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この記事では、LINEMO(ラインモ)を5Gスマホで利用しているのに、5Gにならないときの原因と対処法を解説します。
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用格安SIMで、提供エリアや通信品質もソフトバンクと同等です。
しかし、そもそも5Gが発展途上の段階なので、5Gにならないという方は多いようです。
LINEMOを5Gで利用したい方は、ここで5Gにならないときの原因と対処法をチェックしてください!
- ソフトバンクと同じ提供エリア
- 7GHz、28GHz、LTE周波数流用の3種類がある
- 提供エリア内でも5Gにならない可能性あり
- LTE周波数流用のエリアは対応したスマホが必要
トップ画像引用元:LINEMOのエリアマップ|【公式】LINEMO – ラインモ|格安SIM・格安スマホ
LINEMOの5Gエリア
画像引用元:LINEMOのエリアマップ|【公式】LINEMO – ラインモ|格安SIM・格安スマホ
まずはLINEMOの5Gエリアについてチェックしましょう。
LINEMOはソフトバンクのエリアがそのまま利用できますが、まだまだ5Gエリアは狭いと言わざるを得ません。
- 主に都市部の限られた場所が提供エリア
- 提供エリアによって周波数が異なる
- 2021年5月現在は3.7GHz帯でエリア確認が必要
主に都市部の限られた場所が提供エリア
LINEMOの5Gが利用できるエリアは、2021年5月時点で主に都市部が中心となっています。
- 東京23区
- 大阪市
- 名古屋市
上記のエリアも全てをカバーしているわけではありません。
また、他の都道府県にも5Gエリアを展開していますが、まとまったエリアは都市部のみです。
そのため、自宅や職場がピンポイントで5Gエリアなら問題なく5Gで使えますが、移動中は4Gになってしまう可能性が高いということです。
LINEMOの提供エリアをチェックする際は、自宅や職場だけでなく、よく利用する経路の提供状況もチェックしておいた方がいいでしょう。
提供エリアによって周波数が異なる
LINEMOの5Gは、提供エリアによって3種類の電波が利用されています。
- 7GHz帯(メイン)
- 28GHz帯(ポケットWi-Fi用)
- 4G周波数の流用
(700MHz、1.7GHz、3.4GHz)
まだ3種類の周波数全てに対応しているエリアはほとんどありません。
また、4G周波数を流用したエリアでは、スマホ本体のソフトウェア・アップデートで対応させる必要があります。
しかし、現状は非対応モデルばかりなので、LINEMOのエリアを確認する際は3.7GHz帯のエリアマップを見たほうがいいでしょう。
>LINEMOの5G(3.7GHz帯)エリアマップはこちら
LINEMOが5Gにならない原因と対処法
ここからは、5GスマホでLINEMOを利用しているのに5Gにならないときの原因と対処法をみていきましょう。
なお、原因が分かっても5Gエリアの拡大を待つしか対処方法がない場合もあります。
LINEMOが5Gにならない原因
LINEMOで5Gにならないときは、主に2つの原因が考えられます。
- 利用場所が実際は5Gエリア外
- スマホがエリアの周波数に非対応
利用場所が実際は5Gエリア外
LINEMO公式サイトに掲載されている提供エリアマップは、計算上で基地局から十分な電波が届く範囲を表示しています。
つまり、実際にその場所で利用できるかを確認したマップではないということです。
そのため、実際に利用してみると5Gにならないということが起こるのですね。
加えて、提供エリア内でも地下やトンネルなど、電波が届きにくい場所は5Gにならない可能性があります。
スマホがエリアの周波数に非対応
先の解説でも触れましたが、LINEMOの5Gは3種類の電波を利用しています。
そのため、利用しているスマホが利用場所の5G電波の周波数に非対応だと、5Gエリアなのにつながらないということになります。
特に28GHzエリアと4G周波数の流用エリアは、利用できる端末が限られています。
