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2019年の1月末、LINE Pay株式会社は、LINE Payに対応したVisaブランドのクレジットカードを導入すると発表しました。
LINE Payの背景を考えると、これはとても大きな意味を持つ動きと言えます。
今回は、現在判明している情報をまとめ、LINE Payと組み合わせる事でどれだけお得になるのか解説していきます。
トップ画像引用元:「QUICPay+」でお買い物をする (Androidユーザー限定) : LINE Pay 公式ブログ
1 LINE Payが導入するクレジットカードの基本スペックは?
画像引用元:LINE Pay
今回発表されたクレジットカードの基本スペックは下の表のとおりです。ここでは現時点で判明している項目のみを記載しています。
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 初年度のみ3% |
導入時期 | 2019年 |
カードブランド | Visa |
その他 | 優待特典あり Visaのタッチ決済機能搭載 |
LINEクレジットカードの初年度の基本還元率は3%と非常に高くなっています。ただし、通常の還元率はまだ公表されていません。
とはいえ、もし通常時でも1.5%などの高還元率で提供する予定だったとしたら、恐らく既に情報を公開しているでしょう。そのため、通常時は平均的な1%である可能性が高いと思われます。
1-1 カードブランドはVisaのみ
クレジットカードブランドはVisaのみの対応となりますが、Visaの加盟店は国内外あわせておよそ5,390万店舗。カードブランドの中では最多ですから、あらゆるお店でLINEクレジットカードを利用することができます。
また、Visaのタッチ決済機能にも対応しているので、スピーディかつ安全に支払いを済ませることが可能です。
1-2 LINEクレジットカード 利用上の注意点
LINEクレジットカードは、たとえLINE Payを利用してなくても、LINE Payと連携させる必要があります。
少々面倒ではありますが、LINE Payは独自のアプリではなく、LINEアプリ内の1機能なので、LINEアプリさえインストールしていれば大丈夫です。
逆に言えば、スマホを持っていない人は、LINEクレジットカードを利用することができないとも言えます。
2 LINE Pay、クレジットカード導入の狙いとは?
LINEといえば、日本で最も使われているSNSですよね。そんなLINEが、なぜ今、クレジットカードの導入に踏み切ったのでしょうか?
その答えは、LINE Payにあります。
2-1 LINEの決済アプリ「LINE Pay」の弱点を補強
LINE Payは、「決済アプリ」と呼ばれるジャンルのアプリです。ショッピングの際、スマホ1つで支払いを完了できるため、既に利用している方も多いのではないでしょうか。
この「決済アプリ」というカテゴリーは、2018年に大流行しました。なぜなら、同じような機能を持つ電子マネーよりも、ポイント還元率が非常に高かったからです。
LINE Payが抱える弱点
LINE Pay以外の主要な決済アプリは、以下の3つです。
- 楽天Pay
- PayPay
- Origami Pay
LINE Payはこれらライバル達に比べて還元率が高く、使える店舗も多いという強みを持っていました。しかし一方で、LINE Payだけはアプリにクレジットカードを登録できない、という弱点があったのです。
クレジットカードが使えないのは非常に面倒!
LINE Payは次のいずれかの方法で残高をチャージして利用します。
- 現金
- 銀行口座
- LINE Payカード
しかし、現金はそもそも使いにくいですし、銀行口座は登録完了までに1~2ヶ月待たないといけません。
そして、LINE Payカードはクレジットカードではなくプリペイドカードなので、利用するためには、このカードにもチャージが必要になります。
つまり一言でいうと、現状のLINE Payはとにかくチャージが面倒なのです。
一方、他の決済アプリではクレジットカードが使えるので、アプリの初期設定でカードを登録しておけば、次回からは簡単にチャージができます。
そうなると、クレジットカードが使える人は、LINE Pay以外のアプリを使おうと考えてしまいますよね…。
だからこそ、今回LINE Payはクレジットカードの導入に踏み切ったのです。
もともととても優秀なアプリだったLINE Pay。クレジットカードという新たな武器を手に入れることで、使い勝手が飛躍的に増すことは間違いないでしょう。
次の章では、LINE Payとのポイント2重取りについて解説します。
2-2 LINE Payとの併用でポイント2重取りも可能に!
