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いつものようにノートパソコンからWi-Fi経由でネットにアクセスしようとしたら、なぜか上手く繋がらない……。
とても焦ってしまいますよね。
しかし、そんな時こそ落ち着いて1つ1つ原因を調べていくことが問題の早期解決に繋がります。
本記事では、ノートパソコンをWi-Fi経由でネット接続しているときに起こりやすい障害についてまとめました。
起こる頻度が高い順に記載していますので、本記事の上から順に試していくだけでネットが繋がらない問題を解決できますよ。
- ネットに繋がらない場合、まず行っておきたいのは障害箇所の特定
- ノートパソコンで特にチェックしたいのは、「Wi-Fi設定のオンオフ」「Wi-FiルーターのSSID」「省電力モード」の3つ
- LANケーブル関連の障害は起こりがちなので、真っ先に確認すべき
- ノートパソコン・Wi-Fiルーター共に、再起動はよく考えてからすべし
トップ画像引用元:WEM-1266 : Wi-Fi中継機 | バッファロー
ネットに繋がらないときの障害箇所の切り分け方法
画像引用元:Wi-Fi STATION SH-52A docomoの特長|AQUOS:シャープ
ノートパソコンからWi-Fiにうまく接続できないとき、まずどこで障害が起きているのかを突き止めます。
怪しい部分をしっかり見極めてから調べなることがとても大切です。
そのためにまずはスマホなどをWi-Fiに接続し、ネットに接続できるか確認しましょう。
この結果によって、どの部分が怪しいのかがすぐにわかります。
スマホでネットに接続できる場合は、Wi-Fiルーターには問題がなさそうで、パソコンに問題がある可能性が高いです。
またスマホでもネットに接続できない場合は、Wi-Fiルーターに問題があってネットに接続できないと考えられます。
- スマホでネットに接続できる場合:ノートパソコンが障害である可能性が高い
- スマホでネットに接続できない場合:Wi-Fiルーターが障害である可能性が高い
あとは、障害があると思われる機器に対して、設定などの確認を行います。
まずは、「ノートパソコンが障害である可能性が高い」ケースについて見ていきましょう。
ノートパソコンのチェック項目
ここからは、ノートパソコンでありがちな設定間違いや障害について、頻度が高い順に見ていきます。
同時に対処法なども解説していくので、本記事の記載順にノートパソコンを調べていけば、早い段階で障害から復帰できますよ。
- ノートパソコンのWi-Fiが有効になっているか確認する
- 選択したSSIDが自分のルーターであるかを確認する
- 省電力モードになっている
- 再接続を試してみる
- USB子機を利用している場合は挿し直す
- OSやドライバーを最新版に更新する
- パソコンを再起動する
ノートパソコンのWi-Fiが有効になっているか確認する
最もよくあるのが、「ノートパソコンのWi-Fi設定がオフになっていて繋がらない」というものです。
Wi-Fi設定の状況は、ノートパソコンの画面右下部にあるタスクバーで確認できます。
上の画像では、オフになっています。
Wi-Fi設定のオンオフの操作方法は機種毎に異なりますが、大抵は以下のいずれかの方法で切り替えが可能です。
- 本体の側面などに設置されているスイッチで切り替える
- キーボードの「Fn」キーと、「F1」~「F12」までのキーを組み合わせる
- 上記2つがない場合は、画面下部のタスクバーの右側にあるWi-Fiアイコンで操作する
上記3つのいずれかの方法でWi-Fi設定をオンにしないと、ノートパソコンはWi-Fi接続できません。
特に、「Fn」キーと「F1」~「F12」の組み合わせはわかりにくいので、注意が必要ですね。
たとえ同じメーカーの製品でも、機種毎に操作方法は異なります。
上記の方法で切り替えができなかった場合は、ノートパソコンに同梱されていたマニュアル等で操作方法を確認してください。
選択したSSIDが自分のルーターであるかを確認する
ノートパソコンのWi-Fi設定画面を開き、選択されているSSIDが自分のWi-Fiルーターであるかを確認しましょう。
SSIDの確認方法は下記画像のとおりです。
