Appleの「M1チップ」とは?性能や全世代との違いをわかりやすく解説

  • 2021年11月10日
  • by.a-sato

Apple

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2020年、Mac向けのチップとして新たに登場したAppleの「M1チップ」は大きな話題となりました。

そして2021年10月、新たなMacBook Proに「M1 Proチップ」「M1 Maxチップ」が搭載されました。

本記事では、AppleのM1チップとは一体何なのか、M1 Pro・M1 Maxはどのように異なるのかなどについて詳しく解説していきます。

今後MacBookシリーズやiPadの購入を検討している人は是非参考にしてください。

AppleのM1チップのポイント
  • Appleの自社開発チップ
  • 従来製品と比較して処理速度が一気にアップ
  • グラフィック性能が最大5倍高速に
  • バッテリーの持ちが長くなった
  • M1 Pro・M1 Maxでさらに高性能に

※本記事の価格は全て総額表示

トップ画像引用元:Apple Store

M1/M1 Pro/M1 Maxの違いまとめ

Apple表参道

画像引用元:表参道 – Apple Store – Apple(日本)

現在、M1チップには「M1」「M1 Pro」「M1 Max」の3種類があります。

それぞれどのような違いがあるのかまとめました。

 M1M1 ProM1 Max
CPU8コア最大10コア
GPU8コア最大16コア最大32コア
メモリ帯域幅65.28GBps200GBps400GBps
ベンチマーク
(シングルコアスコア)
171017701780
ベンチマーク
(マルチコアスコア)
75781249612766

※ベンチマークは「GeekBench 5」のデータを参考にしています。

M1チップは、Appleが多額の費用と10年以上の月日をかけて開発したチップです。

このチップ1つに、Apple端末を快適に駆動させるためのCPU・GPU・Neural Engineが備わっています。

そして、MacシリーズにM1チップが搭載されてから性能が格段にアップしたと話題になりました。

本記事では、この3つのチップの特徴について詳しく解説していきます。

M1チップとは

M1チップ

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

まず、M1チップの特徴について見ていきましょう。

M1チップとは?
  • Apple独自開発のチップ
  • 従来よりも処理速度が最大2.8倍高速化
  • グラフィック性能が最大5倍高速化
  • バッテリーの持ちが良くなった

下記にて詳しく解説していきます。

以前のモデルにはIntelが搭載されていた

M1チップが初めて搭載されたMacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac miniよりも以前の機種にはIntelが搭載されていました。

Intelが搭載されていた時期のMacは動きが遅い・コスパが悪いなどの声が多かったですが、M1チップが搭載されてから一気に性能がアップしたといわれています。

これまでMacを使い続けていた人ほど、その変化の大きさに驚いたことでしょう。

M1は従来よりも処理速度やグラフィック性能が大きく向上

Intel搭載のMacと比べて、M1は処理速度・グラフィック性能が大きく向上したといわれています。

処理速度は最大2.8倍・グラフィック性能は最大5倍まで上がっており、「これまでのMacとは違う」と驚きの声が多かったのも納得できます。

また、M1チップを搭載した端末はコア数が多くなっただけでなく、電力効率を高めるための独自のパーツも搭載しています。

バッテリーの持ちもかなり良くなった

電力効率を高めるパーツによる働きによって、M1チップ搭載端末のバッテリーの持ちもかなり高くなりました。

Intel Core i5搭載の13インチMacBook Proのバッテリー駆動時間が10時間だとすると、M1チップ搭載の13インチMacBook Proは17時間と驚異の進化を遂げています。

外回りや出張時など充電する時間がない時にも長時間利用できるため、M1搭載端末はビジネス利用にもぴったりです。

M1 Proチップとは

M1Pro回路イメージ

画像引用元:Apple

2021年10月、Appleは新たなチップ「M1 Pro」「M1 Max」の2つが搭載されたMacBook Proを発表しました。

まだ発表されて間もないM1 Pro・M1 Maxですが、一体どのような特徴があるのでしょうか?

