
格安SIMなら月々のスマホ代が圧倒的にお得
この記事では、通信速度500Kbpsの無制限で使えるおすすめの格安SIMを比較しています。
大手キャリアより格安料金で利用できることから人気の格安SIM。
いくつかの格安SIMでは、通信速度は低速ながら無制限で使えるお得なプランも提供しています。
しかし、いくら安くても「通信速度が遅すぎて快適にデータ通信が行えないのでは?」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
無制限プランで多い500Kbpsとはどのくらいの速さなのか、どんなことができるのか、具体例をあげながら解説していきます。
スマホの通信費を安く抑えたい人や格安SIMへの乗り換えを検討中の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- UQモバイル
- mineo
- トーンモバイル
- ピクセラモバイル
- スマホドックモバイル
- LIBMO
- ワイモバイル
- HISモバイル
トップ画像引用元:UQ mobileポータルアプリ│UQ mobile
500Kbpsってどのくらいの速度?
まずは、500Kbpsとはどのくらいの通信速度なのか解説していきます。
一般的にスマホで快適にデータ通信を行う場合の速度の目安は、10Mbps以上といわれています。
そのため、500Kbpsはスマホのデータ通信速度でいえばかなり遅い速度です。
しかし、500Kbpsだから全く通信ができないというわけではありません。
たとえば、普段なら一瞬でダウンロードできる画像が、500Kbpsでは少し時間がかかっているように感じるくらいです。
いつもより快適とはいえないものの、データ量が少なければ500Kbpsでも十分快適に利用できます。
500Kbpsでどんなことができるのか、主なコンテンツの通信速度の目安を例に考えてみました。
コンテンツ名 | コンテンツの質 | 通信速度の目安 |
---|---|---|
動画 | 480p | 約1.1Mbps |
フルHD | 約5Mbps | |
4K | 約24Mbps | |
音楽 | 低音質 | 約24Kbps |
標準 | 約96Kbps | |
高音質 | 約160Kbps | |
Webサイト閲覧 | - | 約1Mbps |
LINE・メールなど | - | 約200Kbps |
- | 約500Kbps | |
- | 約1.8Mbps |
メール・SMSなら問題なく使える
メールやSMSなど、テキストの送受信なら500Kbpsでも十分快適に利用できます。
LINEアプリも200Kbpsもあれば送受信できますし、無料通話も問題なく利用できるでしょう。
Twitterも画像や動画の投稿でなければ、比較的スムーズに利用可能です。
したがって、「スマホではLINEアプリやTwitterの利用がほとんど」という人なら、500Kbpsの格安プランでも問題ありません。
ただし、動画や画像はデータ量が多くなるため、画像や動画が非常に多いInstagramはスムーズに利用できない可能性が高いです。
ウェブページの閲覧も可能
500Kbpsの速度があれば、ウェブページの閲覧もスムーズに行えます。
とくに、テキスト中心のウェブページなら、まったく遅さを感じずに開くことができるでしょう。
画像が多いウェブページは表示されるまで少し時間がかかりますが、まったく表示できないというほどではありません。
数秒程度のラグで表示可能です。
音楽コンテンツも十分楽しめる
音楽コンテンツはデータ量がやや大きめですが、それでも500Kbpsの速度があれば快適に視聴できます。
音楽コンテンツは通信量をたくさん消費すると思われがちですが、1曲あたりの通信量は大して多くありません。
1日中ずっと音楽を流しているなど、再生時間が長くなることが原因で通信量が増えてしまいます。
そのため、500Kbpsで無制限の格安SIMは、音楽を長時間再生したい人に非常に適したプランといえます。
動画視聴やゲームプレイには不向き
データ量の多い動画視聴やゲームプレイに関しては、500Kbpsでは快適な視聴はできません。
動画視聴の場合、低画質なら辛うじて再生はできますが、映像が止まってしまうなどスムーズな再生はできないでしょう。
500Kbpsのプランを利用する場合は、Wi-Fi接続時に動画視聴やオンラインゲームを楽しみましょう。
- メール・LINE・音楽コンテンツは快適に利用できる
- ウェブページの閲覧も多少時間はかかるが表示できる
- 動画や画像が多いInstagramはスムーズに利用できない可能性が高い
- 動画視聴やオンラインゲームは快適に利用できない
500Kbpsで無制限に使える格安SIMを比較
画像引用元: 【公式】トーンモバイル | 月額1,000円でギガ不安なし!のスマホ
いくつかの格安SIMでは、500Kbps前後の無制限プランを提供しています。
しかし、無制限プランといっても、格安SIMによって特徴はさまざま。
オプションで無制限にできるものや、速度を切り替えて利用できるものなどがあります。
各プランの月額料金や特徴などを比較しました。
格安SIM | 月額料金 | 通信速度 |
---|---|---|
UQモバイル | 1,628円~ | 最大300Kbps/最大1Mbps |
mineo | +385円 | 最大1.5Mbps |
トーンモバイル | 1,100円 | 記載なし |
ピクセラモバイル | 2,138円 | 最大50Mbps |
スマホドックモバイル | 5,368円 | ドコモの4G(LTE)と同等 |
LIBMO | 1,078円 | 最大200Kbps |
ワイモバイル | 3,278円~ | 容量超過後も最大1Mbpsで通信が可能 |
HISモバイル | 2,718円~ | 4G(LTE)と同等 |
UQモバイル:くりこしプラン+5G