タスクバー上のWi-Fiアイコン(青枠)をクリックすると、操作中のノートパソコンまで電波が届いているWi-FiのSSID一覧が表示されます。
ノートパソコンが現在接続しているSSIDは、背景が青く反転しているので(赤枠)、そのSSIDが自分のものであるかをチェックしてください。
一覧の中には、近所や隣の部屋のWi-FiルーターのSSIDも混ざっている場合があります。
自分のWi-FiルーターのSSIDと似たようなものを誤って選択していないか、よく確認してくださいね。
省電力モードになっている
これもノートパソコンでよく見られる原因のひとつです。
ノートパソコンには、バッテリーを効率良く利用するために「省電力モード」という機能が搭載されています。
実は、この機能にはデメリットがあり、省電力モードに移行すると、パソコンのパフォーマンスが一時的に低下してしまうのです。
これはWi-Fi機能も例外ではありません。省電力モード下では、Wi-Fiに接続できなくなることがあるのです。
このモードを解除するには、下記の省電力モードを解除する手順を踏む必要があります。
1画面左下のWindowsアイコンをクリックし、「W」の項目にある「Windowsシステムツール」を選択
2「コントロールパネル」を選択後、ウインドウに表示されている「電源オプション」を選択
3選択されている電源プランにある「プラン設定の変更」を選択
4「詳細な電源設定の変更」を選択
5「ワイヤレスアダプターの設定」を選択後、表示される「省電力モード」を選択
6「設定」をクリックするとリストが表示されるので、「最大パフォーマンス」に変更し、ウインドウ右下の「適用」を選択する
「最大パフォーマンス」に設定すれば、バッテリー駆動時でも快適にWi-Fiを利用できますよ。
上の設定に見覚えがない場合でも、工場出荷時から省電力モードになっているノートパソコンもあるので、一度確認してみてください。
再接続を試してみる
ノートパソコンとWi-Fiルーターを一度接続すると、Wi-Fi接続に必要なSSIDやパスワードがパソコン側に保存されますよね。
しかし、何らかの原因でこれらが正常に動作しないことがあるのです。
この場合、接続情報を消して再度接続情報を入力することで解決できます。
1Wi-Fiアイコン(青枠)をクリックし、Wi-Fi接続画面を表示。
2「ネットワークとインターネットの設定」(上の画像赤枠)をクリック。
3画像赤枠の「既知のネットワークの管理」をクリック。
4現在のSSIDとパスワードが保存されているWi-Fiルーターが表示される。それをクリックし、画像赤枠の「削除」をクリック。
削除後は、Wi-Fi接続画面に使用中のWi-FiルーターのSSIDが再び表示されます。
それを選択してパスワードを入力しましょう。
これでまたWi-Fiルーターと接続することができます。
USB子機を利用している場合は挿し直す
ノートパソコン本体にWi-Fi機能が付いておらず、USB接続のWi-Fi子機を利用している場合は、この子機に問題が生じている可能性もあります。
また、ノートパソコンのUSB機能にも問題がある可能性も否定できません。
一度、Wi-Fi子機をノートパソコンに挿し直してみましょう。
OSやドライバーを最新版に更新する
これはあまり無いケースですが、OSやドライバーのバージョンの古すぎるために、Wi-Fiがうまく接続できないこともあります。
心当たりがある場合は、これらを最新版にアップデートしてみましょう。
最新アップデートを適用する方法
1スタートメニューから「設定」を選択
2「更新とセキュリティ」を選択
3「更新プログラムのチェック」を選択し、最新版がある場合はアップデートする
最新版をアップデートした後は、再度Wi-Fiに接続できるかを確認してみてください。
パソコンを再起動する
上記の対処を試してもネットに接続できない場合は、ノートパソコンの再起動を行ってください。
Wi-Fiの問題に限らず、たいていのトラブルは再起動で解決するものです。
そのため、何よりも先に再起動を試みる方は多いかと思います。
しかし、再起動ばかりに頼っていると、結局何が悪いのかが判別できず、いつまで経っても根本的な解決が望めません。
