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2021年に入り、各キャリアでも対応が始まった「eSIM」。
特にできることが増えるわけではないのですが、どのようなものなのか興味のある方も多いのではないでしょうか。
ソフトバンクの格安SIM「LINEMO」では、すでにSIMカードを利用している方でも途中からeSIMへ変更できます。
本記事では、LINEMOでSIMカードからeSIMへ変更する際の手順について解説します。
- 切り替えにはWi-Fi環境が必須。別途スマホやパソコンを用意できれば作業が楽になる。
- 切り替え申し込みの受付時間は9時から20時まで。
- eSIMが使えるのはiPhoneシリーズとPixelシリーズの一部機種のみ。
- eSIMの設定はスマホに慣れている方でないと難しい可能性も。
- 電波の切り替え後は、端末の再起動が必要なので忘れずに!
トップ画像引用元:オンライン専用ブランド“LINEMO”
LINEMOで物理SIMからeSIMへ変更する手順
画像引用元:LINEMOの料金プラン|【公式】LINEMO – ラインモ|格安SIM
では早速、物理SIMからeSIMへ変更する方法を見てきましょう。
まずは、必要なものの確認です。
- ネットにつなげるWi-Fi環境
- eSIMを使うスマホとは別のスマホまたはパソコン(できれば)
必要なものは上記の2つのみです。
1つ目のWi-Fi環境は意外と忘れがちなので注意してください。Wi-FiはeSIMのプロファイルをダウンロードするために利用します。
「LINEMOの物理SIMがあれば、Wi-Fi環境は不要なんじゃないの?」と考えてしまいがちですが、やはりWi-Fiは必要です。
手続きの最中にも注意喚起されます。
物理SIMからeSIMへ変更する際は、必ずWi-Fi環境を用意してから手続きをしましょう。
なお、スマホやパソコンがあれば、eSIMのダウンロードがより楽になります。
もちろん、eSIMをダウンロードしたいスマホだけでも設定は可能です。しかし、手順が少々面倒になってしまうため、パソコンなどがあればぜひ用意してください。
eSIM切り替え作業の受付時間
eSIMへの切り替え作業は、すべてWebで行います。
Web受付は24時間対応というイメージがありますが、残念ながらそうではありません。
- 9時から20時まで
eSIMへの切り替えの申し込みは、上記の時間帯に行う必要があります。十分注意してくださいね。
eSIMへの変更手順
ここからの操作は、eSIMを使いたいスマホや、別途用意したスマホ・パソコンのどちらで行ってもOKです。
まずはこちらのサイトへアクセスしてください。
あとは以下の手順で手続きを進めていきましょう。
- 「eSIM」を選択
- LINEMOのIDとパスワードでログインする
- 変更・再発行履歴の確認方法を選び、「次へ進む」を選択
- 「申し込み内容を確認しました」にチェックを入れ、「お申し込みを確定する」を選択
難しいことは何もありません。ただ画面の案内に従って選択していくだけです。
「変更・再発行履歴の確認」では、Webと書面のどちらかを選べます。おすすめは、履歴を見たいときにすぐ確認できるWebです。
eSIMプロファイルのダウンロード手順
この章の手順は、eSIMを使うスマホではなく、別途用意したスマホやパソコンでの操作をおすすめします。
eSIMへの変更を申し込むと、LINEMOに登録しているメールアドレス宛に、eSIMプロファイルに関するメールが届きます。このメールに記載されているサイトへアクセスしてください。
その後は、以下手順で手続きを行いましょう。
- 「eSIM利用開始のお手続き」の内容を確認し、「必ずご確認ください」欄の2つにチェックを入れる
- 「ご本人さま認証」にて、契約者の電話番号と受け取り方法を選択
- ワンタイムパスワードを受け取る
- ワンタイムパスワード画面にパスワードを入力
- 「eSIMを利用する端末の選択」にて、eSIMを使う端末の種類を選択する
- 「eSIMプロファイルのダウンロード」画面にQRコードが表示される
- eSIMをダウンロードしたいスマホでQRコードを読み取る
QRコードは、eSIMをダウンロードしたいスマホで読み取ってください。
