
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?
大手キャリア(MNO)が5Gを開始してから、もうすぐ1年が経とうとしています。
当初はドコモ・au・ソフトバンクの特権的なサービスでしたが、現在は格安SIMでも5Gが使えるところが出てきています。
そこでこの記事では、格安SIMの5G対応について解説します。
- どこの格安SIMが5G対応なのか?
- 5G対応だと料金はどうなるのか?
- 5G対応になると何が変わるのか?
こういった疑問を解決致します。
格安SIMを知り尽くしたbitWave編集部が、格安SIMのおすすめランキングを作成しました。 通信速度・料金・人気度などを総合的に評価して、本当におすすめできる格安SIM10社を発表します。 よくある格安SIMの悩み… […]
トップ画像引用元:パフォーマンス | Galaxy Note20 Ultra 5G | Galaxy公式(日本)
5Gに対応してる格安SIMはある?
格安SIMでも、すでに5G対応済みないしは対応予定を発表しているところがあります。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- mineo
- LinksMate
それぞれ順番に紹介していきます。
5G対応の格安SIM①ワイモバイル
画像引用元:新料金プラン登場 シンプルS/M/L|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで
ワイモバイルでは、2021年2月下旬から提供開始される新料金プランで、5Gにも対応します。
オプションではなく、デフォルトでの対応です。
ワイモバイルは格安SIMではないとする見方もあります。
これは、ワイモバイルを運営しているのがソフトバンク株式会社(MNO)で、MVNOが運営する一般的な格安SIMとはちょっと事情が異なるためです。
しかし、本記事ではワイモバイルを格安SIMとして扱います。
2月下旬からの新料金プラン
項目 | S | M | L |
---|---|---|---|
月額 | 1,980円 | 2,980円 | 3,780円 |
データ容量 | 3GB | 10GB | 20GB |
通信制限時の速度 | 300kbps | 1Mbps | 1Mbps |
なお現在の料金プランは、新料金プランの開始と入れ替わりで新規受付を終了します。
新料金プランは、基本料金が現在の料金プランより700円も安いのが特長です。ただし、これまでデフォルトで付いていた10分以内の通話無料サービスがオプションになります。
同じ内容のオプションを付けた場合、新料金プランと現在のプランは同額です。
- 月額700円:10分以内の通話無料
- 月額1,700円:24時間通話無料
5G対応の格安SIM②UQモバイル
画像引用元:くりこしプラン│格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
UQモバイルも2021年2月から料金プランを刷新します。
新料金プランでは、2021年夏頃に5G対応することも発表されました。
オプションではなく、デフォルトでの対応です。
2月からの新料金プラン
くりこしプラン | S | M | L |
---|---|---|---|
月額 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
制限時の 通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
現在の料金プランより300~500円も無条件で安くなります。
その結果、格安SIMの中でも最安級となりました。
そしてUQモバイルも、KDDI株式会社(MNO)が運営しているので、MVNOが運営する一般的な格安SIMとは異なります。
大手キャリア(MNO)にこの料金プランを出されたら、MVNOの格安SIMは全面的に料金プランを見直さないと生き残れないでしょう。
5G対応の格安SIM③mineo
画像引用元:サイトのご利用にあたって|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
mineoでは、月額200円のオプションを付けると5G対応になります。
