Liquid Retina XDRディスプレイとは?有機ELとの違いやiPhoneへの搭載予定

  • 2021年5月8日
  • by.nuko

Liquid Retina XDR

ドコモ・au・ソフトバンクは公式オンラインショップを利用すれば事務手数料不要でショップ(店舗)よりお得に購入できます。

この記事では、12.9インチ iPad Pro(第5世代)に搭載される「Liquid Retina XDRディスプレイ」について解説します。

Apple公式サイトを見て「何がいいのかよくわからない」「有機ELとの違いはなんだろう」と思った方は、この記事でLiquid Retina XDRがどんなものなのかチェックしてください!

Liquid Retina XDRディスプレイのポイント
  • 100万:1の高コントラスト
  • 最大1,600ニトの高輝度
  • 白色も黒色も得意
  • 画面焼けがなく長寿命
  • 総合的にクリエイター向けのディスプレイ

トップ画像引用元:iPad Pro – Apple(日本)

Liquid Retina XDRディスプレイとは?

12インチ iPad Pro(第5世代)

画像引用元:iPad Pro – Apple(日本)

Liquid Retina XDRディスプレイとは、バックライトの代わりにミニLEDバックライトを搭載し、従来のiPad Proを超える高い表現力が特徴のディスプレイです。

今までのiPad Proの液晶ディスプレイでは、液晶サイドにある約72個のLEDから発せられた光を導光板で偏光し、ディスプレイ全体を一気に照らしていました。

そのため、バックライトの明るさはディスプレイのどの場所でも均一です。

一方Liquid Retina XDRディスプレイでは、ディスプレイを2,596分割して、液晶の裏に敷き詰められた約1万個のミニLEDが各エリアを個別に照らします。

暗い色なら弱い光、明るい色なら強い光といったエリア毎の調節ができることで、従来の液晶より高いコントラストと輝度を実現しています。

Liquid Retina XDRディスプレイの特徴
  • 100万:1の高コントラスト
  • 1,000ニトの輝度
  • ピーク輝度1,600ニト

なお、Liquid Retina XDRディスプレイのコントラストや輝度は、約60万円するApple Pro Display XDRに迫るスペックです。

iPad Pro 12.9インチモデルで高額モニターと同等のディスプレイ環境が手に入ることは、写真編集・動画編集を生業にしている方にとっては大きなメリットになるでしょう。

Liquid Retina XDRディスプレイのメリット・デメリット

ここまで解説したLiquid Retina XDRディスプレイのメリット・デメリットを簡単にまとめると次の通りです。

Liquid Retina XDRのメリット
  • 白も黒もキレイに発色できて高コントラスト
  • 画面焼けが起きにくい
  • 最大輝度が高い
  • 視野角が広く見る角度で色が変わらない
Liquid Retina XDRのデメリット
  • 本体の厚さ・重量アップ

Liquid Retina XDRディスプレイはコントラストや輝度の高さだけでなく、画面焼けしにくいメリットもあります。

毎日長時間iPadを利用する方でも、画面焼けの心配なくたっぷり使えるでしょう。

その反面、Liquid Retina XDRディスプレイは液晶裏にミニLEDを敷き詰めるため、サイドライトを採用していた従来のiPad Proより厚さ0.5mm、重さ41gもアップしてしまいます。

そこまで大きな違いではないかもしれませんが、持ち運びが多いiPadが重くなるのはデメリットでしかないでしょう。

Liquid Retina XDRディスプレイと有機ELディスプレイの違い

iPhone 12 Pro Max

画像引用元:iPhone – Apple(日本)

続いてLiquid Retina XDRディスプレイと有機ELディスプレイの違いについて解説します。

有機ELディスプレイとは

有機ELディスプレイとは、化学反応で発光する有機化合物を利用したディスプレイのことです。

ディスプレイの画素1つ1つが発光して表示することで、様々なメリットがあります。

有機ELのメリット
  • ピクセル単位で色が変えられるため高コントラスト
  • バックライトとカラーフィルターが不要になるため薄い
  • 黒は発光しないため「真の黒」が実現できる

その反面、有機化合物を利用しているために液晶より寿命が短く、画面の焼き付きも起こりやすいデメリットがあります。

Liquid Retina XDRと有機EL比較

Liquid Retina XDRディスプレイと有機ELディスプレイを比較すると、コントラストや黒色の発色は有機ELに軍配が上がります。

比較項目Liquid Retina XDR有機EL※
コントラスト100万:1200万:1
輝度最大1,000ニト(標準)
最大1,600ニト(HDR)
最大800ニト(標準)
最大1,200ニト(HDR)
黒色の発色
白色の発色
画面焼け起こらない起きやすい
ディスプレイの湾曲×
寿命の目安約10万時間約3万時間
※:コントラスト・輝度はiPhone 12の場合

しかし、その他の項目はLiquid Retina XDRの方が優秀で、総合的に有機ELディスプレイよりもクリエイター向けのディスプレイといえるでしょう。

【2021年5月最新】Liquid Retina XDRディスプレイ搭載端末

12.9インチiPad Pro(第5世代)

画像引用元:iPad Proを購入 – Apple(日本)

2021年5月現在、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載しているのは2021年5月後半発売予定の12.9インチ iPad Pro(第5世代)のみです。