画像引用元:【公式】UQ mobile・UQ WiMAX|UQコミュニケーションズ
UQモバイルのくりこしプラン+5Gでは、「節約モード」が利用できます。
制限モードは通常よりも通信速度が遅くなってしまいますが、どれだけ使ってもデータ量は消費されません。
各プランの節約モード時の通信速度は以下のとおりです。
プラン名 | くりこしプランS+5G | くりこしプランM+5G | くりこしプランL+5G |
---|---|---|---|
節約モード時の 通信速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps |
くりこしプランM+5GとくりこしプランL+5Gは、節約モード時でも最大1Mbpsでデータ通信が行えます。
500Kbpsよりずっと速い速度で利用できるため、快適に利用できるでしょう。
なお、通常モードと節約モードは、アプリでいつでも切り替え可能です。
動画視聴時は通常モード、LINEやSNSは節約モードで使用するなど、自由自在に使い分けできますよ。
- 通常モードと節約モードを自由に切り替えて利用できる
- 節約モード時はデータ量無制限
- くりこしプランM+5G/L+5Gなら節約モードでも最大1Mbpsで利用可能
ワイモバイル:シンプルプランM/L
画像引用元:【公式】ワイモバイル(Y!mobile)
ワイモバイルのシンプルプランは、3つのプランから選択できます。
プランによって高速データ容量は決められていますが、超過後も比較的速い速度で通信できるのが魅力。
シンプルプランMとLなら、超過後も最大1Mbpsでの通信が可能です。
500Kbpsより高速でデータ通信が行えるので、実質無制限ともいえるでしょう。
- データ量超過後も最大1Mbpsでデータ通信が可能
- 500kbpsより高速でデータ通信できる
HISモバイル:プリペイドSIM
画像引用元: HISモバイルのおトクな格安SIM&海外通信 | HIS Mobile
一定の期間内だけ無制限でデータ通信を行いたい人は、プリペイドSIMを利用するのもおすすめです。
HISモバイルのデータ通信専用SIMはプリペイドSIMのため、必要な日数分だけ利用が可能です。
契約期間内はデータ量無制限で利用できますよ。
通信速度は、ドコモまたはソフトバンクの4G(LTE)回線と同等。
500Kbpsよりずっと高速でデータ通信が行えます。
利用期間は全部で3種類から選べます。
利用期間 | 月額料金 |
---|---|
8日間 | 2,718円~2,728円 |
16日間 | 3,598円~3,608円 |
31日間 | 4,268円~4,278円 |
ただし、利用期間の延長はできません。
契約時は余裕をもった契約日数で申し込みをしましょう。
- 必要な期間だけ契約できるプリペイド型
- 契約期間中はデータ量無制限
- 通信速度はドコモ・ソフトバンクの4G(LTE)回線と同等
mineo:パケット放題 Plus
画像引用元:サイトのご利用にあたって|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
mineoでは、オプションサービス「パケット放題 Plus(月額385円)」に申し込むと、データ量無制限で利用できます。
パケット放題 Plus利用時の通信速度は最大1.5Mbps。
500Kbpsより高速なので、動画も快適に視聴できます。
パケット放題 Plusは、アプリのスイッチをタップするだけで通信速度を自由に切り替えられます。
なお、10GBコース以上を契約すると、パケット放題 Plusは月額料金無料で利用可能(申し込みは必要)です。
- 基本プランに+385円で最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題
- スイッチで自由に切り替え可能
- 10GBコース以上の人は月額料金無料
トーンモバイル
画像引用元:TONE SIM (for iPhone)| 安くて安心なスマホならトーンモバイル
トーンモバイルは、月額1,100円(iPhone利用の場合は1,650円)でデータ量無制限で利用できます。
通信速度は低速ですが、メッセージの送受信なら十分使えます。
動画視聴やアプリのダウンロードなど、大容量通信が必要な場合は高速チケット(1GBにつき324円)の購入が可能です。
アプリでモードを切り替えることができるので、必要なときだけ高速通信が行えます。
そのため、購入したチケットを無駄なく消費できますよ。
ただし、チケットの有効期限は31日間。
期間内に使い切るよう注意してください。
- 月額1,100円(iPhone利用なら1,650円)でデータ量無制限
- 高速通信を行いたい場合は高速チケット(1GBにつき324円)を購入できる
- 通信モードはアプリで自由に切り替え可能
ピクセラモバイル:高速定額SIM(マルチSIM)
画像引用元:ピクセラモバイル 高速定額SIM
ピクセラモバイルの高速定額SIMは、月額2,138円のデータ専用プランです。
ドコモのLTE回線とFOMAサービスエリア内で利用でき、通信量は無制限で利用できます。
通信速度は、LTE回線なら下り最大262.5Mbps/上り最大50Mbps。
500Kbpsよりずっと高速でデータ通信が行えますよ。
ただし、直近3日間のデータ利用量合計が3GBを超えた場合、翌日午前1時から24時間、最大200Kbpssに速度が制限されてしまいます。
使いすぎてしまうと制限がかかってしまうので注意してくださいね。
- 月額2,138円でデータ量無制限
- ドコモLTE回線なら下り最大262.5Mbps/上り最大50Mbpsで利用できる
- 3日間のデータ利用量合計が3GBを超えると最大200Kbpsに制限されてしまう
スマホドックモバイル:ドコモLTE大容量プラン
画像引用元:ドコモ大容量SIM、固定IPの格安SIMならスマホドックモバイル!
