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Appleの「M1チップ」とは?性能や全世代との違いをわかりやすく解説

  • 更新日:2023年9月14日
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  • ※本記事は2023年9月14日に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

本記事では、iPhoneシリーズが話題のAppleの独自設計チップ「M1チップ」について解説しています。

M1チップが初めて登場したのは2020年11月。

当初はAppleの独自設計チップというだけで大きな話題になりました。

しかし月日を重ね、現在はM1 ProやM1 Maxなど新しいものも続々登場しています。

2022年3月9日にはM1 Ultraも発表されました。

ProとかMaxとかUltraとか……正直どの順番にすごいのかもわかりにくですよね。

そこで、そもそもM1チップとは何なのか、そして種類ごとの違いについて簡潔にまとめました。

M1チップまとめ
  • 2020年11月に初登場
  • MacにもiPhone向けアプリを提供可能になった
  • 現在のM1チップは4種類
  • Mac Pro以外のMacはすべてM1チップになっている

トップ画像引用元:Apple Store

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M1/M1 Pro/M1 Max/M1 Ultraの違いまとめ

Apple表参道

画像引用元:表参道 – Apple Store – Apple(日本)

まずはM1、M1 Pro、M1 Maxの違いについてまとめます。

簡単にいうとパフォーマンスが違います。

M1 Ultra、M1 Max、M1 Pro、M1の順に優れています。

M1M1 ProM1 MaxM1 Ultra
CPU8コア最大10コア20コア
GPU8コア最大16コア最大32コア最大64コア
メモリ帯域幅65.28GBp/s200GBp/s400GBp/s800GB/s
ベンチマークスコア
(シングルコアスコア)
1710177017801793
ベンチマークスコア
(マルチコアスコア)
7578124961276624055

ベンチマークスコアはGeekBench 5での結果を参考にしています。

ベンチマークスコアとは処理能力の高さを示すものです。

処理能力の高さは、人間でいうところの「頭の良さ」にあたります。

処理能力が高いものほど難しい処理も高度かつ素早くこなせるように。そのため、動作の快適さなどに直接関わってきます。

M1のベンチマークスコアも十分高いのですが、CPU・GPUのコア数やメモリ帯域幅の増加に比例して、さらに数値が伸びていっていることがわかりますね。

M1チップとは

M1チップ

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

M1チップとは、Appleが独自に設計したチップのことです。

2020年11月に初めて発表されました。

それまでAppleの独自設計チップといえば、iPhoneなどに搭載されているAシリーズが有名でしたが、それらはあくまで「スマホ向け」。

対してM1チップは、Macに搭載するための「パソコン向け」です。

M1チップが出るまで、MacにはIntelチップが搭載されていました。

しかし「スマホ向け」チップも「パソコン向け」チップもAppleが設計したものに統一されたことで、iPhone・iPad向けのアプリをMacにも提供できるようになったのです。

M1 Proチップとは

M1Pro回路イメージ

画像引用元:Apple

M1 ProはM1の上位互換です。

GPUやメモリ帯域幅が向上したことにより、M1チップよりも高いパフォーマンスが期待できるようになっています。

M1 Maxチップとは

M1Maxチップ回路イメージ

画像引用元:Apple

M1 Maxは、M1 Proの上位互換です。

M1 Pro以上の高パフォーマンスが期待できます。

【最新】M1 Ultraチップとは

M1 Ultra

画像引用元:Mac Studio – Apple(日本)

M1 Ultraとは、M1 Maxの上位互換です。

2022年3月9日に発表された最新のM1チップです。

M1 Maxを2基連結しています。

GeekBench 5のシングルコアスコアはM1 Maxとほぼ同等(約1,800点)でしたが、マルチコアスコアは倍の値に。

M1 Maxが約12,000点だったのに対し、M1 Ultraは約24,000点でした。

M1M1 ProM1 MaxM1 Ultra
CPU8コア最大10コア20コア
GPU8コア最大16コア最大32コア最大64コア
メモリ帯域幅65.28GBp/s200GBp/s400GBp/s800GB/s
ベンチマークスコア
(シングルコアスコア)
1710177017801793
ベンチマークスコア
(マルチコアスコア)
7578124961276624055

M1チップの評判は?