まずはM1 Proから見ていきます。

M1 Proチップとは?
  • M1チップよりも処理速度が1.7倍高速に
  • グラフィック性能が最大2倍高速に
  • データの転送速度がM1より約3倍高速に

下記にて詳しく解説していきます。

M1チップよりも処理速度・グラフィック性能が大きくアップ

Appleで「Pro」と名前がつく端末は、そのシリーズ内の上位モデルというイメージがありますが、M1 Proチップも同じです。

M1に比べて処理速度・グラフィック性能がかなり向上しています。

同時に電力効率も高くなったそうですが、利用する端末によっては電力効率がM1搭載端末よりも悪くなる可能性があるので注意が必要です。

これは後述にて詳しく解説していきます。

データの転送速度も3倍速くなった

前章の表にある「メモリ帯域幅」という項目を見て何だろうと思った人も多いと思います。

これはいわゆる「データの転送速度」であり、数値が多ければ多いほどデータを転送する時のスピードが速くなります。

M1 ProチップはM1チップよりも約3倍速いといわれており、データを他端末へ転送する時もよりスムーズになりました。

M1チップと比べて処理速度・グラフィック性能、そしてデータの転送速度が大きく向上しているので、画像編集やデザイン、イラストなどの制作を行う人にもぴったりです。

M1 Maxチップとは

M1Maxチップ回路イメージ

画像引用元:Apple

では次に、M1 Maxチップについて解説していきます。

「Max」という名前がつくApple端末は最上位モデルのイメージがありますが、M1 Maxチップも同じです。

特徴は下記の通りです。

M1 Maxチップとは?
  • 処理速度はM1 Proと同じ
  • グラフィック性能がM1 Proより2倍高速に
  • データの転送速度がM1 Proより2倍高速に

次の章にて詳しく見ていきましょう。

グラフィック性能が大きく向上

処理速度はM1 Proチップと同じです。

しかしグラフィック性能はM1 Proの2倍高くなっており、より高速なグラフィック処理が可能となりました。

動画や3Dゲームの画像処理もよりスムーズになるので、動画を視聴したりオンラインゲームをプレイする人にも適しています。

今までデスクトップ一択といわれていたこれらの高い負荷を伴う作業が、MacBook Proのようなノートパソコンでできるようになるのも夢ではないのです。

さらに、メモリ帯域幅もM1 Proよりさらに向上しているので、より大容量のデータの送受信がスムーズになります。

M1チップ・M1 Proチップと比べて圧倒的に性能が高いこともあり、M1 Maxチップが搭載されている端末はかなり高額です。

値段の高さがネックではありますが、性能を重視する人は是非チェックするべきでしょう。

長時間の動画編集や計算処理など大容量のデータを扱う人に◎

M1 Proと比較してグラフィック処理性能が高いM1 Maxチップが搭載された端末は、長時間の動画編集や計算処理、大容量のデータを取り扱う人に適しています。

特にグラフィック性能が非常に高いので、3Dグラフィックの映像制作やYouTubeなどに投稿する動画編集などに活用するのもおすすめです。

仕事で大容量のデータの送受信を行うことが多い人にもぴったりです。

M1チップの評判は?

M1-CPU

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

次に、TwitterでM1チップに関する口コミを集めてみました。

パソコンの性能にこだわる人達の間でもかなり好評のようですね。

コスパが良くなった

恐らくIntel搭載端末のことかと思いますが、M1チップ搭載のMacは30万の端末と匹敵するレベルの性能だそうです。

M1チップになって性能が高くなっただけでなく、コスパもかなり良くなったことがわかりますね

M1チップに対応しているソフトが少ない

ポジティブな声ばかりではなく、一方でネガティブな意見もありました。

使用するソフトの種類によっては、M1チップに対応しているものが少なすぎるという点です。

セキュリティ関係のソフトも対応していないことが多いそうなので、自分が今使っているソフトがM1チップに対応しているかどうかチェックする必要があります。

M1チップ自体2020年にリリースされたばかりのものなので、ソフトの対応が追い付いていないのも仕方ないのかもしれません。

電力効率が凄まじい

恐らくセールスフォースドットコムという顧客管理のプラットフォームだと思いますが、それを使用しているだけでなく、並行して仕事をしていても3時間で6%しか減っていなかったそうです。

バッテリーの持ちの良さに関する評価の声はかなり多いので、バッテリー駆動時間を重視する人にもぴったりだといえます。

M1チップは今までとどう違う?