QRコードを読み取った後、プロファイルをダウンロードするための設定画面が開きます。画面の案内に従ってダウンロードを進めてください。
ダウンロード後の手順は以下のとおりです。ここからは別途用意した端末で操作してください。
- eSIMのプロファイルダウンロード終了後、「次へ進む」を選択
- 「回線切替」にて、「回線を切り替える」を選択
- 15~20分後に、eSIMをダウンロードしたスマホを再起動する
- eSIMをダウンロードしたスマホのアンテナピクトに、「LINEMO」が表示されれば設定完了
以上でeSIMへの切り替え作業は終了です。
なお、3の手順で再起動してもアンテナピクトに「LINEMO」が表示されない場合は、あと10分ほど待ってから端末を再起動し直してみてください。
LINEMOのeSIMの注意点
ここまで見てきたとおり、eSIMへの切り替え手続きは少々複雑です。
また、eSIMを利用する際、気をつけるべきこともいくつかあります。
物理SIMからeSIMへ切り替える前に、しっかりチェックしておきましょう。
eSIMはすべての端末に対応していない
eSIMは対応機種が限られています。
物理SIMは様々な機種に対応していますが、eSIMはまだまだ普及が進んでいる状態とは言えません。
LINEMOのSIMカードに対応しているからといって、eSIMを使えるとは限らないということですね。
LINEMOでeSIMを使える機種は下記のとおりです。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XS/XRシリーズ
- iPhone SE(第2世代)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 4シリーズ
対応機種はiPhoneシリーズとPixelシリーズに限られます。
Androidスマホを利用している方は、Pixelシリーズ以外の機種ではeSIMを利用できないため、注意してくださいね。
切り替え申し込みの受付時間は9時から20時まで
上でも触れましたが、eSIMへの切り替えの申し込み受付時間は、9時から20時までです。
これ以外の時間帯は申し込みできません。上記時間帯に時間を作って申し込みましょう。
eSIMは基本的にスマホに慣れている方向け
本記事ではeSIMへの変更方法を解説してきましたが、「普通のSIMカードに比べて、手続きが随分難しいんだな」という印象を持った方も多いのではないでしょうか。
通常のSIMカードであれば、スマホのSIMスロットにSIMカードを挿入して、ちょっとした設定をするだけで通信できるようになりますよね。
しかし、eSIMではそうはいきません。
また、設定の途中で何かトラブルが起きたとき、基本的には自分で調べて解決する必要があります。
LINEMO公式サイトには、eSIMの設定がうまくいかない方向けのQ&Aが用意されていますが、これを読んで理解できるかどうかはあなた次第です。
総じて、eSIMの設定はスマホに慣れている方でないと、かなり難易度が高いでしょう。
最近スマホを使い始めたばかりの方には、あまりおすすめできません。
そもそもeSIMに切り替えたからといって、SIMカードでは不可能だったことができるようになるわけではありません。
スマホ初心者の方は、もう少しスマホの操作に慣れてからチャレンジしてみましょう。
LINEMOでeSIMへの切り替え手続きにチャレンジしてみよう!
本記事では、通常のSIMカードからeSIMに変更する手順を解説しました。
- 切り替えにはWi-Fi環境が必須。別途スマホやパソコンを用意できれば作業が楽になる。
- 切り替え申し込みの受付時間は9時から20時まで。
- eSIMが使えるのはiPhoneシリーズとPixelシリーズの一部機種のみ。
- eSIMの設定はスマホに慣れている方でないと難しい可能性も。
- 電波の切り替え後は、端末の再起動が必要なので忘れずに!
SIMカードからeSIMへの切り替えには、Wi-Fi環境が必須です。忘れずに用意してくださいね。
また、eSIMへ切り替える前に、そもそも対象のスマホがeSIMに対応しているかどうか、チェックすることも重要です。
eSIMに切り替えられれば、SIMスロットの損壊など、物理的な故障などからは無縁になれます。ぜひチャレンジしてみてください。