
ソフトバンク・au・ドコモの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
海外で日本のスマホを利用すると、利用料金が一気に高くなってしまうということを知らない人は少ないでしょう。
筆者も、海外滞在中にどうしても日本にいる人たちと連絡を取りたくて使ってしまったところ、1日にわずか数分だったにも拘わらず、月50,000円の請求が来たこともあります。
このように、日本のスマホを海外で使う=料金が高くなるというのは、もはや当たり前のこととなっています。
では、海外でスマホをネットに接続したい時にはどのようにすれば良いのでしょうか。
- 国内キャリアの海外定額サービスを使う
- 海外レンタルWi-Fiサービスを利用する
- 現地でプリペイドSIMカードを購入する
- 現地の無料Wi-Fiを使う
今回は、海外でスマホをネットに接続する4つの方法について解説していきます。
筆者のように月50,000円の請求が来ることのない、高額請求を回避できる方法となります。
これから海外へ行く人や海外に頻繁に行くことが多い人は、是非参考にしてください。
海外でスマホを使うと高くなるのは何故?
日本のスマホを海外で使うと高くなるということは多くの人が知っていることですが、何故高くなるのでしょうか。
そこで、日本のスマホを海外で使う場合、どのような仕組みで使うことができるのか、何故料金が高くなるのか詳しく紹介していきます。
冒頭でも解説しましたが、1日数分程度の利用でも海外で日本の携帯電話を使うと、月50,000円の請求額になってしまうこともあります。
また、筆者は当時ガラケーだったので、スマホだったらさらに料金が高くなっていたのではと思うと背筋が凍ります。
「少しくらいなら大丈夫だろう」と思わず、日本のスマホを何も対策せずに海外で使うのは控えるようにしましょう。
現地の通信会社の回線を使うから
海外で日本のスマホを利用する場合、基本的に国内のキャリアと提携している現地の通信会社の回線を利用することになります。
国内キャリアと提携しているとはいえ、日本のスマホに対するサポートは一切ありません。
そのため、国内でスマホを使うように定額で利用することもできなければ、従量制で上限金額が設けられているわけでもありません。
つまり、使ったら使っただけどんどん料金が高くなっていくということです。
何も知らないで利用していけば、筆者のように請求額が50,000円になる可能性も非常に高く、いわゆる「パケ死」状態になってしまうでしょう。
筆者の場合、ドコモの利用料金の上限である50,000円に到達して自動的にストップしたから良かったものの、ストップされていなかったことを考えるとかなり恐ろしいです。
海外専用の定額サービスがあっても高い
最近では、海外専用の定額サービスを設けているキャリアも多いです。
海外専用の定額サービスとは、海外滞在期間中も定額で日本のスマホが使えるというサービスです。
つまり、日本にいる時と同じように、筆者のような高額請求になるリスクも少なく使えるということです。
しかし、海外で日本のキャリアのサービスを利用するということで、やはり日本で使うよりも割高になります。
また、料金は基本的に1日ごとに計算されるので、滞在期間が長ければ長いほどどんどん料金が高くなることも考えられます。
海外専用の定額サービスが高いのは国内キャリアにデータを転送しているから
キャリアが用意している定額サービスなのに、海外で使うだけで何故そんなに高くなるのか不思議ですよね。
海外専用の定額サービスの仕組みは、一般的に海外で日本のスマホを介して使ったデータを国内キャリアに転送するというものです。
そのため、データをわざわざ転送してネット利用が可能になるという手間があるので、国内で使うよりも料金が高くなるといわれています。
- 国内キャリアと提携している現地の通信会社の回線を使うから
- 国内のようにキャリアのサポートが適用できないので従量制でどんどん料金が高くなってしまう
- 最近では海外ローミングをしても日当たりの定額制が多いが国内の料金と比べて高い
- 定額制の場合、海外にあるスマホから国内キャリアにデータを転送しているため高くなる
次の章では、高額請求を回避!海外でスマホをネットに接続する方法を詳しく解説します。
高額請求を回避!海外でスマホをネットに接続する4つの方法
次に、高額請求を回避するための海外でスマホをネットに接続する方法を解説していきます。
今回は、下記の4つの方法について詳しく紹介します。
- 国内キャリアの海外定額サービスを利用する
- 海外レンタルWi-Fiサービスを利用する
- 現地でプリペイドSIMカードを購入する
- 現地の無料Wi-Fiを利用する
高額請求を回避といっても、大半の方法は日本で使うよりも料金が割高になるのでほどほどに。
それぞれの方法のメリットとデメリットを挙げていくので、是非チェックしてください。
国内キャリアの海外定額サービス利用する