M1-CPU

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

M1チップが登場してから1年以上が経ちましたが、評判は上々です。

実際にGeekBench 5でのベンチマークスコアが高いですし、IntelチップからM1チップに変わったことでMacが避けられるようになった様子はありません。

ただしM1チップにも新しいものが次々と出てきていますので、古いM1チップの評価は相対的に落ちてきています。

初登場時の2020年ならともかく、M1チップというだけで話題になったり驚かれたりする時代はとうに過ぎました

当初はM1チップでは動かないソフトの多さも話題になっていましたが、この問題もM1チップが浸透したことで落ち着きつつあります。

良くも悪くも、M1チップは身近で当たり前のものになりつつあるのです。

M1チップは今までとどう違う?

MacBook Air

画像引用元:13インチMacBook Pro – Apple(日本)

M1チップはAppleが設計したチップです。

かつてIntelチップが使われていたMacにM1チップが搭載されたことで、iPhone・iPad向けのアプリをMacにも提供できるようになりました。

またIntelチップ時代の旧型Macよりもパフォーマンスが向上し、電力効率も良くなったといいます。

ただ旧型Macと新型Macを比べた時に差が出るのは当たり前のことですし、一口に「M1チップ」や「Intelチップ」といっても種類がありますから、どちらがより優れていると断言できるものではありません。

例えばMacの最上級モデルであるMac Proには、Intelチップが搭載されています。

M1チップが搭載されているMac一覧

16インチMacBook Pro

画像引用元:16インチMacBook Pro – Apple(日本)

現在Apple Storeで販売中のMacは、Intelチップ搭載のMac Proを除いて、すべてM1チップ搭載です。

M1チップ搭載Mac
  • MacBook Air
    M1
  • MacBook Pro 13インチ
    M1
  • MacBook Pro 14インチ
    M1 Pro / M1 Max
  • MacBook Pro 16インチ
    M1 Pro / M1 Max
  • 24インチMac
    M1
  • Mac mini
    M1
  • Mac Studio
    M1 Max / M1 Ultra

パフォーマンスはM1 Ultra、M1 Max、M1 Pro、M1の順に高いです。

M1 Ultra搭載なのは、現状ではMac Studioのみとなっています。

これまで他のMacとMac Proの差が大きすぎるという問題があったのですが、Mac Studioはその間を埋める存在として期待されています。

M1チップが搭載されているiPad一覧

iPad Pro 11 インチ

画像引用元:iPad のモデルを識別する – Apple サポート (日本)

これまではiPad Proのみでしたが、2022年3月9日に発表された新型iPad AirにもM1が搭載されました。

M1チップ搭載iPad
  • iPad Pro 11インチ
    M1
  • iPad Pro 12.9インチ
    M1
  • iPad Air
    M1

iPadにはM1 Pro以上が搭載されているものはありません。

次のiPad ProにはM1 Pro以上が搭載されることに期待したいですね。

とはいえ、iPadのパフォーマンスがこれ以上向上したところで何に使うんだという領域にすでに入っているのですが。

M1は高性能チップ!

以上、Appleの独自設計チップ「M1チップ」についてでした。

M1チップまとめ
  • 2020年11月に初登場
  • MacにもiPhone向けアプリを提供可能になった
  • 現在のM1チップは4種類
  • Mac Pro以外のMacはすべてM1チップになっている

現在はM1、M1 Pro、M1 Max、M1Ultraの4種類が存在します。

CPU・GPUのコア数とメモリ帯域幅が向上していっており、その結果はGeekBench 5のベンチマークスコアにも表れています。

一方、Macの最上級モデルであるMac ProにはまだIntelチップが搭載されているなど、「M1チップだから絶対的に優れている」とは言えません。

それにIntelだって日々新しいものを製造しています。

それでも「パソコン向け」チップをAppleが独自設計したことは大きいです。これにより、iPhone・iPad向けアプリをMacにも提供できるようになったのですから。

また、2022年3月9日にはM1チップ搭載の新型iPad Airが発表されたように、M1チップの敷居はどんどん低くなっています。

今後も普及率が上がっていくことは間違いないと見て良いでしょう。