
携帯代10,000円て高くない!?格安SIMで月額を半分以下に抑えませんか?
この記事では、LINEモバイルで機種変更した際のデータ移行方法について解説します。
3GBの音声通話付きプランが1,480円で使えるなど、格安SIMの中でも最安クラスのLINEモバイル。
乗り換えるついでに、機種変更もしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし大手キャリアから乗り換える方にとっては、LINEモバイルで買った機種にちゃんとデータ移行できるのか心配ですよね。
そこでこの記事では、LINEモバイルでの機種変更時のデータ移行の方法を、iPhoneとAndroidスマホに分けて紹介します。
トップ画像引用元:LINEモバイル【公式】選ばれる格安スマホ・SIM
LINEモバイルでは自分でデータ移行する必要あり
画像引用元:LINEモバイル【公式】選ばれる格安スマホ・SIM
決してLINEモバイルに限った話ではありませんが、機種変更時のデータ移行はユーザーが自分で行う必要があります。
ガラケー時代であれば、ケータイのことはすべて通信会社に任せることができました。
通信会社、機種、サービスが一体となっていたからです。
例えばドコモユーザーは、ドコモ独自のケータイ(いわゆるガラケー)を使い、「iモード」というドコモ独自のサービスを通じてインターネット閲覧や音楽・ゲームを利用していましたよね。
しかし、スマホの時代になってからは、通信会社はあくまで通信サービスを提供しているだけに過ぎません。
- 通信:ドコモやLINEモバイルなど、通信会社が管理
- スマホ:Appleやソニーなど、メーカーが管理
- アプリ:Amazonやメルカリなど、サービス会社が管理
スマホやアプリに関することは通信会社ではなく、各メーカーや運営会社の案内に従って操作する必要があります。
例えば、LINEモバイルにAmazonのことを聞いても、「他所の会社のことだからわからない」と言われてしまいますよね。それと同じことです。
スマホに慣れている人ならお馴染みの操作!
裏を返せば、どの通信会社でもスマホやアプリの操作は変わらない、ということでもあります。
例えばGoogle検索の仕方は、どの通信会社と契約しても同じですよね。
データ移行もこの延長で、LINEモバイルだけの特別な操作はありません。
すでにやったことのある方も多いのではないでしょうか。
iPhoneならクイックスタートで楽々データ移行
画像引用元:Apple サポート
iPhoneを使っているなら、iPhoneの標準機能である「クイックスタート」で簡単にデータ移行できます。
クイックスタートを使えるのはiOS12.4以降を搭載しているiPhoneに限りますが、iOS12.4は2013年9月に発売されたiPhone 5sから対応しています。
今ではiPhoneユーザーのほぼ全員が使える機能と言えるでしょう。
LINEモバイルで販売中のiPhone 7でももちろん使えます。
クイックスタートなら、パソコンもバックアップも必要ありません。
- Apple IDに保存されている設定
- Apple純正アプリのデータ
- 電話帳・写真・動画なども含まれる
クイックスタートを使う手順
クイックスタートの使い方は非常に簡単で、新しいiPhoneの電源を入れて、使用中のiPhoneと近づけるだけです。
1使用中のiPhoneにクイックスタート画面が表示されたら、「続ける」をタップ。
クイックスタート画面には、「新しいiPhoneを設定」という文字が表示されています。
この画面が表示されない場合や、使用中のデバイスに「続ける」オプションが表示されないときは、Bluetoothが有効になっているか確認してください。
2新しいiPhoneに、青いアニメーションが表示される。
3使用中のiPhoneのカメラで、青いアニメーションを写して読み込む。
4「新しい [デバイス] の設定を完了」というメッセージが表示される。
その後は画面に従って、パスコードの入力、Face ID・Touch IDの設定、Apple IDのパスワード入力をしていきます。
最後に、データ転送の方法の選択肢が出ます。任意の選択をして完了です。
「iPhoneから転送」を選択すれば、バックアップはいりません。
画像引用元:Apple サポート
クイックスタートの注意点
クイックスタートでは、Appleとは直接関係のないアプリのデータは、引き継ぎできないことが多いです。
では、それらのデータはどうすれば良いのでしょうか。
これは、各アプリの運営会社の案内に従ってひとつひとつ移行していく必要があります。
例えばGoogleアカウントは、新しいiPhoneでも再度ログインしなければなりません。
クイックスタートは便利ではありますが、実は地道な手作業も少なくないのが欠点です。
iTunesを使ってiPhoneを丸ごとデータ移行
画像引用元:iTunes – Apple(日本)
パソコンを持っているなら、iTunesを使ったバックアップ方法もおすすめです。
この方法では、各アプリのデータやSNSなどのログイン状態もまとめて移行できるので、クイックスタートだけに頼るより後の手間が省けます。