国内キャリアの定額サービスとは、国内キャリアで利用できる海外通信サービスです。
元々オプションとして加入されている場合と、加入されていない場合があるので、渡航前にしっかりと確認してください。
海外定額サービスでは前章で軽く解説したように、スマホのデータを国内キャリアに転送することでネットを使うことができるようになります。
料金は大体1,000円から3,000円程度で、基本的に金額の上限が決められており、どれだけ使っても上限金額以上にはならないというサービスです。
金額の上限が決まっていると同時に、高速ネット通信が可能なデータ通信量が決まっている場合もあります。
国内キャリアの海外定額サービスのメリット
国内キャリアの海外定額サービスのメリットは、手間が少ないという点です。
オプションに加入していない場合はオプション加入の手間がありますが、別の機器をレンタルしたり、SIMカードを購入して挿し替えるなどの手間が一切ありません。
日本で使っていた時と同じようにスマホを利用することができます。
通信環境も対応地域であれば快適に使えます。
国内キャリアの海外定額サービスのデメリット
国内キャリアの海外定額サービスのデメリットは、料金が高いという点です。
上限金額が3,000円のサービスが多く、例えば5日間の滞在で上限金額いっぱいまで毎日利用すると、それだけで15,000円になってしまいます。
また、いつも使っている国内プランの料金と合算になるので、その月の利用料金はかなり高くなってしまう恐れがあります。
海外レンタルWi-Fiサービスを利用する
イモトのWi-Fiなど、海外専用のレンタルWi-Fiサービスを行っている業者もかなり増えています。
これは、渡航前に郵送または空港で受け取る形でWi-Fiルーターをレンタルし、現地でWi-Fiルーターをスマホに接続してネットが利用できるサービスです。
料金は渡航先の国や地域によって異なりますが、大体1日500MB使えて1,200円~2,000円程度です。
安い業者だと1,000円を下回る場合もあります。
中には、渡航先の現地でレンタルWi-Fiルーターの受け取り・返却ができる業者もあります。
海外レンタルWi-Fiサービスのメリット
海外レンタルWi-Fiサービスのメリットは、対応国が多いという点と、比較的低コストでプランも豊富という点です。
海外レンタルWi-Fiサービスは、基本的に現地の通信会社を通じてWi-Fiサービスを利用することになります。
そのため、提携している通信会社が多ければ多いほど、比較的どこでもネットが繋がりやすくなります。
また、1日500MBプランや1GBプランなどさまざまなプランを選ぶことができる場合が多いので、自分のニーズに合わせやすいというのもメリットです。
コストも国内キャリアの海外定額サービスに比べてリーズナブルです。
海外レンタルWi-Fiサービスのデメリット
海外レンタルWi-Fiサービスのデメリットは、レンタルの手続きと返却が面倒という点です。
レンタルは事前に自宅へ郵送またはコンビニ・空港等で受け取りをしなければいけません。
また、返却も期間内に行わなければ手数料が発生する場合もあります。
そして、レンタル品なので、万が一故障や破損してしまった場合も手数料が発生する場合があります。
海外Wi-Fiを徹底比較!おすすめ・格安のレンタル会社はここだ現地でプリペイドSIMカードを購入する
現地でプリペイドSIMカードを購入するという方法もあります。
プリペイドSIMカードは、現地の空港等で購入することができるので、現地に到着した時点ですぐに買いに行くことができます。
もちろん、国内でも購入することができますが、現地の物価によっては国内で購入すると割高になる可能性もあります。
プリペイドSIMカードの料金は、購入する国や地域、使いたい期間・データ通信量等で大きく異なります。
アメリカの場合、3週間2GB使えるタイプのプリペイドSIMカードで30ドル(日本円で約3,000円)程度するそうです。
このように、使える期間やデータ通信量がプリペイドSIMカードによって大きく異なるので、旅行のスケジュールに合ったものを選びましょう。
プリペイドSIMカードのメリット
プリペイドSIMカードのメリットは、利用できるエリアが広いという点です。
プリペイドSIMカードも現地の通信会社を利用してネットが使えるようになるので、比較的利用できるエリアが広くなります。
また、プリペイドSIMカードなので、使い終わった後に返却や解約の手続き等は一切不要です。
ハサミで切って処分してしまえば悪用されるリスクもありません。
プリペイドSIMカードのデメリット
プリペイドSIMカードのデメリットは、SIMフリースマホを用意しなければいけないという点です。
プリペイドSIMカードは、海外の通信会社の回線に対応しているSIMカードなので、キャリアで販売されたスマホで使うことはできません。
そのため、予めSIMフリースマホを用意するか、キャリアのスマホのSIMロックを解除する必要があります。
