M2チップとは?M1との違いを比較&搭載機種や性能を解説

  • 2022年6月18日
  • by.affiprecious

M2

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2022年6月7日、Appleから次世代SoCである「M2チップ」が発表されました。

非常に好評だったM1チップの後継モデルだけに、その性能には大きな注目が集まっています。

そこで本記事では、M2チップとM1チップの違いについて徹底解説。

発表時点の性能や搭載機種なども網羅していますので、Appleの最新情報に興味がある方はぜひご覧ください。

M2チップまとめ
  • 発表されたのは2022年6月7日
  • 搭載機種は2022年7月発売のMacBook Airと13インチMacBook Pro
  • 5nmで製造された最新チップ
  • CPUは8コアで、M1チップよりも18%処理性能が高い
  • GPUは最大10コア。M1よりも最大35%高性能に
  • メモリは最大24GB。M1チップよりも8GB増加
  • メモリ帯域は100GB/s。M1よりも50%増加

トップ画像引用元:Apple (日本)

M2チップとは?

M2

画像引用元:Apple、画期的なパフォーマンスと能力を備えたM2を発表 – Apple (日本)

M2チップは、Apple社が新たに開発したSoCです。2022年6月7日に発表されました。

基本的にパソコン向けのチップではありますが、前モデルのM1チップはiPadにも搭載されています。

M2チップの大きさはM1チップとほとんど変わりません。そのため、Macはもちろん、iPadにも搭載される可能性が非常に高いと言えるでしょう。

5nmで製造された最新チップ

M2チップは、5nmプロセスで製造されたAppleの第2世代シリコンです。

しかし、この情報だけでは何が凄いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

「5nm」は10億分の5mのサイズで、SoCの配線の太さを示しています。

配線の太さがフォーカスされている理由は、配線が細いほどトランジスタを多く設置できるからです。

非常に乱暴な言い方ではありますが、SoCの処理性能は搭載されているトランジスタの数が多いものほど優れています。

それならばいくらでもトランジスタを置けばよい、という話になりますよね。しかし、SoCはスマホやパソコン内部の部品ですから、搭載できる面積は有限です。

この面積を増やすことは難しいため、SoCの性能は決められた面積にどれだけのトランジスタを置けるかが重要になってきます。

前モデルのM1チップは7nmで製造されていました。一方、今回のM2チップは5nmと配線が2nm細くなったため、より多くのトランジスタが置けるようになったのです。

たった2nmの差ですが、M2チップに搭載されているトランジスタの数は200億個以上にのぼります。

これは、M1チップよりも25%も多い数値です。

ちなみに配線の細さは、トランジスタ以外の電子部品にもメリットをもたらします。

たった2nmの違いですが、配線が細いということがいかにSoCの性能に影響を与えるのかがわかりますね。

M2チップには8コアのCPUを搭載

M2チップには、8コアのCPUが搭載されています。このうちの4つは、高い処理能力を備えているコアです。

一方、残りの4つはそこまで大きな処理性能は備えていません。しかし、低い電力でもより効率的な処理を行うことができます。

このように処理能力が違うコアを採用した理由は、省電力化のためです。

処理能力が高いコアは、処理性能こそ抜群ですが、どうしても消費電力も大きくなってしまいます。

しかも、パソコンで行われる処理の多くは、そこまで処理能力を必要としないものばかり。高性能なコアは大量の電力を消費しつつ、その実力を持て余しがちなのです。

しかし、M2チップのように2種類のコアを採用し、細かい処理を電力効率の良いコアに処理させれば、より少ない電力でも同じことができます。

M2チップは高い処理性能はもちろん、省電力化も図られているSoCだということですね。

GPUは10コア

M2チップのGPUは最大10コアです。

M1チップのGPUは最大8コアですから、コアが2つ追加されたことになります。

コア数が多いほどにGPUの性能は上がるものです。そのため、M1チップに比べてM2チップは、最大25%高いグラフィック性能を実現しました。

なお、最大電力レベルでは最大35%のグラフィック性能の向上を達成しています。

M2チップとM1チップ比較|何が違う?