MacBook Air

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

ここまでM1チップ・M1 Proチップ・M1 Maxチップの特徴について触れてきました。

次に、M1チップはこれまでとどのように異なるのか見ていきましょう。

M1チップは今までとどう違う?
  • Appleの自社開発かどうか
  • 処理速度の向上
  • グラフィック性能の向上
  • バッテリー駆動時間が長くなった
  • iOSアプリがMacで使える

下記にて詳しく解説していきます。

Appleの自社開発かどうか

M1チップ搭載Mac以前の機種はIntelが搭載されていました。

M1チップはAppleが初めて自社開発したMac向けのチップです。

前述でも触れたように、Intel搭載のMacは動きが遅い・コスパが悪いといわれていましたが、M1チップが搭載されてから一気に改善されたと評判です。

処理速度の向上

Intelと比べて処理速度が大きく上がりました。

CPUの性能が高くなることでよりマルチタスクがしやすくなるなど、複数の作業を同時に行うことができます

ビジネスで使う人にも向いている性能だといえるでしょう。

グラフィック性能の向上

さらに、グラフィック処理の性能も大きく向上しました。

映像がよりスムーズに観られるようになり、ゲーム画面などの3Dグラフィックもより滑らかに動くようになります。

ゲームや動画の視聴はもちろん、自分で映像などを制作する人にも適しているでしょう。

バッテリー駆動時間が長くなった

IntelからM1チップになったことで、バッテリーの持ちも格段に良くなりました。

口コミにもあった通り、複数の作業を同時に長時間行っていても数%程度しか減っていないという驚異の駆動時間なので、充電する時間をあまり確保できない人にもおすすめです。

iOSアプリがMacで使える

Apple純正チップになったことで、iOSアプリがMacで使えるようになりました。

Intel搭載のMacでも不可能ではありませんでしたが、開発者レベルの技量が必要でありかなり難しいです。

M1チップによってiOSアプリを複雑な作業なしに使えるようになったため、iPhoneやiPadなどの他のApple製品との連携や同期がしやすくなりました。

M1チップが搭載されているMac一覧

16インチMacBook Pro

画像引用元:16インチMacBook Pro – Apple(日本)

次に、M1チップが搭載されているMacを紹介します。

M1チップが搭載されているMac
  • 24インチiMac
  • 13インチMacBook Pro
  • MacBook Air
  • Mac mini

そして2021年10月に発表されたM1 Pro・M1 Max搭載のMacは下記の通りです。

M1 Pro/M1 Maxが搭載されているMac
  • 14インチMacBook Pro
  • 16インチMacBook Pro

この章では、M1 Pro・M1 Max搭載の14インチMacBook Proと16インチMacBook Proについて解説していきます。

14インチ/16インチMacBook Pro

14インチ・16インチMacBook Proのスペックは下記の通りです。

項目MacBook Pro 14MacBook Pro 16
ディスプレイ14.2インチ
Liquid Retina XDRディスプレイ
16.2インチ
Liquid Retina XDRディスプレイ
チップM1ProもしくはM1Max
8~10コアCPU
14~32コアGPU
M1ProもしくはM1Max
10コアCPU
16~32コアGPU
ストレージ容量512GBから8TB
メモリ16~64GB
ユニファイドメモリ
カメラ1080p HDカメラ
バッテリー最大17時間最大21時間
外部接続Thunderbolt 4ポート
SDXCカードスロット
HDMIポート
Touch ID対応
カラーシルバー、スペースグレイ

※14インチMacBook ProはM1 Maxにオプション変更することが可能です※有料

基本的に14インチMacBook ProはM1 Pro搭載であり、有料のオプション変更によってM1 Maxに変えることができます。

注目すべきはより高速になったCPU・GPUの処理速度やメモリ帯域幅、AIの学習能力の高さですが、ディスプレイの画質やカメラ・マイクの品質も向上しています。

解像度と明るさの足りない場所でも自然な色味で自分を映すことができ、マイクも雑音を減らしてよりクリアな音で聴くことができるので、ビデオ通話やオンライン会議にも適しています。