キャリアのスマホのSIMロック解除に関しては、購入後3ヶ月~6ヶ月程度SIMロック解除ができない期間があるので、スマホを新しくしたばかりの人はSIMロック解除ができません。
現地の無料Wi-Fiを利用する
ホテルや観光地には、無料で使えるWi-Fiがあることが多いです。
海外の方が、日本よりも無料Wi-Fiが普及されているといわれており、短期間の滞在であれば無料Wi-Fiで問題なく過ごせる場合も多いでしょう。
筆者が4日間グアムに行った時は、ホテルやホテル街の無料Wi-Fiを利用していました。
無料Wi-Fiを利用する場合は、Wi-Fiの接続が切れてしまった時に自動通信しないように、スマホを滞在期間中は機内モードにしておくことをおすすめします。
現地の無料Wi-Fiのメリット
現地の無料Wi-Fiのメリットは、料金が無料という点です。
文字通り無料で使えるWi-Fiなので、料金は一切かかりません。
海外旅行は何かとお金がかかるので、コスト削減に非常に重宝します。
現地の無料Wi-Fiのデメリット
現地の無料Wi-Fiのデメリットは、繋がりが悪いという点とセキュリティが不安という点です。
所詮無料なので、繋がりが悪かったり、まったく利用できない場合も多いです。
ホテルの無料Wi-Fiでも有り得ます(グアムで滞在したホテルがそうでした)。
また、無料で誰でもアクセスできてしまうWi-Fiなので、ハッキングや盗聴等のセキュリティの甘さが懸念されます。
滞在中あまりスマホを使うことがない人であれば、無料Wi-Fiでも問題はないかと思われます。
- 国内キャリアの海外定額サービスを利用する
- 海外レンタルWi-Fiサービスを利用する
- 現地でプリペイドSIMカードを購入する
- 現地の無料Wi-Fiを利用する
次の章では、紹介した方法それぞれにおすすめな人の特徴を解説します。
それぞれの方法におすすめな人の特徴
前章で、海外でスマホをネットに接続する方法について解説しました。
次に、それぞれの方法におすすめな人の特徴について紹介します。
どの方法にも通信環境やコストの面でメリット・デメリットがあります。
どの方法が、どのような人にぴったりなのか考えてみたので、是非チェックしてください。
コストを気にせず快適にネットがしたい人は国内キャリアの海外定額サービス
料金が高めでも気にしない・国内で使っていたように快適にネットが使いたいという人は、国内キャリアの定額サービスがおすすめです。
レンタルやSIMカードの購入の手間もなく、簡単に使うことができます。
コスト重視で尚且つあまりスマホを使わない人は現地の無料Wi-Fi
滞在中スマホを使うことが少なく、なるべくコストをかけたくない人は現地の無料Wi-Fiを使いましょう。
ただし、セキュリティはかなり甘いので、万が一トラブルがあった場合は自己責任となります。
低コスト&ある程度のデータ通信量を使いたい人は海外レンタルWi-Fiサービス
低コストで、1日1GBなどある程度データ通信量を使いたい人は、海外レンタルWi-Fiサービスがおすすめです。
ただし、レンタル品なので故障や破損には十分気をつけましょう。
現地のどこでも繋がる安心感が欲しい人はプリペイドSIMカード
現地のどこでも比較的繋がりやすいプリペイドSIMカードは、どこに行っても何かしらの形で誰かと連絡がとれる状態にしたい人にぴったりです。
SIMフリースマホまたはSIMロック解除済みのスマホを用意しましょう。
高額請求は回避できる!上手にスマホを使って海外旅行を楽しもう
最後に、海外でスマホをネットに接続する4つの方法におすすめな人の特徴についてまとめます。
- 国内とほぼ同じように快適に使いたい人は海外定額サービス
- 低コスト&1日にある程度のデータ通信量を使いたい人は海外レンタルWi-Fiサービス
- 現地のどこでも繋がる安心感が欲しい人はプリペイドSIMカード
- コスト重視なら現地の無料Wi-Fi
レンタルや別途SIMカードの購入の手間がなく、日本で使っていた時と同じように使えるのは、国内キャリアの海外定額サービスを利用することです。
しかし、料金が1日あたり1,000円~3,000円程度かかる場合が多く、決して安いとはいえません。
ただ、国内キャリアの回線を海外で全く同じように利用できるので、使い心地は快適だといえます。
レンタルの手間はありますが、低コストで1日にある程度のデータ通信量を利用したい場合は、海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルするのもおすすめです。
滞在期間が長い場合や、現地でも電波の繋がりが不安な場所に行く場合などはプリペイドSIMカードの購入をすることをおすすめします。
現地の無料Wi-Fiを使えば、一切ネット通信のコストはかかりませんが、繋がりが悪い・セキュリティが心配などのデメリットはあります。
滞在中、そこまでスマホを使うことがない人にとっては良いかもしれませんね。
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