OSやソフトのバージョンによって、細かな手順は異なる場合がありますが、おおまかな流れは同じです。
iTunesを初めて使うときの手順
iTunesを初めて使用する際は、まずiPhoneとiTunesの同期設定が必要です。
1パソコンとiPhoneを接続する。
2iTunesを起動する。
3iTunesでiPhoneとの接続確認が表示されるので「続ける」をクリック。
4iPhoneに接続確認が表示されるので「信頼」をタップ。
5iTunesの初期設定画面から「新しいiPhoneとして設定する」を選択して、「続ける」を押す。
これでiPhoneとiTunesの初期設定が完了しました。
iTunesへのバックアップ手順
iTunesでのバックアップは、「暗号化」を有効にすることで個別アプリのデータもバックアップできます。
1自動バックアップ先を「このコンピューター」に設定する。
2「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェック。
3パスワードを決めて入力する。
4「今すぐバックアップ」を選択。
ここで決めたパスワードは、バックアップから復元する際に必要となります。
万が一忘れるとデータが戻せなってしまうので、パスワードは絶対忘れないようにしてください。
なお、「今すぐバックアップ」を選択してからしばらくは、iPhoneをパソコンに接続したままにする必要があります。
所要時間はiPhoneのデータ量によりますが、大抵の場合は1時間あれば十分です。
iTunesから新しいiPhoneへの復元手順
iTunesでの復元は「バックアップから復元」を選ぶことで簡単に実行できます。
1新しいiPhoneをパソコンに接続。
2iTunesで「このバックアップから復元」をクリック。
3複数のバックアップがある場合、復元するデータを選ぶ。
4バックアップ時に設定したパスワードを入力する。
この後はバックアップからの復元が完了するまで待てばOKです。
ただ、復元中はiPhoneが一切操作できないので注意してください。
AndroidスマホはGoogleアカウントでデータ移行
画像引用元:端末一覧|LINEモバイル
Androidスマホを使っている方は、日頃からGoogleアカウントでログインして使っているはずです。
ここからは、Androidでのバックアップ方法について解説いたします。
そのGoogleアカウントにバックアップしておけば、新しいAndroidスマホでのログイン時に自動でデータ移行してくれます。
AndroidはGoogleが開発・提供しているOSです。
Googleアカウントで移行できるデータ
Googleアカウントでは、多くのデータを一括でバックアップ・データ移行できます。
しかし、GoogleやAndroidと直接関係のないアプリのデータなどは、各アプリの運営の案内に従ってひとつひとつ移行していかなくてはなりません。
主なデータ | 一括バックアップ |
---|---|
連絡先 | ○ |
通話履歴 | ○ |
Gmail | ○ |
Googleカレンダー | ○ |
Chromeのお気に入り | ○ |
SMSテキストメッセージ | ○ |
Wi-Fiネットワークとパスワード | ○ |
壁紙 | ○ |
アプリ | ○ |
画像 | × |
動画 | × |
音楽 | × |
LINEデータ | × |
おサイフケータイ | × |
ゲームなどアプリ内のデータ | △ |
旧スマホ:Googleアカウントでバックアップする手順
それでは実際にGoogleアカウントでバックアップする手順を紹介します。
説明に使う画像は、素のAndroid 10が搭載されているPixel 3のものです。
Androidスマホは各メーカーによってアレンジされているため、機種によって画面や項目名が異なる場合もありますが、基本的な操作の流れは共通しています。
あらかじめバックアップに使いたいGoogleアカウントでログインしておいてください。
普段使っているアカウントのままで大丈夫です。
1「設定」を開く
2「システム」をタップする(下のほうにあることが多い)
3「バックアップ」をタップする
※機種によっては「詳細設定」をタップすることで「バックアップ」が表示されます
4「Googleドライブへのバックアップ」をオンにする
5「今すぐバックアップ」→「続行」をタップする
これでバックアップが完了しました。
以後、自動で定期的にバックアップされます。
新スマホ:Googleアカウントを使ったデータ移行の手順
先ほど作成したバックアップを使って、新しいAndroidスマホにデータを移行します。
新しいAndroidスマホを起動し、バックアップをとったGoogleアカウントでログインしてください。これだけでデータが復元されます。簡単ですね。
新しいスマホを初めて起動する場合、最初のセットアップ画面でGoogleアカウントでのログインが求められます。
機種やOSのバージョンによっては、「復元しますか?」などと聞かれるかもしれません。
その都度、画面に従って進めていってください。