価格は下記の通りです。

容量512GB1TB
MacBook Pro 14239,800円299,800円
MacBook Pro 16
(M1Pro)
299,800円321,800円
MacBook Pro 16
(M1MAX)
-419,800円

ノートパソコンの相場を考えるとかなり高額です。

しかし、スペックは最高レベルと言っても過言ではないほどに高いので、価格にこだわらず性能を重視したい人は是非検討してみてはいかがでしょうか。

14インチMacBook Proのバッテリーの持ちが13インチMacBook Proより悪い?

前章でも軽く解説しましたが、14インチMacBook Proよりも、M1搭載の13インチMacBook Proの方が、バッテリーの持ちが高いことがわかっています。

ビデオ再生時の13インチMacBook Proのバッテリー駆動時間が最大20時間であることに対し、14インチMacBook Proは17時間となっています。

M1 Proは処理速度こそM1より優れていますが、バッテリーの持ちはあまり良くないので注意が必要です。

MacBook Proを利用する目的に合わせてどちらの端末が自分により合っているか選ぶ必要があるでしょう。

M1チップが搭載されているiPad一覧

iPad Pro 11 インチ

画像引用元:iPad のモデルを識別する – Apple サポート (日本)

M1チップが搭載されているiPadは下記の通りです。

M1チップが搭載されているiPad
  • 11インチiPad Pro
  • 12.9インチiPad Pro

iPad Proと呼ばれるiPadシリーズの上位モデルにもM1チップが搭載されています。

主なスペックは下記の通りです。

項目11インチ12.9インチ
ディスプレイLiquid RetinaLiquid Retina
ミニLED
本体サイズ高さ:247.6mm
幅:178.5mm
厚さ:5.9mm
高さ:280.6mm
幅:214.9mm
厚さ:6.4mm
重量466g / 468g682g / 684g
SoCM1
ROM128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
RAM8GB / 16GB
メインカメラ広角:1,200万画素
超広角:1,000万画素
インカメラ超広角:1,200万画素
通信Wi-Fi 6 + 5G
コネクタUSB-C
Thunderbolt 4/USB4
生体認証Face ID
スピーカー4スピーカー
Apple Pencil第2世代
キーボードMagic keyboard
Smart Keyboard Folio

ROが最大2TB、RAMが最大16GBと、ほぼノートパソコンと同レベルの性能です。

Apple Pencilが使えるので、ディスプレイ上でメモを取ったりイラストを描くことも可能です。

タブレットで持ち運びも比較的楽なので、外出先で軽く作業をしたい時にも便利ですね。

また、キーボードにも対応しているので、ノートパソコンのように使用することもできます。

M1は高性能チップ!

MacBook Air

画像引用元:MacBook Air – Apple(日本)

最後に、AppleのM1チップのポイントについてまとめます。

AppleのM1チップのポイント
  • Appleの自社開発チップ
  • 従来製品と比較して処理速度が一気にアップ
  • グラフィック性能が最大5倍高速に
  • バッテリーの持ちが長くなった
  • M1 Pro・M1 Maxでさらに高性能に

AppleのM1チップは、Appleが自社開発したMac向けのチップです。

M1チップ搭載端末以前のものは、全てIntelが搭載されていました。

Intelの時に比べてCPU・GPUの処理速度が格段にアップしており、バッテリーの駆動時間も大きく向上しました。

また、2021年10月に発表されたM1 Pro・M1 Maxチップは、M1よりさらに高性能なチップとなっています。

その分価格も高いですが、性能をより重視する人はもちろん、デザインやイラスト制作、映像編集などの作業を行う人にも適しています。

自分の用途に合わせて、是非ぴったりな端末を選んでくださいね。

キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。

この記事を書いた人
ライター歴5年。 iPhoneとXperiaの2台持ちで現在はドコモ。 ライターになる前は3年間携帯ショップの代理店で勤務。 愛猫と戯れるのが最大の癒し。