画像引用元:M2搭載MacBook Air|Apple

最新のM2チップと前モデルであるM1チップとの性能差を比較してみましょう。

M2チップを搭載したMacBookがまだ発売されていないため、ベンチマークの比較はできませんが、CPUやGPUの性能はすでに公開されています。

 M2M1
CPU8コア8コア
GPU最大10コア最大8コア
最大メモリ数24GB16GB
ベンチマークスコア
(シングルコアスコア)
不明1710
ベンチマークスコア
(マルチコアスコア)
不明7578

CPUのコア数は同じですね。

GPUはM2のコア数が2個増加しており、メモリ数も8GBの違いがあります。

では、上表の項目をより詳しく見ていきましょう。

CPU性能

M2チップのコア構成は、高性能コアが4つ、効率コアが4つ。これはM1チップも同じですね。

しかし、Appleの公式サイトによれば、M2のマルチスレッド性能はM1に比べて18%アップしているとのこと。

また、10コアCPUが搭載されたWindowsPCと比べると、電力は4分の1で1.9倍処理が速いということです。

ちょっと残念ですが、M2チップはM1チップに比べて、そこまでCPU性能がアップしているわけではなさそうですね。

GPU性能

M2チップのGPUは最大10コアです。M1チップの最大8コアに比べて2コア増加しています。

このコア数の違いによって、同じ電力レベルでは処理性能が最大25%、最大電力レベルでは最大35%増加していると、Appleは発表しています。

また、Windowsノートパソコン用チップのグラフィック性能に比べ、M2は5分の1の電力で2.3倍の処理性能を持っているとのことです。

メモリ

待望のApple社製シリコンとして大絶賛を受けたM1チップ。一方で、最大16GBというメモリは物足りないと言われていました。

そのためか、最新のM2チップの最大メモリ数は24GBと8GBも増加しています。

また、M2チップのユニファイドメモリ帯域幅は100GB/sに。M1の65.28GBp/sに比べて50%もアップしました。

メモリ帯域幅とは、メモリが1秒にどれだけのデータを転送できるかを表す指標です。

メモリ数も転送速度もアップしているため、M2チップのメモリ性能はM1に比べて大きく向上したと言えるでしょう。

M2チップを採用している製品は?

M2チップを採用しているApple製品は下記のとおりです。

M2チップ搭載製品
  • MacBook Air
  • 13インチMacBook Pro

両機種ともに発売時期は2022年7月ですが、詳細な日程はまだ不明です。

なお、2022年秋に発売が予想されている最新iPad Proにも搭載されるという噂もあります。

M2の詳細ベンチマークは続報に期待!

本記事では、Appleの最新SoCであるM2チップについて解説しました。

M2チップまとめ
  • 発表されたのは2022年6月7日
  • 搭載機種は2022年7月発売のMacBook Airと13インチMacBook Pro
  • 5nmで製造された最新チップ
  • CPUは8コアで、M1チップよりも18%処理性能が高い
  • GPUは最大10コア。M1よりも最大35%高性能に
  • メモリは最大24GB。M1チップよりも8GB増加
  • メモリ帯域は100GB/s。M1よりも50%増加

M2チップが搭載された製品がまだ発売されていないため、ベンチマークはまだ明らかになっていません。

とはいえ、登場時に大絶賛されたM1チップよりもさらに性能がアップしているため、ベンチマークにも期待できそうですね。

また、M1チップの弱点と言われていたメモリ数が改善されていることも注目ポイントの1つです。

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この記事を書いた人
ライター歴3年の青森県出身。趣味で始めたFXが軌道に乗ったのを機に退職し、いろんなことにチャレンジ中。 最近では趣味のガンプラも仕事の1つに加えてやりたい放題の人生を満喫している。トレーダー兼モデラー兼ライターという日本に3人くらいしかいない肩書の人間。 iPhoneよりiPadが好き。