急いでいる場合は別ですが、パソコンの再起動は疑われる箇所をすべて調べてから行うようにしましょう。
Wi-Fiルーターのチェック項目
次は、「Wi-Fiルーターが障害である可能性が高い」場合のチェック項目です。
こちらも頻度が高い順に記載しています。記載順どおりに調査をすることで、障害を早く取り除くことができますよ。
- LANケーブルが外れていないか確認する
- 基地局などで障害が起きている可能性も
- ファームウェアを更新する
- ルーターを再起動する
LANケーブルが外れていないか確認する
最もよくあるのがLANケーブルのトラブルです。
Wi-Fiルーターは光回線の終端装置とLANケーブルで接続されていますが、このケーブルがいつの間にか外れていることがあります。
また、外れていないように見えても、よく見るとしっかり差し込まれていないケースも少なくありません。
非常に単純なトラブルですよね。しかし、それだけに「そんなことあるわけない」と見落としがちな原因でもあります。
特にWi-Fiルーターのまわりを掃除をしたときは、注意してくださいね。
基地局などで障害が起きている可能性も
光ケーブルより先、光回線の設備などで障害が発生している可能性があります。
また、設備のメンテナンスで一時的に接続できなくなっている可能性も否定できません。
このような場合、ユーザーにできることは設備の障害情報を知ることだけです。
光回線設備の障害情報は、光回線業者の公式ホームページに掲載されます。
また、メンテナンス情報も同じく公式サイト上に掲載されるので、併せて確認することをおすすめします。
Twitterならいち早く知る事ができる!
障害やメンテナンスの正確な情報は、公式サイトで知ることができます。
しかし、これらの情報が速やかに掲載されるとは限りません。特に障害発生直後に掲載されることは、まずないでしょう。
そこでおすすめなのがTwittterです。
光回線設備で障害が起きた場合、影響は自分だけでなく、その業者と契約しているユーザーすべてに及びます。
そして障害に関するつぶやきも急増するのです。
業者の障害が疑われるときは、その業者の名前でTwitter検索してみてください。
他のユーザーにも同じ症状が出ている場合、あなたの予想は高確率で当たっています。
ただし、Twitterの情報は絶対ではありません。間違いである可能性も否定できない点には注意してください。
ファームウェアを更新する
ファームウェアとは、ルーターを制御するソフトウェアのことです。
普段は全く触ることのない部分ですが、ファームウェアの不具合などでWi-Fiに接続できない場合もあります。
ファームウェアを最新版にすることで解決する問題なので、更新を行いましょう。
ファームウェアの更新方法はWi-Fiルーターの機種毎によって異なります。
マニュアルやメーカーの公式ホームページなどで確認してください。
ルーターを再起動する
ここまでの方法を試しても復旧しなかった場合は、ルーターの再起動を行いましょう。
再起動の方法は簡単です。
電源ケーブルを本体から外し、10秒ほど放置してから再度接続するだけです。
なお、ノートパソコンの再起動と同じく、最初にこの操作を行ってしまうと、原因の特定が困難になってしまいます。
上で解説している対処法をすべて試してから行ってくださいね。
順番に調べれば障害は簡単に見つかる
今回は、ノートパソコンがWi-Fi経由でネットに繋がらない場合の原因と対処法について解説しました。
- ネットに繋がらない場合、まず行っておきたいのは障害箇所の特定
- ノートパソコンで特にチェックしたいのは、「Wi-Fi設定のオンオフ」「Wi-FiルーターのSSID」「省電力モード」の3つ
- LANケーブル関連の障害は起こりがちなので、真っ先に確認すべき
- ノートパソコン・Wi-Fiルーター共に、再起動はよく考えてからすべし
今やWi-Fiやインターネットは生活になくてはならないものですが、いざ障害が起きると何から調べれば良いのかわからず、焦ってしまいますよね。
だからこそ、手軽な解決方法である再起動に手を伸ばしがちですが、しっかりと手順を踏んで調べていけば、障害箇所は意外と簡単に見つかります。
ノートパソコンがネットに繋がらないときは本記事を参考に、1つ1つゆっくり障害箇所を調べてみてくださいね。