画像引用元:サービス紹介 : LINE Pay Merchant
LINEクレジットカードでもう1つ注目したいのが、LINEポイントの還元です。
なぜなら、クレジットカードをLINE Payに登録してクレジットカード利用で支払えば、「クレジットカードのポイント」と「LINE Payのポイント」を2重取りできる可能性が非常に高いから。
これについては、まだLINE側からの正式なアナウンスはありません。
しかし、ライバルの決済アプリはポイント2重取りが可能となっているため、LINEも同様の仕組みを取る可能性は非常に高いと言えます。
ここからは、ポイントの2重取りが可能になった場合、どのくらいのポイントが取れるのかを見ていきましょう。
LINE Payとクレジットカード併用で獲得できるポイントを試算
初年度のみですが、LINEクレジットカードのポイント還元率は3%です。対して、LINE Payのポイント還元率は下の表のとおりとなります。
マイカラー | 基本還元率 |
---|---|
グリーン | 2% |
ブルー | 1% |
レッド | 0.8% |
ホワイト | 0.5% |
LINE Payには「マイカラー」と呼ばれる制度が導入されており、各カラーに応じて還元率が異なります。それぞれのカラーの適用条件は以下のとおりです。
カラー | 条件 |
---|---|
グリーン | 月の合計決済額10万円 |
ブルー | 月の合計決済額5万円~9万9,999円 |
レッド | 月の合計決済額1万円~4万9,999円 |
ホワイト | 月の合計決済額0円~9,999円 |
さらに、2019年7月31日まで、基本還元率UPキャンペーンを実施しています。キャンペーン中は、どのマイカラーに対しても、基本還元率が+3%になるという大盤振る舞い!
このキャンペーンを適用した場合の基本還元率+今回のLINEクレジットカードの基本還元率を計算してみました。
カラー | LINE Payの 還元率 | クレジットカードの 還元率 | 合計還元率 |
---|---|---|---|
グリーン | 2%→5% | 3% | 8% |
ブルー | 1%→4% | 3% | 7% |
レッド | 0.8%→3.8% | 3% | 6.8% |
ホワイト | 0.5%→3.5% | 3% | 6.5% |
還元率最高のグリーンの場合、合計の還元率はなんと8%に!
使用店舗の制限もなく、支払いの度にこれだけのLINEポイントが還元されるのは非常にお得ですよね。
LINE Payはキャンペーン時の還元率がとにかく高い!
先程ご紹介した還元率だけでも十分に高いのですが、決済アプリにはさらに還元率を高める方法があります。それが、毎月行われる高還元率キャンペーンです。
驚くべきはその還元率の高さで、なんと最大で20%になることも!しかも、最大の還元率を得るために複雑な条件を達成する必要もありません。
そもそも、決済アプリが大流行したのは、キャンペーンの高還元率が話題となったためです。
ちなみに、還元率が20%のキャンペーンを利用した場合の合計還元率は下の表のとおりとなります。
カラー | LINE Payの 還元率 | クレジットカードの 還元率 | キャンペーンの 還元率 | 合計還元率 |
---|---|---|---|---|
グリーン | 2%→5% | 3% | 20% | 28% |
ブルー | 1%→4% | 3% | 20% | 27% |
レッド | 0.8%→3.8% | 3% | 20% | 26.8% |
ホワイト | 0.5%→3.5% | 3% | 20% | 26.5% |
最も還元率の高いグリーンは28%、最低のホワイトですら26.5%です。
このようなお得なキャンペーンが毎月行われていますので、まだLINE Payを利用したことがない方は、ぜひ導入を検討してみてください。
3 LINEクレカとLINE Payは最強のタッグ!
今回は、LINEのクレジットカードについて解説しました。
「まだLINE Payは使ったことがないんだけど、非常に興味がわいてきた」という方は、LINEアプリ内の「ウォレット」タブから「コード支払い」アイコンを選択してみてください。さっそくLINE Pay生活を始めることができますよ。
現在、LINE Payでは基本還元率のキャンペーンを開催しています。また、還元率20%のキャンペーンも毎月行われているので、ぜひ利用してみてくださいね。