いiPhone機種でも復元は不可能だといわれています。
iPhoneを初期化する際の注意点
次に、iPhoneを初期化する時の注意点について解説していきます。
初期化前に調べるべき点もいくつかあるので、是非確認してください。
バックアップはしっかり取っておくこと
まず、バックアップが確実に取れていることを確認してください。
iPhoneのバックアップ方法は大きく分けて2つあります。
- iCloudでバックアップを取る
- iTunesでバックアップを取る
iCloudであればiPhoneだけでバックアップを取ることが可能です。
iTunesはパソコンが必要となるので注意してください。
iPhoneはSDカードを使用することができないため、基本的にiCloudのようなサーバー上にデータをバックアップする必要があります。
日頃からなるべくこまめにバックアップを取るようにしてください。
アプリの引き継ぎ設定も行う
写真や電話帳、動画、音楽などのデータはバックアップが可能です。
また、App Storeでインストールしたアプリも、App Storeの履歴を確認すれば把握できます。
しかし、Apple以外のアプリの内部の情報はバックアップすることができません。
LINEなどのアプリについては、それぞれ引き継ぎ設定を行う必要があります。
SNSやゲームアプリなど、自分が普段から使っているアプリはあらかじめ設定を行っておきましょう。
「iPhoneを探す」をオフにする
家族に渡したり、中古ショップで売って他の人の手にiPhoneが渡った際に、「iPhoneを探す」機能がオフになっていないと「アクティベーションロック」というロックがかかり、使えなくなってしまう可能性があります。
そのため、もし他の人に譲るつもりであるなら「iPhoneを探す」をオフにするようにしましょう。
手順は下記の通りです。
- 設定を開く
- 1番上の名前が表示されている部分をタップ
- 緑アイコンの「探す」をタップ
- 1番上にある「iPhoneを探す」をオフにする
「iMessage」と「FaceTime」をオフにする
iPhoneからAndroidスマホに変える際、「iMessage」と「FaceTime」がオンになっていると、AndroidスマホにSNSなどのテキストメッセージが送られてこない可能性があります。
そのため、Androidスマホに機種変更する場合は「iMessage」と「FaceTime」をオフにすることも忘れないようにしましょう。
手順は下記の通りです。
- 設定を開く
- アプリ一覧から「iMessage」と「FaceTime」を探す
- 「iMessage」と「FaceTime」の項目をオフにする
Apple Watchのペアリングを解除する
Apple Watchのペアリングを解除しないと、譲った第3者にiPhoneの情報が筒抜けになってしまいます。
そのため、Apple Watchを持っている人はペアリングの解除を忘れずに行いましょう。
手順は下記の通りです。
- iPhoneとApple Watchを近づける
- iPhoneでWatch Appを開く
- 「マイウォッチ」を開き「すべてのWatch」をタップ
- ペアリング解除したいApple Watchの横にある黄色の「!」マークをタップ
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
Apple PayにSuicaを紐づけている場合は消去する
Apple PayにSuicaを紐づけたままだと、新しいiPhoneにSuicaの残高を移行することができなくなります。
そのため、新しいiPhoneでSuicaを使用する場合は、古いiPhoneのSuicaを消去するようにしてください。
- 「Wallet」を開く
- 「Suica」をタップ
- 右上の「…」をタップ
- 下部にある「このカードを削除」をタップ
初期化したら二度と元には戻せない
前章でも解説した通り、一度初期化したデータを復元することは不可能です。
そのため、初期化したら二度と元には戻せないと思ってください。
取り返しのつかないことにならないためにも、初期化前に「本当に全部消して大丈夫なのか」確認を行うようにしましょう。
- バックアップはしっかり取っておくこと
- アプリの引き継ぎ設定も行う
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- 「iMessage」と「FaceTime」をオフにする
- Apple Watchのペアリングを解除する
- Apple PayにSuicaを紐づけている場合は消去する
- 一度初期化したら二度と元には戻せない
利用中のアプリや機能によっては初期化前に削除する必要があるので注意
最後に、データ移行後の古いiPhoneを初期化する時のポイントについてまとめます。
- バックアップがしっかり取れているか確認する
- 外部アプリの引き継ぎが別途必要
- Suicaなど機種変更後のiPhoneで使いたい場合は設定の消去が必要
- 一度消去されたデータが復元される可能性はほぼ0に近い
- 初期化したら二度と元に戻せないので充分注意して行う
データ移行をしていると思っていても、しっかりとデータ移行ができておらず、肝心なデータが残っていなかったということもあります。
一度移行したデータを調べて、必要なものが全て揃っているかどうか確認するようにしましょう。
また、LINEなどの外部アプリのバックアップは取ることができないので、自分で別途手続きをする必要があります。
アプリによって手順が異なるので、必ずチェックしてください。
さらに、新しい機種でSuicaを使う場合、古い機種での設定を一旦削除する必要があります。
新しい機種がAndroidスマホの場合は、iMessageやFaceTimeをオフにしておくことも大切です。
一度初期化されたデータが復元される可能性も0に近く、一度初期化したらもう二度と戻せないと思ってください。
iPhoneの初期化をする時は、全て消しても問題ないか慎重にチェックしてから行うようにしましょう。