なお、データ移行と言っても、古いAndroidスマホからデータが消えるわけではありません。
Googleフォトで写真・動画を保存する
画像引用元:Google フォト – 思い出を何枚でも保存、見たいときにはすぐに見つかる
写真や動画は、Googleフォトを使ってデータ移行できます。
GoogleフォトはAndroidスマホになら標準で入っていると思いますが、iPhoneでもアプリをダウンロードすれば利用可能です。
Googleフォトを利用する手順
Googleフォトは、Googleアカウントさえあれば利用できます。
まずは旧スマホでGoogleフォトを起動
アプリを起動したら、画面の指示に従って操作を進めていき、Googleアカウントでログインしてください。
その後は自動でGoogleフォトに写真がバックアップされていきます。
細かな設定は、画面左上の「≡」→「設定」で可能です。
新しいスマホでGoogleフォトにログイン
その後、新しいスマホでも同じGoogleアカウントでログインすれば、データが同期されます。
これで写真や動画のデータ移行は完了です。
この手軽さもGoogleフォトの大きな魅力と言えます。
iPhone・Androidの共通事項
iPhoneはAppleが開発しているもの、AndroidはGoogleが開発しているものなので、各社とも自社のサービスやアプリはまとめてデータ移行できます。
一方、どちらも他社のサービスやアプリの開発には直接関わっていないので、iPhoneやAndroidの標準機能だけでは、データの移行はできません。
それぞれの運営会社の案内に従って、個別にデータ移行していく必要があります。
SNSはデータ移行の必要なし
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは、データ移行する必要がありません。
なぜなら、それらのデータはスマホに保存されているわけではなく、各社のサーバーに保存されているからです。
ユーザーがメールアドレスやパスワードさえ忘れていなければ、どの端末からでもログインできます。
旧スマホと新しいスマホの両方で同時にログインすることもできますし、他人のスマホからログインすることだって可能です。
LINEは例外
ただし、LINEだけは1つのアカウントで1台のスマホにしかログインできない仕組みになっています。
これはLINEモバイルでも例外ではありません。
そこで次の章では、LINEのデータ移行方法を紹介します。
LINEのバックアップと引き継ぎ手順
画像引用元:【最新版】 LINEのアカウントを引き継ぐ方法 : LINE公式ブログ
ここからはLINEのデータ移行の方法を説明します。
それではまず、旧スマホでLINEを起動して、現在の登録内容を確認しましょう。
ここで確認するのは以下の3点です。
- メールアドレス
- パスワード
- 電話番号
アプリ内で「友だち」タブ→歯車マーク(設定)→「アカウント」とタップしていくことで確認できます。
画像引用元:【最新版】 LINEのアカウントを引き継ぐ方法 : LINE公式ブログ
この3点がしっかり登録されているか、間違いはないか、すべて最新のものかを注意して見てください。
不備がある場合は必ず事前登録しておきましょう。
「引き継ぎの許可」スイッチをONにする
メールアドレス、パスワード、電話番号の確認が済んだら、次に「引き継ぎの許可」の設定をONにします。
アプリ内の「友だち」タブ→歯車マーク(設定)→「アカウント引き継ぎ」に進み、設定をONにしてください。
画像引用元:【最新版】 LINEのアカウントを引き継ぐ方法 : LINE公式ブログ
引き継ぎの有効期間は、設定をONにしてから36時間以内です。引き継ぎはこの時間内に行ってください。
ただ、36時間を経過してしまった場合でも、もう一度同じ手順で設定をONにすれば問題ありません。
先に「トーク履歴」をバックアップ
アカウントとは別に、「トークの履歴」は個別にバックアップする必要があります。
アプリ内の「友だち」タブ→歯車マーク(設定)→「トーク」→「トークのバックアップ」で行えます。
画像引用元:ヘルプセンター | LINE
なお、iPhoneとAndroidスマホ間では、トーク履歴は引き継ぎげません。
引き継ぎ方法のパターン
事前準備ができたら、いよいよ引き継ぎです。
LINEの引き継ぎには、以下の2パターンがあります。
- 電話番号はそのままで引き継ぎ
- 電話番号を変更して引き継ぎ
自身がどれに該当するのか確認してください。
①電話番号はそのままで引き継ぎする方法
これは以下に当てはまるユーザー用の引き継ぎ方法です。
- 電話番号は変わらない
- 登録している電話番号・パスワード・メールアドレスが最新
- 前のスマホで「アカウントを引き継ぐ」をONにした
LINEモバイルにMNPで乗り換えした場合はこの方法になります。
電話番号・認証番号をLINEに入力する
新しいスマホでLINEを起動し、ログインを選択して電話番号を入力すると、新しいスマホにSMSが届きます。
そこに記載されている認証番号をLINEに入力すれば、引き継ぎが開始されます。