スマホドッグモバイルのドコモLTE大容量プランは、月額5,368円でデータ量無制限です。
ドコモの4G・LTE回線ならどこででも快適にデータ通信が行えるので、動画やゲームもたっぷり楽しめますよ。
他社の使い放題プランより料金は高いですが、500Kbpsより高速でデータ通信を行いたい人に好適です。
ただし、3日間で10GBを超えると700Kbpsに制限されてしまいます。
使いすぎには注意してください。
- 月額5,368円でデータ量無制限
- 500Kbpsより高速でデータ通信が行える
- 利用データ量が3日間で10GBを超えると700Kbpsに制限されてしまう
LIBMO:なっとくプラン(ライト)
画像引用元:LIBMO(リブモ)|TOKAIの格安SIM/格安スマホ
LIBMOのなっとくプラン(ライト)は、月額1,078円でデータ量が無制限になるプランです。
通信速度は最大200Kbpsと低速ですが、音声通話もできて月額1,078円で利用できるのは非常にお得です。
Wi-Fi接続時しかデータ通信を行わない人や、連絡ツールとして格安でスマホを持ちたい人に適したプランといえます。
なお、データ専用ならさらに格安の月額528円で利用可能です。
- 月額1,078円でデータ量無制限
- データ専用なら月額528円で利用可能
- 通信速度は最大200Kbpsと低速
500Kbpsの格安SIMを選ぶメリット
500Kbpsの格安SIMは、低速ながら無制限で利用できるのが非常に大きな魅力です。
また、通常プランより低価格で提供されていることもあり、スマホの通信費を安く抑えたい人にもおすすめです。
最後に、500Kbpsの格安SIMを選ぶメリットについて、詳しく見ていきましょう。
- 料金が安い
- データ量を気にせず利用できる
- 低速でも利用できるアプリ・コンテンツは多い
料金が安い
500Kbpsのプランは無制限で利用できるものがほとんどで、通常のプランより格安なのが魅力です。
たとえば、mineoなら通常プランに385円プラスするだけで利用できます。
また、トーンモバイルなら月額1,100円で使い放題です。
通常なら1GB程度しか利用できない料金でデータ量を気にせず利用できるのは、非常に大きなメリットといえるでしょう。
データ量を気にせず利用できる
今月あとどのくらいデータ量が残っているのか気にせず使えるのも500Kbpsプランのメリットです。
制限がかかってしまうと非常に遅くなってしまうプランは、データ容量を気にしながら利用しなくてはなりません。
しかし、500Kbpsの無制限プランなら、データ量を気にすることはありません。
いつでも好きなアプリ・コンテンツをたっぷり楽しめます。
また、今回ご紹介した格安SIMには、通常モードと低速モードを自由に切り替えて利用できるものもありました。
そういったプランなら、必要なときだけ高速データ通信が行えます。
必要に応じてモードを切り替えれば、通信量の節約ができますよ。
低速でも利用できるアプリ・コンテンツは多い
当然ですが、通信速度が速いプランなら、多くのアプリ・コンテンツが快適に利用できます。
しかし、利用できるデータ量を超過してしまうと、128Kbpsの超低速に制限されてしまうプランがほとんどです。
128Kbpsでは、辛うじてメッセージの送受信ができる程度。
ウェブページを表示することも、SNSを利用することもできないでしょう。
一方、500KbpsならLINEやSNS、音楽コンテンツなどは、十分快適に楽しめます。
よく利用するのがSNSや音楽系のコンテンツばかりという人は、500Kbpsの無制限プランに変更してみてもよいでしょう。
500Kbpsの格安SIMでLINEや音楽をたっぷり楽しもう
今回は、500Kbpsで無制限の格安SIMについて解説してきました。
500Kbps前後で使い放題の格安SIMは、それぞれ価格や特徴などが異なります。
なかでも、通常モードと切り替えができるものは必要なときに高速通信が行えるため、非常に使い勝手がよいです。
たまには動画も楽しみたいという人は、モードの切り替えができる格安SIMを選ぶことをおすすめします。
今回解説してきたとおり、500Kbpsの速度があれば意外と利用できるアプリ・コンテンツはたくさんあります。
なかでも、LINEや音楽アプリをよく利用する人は、500Kbpsでも十分快適に利用できるでしょう。
スマホの通信費を安く抑えたいという人は、ぜひ500Kbpsの無制限プランの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
- UQモバイル
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