mineoのオプションの料金プラン
項目 | 音声SIM | データSIM |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
5Gオプション | +220円 |
5G対応の格安SIM④LinksMate
画像引用元:5G回線オプションについて | リンクスメイト -LinksMate-
LinksMateでは、月額500円のオプションを付けると5G対応になります。
LinksMateの料金プラン(オプションなし)
音声通話付き | 月額 |
---|---|
100MB | 970円 |
200MB | 1,020円 |
500MB | 1,070円 |
1GB | 1,100円 |
2GB | 1,380円 |
3GB | 1,620円 |
4GB | 1,860円 |
5GB | 2,100円 |
6GB | 2,300円 |
7GB | 2,500円 |
8GB | 2,700円 |
9GB | 2,900円 |
10GB | 3,100円 |
11GB | 3,270円 |
12GB | 3,440円 |
13GB | 3,610円 |
14GB | 3,780円 |
15GB | 3,950円 |
17GB | 4,290円 |
20GB | 4,800円 |
25GB | 5,400円 |
30GB | 6,000円 |
40GB | 7,000円 |
50GB | 7,950円 |
70GB | 9,750円 |
100GB | 12,450円 |
150GB | 16,970円 |
200GB | 21,220円 |
300GB | 29,720円 |
400GB | 37,720円 |
500GB | 45,720円 |
750GB | 65,600円 |
1TB | 87,600円 |
格安SIMで5Gが使えるとどうなるのか
画像引用元:5Gで何が変わる?どう変わる? | NTTドコモ 5G
格安SIMで5Gが使えれば、5G目当てでドコモ・au・ソフトバンクを契約する必要がなくなります。
また「格安SIMで5Gが使えたらどんなメリットがあるの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、5Gの魅力について詳しくみていきましょう。
5Gが普及すると4G時代に比べて大きな変化があり、主な変化は以下のとおりです。
- 光回線並の高速・大容量通信をスマホで利用できる
- 遅延が少ないので通信品質が大幅に向上する
- 同時接続に強く、輻輳しにくい
それぞれのメリットについてこれから詳しく解説します。
光回線並の高速・大容量通信をスマホで利用できる
5Gが始まる前は、通信速度が100倍になって世界が変わるなんて言われていました。
しかし現在はドコモの5Gでも理論値で最大4.1Gbps。4Gの理論値が最大1.7Gbpsなので、約2.5倍の速さでしかありません。
しかし多くの光回線の理論値がまだ最大1~2Gbpsであることを考えたら、やはり5Gは高速と言えます。
一方、最大10Gbpsの光回線サービスもすでに始まっています。
遅延が少ないので通信品質が大幅に向上する
5Gは遅延が少ないのも大きなメリットの1つと言われています。
スマホで利用することを考えると、低遅延はオンラインゲームやライブ配信などで大きな力を発揮するでしょう。
4Gでは「回線品質が重要なオンラインゲームをするなら固定回線が必須」とされていますが、5Gが普及すればこの情勢が変わる可能性があります。
同時接続に強く、輻輳しにくい
5Gは多数同時接続に強く、1,000,000デバイス/km^2の接続機器数に対応しています。
4Gと比較すると30倍~40倍程度の接続機器数になるため、混雑するエリアでも輻輳して通信品質が大幅に低下するようなことは避けられるでしょう。
5Gによって人口密集地やイベント会場などでの通信状況をより良いものにできます。
今のところは期待はずれ?
現在は5G自体がまるで普及しておらず、使えるエリアでも数字上は4Gより速いというだけで具体的な恩恵がありません。
そのため、世間の5Gへの関心は開始前より薄れてしまっています。
有料オプションに加入してまで使う価値は、今は正直言ってありません。
格安SIMで5Gが普及するのはいつから?