入力した電話番号に基づいて、ユーザーの情報が表示されます。
自分の情報で間違いなければ「はい」をタップしてください。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
パスワードを入力する
事前に登録しておいたパスワードを入力してください。
これで新しいスマホでLINEにログインできます。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
パスワードの入力が分からない場合
「パスワードを忘れた場合」から、事前に登録しておいたメールアドレス宛てに、パスワード再設定メールが送付できます。
友だち追加設定する
ログインすると、友だち設定追加のON・OFFを聞かれます。
これをONにした場合、ユーザーの電話番号を知っている他のユーザーに、自動でLINEアカウントを見つけてもらえるようになります。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
トーク履歴を引き継ぎする
トーク履歴を引き継ぎします。
必要な方は「トーク履歴を復元」を選択しましょう。
もちろん事前にバックアップしていることが前提です。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
これで引き継ぎが完了しました。
②電話番号を変更して引き継ぎする方法
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
これは以下に当てはまるユーザー用の引き継ぎ方法です。
- 電話番号を変更する
- 登録している電話番号・パスワード・メールアドレスが最新
- 前のスマホで「アカウントを引き継ぐ」をONにした
LINEモバイルにMNPではなく、新規契約した場合はこちらの方法になります。
新しい電話番号をLINEに入力する
新しいスマホでLINEを起動し、ログインを選択して電話番号を入力してください。
新しいスマホにSMSが届くので、そこに記載されている認証番号をLINEに入力すると引き継ぎが開始されます。
このとき稀に、自分でないユーザーの情報が「おかえりなさい」と表示されることがあります。
これは、電話番号が常にリサイクルして使われているものだからです。
本人でない場合は、必ず「いいえ、違います」を選択してください。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
既存のアカウントでの引き継ぎを選択する
次の画面で「アカウントを引き継ぐ」を選択してください。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
以前の電話番号かメールアドレスでログインする
事前に登録しているかつての電話番号かメールアドレスでログイン可能です。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
パスワードを入力する
事前に登録しておいたパスワードを入力すれば、新しいスマホでLINEにログインできます。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
パスワードが分からない場合
「パスワードを忘れた場合」から、事前に登録しておいたメールアドレス宛てにパスワード再設定メールが送付できます。
友だち追加設定する
ログインすると、友だち設定追加のON・OFFを聞かれます。
これをONにした場合、ユーザーの電話番号を知っている他のユーザーに、自動でLINEアカウントを見つけてもらえるようになります。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
トーク履歴を引き継ぎする
トーク履歴を引き継ぎします。
必要な方は「トーク履歴を復元」を選択しましょう。
もちろん事前にバックアップしていることが前提です。
画像引用元:LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
LINEのバックアップ&復元は以上です。
LINEモバイルで機種変更した際のデータ移行は思ったより簡単!
以上、LINEモバイルに機種変更した場合のデータ移行方法についてでした。
- 自分でデータ移行する必要がある
- LINEモバイル独自の操作はない
- どの通信会社でもやることは同じ
- AppleやGoogleなど各社の案内に従う
LINEモバイルは現在、最大2ヶ月間基本料金が0円になるキャンペーンを実施中です。
その他にもお得なキャンペーンが満載ですので、ぜひLINEモバイルをチェックしてみてください。
LINEモバイルを含む格安SIMは、設定難しいというイメージを持たれがちです。
しかし実際は、大手キャリアでも格安SIMでもデータ移行方法に大きな違いはありません。
スマホは各メーカーが、アプリは各運営会社が管理していて、通信会社は直接関わっていないからです。
格安SIMやLINEモバイルだからといって、データ移行に特別な手間はかかりません。