- 7GHz帯:Band n77対応のスマホは利用可能
(5G対応スマホはほぼ全て利用可能) - 28GHz帯:ソフトバンクの5GポケットWi-Fiで利用可能
- 4G周波数の流用:ソフトバンク端末・iPhone 12以降で利用可能
(ソフトウェアアップデートが必要)
ほぼ全ての5Gスマホが利用できる3.7GHz帯は都市部のみで、28GHzはポケットWi-Fi用の周波数となっています。
その他エリアは4G周波数の流用エリアなので、対応スマホを持っていないと利用できません。
さらに対応スマホであっても、ソフトウェアアップデートで対応させる必要があります。
4G周波数流用エリアで利用できる端末とアップデート状況は次のとおりです。
ソフトバンクスマホの4G周波数対応状況
機種名 | 対応時期 |
---|---|
Xperia 5 II | 2月15日 |
AQUOS sense5G | 2月18日 |
AQUOS R5G | 3月以降 |
LG V60 ThinQ 5G | |
AQUOS zero5G basic | 4月以降順次 |
OPPO Reno3 5G | |
Google Pixel 4a (5G) | |
Google Pixel 5 | |
Redmi Note 9T | |
iPhone 12シリーズ | 順次対応予定 |
まだ配信済みになっていないスマホばかりなので、実質4G周波数の流用エリアはまだまだ5Gが使えないエリアと見ておいた方がいいかもしれませんね。
LINEMOが5Gにならないときの対処法
最後にLINEMOが5Gにならないときの対処法をチェックしましょう。
- 機内モードのON/OFFや再起動
- ソフトウェアアップデート
- エリアの拡大を待つ
機内モードのON/OFFや再起動
5Gエリアに入っても4Gの電波が圧倒的に強い場合は、自動的に5Gにならない可能性があります。
こうした場合は、機内モードのON/OFFや再起動をすると5Gの電波を掴んでくれます。
ただし、5Gの電波が弱い場所では4Gの方が速いということもあり得ます。
4Gのままで速度に問題ない場合は、あえて5Gに繋ぎなおさないほうがいいこともあるので注意しましょう。
ソフトウェアアップデート
4G周波数に対応したスマホを利用している方は、対応したソフトウェアアップデートが完了しているかチェックしましょう。
Xperia 5 IIを例にすると、ソフトウェアアップデートの手順は次の通りです。
- 「設定」を開き「システム」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- 「アップデートをチェック」→「今すぐ再起動」をタップ
エリアの拡大を待つ
LINEMOの5Gエリアは、現状ほとんどの端末で3.7GHz帯エリアのみ対応となります。
しかし、3.7GHz帯エリアは大都市の一部のみと、まだまだエリアが狭い状況です。
そのため、3.7GHz帯エリア外で利用している方は、ソフトバンクの提供エリア拡大を待つしかありません。
ソフトバンクは2021年末までにまでに人口カバー率90%超えを目標にしていますが、4G周波数流用エリア込みでの人口カバー率です。
3.7GHz帯エリアがどこまで広がるかは未知数ですが、今後のエリア拡大状況は都度チェックしつつ、お住まいのエリアが5G対応になるのを待ちましょう。
LINEMOの5Gエリアは今後の拡大に期待!
今回はLINEMO(ラインモ)が5Gにならないときの原因と対処を解説しました。
- 利用場所が実際は5Gエリア外
- スマホがエリアの周波数に非対応
LINEMOはソフトバンクの5Gエリアが利用できますが、提供エリアマップは計算上のものなので、実際は5Gが来ていない可能性もゼロではありません。
また、多くのエリアは4G周波数を流用していて、汎用的な3.7GHz帯のエリアがまだまだ狭い状況です。
そのため、実際にLINEMOの5Gが利用できるのは、3.7GHz帯に対応したごく一部のエリアということになります。
- 東京23区の一部
- 大阪市の一部
- 名古屋市の一部
- その他の都市の一部
5GスマホでLINEMOの5Gにならない方は、3.7GHz帯のエリア状況を確認し、今後のエリア拡大に期待しましょう。