5G自体の普及に後3~5年はかかるという予想が多いです。
5Gが普及する前に6Gが登場するなんて話も出てきています。
ただ、格安SIMでも5G対応になるということだけなら、2021年中にも当たり前になるのではないでしょうか。
mineoを運営している株式会社オプテージや、LinksMateを運営している株式会社LogicLinksは、自社で独自の5G回線を持っているわけではありません。
どちらも大手キャリア(MNO)の回線帯域を借りているMVNOです。
これはつまり、回線を借りさえすれば、どの格安SIMでもすぐ5Gに対応できることを示しています。
しかし、今コストをかけてまで借りるメリットがないため、5G対応の格安SIMが少ないのでしょう。
ドコモの5G整備計画
5G自体はいつ普及するのか、一例として、ドコモが計画している5Gの整備計画を見てみましょう。
- 2020年3月末:150箇所500基地局
- 2021年3月末:全国500都市に展開
- 2023年中:全国基盤展開率97%
2020年に全国150箇所500基地局でサービスインしたドコモの5Gは、2020年6月で全47都道府県に展開しています。
2023年には全国基盤展開率97%を目指していて、予定通りに整備されれば、2023年には日常的に5Gが使える日が来るかもしれません。
auとソフトバンク、そして楽天モバイルも整備計画を前倒ししているので、早ければ2~3年後に5Gの普及が期待できます。
そうなればMVNOの格安SIMでも、5Gの回線帯域を借りるところが増えてくるでしょう。
格安SIMで5Gを使う際のよくある質問
最後に、格安SIMで5Gを使うことについての、よくある質問をまとめました。
- 5Gは別料金になる?
- 格安SIMでも5Gなら速い?
- 5G対応のためにSIMカード交換が必要?
- 5Gスマホを買ったらプラン変更は必須?
- 5G対応スマホでも4G回線を使える?
5Gは別料金になる?
5Gが別料金になるのかは、格安SIMによって異なります。
ワイモバイルとUQモバイルでは別料金なしで対応しますが、mineoやLinksMateでは月額オプションになっています。
格安SIMでも5Gなら速い?
格安SIMの会社(MVNO)は、大手キャリア(MNO)から回線帯域の一部を借りて使っています。
そのため、理論上の速度は大手キャリア(MNO)と同じです。
ただ、あくまで回線帯域の一部しか使えないため、利用者が増えると混雑して遅くなりやすいという欠点を抱えています。
5Gでも混雑時には大手キャリア(MNO)より遅くなりやすいでしょう。
なお、ワイモバイルとUQモバイルは大手キャリア(MNO)が運営しているので、MVNOの格安SIMより5Gでも速度が保たれやすいと思われます。
5G対応のためにSIMカード交換が必要?
ドコモ・au・ソフトバンクでは、5G対応プランに変更するとSIMカードの交換が必要になる場合があります。
格安SIMでの対応は格安SIMによって異なるので、一概には言えません。
mineoやLinksMateでは、5Gオプションへの加入を理由にSIMカードを交換する必要はないとしています。
ワイモバイルとUQモバイルも、まだ新料金プラン開始前ですが、今のところ交換の必要があるという話は出ていません。
5Gスマホを買ったらプラン変更は必須?
ドコモ・au・ソフトバンクでは必須ですが、格安SIMでは必須ではありません。
しかし今後、必須とするところが出てくる可能性はあります。
5G対応スマホでも4G回線を使える?
問題なく使えます。
実際に筆者も5G対応のiPhoneで、5Gに対応していない格安SIMを使っています。
今後は格安SIMでも5Gが利用できるようになる可能性が高い!
以上、格安SIMの5G対応についてでした。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- mineo
- LinksMate
少しずつではありますが、格安SIMでも5Gに対応するところが出てきました。
ただ今は、5Gに対応しても具体的な恩恵がありません。コストをかけてまで5Gに対応したいMVNOは少ないのが現状でしょう。
しかし、5G自体が普及すれば、自然と格安SIMでも5G対応が当たり前になっていくはずです。
また、2021年3月から開始するNTTドコモの「ahamo」、KDDIの「povo」、ソフトバンクの「Softbank on LINE(仮)」でも、それぞれ5G対応することが発表されています。
ahamoとSoftbank on LINEは月額2,980円で20GB、povoは月額2,480円で20GB。格安SIM以上のコスパを誇っています。
また、楽天モバイルでも月額2,980円で無制限に5Gが使えます。
今、5Gを利用したい方は、格安SIMに限らず大手キャリアの新プランにも目を向けてみてください。思っていたよりも、自分にぴったりなプランが見つかるかもしれません。