同時に発表された11インチ iPad Pro(第3世代)は非搭載なので注意しましょう。

また、リーク情報や噂では以下の端末もミニLED対応になると言われています。

ミニLED対応と噂されている端末
  • iMac Pro
  • MacBook Pro
  • iPad mini

あくまで現時点では噂レベルなので、次回以降のApple発表会に期待したいところです。

12.9インチ iPad Pro(第5世代)のスペック・価格

現在最新モデルのiPad Proのスペックは以下の通りです。

ここでは参考として、11インチと12.9インチのスペックを並べてみました。

iPad Proのスペック

項目11インチ12.9インチ
ディスプレイLiquid RetinaLiquid Retina
ミニLED
本体サイズ高さ:247.6mm
幅:178.5mm
厚さ:5.9mm
高さ:280.6mm
幅:214.9mm
厚さ:6.4mm
重量466g / 468g682g / 684g
SoCM1
ROM128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
RAM8GB / 16GB
メインカメラ広角:1,200万画素
超広角:1,000万画素
インカメラ超広角:1,200万画素
通信Wi-Fi 6 + 5G
コネクタUSB-C
Thunderbolt 4/USB4
生体認証Face ID
スピーカー4スピーカー
Apple Pencil第2世代
キーボードMagic keyboard
Smart Keyboard Folio
Liquid Retina XDRディスプレイを搭載している12.9インチ iPad Proは、最新MacBook ProやMac miniにも搭載のM1チップを採用したことでも注目されています。

M1チップは性能の高さで話題になりましたが、Macを使っていない方はいまいちピンと来ませんよね。

しかし、スマホベンチマークでお馴染みのAnTuTuでぶっ壊れ性能なスコアを叩き出しています。

M1搭載MacとiPhone 12 Proのベンチマーク比較
  • M1搭載Mac:約110万スコア
  • iPhone 12 Pro:約67万スコア
  • 12.9インチiPad Pro(第4世代):約72万スコア

2020年秋に発売されたiPhone 12 Proと比較すると、M1チップの圧倒的な性能がわかります。

この超性能がiPad Proでそのまま使えると考えると、特に動画クリエイターの方にとって最高のiPadになるでしょう。

12.9インチiPad Pro(第5世代)の価格

項目モデル11インチ12.9インチ
128GBWi-Fi94,800円129,800円
セルラー112,800円147,800円
256GBWi-Fi106,800円141,800円
セルラー124,800円159,800円
512GBWi-Fi130,800円165,800円
セルラー148,800円183,800円
1TBWi-Fi178,800円213,800円
セルラー196,800円231,800円
2TBWi-Fi226,800円261,800円
セルラー244,800円279,800円

今後iPhoneにLiquid Retina XDRディスプレイは搭載される?

iphone-12

画像引用元:iPhone 12とiPhone 12 miniを購入 – Apple(日本)

最後に、最新iPhoneにLiquid Retina XDRディスプレイが搭載されるのかについて解説します。

現在のリーク情報・噂を見る限り、iPhone 13はOLEDディスプレイになると予想されています。

また、それ以降もiPhoneにLiquid Retina XDRディスプレイが搭載される可能性は低いと考えられます。

iPhoneに搭載されない理由
  • OLEDディスプレイより分厚く・重くなる
  • 今後マイクロLED化が進む可能性大

iPhoneにミニLEDを搭載すると、現在のOLEDディスプレイより確実に大型化してしまい、使い勝手が悪くなってしまいます。

また、ディスプレイ関連の最新情報を掘り返していると、ミニLEDより高性能なマイクロLEDが2024〜25年頃には実用化されそうです。

このことから、iPhoneにLiquid Retina XDRディスプレイが搭載される可能性は極めて低いと思っていいでしょう。

Liquid Retina XDRディスプレイはクリエイター向け

今回は2021年最新の12.9インチ iPad Proに搭載された「Liquid Retina XDRディスプレイ」について解説しました。

Liquid Retina XDRディスプレイまとめ
  • ミニLEDのバックライトがエリア毎に照らす
  • 100万:1の高コントラスト
  • HDRで最大1,600ニトの高輝度
  • 画面焼けがなく長寿命
  • 総合的にクリエイター向けのディスプレイ

Liquid Retina XDRディスプレイは、ミニLEDを採用してエリア毎に照らすことで、高コントラスト・高輝度を実現しています。

2021年5月時点で唯一Liquid Retina XDRディスプレイ搭載の12.9インチiPad Proは、ぶっ壊れ性能と言える高スペックを有しています。

今までiPadで画像・動画編集する方は、ぜひ12.9インチ iPad ProのLiquid Retina XDRディスプレイを体験してくださいね!

【2021年】iPad比較|価格/スペック/サイズから見たオススメは?

ドコモ・au・ソフトバンクは公式オンラインショップを利用すれば事務手数料不要でショップ(店舗)よりお得に購入できます。

この記事を書いた人
nuko
nuko
ドコモ905iシリーズの頃から代理店でモバイルの販売中心の仕事をしてきました。 最終的には全キャリアを渡り歩いた経験を活かして、スマホ本体やプランなどわかりやすく解説したいと思います! ちなみに写真は庭先でまったりしている野良猫です(笑)